西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/04/05(日)

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 多くの教師は「授業の上手い先生=好かれる先生」と思っているのではないでしょうか?少なくとも授業が下手な先生は好かれないと思っていると思います。私もそう思っていました。少なくとも平成12年頃まではそうおもっていました。だから、学部の授業ではガンガンにテクニックを教えていました。そのころは理科コースに所属して、理科教育法を担当していたので、その時間には「面白実験」、「子どもが自主的に実験準備と片付けをするようにする指導のステップと教師の準備」、「子どもの誤解を表出させる発問の仕方」、「ほろりとさせる理科の話」・・・・を雨あられと語りました。

 平成12年にある調査をしました。その結果、好きな先生と授業のうまさは関係がない(まあ、多少はありますが)ということです。これには私もビックリしました。だって、そのころの私は自分の授業のうまさにプライドを持っていたのですから。でも、調査結果はそうでした。そして、むしろクラス集団の中で「その先生」をどのように見ていると合意が成されているかが重要であるということです。

 現在の私のテクニックに関する基本的考え方は、この調査と平成9年ぐらいから始めた『学び合い』研究とがリンクしたために形成されたものです。なお、平成16年には、どのような校長が優れた校長と教諭に思われているかを調査しましたが、これも同じです。結局、意識するかしないかは別として、『学び合い』的な考えを持って行動しているか、いないかが問題なんです。

 テクニックはあればいいと思います。でも、必須ではありません。そして使うとしても最初の数ヶ月(いや数週間)ぐらいです。それ以降は、その先生がどんな人だとクラス集団が合意するかの方が決定的に重要になります。テクニックを多く持っている人が子ども達に支持されるのは、テクニックを積み上げて良き授業を形成したいという願いを子どもが見取るからです。実体は心、テクニックは影です。

 同志のブログ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/abematu/20090405/1238885512)を読んで書きました。

osugi-symphonicityosugi-symphonicity2009/04/05 14:37昨日、4年間常勤講師をして今年採用試験に合格した友人と話をしてきました。彼は人柄もよく、学級崩壊しかけていたクラスを立て直すほどの能力もある人ですが、やはり4年間の講師としての身分は大変だったみたいです。また、試験を受けないといけないという問題に加えて、住民税や交通費に関することなどの問題もあるようです。そして何より問題だと感じたのが、常勤/非常勤の方々のネットワークです。学校によって違いあるでしょうが、孤立感があるそうです。一人ひとりの先生方がベストを尽くせる環境を整備するのが制度の本来の目的だと思うんですが。。考えることはいっぱいです。

jun24kawajun24kawa2009/04/05 15:24マスコミで取り上げれば、動きそうだとも思います。

enablerenabler2009/04/05 18:48> そんな能力があると判断している常勤的非常勤講師の人が
> 常勤になれずに何年も過ごしているということです。

全く同意見です。
最近このことが気になっていて、西川さんが書いておられるのをみてすっきりしました。
教育委員会、文科省が見過ごしていること自体おかしいと思います。何年も。

実は私の姪も10年ほどそんな身分でした。一昨年やっと正式採用されましたが。

jun24kawajun24kawa2009/04/05 19:3810年は酷すぎますね。家庭科が特にですが、実技教科の場合は制度的にそうなっているようです。酷すぎますね。

abematuabematu2009/04/06 04:07わたしの文章に触発されたとのこと。
恐縮です。
テクニックに走りすぎますと、何か大切な人間の本質を見落としてしまうような感じがします。
具体的なお話、ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2009/04/06 07:29今日のメモの面白かったですよ。
また、アップします。