西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

09/03/31(火)

[]どちらが簡単 07:15 どちらが簡単 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - どちらが簡単 - 西川純のメモ どちらが簡単 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を成立させることは苦労します。だって、テクニックではなく心を定めることが必要だから。でも、今多くの先生がやっていることで授業を成立させることの方が大変です。

 だって、今の授業の場合、以下の能力が必要なんです。

1)塾や予備校で既に学んだ子、絶対に凄い大学に進学するだろうなと思う子がいる一方、特別支援の必要だと思われる子(それも様々なタイプの子ども達)がいるクラスで、その多く(全員とは言いませんよ)の子どもに分かり・勉強となる説明・板書をする。

2)明石家さんま、所ジョージ、萩本欽一、ビートたけしという億を稼ぐ芸人だって、その語りを嫌う人がいます(私は明石家さんまと、萩本欽一の語りが嫌いです)。昭和の名人といわれた古今亭志ん生、桂文楽の語りを嫌う人がいます(私は両方とも嫌いです)。落語家はどれほどの時間と労力をかけて話術を高めるのでしょうか?教師はそのような多様な人を相手に、コントや笑い話ではなく国語や理科のテキストを使って、1週間25時間以上、1年間以上、クラスの大多数を引きつけた授業をする。

 結論から言います。こんな能力を持った人はいません。国語教育で神様のように言われるOH先生に教えてもらった人に、「我々はババーと呼んでいました」と聞きました。あのOH先生ですらそうなのですから、凡夫の我々には無理です。

 『学び合い』と現状とを比べると、『学び合い』は子ども達の「地」がよく見えます。だから現状の問題を見取り、解決できます。ところが、現状では分かろうが分かるまいが、面白かろうがつまらなかろうが、黙って前を見てノートに写します。つまり、体裁の良い授業をするならば現状の方が良い。でも、全ての子どもに本当に分かり、居心地の良い授業をするならば、『学び合い』の方が簡単です。というより、今まででは、全ての子どもが本当に分かり、居心地の良い授業を成立させるのはとてつもなく大変なんです。それが体裁の良い子どもの姿を見ていると、それが出来たと思っている人が生まれます。あはははは

 ただ、『学び合い』には困難があります。そりゃ、政治を必要とするからです。みんながやっていることを横並びにすれば政治は必要ありません。でも、現状では政治が必要です。それが大変です。でも、もし全ての子どもに本当に分かり、居心地の良い授業を目指すならば、苦労するに足る、苦労です。

 だから、狸オヤジや狐おばさんになった同志が頑張らねばなりません。政治の経験がない、政治の不得意な人のために道を開かねばなりません。でも、その結果として自らに還元されます。苦労するに足る、苦労です。

o4dao4da2009/03/31 20:50苦労するに足る苦労、納得しました。その分、つながりを求め仲間ができました。

sakusaku2009/04/01 09:21「職員室は、教室と同じである。」教室にいる生徒を、職員室にいる先生たちに置き換えて考えられるようになってきました。しかし、まだ個に拘ってしまうときがあります。
昨晩の送別会で私は幹事学年で司会進行を生まれて初めてさせていただきました。たどたどしい進行の中、みなさんの支えのお陰で最後の「校歌斉唱」まできました。みんながいるかどうかを確認したとき、お一人いらっしゃらない… 館内探しまくりましたが、どうやら誰にも何も言わずに帰られた様子。「まだまだみんな」が意識されていないことを実感いたしました。
「個を捨てず、個に拘らずに、集団の中で解決する」来年の送別式のときには全員で歌えるように職場で『学び合い』を行いたいと思っています。私が早退されたその先生にお話ししても解決はできない…その先生と話ができるのはどなただろうか??? そんなことを考えています。
私は、この4月からは研修主任ではなくなり、新しく設置される「自問清掃(教育)」担当になります。
もちろん、研修主任ではなくても、『学び合い』を実践しつづけ、広げていきます。研修この1年間は、「研修のルツボ」をイメージしています。『学び合い』に挑戦する人、「学びの共同体」の実践校から来られ実践される人、今までの一斉指導をされる人、もちろん、教員集団で『学び合い』をおこない、変わる人もいらっしゃると思います。
その結果、来年度の送別会では、『みんなで』校歌が歌えるといいなと思っております。

jun24kawajun24kawa2009/04/01 12:35o4daさんへ
 もっと多くの人とつながりましょう。
sakuさんへ
 この思いをみんなで共有しましょうね。

09/03/30(月)

[]池田さんの質問に応えて 18:44 池田さんの質問に応えて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 池田さんの質問に応えて - 西川純のメモ 池田さんの質問に応えて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 京都の池田さんから公開質問状(あははは)http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2009/03/post-24ef.htmlが来ました。メールでも丁重にご挨拶がありました。私なりの「応え」を簡単に書きます。こういうレベルのことは一問一答では終わりませんから。

 質問の1~3はほぼ同じ内容です。つまり、『学び合い』が成立する前提は何か、特に、その際に教師に求められるものは何か?です。池田さんの論は教師が教師になるためには子どもにそれを認めさせねばならない、というものです。私もそう思います。しかし、そのために何が必要で、どれだけの子どもからそれを認められなければならないか、というあたりで違います。

 まず、教師として認められるには何が必要かに関しては、「勉強しなさいをいわない授業」に詳しく書きましたが、簡単なものはいかにも書きました。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20081230/1230591493

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20080514/1210781135

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20071201/1196477914

 ポイントは、現状の教師像は会社でいえば主任か係長レベルのイメージなんです。ところが、『学び合い』における教師像は会社でいえば取締役、社長レベルなんです。まあ、職員室に置き換えれば、校長が校長として認められるために、各教科の指導法を勉強しなければならない、といっているようなことは本質的ではないと私は思っています。これは「校長訓話集」を覚えたり、話術の練習するのも同様です。

 さて、勉強しなさいをいわない授業や上記のブログで紹介した教師像は、かなり難しい能力です。全ての教師にそれをもとめても無理です。でも、校長の中にはその能力をそれほどもたづとも良い学校はできと思います。それは心です。

 『学び合い』で6、7割の子どもたちに認められるというのは、決して青春ドラマのような心酔レベルではありません。あくまでも、何かを語ったとき、あからさまな反抗をせず、聞いたふりをしている子どもが6、7割以上いるということです。

 多くの教師は、教師の力でクラスの子どもの大多数を動かそうとします。まあ、それが出来る人ならば結構ですが、かなり難しいでしょう。でも、そんな能力を持たない人であったとしても、学校に対する思い、子どもに対する思いがあるならば、それを愚直に語り続けるならば、それを受け取れる人は1、2割はいるはずだと思います。その1、2割の人に「みんな」を語り、その意味を語るならば、広がります。それが『学び合い』の考え方です。

 私はかなりキャラの強い語りをするし、言葉で本を書きます。おそらく、私を蛇蝎のように嫌う人はいると思います。でも、それは正常だと私は思います。そして、大多数の人にとっては「どうでもいい」と分類され、講演会の後、1時間では忘れられることを知っています。それも正常だと思っています。でも、百人に語れば、その内の4、5人の心には届くことを信じています。私は、つねに「みんな」の意味を語ります。もし、その4、5人が周りに広げれば、私には出来ないことが出来ます。そうやって、『学び合い』は広がっていったと思います。

 質問4に対する応えは、簡単にはかけません。これに関してはHP(http://www.iamjun.com)の『学び合い』を学ぶコーナーに公開している手引き書の完全版(4~7、11~19)に書いています。

kitami104kitami1042009/03/31 02:25西川先生はすごいな!こうやって一つ一つの質問に、真摯に応えられているんですね。
これが『学び合い』が広がる原動力ですね。
「ブログを書こう」と薦められた気がしましたが、今まで書いてきたページを
そのままご紹介しようと思います。
ちなみに、最新4つのうち3つは『学び合い』関連です。
東京の感想も書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/kokorozashi/

jun24kawajun24kawa2009/03/31 07:20読みました。熱いですね。
アドラーとの関係は、ブログの検索で「アドラー」をお引き下さい。私はアドラーよりも、野田先生の文章が好きです。

池田修池田修2009/04/01 18:49西川先生、早速ありがとうございます。とういうか、いつも早速お返事を頂けるので、嬉しいです。

で、あのブログを書いて
(うーん、これをアップすると先生からすぐにお返事を頂けるだろうが、俺はそのお返事に返事を書く時間がないだろうなあ。でも、アップした方が良いよなあ)
とあれこれ思いながらアップしました。そして、その通りになり、先生はすぐにお返事を下さいましたが、私はちょっと書く時間がありません。すみません。

ですが、その事ぐらいは書けると思いまして書きました。じっくり考えて、そのまま考え続ける方向になってしまうやも知れませんが、もう少しお時間を下さい。

よろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2009/04/01 19:35はい、お待ちしております。

09/03/29(日)

[]知りたい 19:05 知りたい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 知りたい - 西川純のメモ 知りたい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 はやく関西のDEEPの会の様子、教えてね。

[]プレ・富山の会 18:56 プレ・富山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - プレ・富山の会 - 西川純のメモ プレ・富山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の会の帰り、直江津を通り過ぎて富山に行きました。若い先生方の集まりに参加し、熱く語りました。一歩先行くOさんが、自らの子どもの作文を見せていました。今年、また新たな芽が生まれます。大化けの前兆です。

[]座っていること 18:25 座っていること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 座っていること - 西川純のメモ 座っていること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の会の際、信州大学のMさんの『学び合い』の模擬授業がありました。見事なもんです。それを経験した、京都のIさんから「参加者は直ぐに立ち歩いて相談したが、私はまずじっくり読みたかった。それでいいか?」と質問されました。私は、「その人、それぞれの方法でいいんだからOKですよ」と説明しました。

 しかし、一つ、説明が足らなかったと思い、直ちに補足します。

 自分が分かるための方法は、自分の判断でいいんです。

 ただし、『学び合い』の授業と、一般の授業には違いがあります。一般の授業では、「一人一人が自分の課題を達成すること」が目標です。ところが、『学び合い』では「みんなの課題を達成することが、みんなの課題です。

 もし、ある子どもが、自分が分かるためにある方法がベストだったら、それを選択してOKです。でも、それだけでは不十分です。みんなが分かるために自分がどういう行動をするかに対して頭を使い、行動し、結果を出さねばなりません。

 これは大事な違いです。

[]広がる 06:18 広がる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広がる - 西川純のメモ 広がる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 おそらく、『学び合い』の会以外では、その会に初めて参加した人が、その日のうちに別な地域での『学び合い』の会の「主催者」になるということは無いと思います。でも、『学び合い』の会では、よくあることです。

 理由はいくつかありますが、まず、第一に、感染力の高さです。現状の日本の教育環境では『学び合い』に感染するには、いくつかの資質が必要です。でも、感染すると体の奥底に広がります。だって、テクニックではなく考え方ですから。

