西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/10/26(月)

[]理科 07:10 理科 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理科 - 西川純のメモ 理科 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと気がついて、変な気持ちになったのでメモります。

 私は筑波大学の生物で生物物理学を学んだ理科人です。大学院では理科教育を専攻しました。東京都の高校の物理教師として採用されました。そして、理科教育学の世界では最も論文を書いた人間であり、日本理科教育学会賞等の各種の学会賞を受賞しました。現在、日本理科教育学会の学会誌の編集委員長です。と書けば、私は理科教育の人間だと思われるのが普通だと思います。

 が、ふと思い出したのですが、最近、私は理科のことを相談されることは全くありません。私が現場の先生方や、学生さんに聞かれることは、「スイミー」や「藁靴の中の神様」のような国語、「三人の武将」のような社会、図形の合同のような算数が主です。体育もありますし、技術もありますし、音楽もありますし・・・・・。でも、理科のことを相談されることはありません。不思議に思っていつ頃から、どのようにして、そうなったのか思い出しました。

 先に書いたように、私は大学・大学院で理科を学び、高校の理科教師でした。大学に異動してからは、理科コースに所属し、理科教育を担当していました。そして、理科教育の研究をしていました。

平成8年ぐらいから『学び合い』の研究にシフトしつつあり、平成9年から本格的に『学び合い』の研究に突入しました。平成11年ぐらいから、理科以外の教科に関する研究を始めました。しかし、当時は理科コースに所属していたので、理科との比較という位置づけでした。

平成12年に理科コースから学習臨床コースに学内異動しました。その結果として、西川ゼミに所属する学生さんは理科以外の学生さんが所属することになりました。特に、学部生はほぼ全員、理科以外の学生さんです。最初はドキドキだったんですが、教科内容は違っても基本は同じであることに気付きました。

 平成14年に国語の研修に講師としてよばれるようになりました。私が理科教育以外の人間として対外的に認められた最初の経験です。その年に、学内事情から学内全学必修科目の理科教育を担当できなくなりました。しかし、コース科目で理科を担当していました。 これ以降、対外的な講演で、理科の依頼が少なくなり、教科全般の『学び合い』の依頼が増加しました。

 そして今年になってからは理科の依頼が無くなりました。そして、私が専門職大学院に学内異動した結果、大学における理科の授業科目の担当が無くなりました。

 そして、おそらく現在、私が理科人であることを知る人は少なくなり、絶滅するような気がしました。こうなったのは私の指向性の変化の結果としてですが、ここまで少なくなると癪に障ります。

 私は理科教育に関する比較教育、また、教育史ぐらいだったら、数時間分の講義は出来ます。事実、その手の業績もあります。また、教材に関してだったら、一般に知られていないとても面白い教材を知っています。そして、過去に教材開発の業績も上げています。理科を学ぶ子どもの思考に関してだったら、日本で一番論文を書いた一人です。今から二十年前に書いた論文の内容だって、現在でもりっぱに通用します。私は理科「も」相談に乗れる人ですよ。ふぉふぉふぉ

takami_swctakami_swc2009/10/26 22:01先生の教材開発の業績をぜひ知りたいです。学び合い,学び合いと言っていても教材研究,教材開発ができなければ理科の人間として認められません。何より教材研究は楽しいです。

ghjalghjal2009/10/26 22:14これは久々に理系としての血が騒いでいるということでしょうか。N川先生ほど華やかではありませんが、自分も今は職員室で「社会科」の人間だと思われています。もともと大学では「理科」専攻だったのに。今年はその理科も専科です。ときどき「理科」やりたくなりますね。
「理科教育史」の5時間集中講義っていうのがあったら、ぜひ参加したいです。きっと4時間50分ごろに『学び合い』が登場でしょうか。

i-Kawa-nakajimai-Kawa-nakajima2009/10/26 22:27私は理科の研究をすることを期待されて県教委から派遣され、N研に入り見事に期待を裏切った人間です。戻ったら、理科・生活科でその道のリーダーになるべくポストがありました。でも、今日授業構想の相談をされたのは国語です。今週は算数の授業のアドバイスを行います。生活科も音楽もやります。教材研究はどの教科でも同じです。素材研究の手法はいろいろでしょうが、その素材を料理する切り口はなんだか似ているような気がします。

i-Kawa-nakajimai-Kawa-nakajima2009/10/26 22:30追加です。
N研で算数の授業を対象としました。でも、違和感がありませんでした。教科は関係なかったです。同期の現職の仲間は4人中私を含めて3人が理科でした。しかし、算数で研究をする私に対して何の違和感も持たなかったようです。算数での『学び合い』について理科の先生と話しても通用します。N先生が話しているとおり共通の言語を得たような気がしています。

