西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/12/29(火)

[]確実 16:34 確実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 確実 - 西川純のメモ 確実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 理科の教師は、実験を通しての発見を大事にします。が、私にとっては馬鹿馬鹿しく感じます。だって、考えてください。どんな学校の教室でも、45分や50分の授業の終わり頃には「電流と電圧は0点を通る比例関係にある」とか「植物の生長には肥料が必要だ」とかが発見されるのでしょうか?そんなに簡単に小学生や中学生が科学発見ができるならば、人類はもっと科学の発見はもっと早いはずです。

では、何故、それが出来るか。簡単な理由です。それは塾や予備校で、その答えを教えてもらっている子がいるからです。もしくは、教科書の次のページを読んでいる子がいるからです。そのような子は、授業の最初にそれを言ってはいけないことを知っています。それを言えば教師の立場がなくなり、そして、いやな顔をされることを知っているからです。だから、授業の最初は分からないふりをしています。そして、「酸素」という言葉を知っていても気を遣って「燃やせる空気」などと言うようにしています。そして、授業の後半になって、教師がもうそろそろ言ってほしいという時になって、教師が言ってほしいことを言うのです。まるで劇をしているようなものです。

学び合い』では、教師に気を遣わずに分かっている子は「酸素」という言葉を使います。効率的です。知っている子は、教師に気を遣うという非生産的なところにエネルギーを使うのではなく、みんなが納得するためにどのような説明をするかにエネルギーを費やします。効率的です。

教師が想定している程度のことは上記の理由で確実に成立します。その上で、もっと上を目指すことが出来ます。だから、理科教師にとって、子どもの会話は楽しいのです。

追伸 発見至上教、実験至上教のような迷信が解かれるのはいつのことかな~・・・