 第二に、非常にフラットでフレキシブルな集団であるからです。というとかっこいいですが、ようは、もやもやっとしてとらえどころのない集団です。『学び合い』の会を主催した経験をもっている同志だったらよくおわかりだと思いますが、我々には固定的な組織は何もありません。あるのは、一緒にやろうとする気持ちだけです。例えば、「子どもに学ぶ教師の会」には、会長もいないし、総裁もいないし、代表もいません。一級・二級、一段・二段、ゴールド・シルバーもありません。『学び合い』の会をやろうと思ったら、だれ(当然、私も)の許可もいりません。そして、やり方は自由です。方法は自由ですが、課題は「みんな」を掲げることは『学び合い』のセオリーです。

 歴史において多くの集団が盛衰する過程が記されています。分派がおこり、闘争が起こり・・・。でも、美辞麗句を並べ立てても、結局は、大多数の人をそっちのけした、特定の人のエゴ・利害に発しています。だって多くの場合、代替わりの時の遺産相続の時に起こりますから。でも、我々の場合は継承を争うものはなにもありません。

 科学において論争はおこります。でも、科学の分派というのはありえません。それは論争する当事者は、科学のもっとも根幹を共有しているからです。我々も少なくとも学校観・子ども観を共有し、議論し、実践し、考えの具現化を目指した様々な道を探りましょう。

[]革命 06:18 革命 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 革命 - 西川純のメモ 革命 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々は今、革命の中にいる、と感じました。教師の同志の一人が、職場の関係で疲れてやんでいることを知り、考え込みました。我々は、もっとネットで繋がり、一人ももらさずサポートし合わなければならないと思いました。

 志が高ければ、悩むことも多いでしょう。でも、悩むに足ることだと信じます。教師は幸せにならなければならない。教師は家族・仲間といる時間を保証されなければならない。それを実現するには子どもたちの『学び合い』、そして教師の『学び合い』しかないと確信しています。

 愛する教え子を一人のもれなく守れることは現状では不可能です。心ならずも捨てていることを自覚していれば、それは澱のようにたまってきます。そして、教師としての志が徐々に腐っていき、たんなる給料のためとなってしまいます。そして、子どもが自立し、ある程度の老後の備えが出来れば、教師を早く辞めたいと思うようになります。そんな気持ちで、あと数年、いや数十年過ごすのは辛すぎますよね。

 自分が担任(教科担任もですよ)している間は、自分が教え子を守れます。でも、その後の長い時間を教え子を守れません。でも、自分は守れなくとも、支え合う子ども集団・保護者集団を創り上げれば、教え子を守ることが出来ます。

 「理想は高く、現実には柔軟に」です。理想を高く掲げ、玉砕するのはナルチシズムにしか過ぎません。守るべきものがあれば、したたかにやるしかありません。時には、後退し、戦列を整えて下さい。そして、なによりも一人で抱え込まず、みんなでやりましょう。あなたが後退している間に、我々が前進し、あなたが次に進むときに進みやすい環境をみんなで創り上げるしかありません。

 我々は『学び合い』という箱船に、6歳から18歳という多感な人を乗せて、12年間、「多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成する」ことは有効であることを伝えなければなりません。そして、それを核として、保護者やその他の大人も乗せるのです。私はこれほど成功率の高い革命は無いと思います。

[]資質 06:18 資質 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 資質 - 西川純のメモ 資質 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の会では、N県のTさんをはじめ多くの方から『学び合い』を成立させるための最低限の資質は何かを聞かれました。多くの方々は、かなりの資質が必要だと予想されます。そりゃそうです。学級崩壊のような状態で、学力や人間関係の驚異的な向上が得られるのですから。でも、私はおおよそ二つだと思います。

 第一は、子どもを見る目です。『学び合い』を実践したい、と思わない限り『学び合い』は出来ません。何らかの圧力で『学び合い』を嫌々ながらせざるを得なくなった人は、『学び合い』はできません。だって、『学び合い』のポイントは心や考え方ですから。現状に満足している人は、『学び合い』を実践したいとは思いません。だって、平均的な先生からは学級崩壊としか見えないクレージーな実践ですから。でも、あえてそれをするという人は、そうせざるを得ない状態であることが見える人です。ただし、見えるのは「子ども」であって、「子どもたち」では無い方が多いように思います。でも、『学び合い』を実践すれば、子どもたちが見えてきます。

 第二は、子どもたちをある程度掌握する能力です。『学び合い』では教師が「みんな」という目標を与えたとき、クラスがそれを受け入れなければ成立しません。ただし、教師が語れば、クラス全員がシーンとなって聞き惚れるという教師ドラマのような状態は不要です。教師が語ったとき、それなりに聞いている状態を担保できれば結構です。そんな状態であれば、クラスに4、5人程度は、その人の語ることを理解できます。その4、5人が広げればいいのです。

 以上の資質は、とてつもないものではありません。特に、第二は日本の圧倒的大多数の教師が持っている資質です。もちろん、凄い指導力のある先生が『学び合い』をやれば、そりゃ凄いことが出来る。でも、そうでない先生だって、上記二つがありさえすれば可能です。

 ただ、現状では第三の資質が必要です。それは政治力です。というのは『学び合い』をやれば子どもたちは直ぐに受け入れ、凄い成果を上げます。だって、現状よりも圧倒的に楽しいし、授業が分かりますから。ただし、大人は別です。だから、大人相手の駆け引きが大事です。でも、これは一人だけの資質では解決できません。結局、我々がみんなで理解し、政治的駆け引き無しで『学び合い』を実践できる環境を作らねばなりません。従って、第三の資質は、個人の資質であるとともに我々の資質といえます。

追伸 管理職の方へ。『学び合い』を強いるのは『学び合い』の考え方に反します。しかし、学習者全て(本当に全て)に最低の学力保証と、安心できる学校の保証は、全職員に強いるべきです。同時に、一人も孤立しない、教員集団という環境を提供するのは管理職の勤めです。つまり、クラスの『学び合い』と「全く」同じです。

kitami104kitami1042009/03/29 13:44西川先生、東京での入門セミナー、ありがとうございました。
よこはま(かながわ)の会も立ち上がり、MLもできました。
6月7日(日)、埼玉に続いて、横浜でも開催するために動き始めました。
西川先生のブログの愛読者の皆さんの中にも、横浜、神奈川周辺の方がいらしたら、
ご連絡ください。
kitami104とjp.bigplanet.comの間に@を入れてください。
西川先生のまねです(笑)。

jun24kawajun24kawa2009/03/29 18:09是非、ブログを立てて下さい。いいですよ!

o4dao4da2009/03/29 21:29まことにありがとうございました。H16卒業生から、月1回はこの会を開こう!他に仲間も連れてくるよと、やる気満々のコメントもいただきました。また富山にも同志がいることを確信した会となりました。まことにありがとうございました。感謝、感激です。

bunbun-hbunbun-h2009/03/29 21:43「知りたい」
Me too です。
Deepなとろを・・・

ybhdv7ybhdv72009/03/30 01:05いや~関西DEEP会最高でした。
写真入りでDEEPに書きました!

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ybhdv7/20090329/1238341526

すばらしい同志の方々との繋がりに感謝します。

jun24kawajun24kawa2009/03/30 07:06よかった、よかった
行きたかった

akkun-758akkun-7582009/03/30 09:09o4daさんから、突然の電話交替でお話することができてよかったです。あまりに突然すぎたので、ちょっとどんなことを話したかあまり覚えていませんが、新年度は、自分の思いをかたちにしていく年だと思っています。
今後も、よろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2009/03/30 10:05まずやりましょう。最初はどうしたらいいか、o4daさんがよく知っていますよ。大丈夫。
期待しています。

09/03/28(土)

[]東京の会 22:49 東京の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京の会 - 西川純のメモ 東京の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の会、大成功だと思います。

 もともと、仙台の会の懇親会で、「東京で会を開きたいと思います」の一言から始まりました。

 そして、本日の懇親会で、神奈川の会、東京の会(2回目)、特別支援の講演会が決まりました。『学び合い』の会は懇親会で決まる。毎回のパターンです。

 詳しいことは、明日、書きます。寝ます。幸せな気持ちでね。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/03/29 05:06ありがとうございました

掛け声だけで活動に対しての力にはなれなかったのですが東京の会の開催、嬉しく思っています

西川先生にアドバイス頂いた事を参考にして勤務校での『学び合い』の普及に努めます

先生との出会いに本当に感謝をしています

またお会いできる日を楽しみにしています

ありがとうございました

jun24kawajun24kawa2009/03/29 06:21「もっと」期待しています。
やるべきことは分かっていますよね。
ふぉふぉふぉ

ghjalghjal2009/03/29 12:33ありがとうございました。自分は今、ビーチリゾートでバカンス中なので、参加できませんでした。でも、横浜から何人かの仲間を送り出すことができ、しかも神奈川で次の会ができるんなんて、ネットワークってすごいなと実感しています。東京の会ありがとう!次は神奈川もがんばります。

jun24kawajun24kawa2009/03/29 12:42期待しています。

09/03/27(金)

[]生んでくれてありがとう記念日 22:35 生んでくれてありがとう記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 生んでくれてありがとう記念日 - 西川純のメモ 生んでくれてありがとう記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日、息子の寝顔を見ながら「生まれてくれてありがとう」と言っています。

 本日、息子が家内と私に「生んでくれてありがとう」と急に言いました。幸せです。

[]『学び合い』ばっかりの上越 22:36 『学び合い』ばっかりの上越 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』ばっかりの上越 - 西川純のメモ 『学び合い』ばっかりの上越 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は全国に講演で呼ばれます。でも、地元の上越地区だけは別です。私は上越教育大学に勤めて22年ですが、ごく最近を除いて、地元の学校に講演で呼ばれることはありませんでした。でも、風向きが変わりかけていることを感じます。

 ふと思います。上越教育大学は地元の学校に支えられた教育実習を行っています。ある学校は実習生の期間は『学び合い』ではなく、学生さんのために一斉指導をやっています。これが進んだら面白いことがおこります(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20070531/1180595273)。馬鹿話がどんどん実現するところが『学び合い』のいいところです。

[]学校サポート 22:35 学校サポート - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校サポート - 西川純のメモ 学校サポート - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までに色々な学校にサポートに入りました。そこで学んだこと、それはクラスを変えることと、学校を変えることとは同じだということです。

 ポイントは変わりたくない人に拘ると、良くない結果が生まれます。だって、自らの身を守るために、『学び合い』を失敗させたがりますから。結局、変わる人が変わり、変わった人が別な人を変える、その連鎖が必要です。それが成り立つか否かは、管理者がルビコン川を最初に渡り、その失敗の責任を負って、結果を求めることに尽きます。その求める結果は、クラスの範囲内でとどまるのではなく、より高い次元で志を持つことです。

