西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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10/11/23(火)

[]次 22:43 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一部のゼミ生さんより、私が元気を無くしていると見られたようです。で、原因は、わくわく感がないのです。

 私は研究者です。探検家と同じように、不可能というものにぶち当たって、それを乗り越えることによってアドレナリンが湧きます。が、最近、ふと私に何が残っているかと自問することがあります。研究業績は、論文も著書も学会賞も、おそらく、平均的な研究者の一生分の十倍以上はあります。職階も教授です。これ以上となると大学管理職ですが、魅力は全くありません。だって、私が現在達成しようとすることは日本を変えることなのですから。大学をどうこうすると言うことになんて魅力はない。

 多くの教師が悩むこと、研究者が分からないこと、これに対して、かなり事をを理論とデータによって語れるようになりました。理科教育学が私のもともとの専門ですが、ありとあらゆる教科に対して語れるようになりました。こんなになるとは、二十年前には想像もしませんでした。でも、当たり前です。『学び合い』という考え方を得れば、それは可能です。あたかも、中世において粒子論の考え方を持った科学者と同じです。最も大事なキーコンセプトを得ているかいないかは決定的です。

 不遜ながら、今の私に分からないことはありません。ま、教師一人で抱え込んでいる人が多い時代において、子どもと一緒にやればいい、と分かる人の差なのですから。私が偉いのではなく、馬鹿馬鹿しい囚われから解放されている凡夫なのです。

 今の状態は、私にとっては、詰むに決まっている詰め将棋をやっているようなものです。もちろん、詰むまでには色々な苦労や、紆余曲折があることは分かっています。でも、詰むと言うことは明白なのです。今私の頭の中で考えるのは、50手で詰むのを30手、25手で詰むにはどうしたらいいかを考えているのです。それに意味があることは十分に分かっています。現実の学級には苦しんでいる子がいて、そのことのためには、一分、一秒でも短くすべきです。でも、日本全国の同志の動き方を見るにつけ、私自身がどうのこうのというレベルをもうしばらくしたら脱することは明白です。いや、直近の西川ゼミの姿を見れば、もう、私の存在なんてちっぽけなものです。凄すぎるのです。

 そんなことはありません。今大変なんです。と思われる方も多いでしょう。でも、この数ヶ月、そして、この数年の動きを考えてください。その凄さは実感できるでしょう。現実の人と向き合い、それと立ち向かっている同志は大変です。私が分からないのは、その同志のために、私が何が出来るだろうか、ということが分からなくなってきたのです。今のままでも十分だと思います。でも、私は満足できません。

 私は今までどんな方にも誠意を持って対応してきました。誇りです。そして、今後もそれは続けます。が、全国の同志、そして西川ゼミのみなさんに、それを越えた何かを私が出来るだろうか、と。私はゼミ生に「日本を変えろ」と求めます。もちろん、彼らにそれを求められることはしている自負はあります。でも、その上の次元を求めて、次の課題を自らに求めるのが教師です。それを求めてゴチャゴチャとしているのです。

 直感があります。今までは課題を求めていました。でも、課題が私を捜し出しそうな気がします。

[]千葉の会 17:00 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 千葉の会の方より、以下の案内を頼まれました。お誘いします。

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 第2回『学び合い』千葉の会について、お知らせします。

日時:11月27日(土)13:00〜16:00 この日は大阪の会や山梨の会も開催されていますが、第1回から2ヶ月経ちますので、千葉でも行います。

場所:木更津工業高等専門学校

学び合い』に興味/関心がある方ならどなたでも歓迎します。いまのところ考えているのは、(もちろん参加される方々によっては、変更もありえます)

•模擬授業(数学、高専1年生の内容)

•参加者のみなさんの質問、疑問なんでもトーク

•今後の千葉の会へ向けての話し合い、あるいはフリートーク

 などを考えています。もちろん、参加されるみなさんで、「これやってほしいんだけど」などのアイデアがあれば、私宛(以下のアドレス)にメールしてください。申し込みは11月24日(水)までに、bbcsuzuki☆gmail.com(☆を@にかえてください。迷惑メール防止のため)へメールをお願いします。

千葉県内にも『学び合い』について語り合える場ができればと思っています。

[]本を忘るな 16:55 本を忘るな - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本を忘るな - 西川純のメモ 本を忘るな - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「西川流の『学び合い』ではなく、我が校の『学び合い』を目指そう」という方がいます。顔には出さないようにしていますが、ガッカリします。おそらく、その方は私が『学び合い』の手引き書で例示した方法が「西川流」なのでしょう。でも違います。『学び合い』は以下の『学び合い』の学校観と子ども観に凝縮されています。

「学校は、多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場」であるという学校観。

「子どもたちは有能である」という子ども観。

授業観はその帰結です。さらに言えば、学校観も「学校」という限定を外せば、組織論であり、経営論であり、生き方とも言えます。

授業の形態はそこから導かれるものであり、現在も進歩しています。我々が初期に開発した授業の形態は、現在では従来指導型『学び合い』と私が言っているものです。しかし、そうであっても、その基礎となる学校観と子ども観は不動です。それ故に、従来指導型『学び合い』であって、『学び合い』型従来指導ではないのです。

