西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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11/03/08(火)

[]原因はどこ 19:46 原因はどこ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 原因はどこ - 西川純のメモ 原因はどこ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 問題の原因はどこにあると考えることで、そこからの対応が違います。そして、『学び合い』の場合、普通とだいぶ違います。たいていの先生は問題のその子を何とかします。が、『学び合い』では、集団を何とかしようとします。

 場面緘黙の子がいたとします。善意の先生は、その子に言葉の指導をします。でも、その子は家ではしゃべれるのですから、言葉の能力の問題ではないですよね。また、その子に勇気づけをしたりします。つまり、その子の問題だと考えるからです。確かにそれもあるかもしれません。でも、その子を何とかして何とか出来るものだったら、とっくのとうに変わっているはずです。おそらく、教師の何百倍、何千倍も実の親が勇気づけしているのですから。

 その子が変わる可能性と、その子以外の子ども「たち」が変わる可能性とどちらが高いでしょうか?明らかに、その子以外に変わりやすい子どもはかなりの人数はいるはずです。家の人とはしゃべれるのですから、家の人と似たような人であると認識してもらえばいいのです。ではどうしたらいいか?

 そんなの分かりません。その子が場面緘黙になる原因は様々なのですから、様々な子どもが様々に関わりながら「ビンゴ」を探すしかありません。今のところ、専門家でさえ「ビンゴ」方法を見いだせないのですから。だから、先生が「その子」に話し方を教えたり、「大丈夫よ」と連呼するよりは、まし、だと思うのです。

 また、子どもがきつい言葉を同級生に発していたとしたら。おそらく、多くの教師は、きついかきつくないかが子どもが分からないと考え、言葉遣いを教えようとします。でも、きついかきつくないか子どもは分からないのでしょうか?私は分かっていると思います。だって、そのような言葉を使う子どもだって、相手によって言葉を換えているはずです。だから、きついかきつくないかを知っていないのではなく、きつい言葉を押さえようと「する気」がないのが原因です。では、その子に「きつい言葉はやめよう」と連呼したら直るでしょうか?私はそう思いません。

 おそらく、その子が変わるより、その子の周りの子どもが変わる方が可能性が高い。その子が、きつい言葉をかけるのを押さえようと思えるような人に、周りの子どもが変わる方が可能性が高い。ではどうしたらいいか?そんなのわかりません。その子がきつい言葉を発する原因は様々なのですから。様々な子どもが様々に関わりながら「ビンゴ」を探すしかありません。

 学級崩壊にせよ、不登校にせよ、問題の子どもを何とかするより、周りの子どもを何とかする方が可能性が高い。と『学び合い』では考えています。

 じゃ絶対?と聞かれたら、そうは断言できません(解決した事例だったら山ほどありますが)。でも、そう言われたら逆に聞くのは、「じゃ、あなたは絶対な策があるの?」と聞きます。ありませんよね。ましてや、教師が必ずしもその道の専門家ではありません。であれば、クラスみんなで関わりながら解決する方が「まし」と思うのです。

 その際、大事なのは、それを解決することが自分にとって「得」であることを子どもたちに納得させることです。道徳の徳目では人は動きません。実は道徳とは、多くの人にとって「得」な合意点であることを理解させねば。それが何よりも大事です。それがなければ、どんな方法も無意味です。逆に言えば、それさえあれば、どんな方法であっても、そして、それがなくても解決に結びつきます。だって、教師が示す方法が最善であることはあまりないですから。結局、教師が例示したとしても、それを超える様々な方法を子どもが案出し、試みるしかないのです。

 ということを本日の個人ゼミで話しました。

o4dao4da2011/03/08 21:22得の説明を見失っています。あれている子たちに、どう説明されますか。

katunori-skatunori-s2011/03/08 21:34「自力解決」(いわゆる問題解決型学習)について,「まさに!」と思います。全国的なのでしょうか。
「携帯でカンニング」について,もちろん先生は肯定なさっているわけではありませんよね。ルール違反だし卑怯ですから。しかし,「何でもオーケー」の試験方法にも興味があります。
ところで,o4daさんがおっしゃる「得」について,自分も興味があります。おもしろいテーマをいただきました。

jun24kawajun24kawa2011/03/08 21:43おそらく、「その子」を思い浮かべて説明を考えていません。でも、そりゃ難しいのは当たり前。でも、問題の本体はそこにあるのではありません。そこそこやっている子に説明できればいいのです。それだったら手引き書レベルでも分かる子は少なくないと思います。

sakusaku0428sakusaku04282011/03/09 06:08入試という状況で、「yahooの知恵袋」はアウトですが、入試ではなくて単純に解決方法の1つ、ということであれば面白い方法だとも思いました。
私は、中国語が書かれたお菓子のお土産をいただいたときに、そこに書かれている内容が気になって、一度だけ「知恵袋」で質問してみたことがございます。いまだにスッキリとした解答は得ていませんが、いつかスッキリするときもくると思っています。

ちなみに、大学生のときに、「何の本を持ち込んでもOK。弁当持参。終わり次第提出して帰ってよし。」という地学のテストがありました。鉱物の結晶図を書いたりしていたと記憶しています。メチャメチャ難しく、今でも「自分は正解していたのか?」という疑問がわき起こってきます。

karakusa01karakusa012011/03/09 06:24>学級崩壊にせよ、不登校にせよ、問題の子どもを何とかするより、周りの子どもを何とかする方が可能性が高い。と『学び合い』では考えています。

実践していながらも、この考え方がぶれることがあります。

>クラスみんなで関わりながら解決する方が「まし」と思うのです。

そうです。そうでした。また、子ども達に謝罪して、語ります。
ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2011/03/09 06:31sakusakuさんへ
 そうそう、私のイメージしているテストにあっている。
karakusaさんへ
 私もそうです。でも、色々やっても、結局、基本に戻るしか凡夫の「私」には無理だと思うのです。軸がぶれることが無くなることは今後もないと思いますが、経験するに従って、ぶれてから基本に戻るまでの時間が短くなることは確かです。

karakusa01karakusa012011/03/09 21:36ありがとうございます。基本をしっかり、そして基本に帰る。
やはり大切ですよね。心がけます。

jun24kawajun24kawa2011/03/10 06:34期待しています。
もうそろそろ、全開に復帰ですよね。