 『学び合い』のセオリーは、あらゆる次元において正しいと感じます。そのことを、ある学校の人に熱く、暑苦しく3時間以上、語りました。

tomkicktomkick2009/03/27 23:37学校サポートの話。
もうちょっと詳しく聞きたいですねぇ。
また,ぜひお話聞かせてください。
大阪・兵庫方面にくるときはぜひとも。
また,メールもさせてもらいます。

jun24kawajun24kawa2009/03/28 05:59近日中にアップします。

09/03/26(木)

[]語りたいこと 22:20 語りたいこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 語りたいこと - 西川純のメモ 語りたいこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の会には、様々な方が来られます。中には、私なんぞより凄い実践の方々がこられるということです。私が語れる時間は30分間です。どのような話の組み立てをしようか考えました。決めました。

 私の語りたいのは、「素晴らしい授業が成立したのは、話術や教材ではありません。素晴らしい授業を成立させたいと、話術や教材に研鑽を求め続けた心である」と言うことです。それ故、話術や教材に今まで費やしたエネルギーを、心に焦点づければ凄いことが出来る、ということです。

 伝わればいいな~

makine45makine452009/03/26 23:13残念ながら校内の事情で参加できません。すばらしい研究会になることを祈っています。

ybhdv7ybhdv72009/03/26 23:40「願い」を持ち続けるということですよね。
教師として、人間として成長できます。

jun24kawajun24kawa2009/03/27 05:38makine45さんへ
残念だな~・・。埼玉の会、凄いの、期待していますよ。
ybhdv7さんへ
あなたには愛嬌があります。それは得難い資質です。あとは自分の心に自信がつけば、それだけ強く叱ることも出来るようになります。締めて、緩めて、というメリハリが出来るようになれば、集団をうまくコントロールできるようになります。今年1年で、ずんと成長したけど、もっと、もっと成長できますよ。楽しみだな~

09/03/25(水)

[]文集 22:12 文集 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文集 - 西川純のメモ 文集 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 前に書いたことですが、もう一度・・・

 良い文集の特徴は、何が書かれているかではありません。それを配った後、全員が、全員の書いてあることを読むか、否かです。

 残念ながら、現状の多くの文集の場合、子どもも親も、自分の文章にしか興味がありません。でも、そんだったら文集にする必要性はありません。そして、クラスでいる意味なんてありません。

[]方法を強いる 22:07 方法を強いる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 方法を強いる - 西川純のメモ 方法を強いる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は立ち歩き自由で、私語もOKです。でも、それが特徴ではありません。もし、教師が「立ち歩きなさい」、「私語しなさい」と強いたならば、そりゃ『学び合い』ではありません。『学び合い』で強いるのは結果です。みんなで課題を達成するという結果を強いるのです。方法ではありません。

 また、みんなで課題を達成するという結果を達成しなくてもペナルティを教師は課しません。課題を達成しなかった場合、「それでいいのか?」と問えばいいので、ペナルティを課す必要性はありません。だって、みんなを達成しないことによって、既に子ども達はペナルティを科されています。みんなを達成したら得られるであろう、多くのものを子ども達は得られないというもの凄いペナルティを自らが自らに課しています。教師がペナルティを課す必要はありません。教師がすべきは、現状の自分たちの状況を自覚させ、「それでいいのか?」を問えばいいのです。

 このあたりも、テクニックと考え方の差だと思います。

[]プレ富山の会 15:38 プレ富山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - プレ富山の会 - 西川純のメモ プレ富山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 29日に、ちょこっとした富山の会があります。お誘いします。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/o4da/

o4dao4da2009/03/25 21:30ご紹介いただきありがとうございます☆

jun24kawajun24kawa2009/03/25 22:00期待しています。

bunbun-hbunbun-h2009/03/25 22:35「良いお話しの特徴は、何を言っているかではありません。それを聴くとき、全員が、なるほどなと感じるところがあるかどうかです。
残念ながら、現状の多くのお話しの場合、自分が話していることにしか興味がありません・・・」
・・・でも今日の〇〇説明会は良い会でした。
(すみません、コメント欄お借りしました)

jun24kawajun24kawa2009/03/25 22:42あははは
色々と応用が利きますね。

ghjalghjal2009/03/26 08:28「さよなら文集」を一昨日配りました。みんな食い入るように読みふけっていました。だから、文集の役割について同感です。次の日、誰の作文だか分る?クイズを出しました。たいてい、1行、2行読むと、誰だか当ててしまいました。
『学び合い』の授業は2週間ほどしかできませんでした。が、文集の中にも、そのことが書かれていて、少し驚きました。

jun24kawajun24kawa2009/03/26 10:36そりゃ凄い。
そのあたなが1年間、クラスづくりを積み上げたら、どんなことが起こるか、ワクワクしませんか?
期待しています。

sakusaku2009/03/27 17:56年度末の忙しいこの時期に、『先生方の夢』についてのアンケートを実施し、まとめたものをお配りいたしました。先生の卒業文集みたいなものです。全員の文をパソコンで打ち込んでいると、各先生方の頭の中が見えるようでとっても楽しい研修になりました。これに、新しく来られる先生方にも同じアンケートに応えていただき、合体させて、新年度の研修だよりスタート号として配ろうと考えています。この文集は全員が読んでくれるかな?私は、読んでくれると信じています。
アンケートの
質問①教師としての夢をぜひ教えてください(=生徒や自分の子どもに「どうして先生になったの?」と聞かれたときの応え)
質問②理想の学校とはどんな学校?(どんな学校にしたいですか?)
です。
「何のために?」これはとっても大事なキーワードだと思います。
ちなみに、山口県教育の目標は「夢と知恵を育む」です。
「子どもたちの夢」を育むには「先生方の夢」を育むことが必要だと思います。「知恵」を育むには『学び合い』が一番だと思います。

jun24kawajun24kawa2009/03/27 21:50『学び合い』はホモサピエンスの戦略です。どんなことに対しても、一番だと思っています。

09/03/24(火)

[]感謝 22:01 感謝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感謝 - 西川純のメモ 感謝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は半端な高校教師でした。テレビドラマの熱血教師のようにやったけど、結局は、ナルチシズムにすぎません。毎日、1升の酒を飲み続け、「バカ野郎」と泣きながら自分を慰めていました。でも、そんな自分に酔っていた。私を可愛がってくれた教頭は、「君には嫁さんをせわしないよ。早死にしそうだから」と言われました。先輩も可愛がってくれました。でも、生き急いでいる若い教師を危なかしかったのだと思います。私が大学に異動したとき、「純ちゃんには、よかったよ」と言ってくれました。きっと、あのまま教師をやっていたら四十前には死んでいたかも・・・。そんな熱血教師でいたけど、結果として私のクラスにはイジメがありました。私のクラスは、私が大学に異動したら崩壊しました。『学び合い』を分かる今から考えれば、それが私の熱血教師が原因であることが分かります。

 全国の同志のブログ・メールを読み、卒業式の様子を知ります。私の教え子に、贖罪は出来ません。今からの子ども達を通してしか贖罪は出来ません。まともな教師になれなかった私が出来る贖罪を出来るかも知れない・・・と感じます。感謝です。

[]ライブ 16:37 ライブ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ライブ - 西川純のメモ ライブ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2年生のゼミをしました。いつも思うのですが、この場面をビデオにとってライブで写せばいいのにな、と思います。というのは、極めて一般的で、とても大事な質問を彼らはします。それに応えているのをネットで流せば、「手引き書」のビデオ版になりそうです。

 が、毎回、忘れます。

[]80万ヒット 06:46 80万ヒット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 80万ヒット - 西川純のメモ 80万ヒット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ご愛顧感謝します。

09/03/23(月)

[]悩み 22:36 悩み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 悩み - 西川純のメモ 悩み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2年前、ある新入院生が最初に私にあったとき言ったのは「一人の子どもも捨てない教育を実現する、と研究室案内にありました。それは本当ですか?」です。顔は「可愛い男の子」です。私は「はい」と迷い無く応えました。それ故、私の研究室に所属しました。最近、その学生から「上越教育大学ではなく、西川研究室で学べたからこそ、力不足の私でも教師になることができました。4月から、一人の子どもも捨てない学級作りを実現するために、精一杯頑張ります。」というメールを頂きました。誇らしく思います。初志貫徹です。男らしい顔で大学を旅立ちました。

 西川研究室は、良くも、悪くも、ハッキリした道を示した専門店です。そして、その専門店を良しとして入ってくれる学生がいます。それで我が研究室が成り立っています。ところがです。どうも、私の言っていることをなかなか信じてもらえないようになっているようです。おそらく、「何故、理科は難しいと言われるのか」、「学び合う教室」、「心の教科指導」、「学び合いの仕組みと不思議」あたりまでのレベルだと、理解してもらえると思います。ところが、今の我がゼミは、多くの先生方にとってリアリティのないことを主張しているんです。だって、本当に「一人の子どもも捨てない教育」を実現できると思って、そして実践しているのにも関わらず、多くの常識的な方は「理想的な姿だけど、実際に成り立つとしたら、凄い積み上げが必要なんだろう」と解釈されます。私がいくら語っても、「まあ、大学の先生様のデーターだから・・・」と解釈されます。方便で、一般の人に分かりやすいテクニック的に語ればいいのかも知れませんが、自分の心がそれを許せません。

 どうしたらいいのかな・・・と悩みます。世間が追いつくのは、あと数年だと思っています。でも、それまでは辛いな~。時々、研究室のない、授業だけの大学に異動し、全国の同志のサポートに専念した方が良いのかとも思います。でも、担任は教師の楽しみです。悩みます。

09/03/22(日)

[]東京の会 19:40 東京の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京の会 - 西川純のメモ 東京の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3月28日(土)に東京で『学び合い』の会が開かれます。準備の関係があります。いち早く、事務局に申し込みして下さい。お、ね、が、い

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Manabiai_Tokyo/

ybhdv7ybhdv72009/03/22 20:02その日は明石でDEEPな『学び合い』合宿しまーす♪
東京の会が大成功されることをお祈りしてます。

ikutosuikutosu2009/03/22 21:19ご紹介ありがとうございます。
現在鋭意準備中です。

ぜひ皆さん、いらして下さい!

makine45makine452009/03/22 21:45校内の事情で、28日参加できません。残念です。
大成功をお祈りいたします。

jun24kawajun24kawa2009/03/22 22:26多様な場所で、多様な活動。
いいな~

09/03/21(土)

[]寂しい 18:38 寂しい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 寂しい - 西川純のメモ 寂しい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、大学の院生控え室に行きました。ゼミ生の机が綺麗になり、完全に引き払っていました。

 やっぱり、とても寂しい。

sakusaku2009/03/22 07:05では私がにぎやかしに伺います...もちろん今のところは冗談ではありますが...

