西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/12/31(木)

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 第二の予想は、全ての情報はビットに還元され、無料になるというものです。これは多くの人が言っていることなので、改めて書きません。私個人に関してのことです。ネットブックに関してです。

1)日本の幼稚園先生は10万人、小学校40万人、中学校30万人、高等学校30万人です。そのうち高校の先生は教育書を殆ど買いません。また、中学校の先生も理学部とか文学部出身の先生方も買いません。買うのは、教科の背景とする学問の本です。従って、教育書の読者層は60万人ぐらいと考えて良いと思います。

2)アマゾンで調べましたが、日本で今年1年発売された教育書は3000種類です。

3)教育出版社のビジネスモデルは、1年間に2000冊を売り切ることが出版の条件となっているそうです。

 さて、2)と3)から、新刊書3000種が出版されたと言うことは、それぞれの出版社は思惑の総計は、600万冊が売れるだろうということです。読者層の60万人で除すれば、一人あたり10冊を買うことによって成立する分けです。馬鹿馬鹿しいと思いませんか?教師の方は思い起こして下さい。職員室で机を並べている人たちの棚を思い起こして下さい。平均的な教師が、「教育」の新刊書を10冊買うでしょうか?本の売れ方は平均的に売れると言うことはなく、売れる本は売れるが、売れない本は売れません。それは指数関数的に減少します(おそらくはべき乗則)。結果として、1年間に2000冊を売り切れるのは、ある種特殊な本だけとなります。具体的には、地方都市の個人経営の書店の店頭に並べられる本をイメージして下さい。あれです。でも、各出版社は同じようなことを考えているのですから、似たような本ばかりが出ると言うことになります。ちょいと昔だったら、出版社も数年がかりで売ろうという構えも出来ましたが、それも出来ないほど厳しい状態なのだと思います。大変だと思います。

 今の『学び合い』は時代に先行しすぎているので、本という媒体では書けない話題が多いのです。

それにしても現状のビジネスモデルは、かなり無理があるように思います。これを乗り切るには、紙という媒体を離れて、出版する単価や、維持する単価を限りなく0にします。それによって単価を安くするのです。例えば、200ページぐらいの本が100円ぐらいにするのです。

 私が提案し、出版社からは採用されない具体例は以下の通りです。

 著者はワードや一太郎で完成版を作ります。つまり、フォントや写真なども著者が作成するのです。

 出版社は、それを読んで、出版社としてオーサライズに値する本であるかを判断します。また、著作権違反や、個人情報保護をチェックし、人権侵害はないかをチェックします。それがOKになれば、出版社のサーバーにアップします。アップすると自動的にpdfファイルに変換します。ユーザがネットブックを購入すると、そのpdfを閲覧できるようになるのです。著者は、常に自信の本のファイルにアクセスし、バージョンアップできるようにするのです。つまり、読者は常に最新版を読めるのです。誤字脱字も、ゆっくりとチェック出来ます。希望する人は500円程度でpdfを“簡易”製版してもらい、郵送してもらえるサービスもあります。もし、このようなサービスを複数の出版社が協働して行えば、ネット上に各人の本棚が出来上がります。

 アマゾンによって、多くの出版社や古本屋が廃業に追い込まれたのではないでしょうか?だって、しばらくしたらバカ高い本が二束三文で買えるようになるですから。でも、上記のシステムが成立したら、紙媒体の本を扱うアマゾンが潰れますね。だって、おそらくアマゾンの利用者(つまり、ある程度はネットを使える人)は、上記の利用者と二アリーイコールですから。だから、アマゾンが生き残るために、是非やってくれないかな~

 そんな時代の出版社で求められる能力とは、新しい人材を開拓し、その人と健全な人間関係を維持し続けることだと思います。対人関係は、機械では代替えすることは出来ませんから。

追伸 ちなみに本の印税は1冊100円ぐらいと考えたらいいです。ということは2000冊売れたとしても20万円ぐらいです。そんな程度だったら、遠方の講演会に呼ばれれば、1時間半おしゃべりを何回かすれば稼げます。また、大学人としての業績としては、上記のネットブックはカウントされないかも知れません。でも、私の業績は既に平均的な研究者の数十人分ありますから、それはどうでも良いことです。ということも、私がネットブックに移行しつつある背景です。

F-KatagiriF-Katagiri2010/01/02 09:33片桐です。
ネットブックの記事、興味深く読みました。

出版社に任せないで、我々が独自のサーバーを立て、PDFの本を売ったら、サーバー代は簡単にまかなえるし、各地の『学び合い』の会への資金助成なんかできるなぁと思いました。

しかし、その本を有料で売るよりも、無料にした方が『学び合い』の普及は進むのではないか?とも思いました。「寄付」をもらう(ソフトウエアで言えばドネーションウエア)という形で出版できないか?と思うのです。

ある程度まで試読できて、もっと読みたい方は寄付をすると続きが読めるというものです。

本を書いて自分の実践や主張を広めたいという方は多いですが、出版社から「売れる」と認めてもらうことがハードルとなります。(かつて私もハードルを越えられませんでした。)しかし、『学び合い』の会である程度ハードルを低く設定して、誰もが気軽に書けるようにすれば、ある程度まとまった知の集大成ができると思います。

「じゃあお前がやれ」という声が聞こえてきますが、ある程度音頭取りをする方の力が必要です。今度お会いしたときに議論しましょう。

jun24kawajun24kawa2010/01/02 09:47私の直感として、『学び合い』の組織は限りなくバーチャルな世界にしたいともっているんです。サーバーを立ち上げれば、それを維持するための組織が必要です。でも、組織が生まれると、組織を維持することが目的になってしまうことを危惧します。だから、出来るだけ他の組織に乗っかったものの方が良いように思います。例えば、このブログ群もそうですよね。なんか、今年か来年までには、私が言ったような無料のサービスが出来そうな気がします。
今度議論しましょうね。

F-KatagiriF-Katagiri2010/01/03 10:00amazon(米国)がこんなサービスを展開しています。
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2009/12/235---amazon-ki.html
日本でもできるようになったら、上記のことは簡単にできますね。

jun24kawajun24kawa2010/01/03 15:32あはははは
やっぱね、ド素人の考えるようなことは、玄人が考えるよね。というか、日本の出版界が、あまりにも遅すぎるだけなのかも