私がこだわっているのは、考え方であって、方法ではないのです。

 茶道の千利休の利休百首の最後に以下の歌があります。

規矩作法守りつくして破るとも離るるとても本を忘るな

 「規矩作法」は影に過ぎません。「本」が本体です。私が手引き書で例示した方法はどんどん破って良いですし、離れて結構です。いや、それに関しては、西川ゼミが常に最先端を突っ走っていると自負しています。ドラッカーも述べているように、最先端を走っている企業は、自らの製品を否定し、乗り越えることが非常に効率の良い戦略です。その製品の長所・限界をもっとも知っているのは自分なのですから。ただし、「本」を忘れてはいけません。それは学校観や子ども観です。

 破り、離れても結構です。でも、何のために学校に来ていると子どもに語っているかを自問してください。そして、自らが破り、離れている原因は、実は子どもの能力を低く見るためではないかを自問してください。最後に、その破り、離れたことによって、一人も見捨てないという願いに応えているか自問してください。

twoyoshitwoyoshi2010/11/23 17:59いや〜この最後のメモがすごい。切れまくってますね〜。痺れました。でも、わからない人には全くわからないんですよ、残念ながら。

jun24kawajun24kawa2010/11/23 18:01ま、分からないのも芸の内ですから。

twoyoshitwoyoshi2010/11/23 18:19この返しも凄い!先生、完全にOSをバージョンアップされましたね。

MugenMugen2010/11/23 18:20私自身にとって、非常にタイムリーなメモに深く感謝です。
いくつか確認させていただきたいことがありますので、後ほどメールさせていただきます。

jun24kawajun24kawa2010/11/23 18:59twoyoshiさんへ
OSのバージョンアップというより、バグの除去ですかね。
Mugenさんへ
お待ちしております。

ghjalghjal2010/11/23 19:14状況は良くはわからないけれども、いつも自問自答している内容です。でないと折れそうになるからです。折れてしまえば楽なのかもしれません。でも知ってしまったのです。戻れないところまで来てしまいました。

jun24kawajun24kawa2010/11/23 22:45冷静に考えてね。
個々の問題はあるけど、5年先、10年先に不安はある?
無いでしょ。
大義は我にあります。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2010/11/23 23:08いつも、ありがとうございます

次のテーマは「世界を変える」では、いかがですか?

私は『学び合い』について学んでいく中で、『学び合い』の考え方を、

「一人も見捨てない組織や社会創り」

に取り組んでいる企業や団体に伝えれば、社会は変わっていくのでは?と思うようになりました

学校以外の組織でも『学び合い』を求めている組織は多いと思っています

一方で、欧米や中東のように

「基本的に一つの価値観を信じている社会」

と『学び合い』は折り合いをつけられるのかな?という疑問を持つようになりました

「一つの価値観」に従って生きている人たちは、迷いがない分、力強く感じます

そういった人々に対して

多様な価値観と折り合いをつけることの大切さを説く

『学び合い』

を伝えていけるのかな?と思っています

先生の悩みとは見当違いだったら大変失礼しましたが、

『学び合い』の可能性は大きいのではと思っています

私なりの『学び合い』の広め方、伝え方をこれからも模索して生きたいと思っています

ありがとうございました

twoyoshitwoyoshi2010/11/23 23:38課題が私を捜し出す…。先生、やはりデバッグのレベルではないですよ、確実にマインドセットが変わっていますよ。やばいやばい。

jun24kawajun24kawa2010/11/24 06:47Kyoさんへ
 それを一言宣言したら、私の出張の範囲は広がり、体が持ちません。
twoyoshiさんへ
 私が新たな課題を見出すとどうなるかお分かりですよね。ふぉふぉふぉ

jun24kawajun24kawa2010/11/24 22:21tontanさんへ
私のメモのどこに反応されているのか分からないので教えてください。「OSのバージョンアップ」とはゼミ内での話題に合わせた言葉で、他の方には分からない内容だと思います。また、バグの除去とは「OSのバージョンアップ」ほどのレベルではないという意味で、それは「OSのバージョンアップ」に関連したことです。これは、コメントした同士の中で通じる内容です。ですので、tontanさんが何を意味していると解釈しているのか分かりません。また、「学級に置き換えれば」とは、どのような意味なのでしょうか?そして、「分からないのも芸の内」とは、従来指導型『学び合い』の手引きの最初の部分に書いたことで、分からない人を否定するなという文脈で書いた言葉です。いずれにせよ、tyoyoshiさんとの個人的なコメントなのです。そのことが何故、上記のようにとらえられるか分かりません。ご不快にさせたなら、お詫びします。とにかく、何を憤っているのか全く分からないのです。

kuramukuramu2010/11/24 23:40横から失礼します。
活字というのは誤解を生じやすいものですね。どんなに温かい気持ちを込めて打っていても、ある状況に置かれている人にとっては厳しい言葉に感じられたりする・・・ 大変な忙しさの中で公開されているブログでしょうから、いくら“校長”でも毎回すべての人に理解・受容できるように書くのは非常に難しいと思います。何も書くなというなら別ですが… 私は楽しみに読ませてもらっているので、それは困ります…。
完璧はあり得ませんから、それこそ学び合っていきたいところです。せっかくより良い教育を目指す者同士、傷つけ合って足を止めることのないように・・・

jun24kawajun24kawa2010/11/25 02:33ありがとうございます。慌てて補足メモを本日、アップしました。

tontan2tontan22010/11/25 06:59改めて書き込みを削除させていただきました。
大変失礼しました。

jun24kawajun24kawa2010/11/25 18:39いえいえ、無神経なのは治らぬ病ですから。いらざる誤解が広がらなくてすみました。ありがとうございます。