私はしばらくは現場で頑張ることで
『学び合い』を広げ生徒や先生の幸せを広げることに貢献したいと思っています。
しかし
私もいつか西川村塾で学ぶ機会をつくりたいと思っております。
リニアモーター長野迂回ルートができた後、長野駅から上越教育大前までの延線ができたらすぐにでも宿泊研修旅行に伺います!
預かっているものでお酒(もちろん『貴』)を買って...

jun24kawajun24kawa2009/03/22 09:56あははは
そんな先だったら、今世紀中でも無理ですよ

09/03/20(金)

[]ピーターパンじゃない 12:52 ピーターパンじゃない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ピーターパンじゃない - 西川純のメモ ピーターパンじゃない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から23年前に、高校教師から大学教師になりました。それから5年ぐらいは、飲む度に「なんで、大学教師になっちまったんだろう・・」と泣きながら飲みました。しばらくして、自分は良い高校教師なるだけの精神の強さはない、という現実に嫌々ながら認め、諦めました。しかし、それでも毎年、卒業式・修了式のあたりになると、自分はピーターパンの様だと感じます。大学は短期間生活するにはパラダイスですが、長期間生きるには難儀な世界です。小中高の学校現場には子どもたちがいて、教師としての普通の生活があります。学生さん、院生さんは、数年間だけ大学というネバーランドに住みますが、しばらくすると現実の世界に戻れます。ところがピーターパンは戻れません。ネバーランドに居続けなければなりません。だから、ネバーランドから現実の世界に戻れる学生さん、院生さんがとてもうらやましく感じてしまいます(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20030320/1172994830)。

 ところが、昨年あたりからその感覚がありません(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20080315/1205570538)。理由は、『学び合い』が広がり、学校現場とのつながりが「大学の先生様-学校」という関係ではなく、いっしょにやれる関係となってきたことを感じられるからです。今年は、もっとそれを強く感じます。学生さん、院生さんには、来月から現実の学校現場があります。しかし、私にも現実の学校現場があります。それも、日本全国に広がる、もっと大きな世界です。でも、その広がりの本当の姿を、ゼミ生の方々は感じていないように感じます。だから、私は大学からは彼らを送り出しますが、全国レベルの学校現場という私の世界で、そのまま受け入れるような感じを持ちます。だから、3月は「行ってらっしゃい」ですが、4月には「ようこそ、あなたをお待ちしていました」と感じるでしょう。

 昨日は卒業式・修了式です。そして、昨晩は大学で飲み会をしました。おそらく、今日合えるのが「今年度」最後かもしれません。ということで、「とりあえず」言います。

 行ってらっしゃい!

sakusaku2009/03/21 02:28sakuです。相変わらず携帯でですが今日はこちらに...

『学び合い』に興味を持ち始めている同僚の先生から次のような質問を受けました。
西川先生ならどのように応えられますでしょうか?

「中学校で『学び合い』の授業を受けた子は高校での一斉授業に対応(我慢)できるだろうか?やっぱりきちんと座って黙って授業を受けるように躾ることも大切なのでは?」
です。
ちなみに私は西川先生の書籍にありました「暴走族も集会で静かにしなければいけないときには静かにするはず」という話を引用して、本人が必要性有用性を感じたら座れるはずで、黙って座るという状況を調教するような感じで作ることって本当に大切なことなのかなー?それよりも「周りの大切な仲間に迷惑はかけられない」とみんなが思うような集団を創ることが大切なんではないでしょうか?
と応えました。

jun24kawajun24kawa2009/03/21 07:49それで良いと思います。
でも、それで納得する人もいれば、しない人もいます。まあ、正確に言えば、それで納得したい人もいれば、それで納得したくない人もいます。しょうがありません。
でも、社会ではあり得ないことを、何故学校でやるのか、不思議です。

09/03/19(木)

[]提案 13:45 提案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提案 - 西川純のメモ 提案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、埼玉県本庄の同志である佐藤準一先生よりプレゼントが届きました。佐藤さんが仁手小学校に異動して2年、その2年間、教科担任である社会科で『学び合い』を経験した子どもが卒業します。その子どもたちからのプレゼントです。佐藤さん、そして同じ本庄のkineさんの趣味は、私を感激させて泣かせるというものがあります。文章を読むと、佐藤学級においても、子どもたちはそれを楽しみにしているようです。あはははは

 さて、同志各位に提案です。そこにある仁手小学校6年生版の『学び合い』の手引き書を活用してはいかがでしょうか?つまり、各同志が自分のクラス・学年でそれを見せて、それ以上の手引き書を作るよう課題にするのです。きっと素晴らしいものが出来るはずです。子どもたちが投じた一石の波紋を、大波にしましょう。

 HP(http://www.iamjun.com/)の「『学び合い』を学ぶコーナー」の「『学び合い』の玉手箱」の「佐藤準一学級の贈り物」をご覧ください。

追伸 仁手小学校の小学校4年生、5年生、6年生に関しては、学校名を明記すること、また、「子どもの高画質画像・音声」、「成果物の高画質映像」をインターネット等各種に発信することの承諾を全ての保護者より頂いております。ただし、今回は氏名に関しては黒塗りいたしました。

[]本庄の同志へのご挨拶 13:45 本庄の同志へのご挨拶 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本庄の同志へのご挨拶 - 西川純のメモ 本庄の同志へのご挨拶 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本庄の同志の皆さんにつつしんでご挨拶いたします。ご卒業おめでとうございます。

 『学び合い』では色々な人が折り合いをつけながら自らの課題を解決することが大事だと思っています。色々とは年も仕事も何もかもです。ただ、一緒の同志となれるのは、「みんな」がなりたつことが、自分にもみんなにも、とても大事だということを分かった人です。みなさんが仁手小学校での2年間で、日本全国に広がっている『学び合い』の同志になっていただけたことありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

 みなさんは小学校を卒業され、中学校にすすまれます。残念ながら、我々の力不足で中学校で『学び合い』を経験できるか分かりません。もちろん、我々も全力を尽くすつもりです。同時に、みなさんと家の人の力によって、みなさんの後輩が『学び合い』を経験し続けられるよう努力することをお願いします。

 たとえ『学び合い』の授業を中学校で経験できなくとも、皆さんには15人の仲間がいるはずです。まずはそこから出発し、中学校で初めて出会う同級生とともに学び合える集団を作り上げてください。それが、中学校で安心しながら学び続け、そして高校入試に大事であるかは皆さんはご存じのはずです。それを「みんな」に伝えてください。そして、その後、社会に出るにせよ、大学に進むにせよ、それは常に大事です。

 皆さんが大人になったとき、そのような仲間と生活できることが、給料の多い少ないよりもずっと大事だということを実感できる生活をして欲しい。そして、私の今の年(49才)になり、私以上の年になって、とても幸せな人生を過ごして欲しいと思います。そのためには「みんな」です。

 私はあと16年、大学におります。皆さんが成人し、社会で活躍し始める年齢になったときも大学にいるでしょう。もしかしたら、何人かの皆さんは10年後に教師として、いっしょに『学び合い』で教えているかも知れません。そして、教師以外の道に進んだ方々は、様々な仕事を通して、また保護者として『学び合い』を守って欲しいと願います。

 私は同志に常にいう言葉です。皆さんに贈ります。

 期待しています。

 仁手の保護者の方、教職員の方へ。おめでとうございます。そして、ありがとうございます。私は期待しています。

追伸 上記の文章が分かりづらかったら、どうしたら良いかは、卒業生の皆さんは分かっているよね。あはははは

09/03/18(水)

[]指揮者 23:48 指揮者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 指揮者 - 西川純のメモ 指揮者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/tomkick/20090315を読んで、学生さんの持つ教師のイメージのことを考えました。今、ふと思いついたのでメモします。

 多くの教師の持っている教師のイメージは、協奏曲におけるソロ演奏家なのだと思います。たしかに格好いい。でも、『学び合い』における教師は指揮者みたいなものだと思います。指揮者は音を出しません。でも、オーケストラの音を決めるのは指揮者です。指揮者って格好いいですよね。あはははは

追伸 作曲家と言っても良いかもしれません。

[]自慢 22:53 自慢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自慢 - 西川純のメモ 自慢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある同志から手紙を頂きました。中には私の宝物がいっぱいです。それは私への感謝という形をとりつつ、それは同志の自慢なんです。自慢の子ども達を私に伝えているのです。しかし、それが私の自慢です。他人の自慢がこれほど嬉しく、それが自分の自慢になる。逆に言えば、私の自慢が、その人の自慢になる。きっと、同志の定義とは、上記が成り立つことだと思います。

[]急ごう! 22:54 急ごう! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 急ごう! - 西川純のメモ 急ごう! - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これは実際に私のゼミ生に語ることです。

 教師の人生を長く勤めれば、自殺した教え子を持つ教師は少なくないと思います。え?あの子が・・っと、卒業生の訃報に声を失う経験があるかもしえません。その原因は様々です。でも、家庭がいかに悲惨であろうとも、送り出した先の学校で虐められても、仕事がいかにつらくとも、自分のクラスでの経験や、そこで生まれた人の繋がりがあれば乗り越えられたかも知れません。たとえ、たった一つの教科であったとしても、『学び合い』を経験したならば救われる子どもはいっぱいいます。おそらく、全ての子どもがそうだと思います。我々は教え子の人生についていくことは出来ません。しかし、我々は教え子にその後の人生にも切れないネットワークを与えることは出来ます。私はそれを信じたい。

 子どもが『学び合い』によって救われたことを知ると、心が本当に豊かになります。同時に、それがもっと早く、もっと広く広がれば救えた命もあるのではないかと思います。だから、ゼミ生に真顔で語ります。「君たちが手を抜けば、命を失う子どもがいるかも知れない。」と語ります。同時に、「私は君たちに滅私奉公を求めない。自らの家庭を大事にすること、それと矛盾無く、高い志を実現する道がある。」と語ります。私の仕事は、この言葉の重さを伝えることです。

 無理なく、急ぎましょう!