jun24kawajun24kawa2009/10/26 22:36takami_swcさんへ
狭い意味での教材研究と言えば、以下の業績があります。
小林学、西川純(1986.4):VTR、合成音声を組み込んだCAI(MSX)システムの開発とその利用、筑波大学学校教育部紀要、8、筑波大学学校教育部、1-9
西川純(1986.6):生物分野での制御器としてのコンピュータ利用、都生研会誌、N.22、東京都生物教育研究会、22-24
西川純(1987.6):リレーショナルデータベースを用いた植物データベースの開発、都生研会誌、N.23、東京都生物教育研究会、27-30
西川純(1990.3):植物検索人工知能の開発 、生物教育、30、日本生物教育学会、72-80
西川純、堀之内浩二(1997.8):生徒のシミュレーション実験における誤差認知とコンピュータイメージに関する研究、誤差ありシミュレーションと誤差なしシミュレーションの比較を中心に、日本教育工学雑誌、21(suppl)、日本教育工学会、41-44
西川純、下村博志(1998.6):銅粉の酸化実験の改良、科学教育研究、22、日本科学教育学会、87-95
久保田善彦、山下一浩、西川純、戸北凱惟(2005.3):Web GISを用いた中学校「大地の変化」に関する発展的な学習の開発、貝塚を手がかりに、大地の変化を考察する実践、地学教育、日本地学教育学会、58(2)、65-73
寺田光宏、西川純(2005.3):空気ロケットの教材化とその授業実践、物理教育、日本物理教育学会、53、6-11
寺田光宏、西川純(2005.5):高等学校における酸性雨生成のモデル実験の開発とその実践、地学教育、日本地学教育学会、58、77-82
寺田光宏、西川純(2005.9):空気ロケットの教材化とその授業実践(2)、物理教育、日本物理教育学会、53、201-206
久保田善彦、鈴木栄幸、舟生日出男、加藤浩、西川純、戸北凱惟(2006.1):創発的分業支援システムによる教室内のコミュニティの変容と科学的実践、6年生「電磁石のはたらき」の実践から、理科教育学研究、日本理科教育学会、46(2)、11-20
久保田善彦 鈴木栄幸 舟生日出男 加藤浩 西川純 戸北凱惟(2006.3):理科実験の授業展開の見直しと同期型CSCLの利用:学びの変容に関する事例から,理科の教育(投稿分野),理科教育学会,56(3)、60-63
中村雅彦、古寺誠、西川純(2006.3):指標生物としてのオサムシ科昆虫とその教材科の検討、II教材としてのオサムシ科昆虫、上越教育大学紀要、25(2)、上越教育大学、381-386
多賀優、西川純、久保田善彦、草地功(2007.3):結晶分化作用の理解に関する教材開発とその評価に関する研究、理科教育学研究、日本理科教育学会、47(3)、15-22
桐生徹、久保田善彦、西川純、水落芳明(2008.7):中学校理科における断層の推定に関する教材の評価~地形図と立体画像の導入から~、地学教育、日本理学教育学会、61(4)、123-132
多賀優、久保田善彦、西川純(2009.3):古琵琶湖層群中の土石流堆積物の教材化と生徒の理解の変容、高校での観察授業「角ばったレキと丸いレキ」、理科教育学研究、日本理科教育学会、49(3)、67-78
ghjalさんへ
4時50分ですか・・。あははは。まるで生物史における人類の登場みたいですね。
i-Kawa-nakajimaさんへ
だいたいの場合、理科人の世界での教材開発とは素材開発であり、多くは簡易実験か面白実験の開発です。でも、本当の教材研究とは目的・指導法・素材が一体となったものです。であれば、我々の全ての研究は教材開発ですね。

i-Kawa-nakajimai-Kawa-nakajima2009/10/26 23:18N先生。まったくです。だから多様な人々が共通の言語で語ることができると思います。これこそ、教材研究の王道だと思います。それにしても、教材研究と言いながら素材研究にとどまっている場合が多く、それを堂々と教材研究と言っている場合がほとんどだと感じます。それでは本当の学びを促す授業はできないと思います。私も、科学実験ショーをやっていましたが、でんじろう先生のまねをするためのネタを学ぶのなら3日もすれば飽きてしまいます。違うからきっと2週間飽きずに取り組んだと思います。

twoyoshitwoyoshi2009/10/26 23:38私は小さな頃から注射が大好きで、いまでも「薬だしますからね〜」と言われると必ず「注射はだめですか?」と聞いてしまいます。

jun24kawajun24kawa2009/10/27 06:33i-kawaさんへ
でんじろう先生になろうとしている人も多いですね。
困ったことだ。あれは教師ではなく、エンターテナーですから、職業が違う。
twoyoshiさんへ
人間は本当に多様だと思います。びっくり

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/10/27 23:04こんばんは

でんじろう先生は名コックなわけですよね

そうではなくて、グルメを目指す為には、子ども達の姿を観察しなければいけないのでしょうか?

子ども達が、その科目や単元を見た時に、どのような課題に興味を持つかを観察し、目標を設定していかなければいけないのでしょうか?

子ども達が、皆で解決したいと強く思う、課題を設定するには、どうすれば良いのかな?と思います

試行錯誤を繰り返しつつ、子ども達の『学び合い』が活発になる手助けをしたいと思います

itou-no-satouitou-no-satou2009/10/27 23:40自分も先生とうちの大学の先生のつながりを知らなかったら理科が専門だとはおそらく思わなかったと思います(^^;

jun24kawajun24kawa2009/10/28 05:29KYOさんへ
期待しています。一言付け加えるとしたら、でんじろう先生はコックと言うよりバテシエですね。つまり、料理を作っているのではなく、お菓子を作っているのですね。お菓子だけ食べていたら、病気になります。あははは
itouさんへ
あははは。やっぱりね。でも、理科教育学の世界では、かなり名が通っているんですよ。えっへん!

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/10/28 22:12ありがとうございました

どんな課題(目標)でも、子ども達はお互いに関わり合おうとしている事が、様子を見ていてなんとなくわかってきました

その様子に共感をしているうちに、子ども達がより、活発に活動してくれる目標が見えてくるように思いました