西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/03/01(日)

[]贖罪 17:07 贖罪 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 贖罪 - 西川純のメモ 贖罪 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先週の木曜日、あるゼミ生とつっこんで話しました。話せば、話すほど、私の若い頃に似ています。そして、きっと私と同じような失敗をするでしょう。

 『学び合い』を知れば、それまで自分がしていたことが恐ろしくなります。どれほどの子どもに被害を与えてたかと・・。そして、私の教え子の場合は、皮一枚で学校とつながっているような子どもです。そして、学校とのつながりを切れば、あとは奈落の底です。私は善意から、その一枚を切っていたのだと思い、恐ろしくなります。

 ゼミ生に、一般の「良い先生」を目指すとどのようなことが起こるか、そして、そのまま10年、20年たつとどうなるかを詳しく語りました。でも、語れば語るほど、自分の教え子のことが走馬燈のように思い出され、空恐ろしく、また、悲しくなり、学生の前で不覚にも辛くてウルウルしてしまいました。

 私の教え子に対して贖罪のしようがありません。せめて、東京都八王子市近郊の学校に『学び合い』を広げれば、教え子の子どもに対して贖罪が出来ます。でも、それもかないません。私の場合は、私の教え子は既に40才以上です。彼ら、特に女の子は早めに妊娠するので、教え子の子どもたちは既に学校教育を終えているでしょう。私が出来るのは、彼らの孫に対しての贖罪のみです。それを計算してしまいました。

 でも、同志の皆さんは、その子たちの子どもに対して贖罪が出来ます。いや、急げば、教え子に対して贖罪が出来ます。うらやましいと思います。私が『学び合い』にたどり着いたのは、高校教師を辞めてから十年以上もたってからで、それを広げるには何が必要なのかを分かり始めたのは最近(つまり二十年以上も後)です。

追伸 その贖罪のために、ある本をチマチマと書いています。