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/03/19 00:41ご無沙汰しています

指揮者だと、その現場にいないと楽団は動かないですよね

やはり西川先生が以前に言われるように、プロデューサーか、社長が、望ましい教師の姿なのかな?と思っています
(もちろん、時には指揮者や司会者になる必要もあると思います)

子ども達を自立させる為には何が必要なのかを考えながら、日々の仕事をしていこうと思っています

西川先生の日記、勉強になります

いつも、ありがとうございます

jun24kawajun24kawa2009/03/19 06:16そのとおりですね。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/03/19 06:17度々すみません

そういえば思い出したのですが、デューク・エリントン楽団みたいに指揮者が亡くなっても存続している楽団はありますね

まあ、例えは何でもかまわないのでしょうが、志というか想いは消えないし、誰かが受け継いでくれるのでしょうね

そういった想いを受け継ぎたいし、周りの誰かに伝えたいなと思っています

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/03/19 06:19ほぼ、同時にコメントを投稿されたようなので、ちょっと驚いてしまいました

それでは、失礼します

bunbunbunbun2009/03/19 11:55私は身内で経験していますから。
無理なく、急ぐしかあり得ません。

jun24kawajun24kawa2009/03/19 13:47そうですか・・・
一緒に無理なく、急ぎましょう。

09/03/17(火)

[]モテモテ記念日 22:23 モテモテ記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - モテモテ記念日 - 西川純のメモ モテモテ記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は小学校2年生の息子の終業式です。息子によれば、家に帰る途中、クラスの女の子が追いかけてきたそうです。そして、結婚したいと、言われたそうです。むちゃくちゃ照れまくっています。が、息子には幼稚園から一緒で、結婚したい二人の女の子がいます。息子から三人の誰と結婚したらいいか聞かれました。3人とも、とても可愛くて、よい子です。そこで、じっくり考えることを勧めました。

09/03/16(月)

[]何が起こっているか 22:37 何が起こっているか - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何が起こっているか - 西川純のメモ 何が起こっているか - 西川純のメモ のブックマークコメント

 立場上、『学び合い』に関して、日本中で起こっていることが私のところに伝わる機会は相対的に高いです。それによって感じるのは、どこでブレイクスルーが起こるのかは分からんということです。

 ねずみ算の場合は、全てのネズミはほぼ同じ周期で子孫を残します。それ故、幾何級数的に増加します。『学び合い』も急激に拡大しています。でも、多くの同志は、それは自分とは関係ないことと思っているでしょうね。だって、自分の周りでは、そんなことは起こっていませんから。でもね。そんな同志の、ちょっとした一言や、ちょっとした行動がそれを起こしているんです。いままでブレイクスルーした事例で、何故それが起こったかを分析すると、そんなことが起こることを期待した分けではないことが非常に多いのです。

 例えば、1年前以上前に日本全国の地方紙に『学び合い』の記事が載りました。あれって、どういうきっかけかというと、こうです。ある学校のサポートに行きました。そこに某社の記者さんがいました。その某社のほぼ似た名前の会社の本の原稿を書き、しかし、印税を踏み倒されそうになった悪い思い出がありました。某社と踏み倒されそうになった会社は全くの無関係であることが判明しました。しかし、そのため、その某社に対して変な印象を持ちました。しかし、その記者さんの熱意を受けて、G県のY小学校を紹介しました。その記事をきっかけとなり、多くの人が『学び合い』を知りました。

 今、関西で『学び合い』が広がりつつあるきっかけは、数年前の非常識な申し出です。その時、直前に休日に合いたいという関西の学生さんたちからの「非常識」な申し出が出発点です。社会人だったら、断る非常識ですが、教師として学生さんに関しては寛容になるので受けました。それがきっかけです。合ってみれば、むちゃくちゃ凄く良い学生さんでした。考えれば、あれを断ればどれだけ関西での広がりが遅れたか分かりません。

 以上は私の事例ですが、その他にもいっぱいあります。私のところにメールが来て、「なんで、『学び合い』をしりましたか?」を聞くと、ビックリすることは少なくありません。

 結局、誠意を持って全ての人に伝えるしかない、と思います。

[]可愛い 22:11 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある学校の校長先生からのメールを頂きました。まだ、一度もお目もじしたことのない方です。でも、その先生は『学び合い』を推進しようと思っています。成果も上がっていますが、まだまだと向上しようと思っています。その方のメールを読んだとき、最初は二十代後半から三十代前半の先生からのメールだと思いました。内容は学校に対する思いですが、とても若々しく感じます。まるで自分のクラスで悩んでいる先生からのメールなんです。でも、良く読めば、それが校長からのメールなのです。おそらく、私よりは年長なんでしょう。その私に素直に全てをさらけ出し、向上しようとするなんて・・・・。言葉では簡単そうですが、実際にやることは凄いことです。私に出来るかどうか、大いに不安です。きっと、若いとき、多くの先輩に恵まれたのでしょう。中堅の時、多くの同僚に恵まれたのでしょう。管理職として、多くの人に恵まれたのでしょう。

 あ~、ここに「も」そのような校長がいることを知り、心豊かになります。どんな人が、どんなことを言っても、本当は日本の教育は捨てたもんではない、と思いました。我々の本質は、あんちゃん、ね~ちゃんなんです。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20010324/1173102670

ybhdv7ybhdv72009/03/18 20:03数年前に非常識な申し出をした者です(笑)
いやいや、我々があのとき行っていなくても関西ではすぐに『学び合い』のうわさが流れてきたと思いますよ。

過去も大切ですが、今後がますます勝負ですね。
したたかにいきます!

jun24kawajun24kawa2009/03/18 22:32いやいや、君ら並のネットワークとフットワークを持つ人はそうはいないよ。非常識に凄いこと、期待しています!

09/03/15(日)

[]伝える 19:44 伝える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 伝える - 西川純のメモ 伝える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現在の同志は、もともと『学び合い』に近い考え方を持っていた人だと思います。いままでもやもやとしていた自分の考えが、『学び合い』の考え方とデータによってすっきりしたのだと思います。でも、そんな人ばかりではありません。かく言う私自身がそうです。私は二十数年かけて、やっと今の理解に達しているんです。

 色々な人は、色々なこだわりを持ち、色々な腑に落ちないところを持っています。その多様な人にどのように説明したらいいでしょうか?あはははは。分かるわけありません。それはクラスの子ども全員に分かる説明が無くて、その一人一人に対する説明する最善の説明は何かが分かるわけないのと同じです。そして、どうすべきなのかも同じです。

 つまり、多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成できる場を保証することです。我々は多様な情報発信をすべを獲得しつつあります。是非、じっくりと語り合う場を、それも定期的に何度でも語り合う場を創り上げましょう。その場には、教師ばかりではなく、子ども、保護者、学生、そして教育を良くしたいと思うその他多種多様な人たちと一緒に学べる場としましょう。

 上記は何を意味しているか分かっている人はいるはずです。是非、それを実現して下さい。そして、既にやっている人は、もっと大きく、もっと多様に。期待しています。

tomkicktomkick2009/03/15 19:48あいあいさー!
了解しました。

jun24kawajun24kawa2009/03/15 22:00ゴチャゴチャとやりましょう!

09/03/14(土)

[]根幹と枝葉末節 19:39 根幹と枝葉末節 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 根幹と枝葉末節 - 西川純のメモ 根幹と枝葉末節 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の仕事は、目標の設定、教授(子どもから見れば学習)、評価、環境の整備の4つです。普通、教師は教授を仕事の中心と考え、他の三つは相対的におざなりにしています。しかし、我々の子ども観によれば、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せる部分が多い、と考えています。

 一方で、従来はおざなりにされてきた、目標の設定、評価、環境の整備が仕事の中心であると考えています。何故なら、それは教師しかできないことであり、それを放棄すれば学校教育ではなくなるからです。

 しかし、その目標の設定、評価、環境の整備であっても、その方法に関して、つねになりたつ最善の方法があると考えれば、そではつねになりたつ最善の指導法があると考えている従来の考えと同じで『学び合い』ではありません。つねになりたつ最善の方法なんてありません。でしょ?

 では、その場においてなりたつ最善の方法(学習法・指導法のみならず、目標の設定、評価、環境の整備の方法も含みます)を求める基準は何なのでしょうか?それが学校観と子ども観です。ここのところは不動です。

 『学び合い』の学校観も子ども観もシンプルです。学校観は、「学校は、多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場」です。子ども観は、「子どもたちは有能である」です。馬鹿馬鹿しいほど当たり前で、シンプルです。でも、本当は見た目と違って本当に革命的です。どこが革命的かと言えば、『学び合い』ではこれを本当に信じているからです。

 「学校は、多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場」と言って、「そりゃ違う」と言う人はいないでしょう。でも、『学び合い』では、これは全員について成り立つと考えています。例えば、ダウン症の子どもも、肢体不自由の子どもも、暴力行為を繰り返す子も・・・です。多くの人は、そのような子どもを無意識に、当然に、除外して考えています。『学び合い』では、それを含めた子ども全員の目標だと考えています。革命的でしょ?

 また、多くの教師は、上記の目標と独立した教科特有の目標があると考えます。それ故、それに配慮する必要があると考えます。ま、そう考える人が多いのは当然ですよね。でも、そんなこと考えなくても無矛盾と考えます。上記が成り立てば、教科の目標は自ずと成り立ちます。逆に、矛盾しているならば、そりゃ学校教育で扱うべきものではないと考えます。革命的でしょ?

 また、「おりあいをつけて」を「仲良く」と勝手に誤解してしまいます。でも、『学び合い』の場合は腹の中で嫌っていてもOKなんです。折り合いをつけさえすれば。教師ドラマ・青春ドラマの見過ぎの人だったら驚くでしょうね。革命的でしょ?

 子ども達は有能だと言って否定する教師は少ないでしょうね。でも、圧倒的多くの教師は、「低学年では・・・」、「数学では・・・」、「体育では・・・・」と限定を加えます。でも、『学び合い』ではありとあらゆる場面で子ども達は有能なんです。さらに言えば、多くの教師は個々の子どもの無能に目をとられます。だから、気になる子どものことでイライラしています。ところが我々が着目するのは子ども「たち」なんです。革命的でしょ?

 私の判断は不動なのは、考え方の基本がシンプルで、そしてそれを本気で信じ切っているからです。だからゼミ生と議論する際、「だって、色々な人と折り合いをつけて課題を解決することが学校の目的だもん」、「だって、子どもたちは有能だよ、バカにしちゃいけないよ。第一、あんたはそんなに有能なの?」と言うことが少なくありません。たった二つの考えをシンプルに信じ切れれば、どんな場面でも適用できます。だって、シンプルに信じ切れるというのは、どんな場面にも適用できると信じ切れることですから。

 でも、これから『学び合い』を実践しようとしている人、また、迷っている人には禅問答でしょうね。やって下さい、そして、悩んで下さい。我々はサポートします。結果として、本当に馬鹿馬鹿しいほど当たり前で、シンプルな考えを信じられるようになればいいんです。

tomkicktomkick2009/03/15 18:06『学び合い』というのは,あれやこれや枝葉末節がくっつきすぎた教育を根こそぎ落としていったら残ったものって言う感じですよね。
『学び合い』っていうのは,本来教育の根本部分だったところでしょう。
教育を引き算していくという考え方が,すっとふに落ちてきました。

jun24kawajun24kawa2009/03/15 18:15引き算しても、足してしまう・・・
難儀なもんです。

tomkicktomkick2009/03/15 18:42>引き算しても、足してしまう・・・
>難儀なもんです。
わはは。本当ですね。残ったものこそが本当に大切にすべきものなんですがね。
ただ,今日ちょっと面白いなぁって思ったことがあります。
今度現場に出る学生さんたちとお話しさせてもらいました。おっさんは僕一人。
『学び合い』のことは知っている。でも,なんとなくふに落ちていない。現場に行ったら『学び合い』するの?という感じで話してました。『学び合い』は認知されていて,なんかやったほうがよさそうと思っているけど,なんとなくふに落ちなくて,実践できるかなぁっていう雰囲気でした。
何が引っかかっているんかなぁって,自分なりに分析していたら,ところどころで,こんな話をしてました。
「私は,現場で,こんなことを教えたい!」
「困っている子どもに,こういうことを伝えたい」
「こんな授業は面白そうじゃない?」
って。
この声を聞いて,思ったのは,これから現場に立つ先生って,「こんな風に教えたい」「こんな授業がしたい」っていう思いがあるんだなぁ…って。そういう人にとって,『学び合い』って,教師が教えないみたいにとらえてしまって,つまらないのかなぁって思いました。
結局,その引き算をして残った部分に,自分らしさを足し算していけばいいんだと思うんです。『学び合い』はあくまで考え方なんですから,子どもの様子に合わせて,臨機応変にすればいいし,教師の個性に合わせて,臨機応変にしてもいいと思うんです。
でも,なぜか,正しい『学び合い』像っていうのがなんとなくイメージにあって,それって「私らしくない」と感じている人がいるんだなぁって,僕なりに感じました。
教師の人格,モチベーションというところも,『学び合い』の教師観で研究してほしいところです。(僕にはできませんが)

jun24kawajun24kawa2009/03/15 19:16上記に刺激を受けて、今日のメモを書きます。

09/03/13(金)

[]『学び合い』の広がり 18:59 『学び合い』の広がり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』の広がり - 西川純のメモ 『学び合い』の広がり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この前、ある学校での講演で『学び合い』がどれほど広がっているかを示すために、『学び合い』の授業を公開している学校、学校として『学び合い』をテーマとしている学校を数えてみました。

 『学び合い』の授業を公開している学校とは、『学び合い』の同志がいて、その同志の授業を参観することを学校が受け入れている学校です。それは、全国30都道府県に広がり、小学校91校、中学校47校、高校2校です。次に、学校として『学び合い』をテーマとしている学校というのは、その学校の研究テーマが『学び合い』である学校で、少なくとも複数の職員が『学び合い』と”学び合い”の違いを理解している学校です。それは全国18都府県に広がり、小学校18校、中学校10校です。私自身もビックリしています。1年間で4、5倍以上のスピードで広がっています。そして、上記は本当にうちわの数です。というのは、上記は私自身が確認できる範囲の数です。『学び合い』を公開している学校というのは、既に公開している学校の数で、まだ、頼めばOKだろうけどまだだという学校(同志)は多くあります。学校として『学び合い』をテーマにしている学校に講演に行くと、その学校の先生から「西川先生、○○県の○○学校をご存じですか?」と聞かれ、私が「初耳です」と応えると、ビックリしながら「『学び合い』をテーマとしている学校のようで、本校まで参観に来たんです。てっきり先生のご紹介だと思っていました」と言われ、私がビックリします。そんな経験は度々です。ビックリするのは、第一に、そこでも『学び合い』を学校のテーマとして、複数の先生が時間と金を使って遠方まで来る学校があることです。第二に、基本的に私はブログやHPで固有名詞を出さないようにしているのに、情報収集によって『学び合い』を研究テーマにしている学校を見つけ出している点です。ただ、そのような学校の場合は、私自身が確認したわけではないので上記の中には含まれていません。

 来年度が楽しみです。というのはライブが広がる点です。

 『学び合い』は文章で読み取る限りイメージがとりにくい人が圧倒的大多数です。そして、私が言って、書いている成果は大言壮語に思われるでしょう。でも、ライブを見れば、イメージ化することができます。そして、それを見ただけで腑に落ち、自分にも出来るかも知れない、いや、やりたい、と思える人は少なくないと思います。さらに、学校単位でやれば、もっと、もっと面白いことが出来ます。それらの点が線で繋がり、面となります。来年度が楽しみです。

追伸 保護者・教師・その他の方々へのお誘いです。我々は基本的にライブはいつでもOKです。だって、我々は普通に毎日やっていることを公開しているのですから。いつでもおいで下さい。幸せな子どもと教師といっしょに楽しみましょう!

[]固定的 06:56 固定的 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 固定的 - 西川純のメモ 固定的 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ある情報が口コミでどう広がるかを書いた本を読んでいます。とても面白い本でした。でも、不満があります。というのは、その本によれば、3種類のタイプの人がおり、その人によって急激に広がると書いています。非常に鋭い分析です。でも、不満があります。それは一人一人のタイプが固定しており、分類可能であると考えている点です。でも、実際は、大多数の人は様々なタイプの行動をします。特に相手によって、全く異なった行動をします。そして、それは予想不可能なのです。

 その本では、特定のタイプの人にターゲットを絞った戦略を勧めています。でも、結局は、全ての人に様々な情報発信を行い、相互作用によって広げるしかないのです。つまり、『学び合い』でのゴチャゴチャが一番です。そして、結果として広がったとき、後知恵でタイプ分類の説明が成り立つだけです。つまり、お話しとしては面白いが、それを利用した戦略はあり得ないと言うことです。

bunbun-hbunbun-h2009/03/13 19:18先生、まだまだぜんぜんたりない。
私は、私の生活圏に『学び合い』を浸透させます。(本当に)

jun24kawajun24kawa2009/03/13 21:54はい!
その通り。
まだまだです。
期待しています。

bunbun-hbunbun-h2009/03/13 21:57私も期待しています。

o4dao4da2009/03/15 20:31ちょっと引用させていただきます。

jun24kawajun24kawa2009/03/15 21:59どうぞ、どうぞ
ちなみに、今、ある学校から連絡がありました。『学び合い』を研究テーマとする小学校がもう一つ増えました。

09/03/12(木)

[]人のため 22:19 人のため - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人のため - 西川純のメモ 人のため - 西川純のメモ のブックマークコメント

 年をとると、人のために動く時間が多くなります。その恩沢を受ける人が、それがあったらいいな、と気づく以前に、それを実現するために動く必要があります。今日は、それで疲れました。あとから、あとから、私がすべき仕事がやってきます。ふ~

yukari0841yukari08412009/03/13 10:57私も、先生の貴重な時間をいただきました。ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2009/03/13 15:54いえいえ、その分も、期待していますよ。
あはははは

09/03/11(水)

[]職場 22:03 職場 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 職場 - 西川純のメモ 職場 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は職場の飲み会でした。本当に良い職場に恵まれました。感謝です。

09/03/10(火)

[]5分間 05:52 5分間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 5分間 - 西川純のメモ 5分間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年ある5分間の会議に出席します。ただし、今年は課程博士と論文博士のお二人の説明をするので合計10分間です。ということで説明時間の時間単価は75万円となります(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20060307/1141716267)。あはははは

 でも、今回は昨日、貴重な議論を出来たのでよかった。

sakusaku2009/03/10 06:22昨晩はNくんと楽しまれたご様子でよかったです。


3月9日は「サンキュー」=「ありがとうの日」
だそうです。西川先生、Nくんありがとうございます。

ちなみに3月9日は「サク」(saku)とも読めますね。


さて
生徒への言葉かけ例集は訂正して...と考えていましたが...
それはやめて...

まずB4の左側に問題点を含んだものをそのまま載せました。問題点のところは反転しておきます。
右側には西川先生からのアドバイスという形でそのまま載せさせていただきました。

私が学習していることを追体験していただけるのではと...
その方が何をどうしたらいいか(どう考えたらいいか)がわかりやすいかなと思いまして。

jun24kawajun24kawa2009/03/10 07:08うまくやってください。あははは

09/03/09(月)

[]大阪の夜 22:56 大阪の夜 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の夜 - 西川純のメモ 大阪の夜 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 まずは、近畿の同志と良い悪巧みを喫茶店でしました。考えれば、考えるほど痛快で楽しい!その後、初対面の方と合流して飲みました。山口の同志の友達が大阪にいて、その同志からの誘いで、その方が参加しました。楽しかった。本日は月曜日、お二方とも自宅に帰るまで1時間はかかります。ということで、よい子で10時には店を出ました。

 楽しかった!

[]沖縄 18:10 沖縄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 沖縄 - 西川純のメモ 沖縄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が行っていない都道府県は、三重・和歌山・沖縄の3県です。

 沖縄県国頭郡金武町の中川小学校のお招きで、5月19日~21日、沖縄におじゃますることになりました。とにかく第一報です。

[]教え好き 17:56 教え好き - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教え好き - 西川純のメモ 教え好き - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪出張の途中下車で京都で3人の学生さんと話し合いました。二つ思いました。あんな優秀な学生さんを本学教職大学院で欲しいな~っと感じました。S大学がうらやましい。そして、つくづく私は教え好きだな、と思いました。2時間半の時間、殆どしゃべり続けです。あはははは

 ということで、「私」は教えまくりました。

[]感謝 08:18 感謝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感謝 - 西川純のメモ 感謝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、ある同志より感謝の言葉を頂きました。

 『学び合い』をすると、クラスの中の闇が見えます。それまで見えなかった「特定の子に対する阻害」がハッキリと見えます。そして、それに対して『学び合い』を行い解決をしました。そのお子さんの保護者は、その同志に会うたびに涙を流して感謝するそうです。その話を聞きました。心が豊かになります。あ~、良かったと思います。

 その同志に言ったことは以下の通りです。

 「その子以外にも不安に思っている子はいます。先生が「好きなもの同士で」と言ったときに不安になる子は大多数です。そんなときでも安心していられるのはほんの一握りで、その他の子どもは不安なんです。もし、その子が救えたならば、その他の子も救えたはずです。みんなのためにやりましょうね。」

 と。

[]出発 06:45 出発 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出発 - 西川純のメモ 出発 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は大阪に出張です。途中、京都で降りて学生さんと議論します。夜は同志と飲みます。

chunsuzumechunsuzume2009/03/09 07:05大阪にいらっしゃるとのこと。時間があればご一緒させていただければ・・と思ったのですが、あいにく今夜は都合がつきません。またの機会にお願いします。道中どうぞお気をつけてお越しください。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 07:52はい。しばらくお会いしていないですから、また、今度!

池田修池田修2009/03/09 13:30今日は伺えなくてすみません。

>>先生が「好きなもの同士で」と言ったときに

先生が好きなもの同士という考え方を認めるとき、嫌いなものがいても良いということを認めることにもなると、思う子どもはいると思うのです。
クラスという集団は、そういう性質の集団ではないと私は思うのですが、いかがでしょうか。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 18:18レトリックのレベルのことだと思うのですが・・・
私は嫌いなやつがいても、良いと思います。だって、それが自然ですから。でも、嫌いな人がいても、その人と折り合いをつけてつきあうこと、そして、その人を見捨てないこと、それが押さえられていればOKだと思っています。
ちなみに、『学び合い』では「好きなもの同士」なんていうことは、まあ言いません。方法のレベルですから。そんなのは教師の言うべきレベルではありませんから。
追伸 最近、飲んでないね。残念。

bunbun-hbunbun-h2009/03/09 19:59沖縄ですか。泡盛ですね。
実は私、先日からもらい物の泡盛を飲んでまして。
泡盛こわいです。
10年前にもにがい経験がありました。
最初はすごく幸せな気分になるのです。
でもその後が・・・
お気をつけて行ってください。

池田修池田修2009/03/09 20:45そんな感じもしつつ、私が子どもの頃にこんなことを思ってしまったんですねえ。つくづく嫌な子どもですf(^^;。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352009/03/09 22:44朗報です。是非その時は、中川小に行きたいと思います。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 22:52Bunbunさんへ
あはははは。酒飲みとしては、武勇伝には事欠きません。
泡盛は飲んだことありませんが、ウオッカを最初に飲んだとき、するすると2本飲んで、起きたら他人の部屋でした。あははははは
強い酒は、ゆっくり飲まないと、限度を超します。
ということを知っています。

池田さんへ
みんな、そうなんですよね。・・・私も

yu-rikiya-taさんへ
やっと行けます。中川小学校に感謝です。

tomkicktomkick2009/03/09 23:11西川先生
今日はありがとうございました。
大変楽しい悪だくみでした。僕も,それなりに悪だくみをできるような気がしていましたが,西川先生の悪さには,到底及びませんでした。また,追って報告します。
ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 23:34我々の強みはネットワーク
それを活用して下さい。
一人では出来ませんよ。期待しています。

09/03/08(日)

[]してはいけませんを言わない私 22:59 してはいけませんを言わない私 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - してはいけませんを言わない私 - 西川純のメモ してはいけませんを言わない私 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 誤解があるので、表明します。

 私は方法レベルのことに関して、「・・・してはいけません」と言ってないのと思います。まあ、「・・・するのはバカらしい」とか、「『学び合い』が分かっていない人の典型的な行動は・・・です」とかは書いているとは思います。逆に、『学び合い』における典型的な事例を紹介することもあります。でも、「・・・してはいけません」とは言っていないと思います。(もし、書いていたり、言っていたら、教えて下さい。その場合は、率直にお詫びします)

 逆に、「その場、その時にどうすべきかを判断できるのは、その場、その時にいる当事者しかない」ということは何度も言っているし、書いていると思います。

 もし、その場、その時にいない私が、その場、その時にいる人に方法レベルにのことを断定的に「これこれだ」と言っているとしたら、そりゃ、『学び合い』の考えから外れます。

 でも、目的レベルのこと、特に学校観、子ども観レベルのことだったら、そりゃ断定的にこれこれだとは言います。

 どうも、誤解がある。私の不徳の致すところです。すみません。

[]新潟の会 22:59 新潟の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟の会 - 西川純のメモ 新潟の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は新潟の会に出席しました。明日は大阪に出張なので、早々に退散しました。が、嬉しかった。

 それぞれの同志が、それぞれの立場で成果を上げ、同時に悩んでいることを感じました。その同志は、このメモを読んでいるかも知れません。私のアドバイスです。

 無理はしてはいけません。分かりたくない人に伝えるすべはありません。分かる人を増やせばいい。それで事態は変わります。どんどん、周りの環境は変わっていきます。

 分かりたくない人は、永遠に分からない人ではありません。愚かであるのではなく、ただ、今の状態に不満がないだけです。もっと正確に言えば、革命的に違う『学び合い』を受け入れなければならないほどの不満はないだけです。そういう人が大多数であるから、日本の教育は安定しています。いつか、分かってくれます。わざわざ敵になる必要はありません。

 でも、無理のない範囲で急ぎましょう。日本中に苦しんでいる子どもはいます。苦しんでいる保護者がいます。苦しんでいる教師がいます。

[]アドバイス 22:59 アドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドバイス - 西川純のメモ アドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新潟の会で、久しぶりに発表を聞く教え子がいました。四十過ぎ、それぞれの学校では中堅を占めている教師です。でも、私にはかわいい、かわいい教え子です。セクハラ、パワハラにはならない程度に、頭をなでなでしたいと思いました。あはははは。その教え子から、二十歳そこそこの新入ゼミ生にアドバイスがあったそうです。可愛いな~

 

tomkicktomkick2009/03/08 23:06この前質問された学生さんも,僕の職場の先生も,メールを下さった人も,「手引書」を読んで,「教えてはいけないんですよね」と,言う内容の質問をされました。
「そんなことないと思うけど・・・」という話をしました。
ニュアンスとして,そう受け取る表現があるのでしょうか?
~してはいけない,と感じるというのは,なにをしようとするにしても,とっつきは悪いような気がします。

bunbun-hbunbun-h2009/03/08 23:08人は案外と断定を求めるものなんだろうと思います。
それはしょうがないものなのかもしれません。
私は先生の、「その場、その時にどうすべきかを判断できるのは、その場、その時にいる当事者しかない」ということばにもっとも共感します。

jun24kawajun24kawa2009/03/08 23:13bunbunさんのおっしゃるのが理由だと、内心思っています。
子どもは「結局、答えは何なの」と聞くのと同じです。理由を分からず、丸写ししたがる。丸写しできる形に自分で書き直してしまう。
考えを理解するというのは、子どもも大人も、大変なのだと思います。

bunbun-hbunbun-h2009/03/08 23:24大変だからこそやりがいがあり、幸いがあるんですけどね。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 06:16はい
そして、丸写しでは力にならないのは、子どもも大人も同じです。

tomkicktomkick2009/03/09 06:17なるほど。
「先生,トイレ行ってもいいですか」
と聞く感覚と一緒なのかな。
「~してはいけません」とはっきり言われた方が,自分で考えなくて済んでしまう。
「考え方だから,自分で考えましょう」
と言われると不安になってしまうんですね。

jun24kawajun24kawa2009/03/09 06:46そうそう。そうなんですよ。
あ、本日よろしくね。

MizuochiMizuochi2009/03/09 10:11「新潟の会」でのご講演、ありがとうございました。
おかげさまで、あの後も熱く夢を語り合う「良い懇親会」になりました。
大阪出張お疲れ様です。^^

jun24kawajun24kawa2009/03/09 17:50次、そして、その次・・・
期待しています。

09/03/07(土)

[]ヤマハ 21:57 ヤマハ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ヤマハ - 西川純のメモ ヤマハ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子のヤマハ音楽教室の発表会です。

 息子が私より凄いと思うことは、絶対に頑張り続ける点です。決して凄い結果を出すわけではありませんが、やり続ける点は、絶対に私より偉いと思います。

 ということで、今夜も家庭内宴会をしました。

sakusaku2009/03/08 06:18実は私の娘もヤマハでエレクトーンをやっています。楽譜なんてほとんど読めないのに「ひょっこりひょうたん島」を弾いてます。
子どもが学習して何かを身につける力は本当にすばらしいなぁと思います。子どもほどでないにしても自分にもまだ沢山あると信じながら...
我が子を通わせたいと思える学校にするために日々『学び合い』や「自問清掃」を生徒たちや同僚の先生方と学んで
「あの**中学校でできたんなら、うちの学校でもできる」と周りの他校先生に思ってもらえるような学校にしていきたいと思います。

まずは同僚の先生方に「自分にも『学び合い』の授業ができるかも...」と思ってもらうところから。
西川先生の予想を上回るような仕事、試事、志事(クロフネカンパニー中村文昭さんのお話から引用いたしました)をしたいと思っています!

jun24kawajun24kawa2009/03/08 07:09期待しています。

09/03/06(金)

[]東京の会 22:49 東京の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京の会 - 西川純のメモ 東京の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 行こうと思っている方、是非、早めに申し込みして下さい。そして、もう一人を誘って下さい。自分が分かるためには、語り合う必要があります。自分が実践するためには、もう一人、仲間が必要です。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Manabiai_Tokyo/

[]マナカフェ 21:53 マナカフェ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - マナカフェ - 西川純のメモ マナカフェ - 西川純のメモ のブックマークコメント

◆=◇====◆===========◇=====================◆

 学び+出会い= 『 ♪ マ ナ カ フ ェ ♪ 』

~ 多 様 な 教 育 に 出 会 う 場 所 ~

         毎月第2日曜日13時OPEN

◇====================◆============◇====◆=◇

第5回 3月のテーマは…【 『学び合い』 ♪ 】

WHAT'S マナカフェ?

 多様な教育と、教育に思いを持った人との出会いをつくりだすべく、CORE+が毎月企画しているイベント。

第1回テーマ:「夜間中学校」

第2回テーマ:「自由学校」

第3回テーマ:「人権教育」

第4回テーマ:「交流会」

 * * *

学び合い』って聞いたことありますか?

聞いたことあるって人も、聞いたことないって人も、「何それ!?」って人も、まずは出会ってみませんか?

教育に対する考え方ががらっと変わるかもしれません。もしかすると、やっぱりそうだよね、と、すでに知っていたことかもしれません。

学び合い』という古くて新しい考え方に触れ、自分の教育観をもう一度見つめてみませんか?

気軽に、ゆったりと、その文化に触れてみてください。

☆ゲスト☆

堀 力斗さん (大阪府小学校教諭)

大学在学中、上越教育大学西川純教授らの提唱する『学び合い』に出会う。

(http://www004.upp.so-net.ne.jp/iamjun/tebiki/tebiki2.pdf)

現在は小学校2年生の担任。子ども達が自然に学び合うクラスをどのように作りあげたの?

1年間実践してみた今感じること、子ども達とのドラマの数々…ここでしか聴けないお話をしていただく予定です。

______

◇◆詳細◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◆とき

 3月15日(日)13:00~16:00

◆内容

 受付:

 オープニング:CORE+の紹介

 第一部:ゲストトーク 堀 力斗さん

 第二部:参加者フリートーク

◆参加費

 1500円(ケーキセット・場所代・資料費を含みます)

◆定員

 20名

◆場所

 西宮市勤労会館 JR西宮駅(大阪駅から快速で12分)から南へ徒歩5分

 http://kinro.nishi.or.jp/kinro_front/route.html

 

◆申し込み・問い合わせ

(1)所属、(2)、お名前をご記入の上、件名を「3月マナカフェ申込」としてメールでお申し込みください。

教育の多様性体感プロジェクトCORE

E-mail:project.core.plus@gmail.com

主催:CORE

http://www.core-plus.org/

ikutosuikutosu2009/03/07 17:44ありがとうございます!東京の会スタッフ一同、心を込めて準備をしております。
よろしくお願いします!

jun24kawajun24kawa2009/03/08 07:11もう少しですね。楽しみです。

09/03/05(木)

[]新潟 22:41 新潟 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟 - 西川純のメモ 新潟 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』の仕組みと不思議の会 in 新潟

日時 2009年(平成21年)3月8日(日)13:00~16:00

会場 上越教育大学新潟サテライト(新潟市中央区紫竹山6-3-5)

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20090204

[]大阪 18:05 大阪 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪 - 西川純のメモ 大阪 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3月10日の午前中に大阪で会議があります。ということで、9日の18時頃には大阪に入ります。月曜日ですが、飲みの相手してくれる方がいたらメールください。

[]提唱者 08:24 提唱者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提唱者 - 西川純のメモ 提唱者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は『学び合い』の提唱者となっています。でも、私が発見したというと、ちょいと意味が違います。多少の誤差はありますが、平成13、14年度ぐらいまでは、現場の優れた先生の知恵をいただいていました。正しいことは、多くの人が気づいています。逆に、だれも気づいていないならば、それは間違っている可能性が高い。『学び合い』の基本的な部分は優れた先生が、経験の中でたどり着いています。最初は、その知恵を臨床的手法で抽出することが最初でした。

 でも、現状の学校では、一定の常識が働き、ある一定以上は行きません。例えば、部活指導では『学び合い』は現状でもやっている先生は少なくないと思います。ところが、部活で『学び合い』をやっている先生の大多数は、教科学習では『学び合い』をやっていません。教科学習で『学び合い』をやっている先生も、それはイベント的、補完的なものにとどまっており、メインは従来の授業だと考えています。しかし、私はそれまでの研究の蓄積から『学び合い』の学校観・子ども観を整理し、そこから導かれるであろう姿を求め続けました。平成14、15年あたりから、現場の知恵をどんどん超え始めました。具体的には、ゼミ生にあるべき姿を語ってもなかなか受け入れてもらえなくなりました。

 平成12年度以前ならば、多くの先生方が疑問に思っている「よい話し合いをさせるにはどうしたらいいか?」とか「班のグループ編成をどうしたらいいか」に対応する研究テーマです。だから、受け入れやすい。ところが、平成14、15年あたりからは、多くの現場の先生方が一度も疑問に思ったことがないようなことをテーマとするようになりました。例えば、「子どもに指導要領を示して、評価基準・規準を考えさせる」とか「同じ部屋に別々の学年が、別々の教科を学んで学び合う」などは、おそらく多くの先生方には想像を超えたものです。それは、『学び合い』を学ぼうとするゼミ生でさえ、そうです。しかし、私は『学び合い』の学校観・子ども観から導かれることを頑固に主張し、求め続けました。

 ただし、求め続けるのは私の仕事ですが、答えは常にゼミ生が教えてくれました。現在、我々の仲間はゼミ生にとどまらず、日本全国の同志に広がっています。そして、その広がりは大学研究者の同志が広がるにつれ、学術の世界でも地位が確立しつつあります。

私が求めるだけです。同志が素晴らしい答えを教えてくれます。そうやって『学び合い』は発展してきました。

sakusaku2009/03/06 10:243月9日の夜の会に参加したいのですがちょっと不可能です。私は大阪教育大学出身でして、特に大学の寮で一緒にくらした仲間の中で教師になった者に『学び合い』を紹介しています。ずぼらな連中なんでリアクションが一切ありませんが…
あきらめずに伝え続けようと思います。夜の会のことも宣伝いたしました。

jun24kawajun24kawa2009/03/06 18:17あははは
私はウエルカムです。

mitaka2mitaka22009/03/08 21:25『学び合い』の仕組みと不思議の会 in 新潟、ありがとうございました。
娘は、「どうやったら自分のクラスでも『学び合い』ができるか?」を考え始めたようです。
保護者としても応援したいのですが、慎重にやらなければと考えています。
東京の会、1000人の方にご来場いただけるように広げていきます!!

jun24kawajun24kawa2009/03/08 22:32実は、後ろを通るたび、熱心にノートをとっているお嬢さんに「畏怖」を感じました。
是非、ブログでお嬢様のアイディアを教えて下さい。
よろしくお願いします。

09/03/04(水)

[]ゼミ旅行 17:51 ゼミ旅行 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ旅行 - 西川純のメモ ゼミ旅行 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は卒業旅行を兼ねたゼミ旅行です。午後は年休を取って近くに旅行です。まずは温泉。今から宴会です。

09/03/03(火)

[]ひな祭り 22:02 ひな祭り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ひな祭り - 西川純のメモ ひな祭り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日も普通の幸せを感じました。

 家内の作った、ちらし寿司と潮汁(国産はまぐり)と刺身を中心としたごちそうを食べ、晩酌をして。息子と歌を歌って、家内のひな祭りを祝いました。

 家で飲むと、なんで、直ぐに酔えるのだろう。

[]連携協力校 22:02 連携協力校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 連携協力校 - 西川純のメモ 連携協力校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、教職大学院の連携協力校の研究会で発表しました。

 発表し、先生方の話を聞く内にウルウルしました。この学校には、本当にお世話になりました。特に昨年は何人の参観をお願いしたでしょう。でも、それで多くの人の心が動きました。そして、子どもが大きく変わりました。良き出会いがありました。それを来年に繋げたいと思いました。

mana-mama5mana-mama52009/03/03 22:57朝読書のボランティアをしました。学び合いをしている子達と同じ校舎で、黒板前のトットちゃんの存在を知ったのですが、自分の子のクラスではないのでとても複雑な思いでいます・・・。

jun24kawajun24kawa2009/03/03 23:05ごめんなさい。意味不明なのですが・・・

mana-mama5mana-mama52009/03/03 23:25失礼しました。コメントは短いほうが言いと思ったので・・。教卓の横より更に黒板に近い場所に机があり、授業参観の時以外はそこがその子の定席だそうです。トットちゃんは彼女の世界観を誰一人理解しようとしていないと言うことです。

jun24kawajun24kawa2009/03/04 06:41なるほど、そういうことがあるんですね。ありそうです・・
トットちゃんは自由になれば、みとめれば凄い存在になるのですが・・・

mana-mama5mana-mama52009/03/04 08:43そうなんです。まさにトットちゃん。学力はとても高いそうです。争いごとが嫌いなやさしい子なのに、疎外されてる・・・。

jun24kawajun24kawa2009/03/04 09:29そうですか・・・
でも無力です。
その担任が『学び合い』に気づかなければ、その人に出来ることは、隔離するしかないのです。まあ、積極的に攻撃しないだけましですね。もし、その子の親御さんに伝えるすべがあれば・・・・

mana-mama5mana-mama52009/03/04 13:27その先生のこと、親御さんのこと、その子自身のことも良く知っていますので、伝えることはできますが、伝え方を間違えるとそれぞれが傷つくだけで時間切れになるのかなと思うと怖くて言えません。私が先生だったら言えたのですが、保護者ですから・・・。
王様のミミがロバの耳だという秘密を知ってしまった理髪師が洞穴に向かって叫んでストレスを発散させている話がイソップにありますが、このブログを洞穴代わりにしてしまったみたいです。コメントありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2009/03/04 13:47冷たい言い方かも知れませんが、『学び合い』では「その子」に拘りません。でも、絶対に「その子」を見捨てません。出来ることをやるだけです。

mana-mama5mana-mama52009/03/04 22:52なるほど。「その子」に拘るだけが道ではない・・・。考えて見ます。

09/03/02(月)

[]切ない 19:27 切ない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 切ない - 西川純のメモ 切ない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある人達から、ある学校の様子を聞きました。聞いていて、切なくなります。そのクラスの子ども達は苦しんでいます。そして、その大多数は、『学び合い』をやれば2週間以内に楽になります。そう分かっても、私にはどうしようもありません。私は、求める人に伝えることは出来ますが、求めない人には無力です。もし、求めていただければ、距離の近いので、何とでもサポートできます。でも、何も出来ません。聞きながらウルウルしてしまい、「もう、それいじょう言わないで下さい」とお願いしました。

追伸 その後、何が出来るかを、暑苦しく語りました。

[]整理 08:57 整理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 整理 - 西川純のメモ 整理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志より、以下のメールを頂きました。個人特定が出来ないように多少加除して以下に示します。

『そもそも西川先生が批判する「一斉授業」とはどういった授業なのか?形式なのか?子どもが座っている、聞いているという現象なのか?教師が教えていることなのか?それとも、子どもは有能だと信じていないことなのか?「みんな」でするというのを求めないことなのか?そもそも『学び合い』でなければすべて一斉授業なのか?このあたりの定義がよくわからないのでないかと思います。だから、『学び合い』をしていない人は、全員、自分が批判されていると思ってしまうから、かたくなになる。僕はそうとらえています。

学び合い』は考え方であり、一斉授業というのは授業の形式である。そもそも対立概念ではないということ。『学び合い』という考え方でさえあれば、一斉授業であろうと、教師が教えようとかまわないということもあったように思いますが、この辺はたぶん考え方と方法とをごっちゃにしている人にはまったく理解できないと思います。一斉授業だろうが、佐藤学の学び合いであろうが、その考え方の部分に、子どもは有能で、教師は学ぶ子どもの環境を整え、学校は、子ども同士が関わりあって課題を解決する場だということを思っていれば、そういう方法を子どもが選択するということは十分あり得ると思います。西川先生も、『学び合い』で、子ども同士が立ち歩いたりしながら、課題を解決するというのは、考え方から導き出される必然であるということは言っていましたが、「立ち歩け」とか「話し合え」とか「80点以上とれ」ということではないとおっしゃっていたように思います。また、少なくとも、一斉授業をできる(または子どもをせめて静かにさせる、課題を出されたら取り組もうとは思う)レベルの指導力、または人間的魅力が必要である、という部分に関して、もっと伝えなくてはいけないのでは。という話も上がっていました。そもそもその時点でつまずく先生も多いはずです。そうすると、一斉授業をしているのではなく、一斉授業すらできないで、学級崩壊させている先生にこそ『学び合い』に取り組んでほしいのですが、この人たちは、一斉授業をしているから批判されるのか、一斉授業すらできていないから批判されるのか、よくわからないと思います。

 仲間の中では、西川先生は、「ぶれない」ということを大事にしているから、こういったことには頑ななのではないかという話も出ていました。たしかにそうなのかもしれません。考え方を現場に導入するのは、僕らが解釈して持っていけばいいので、西川先生はぶれないことが大切なのかも。という話にもなっていました。

あっ、あと「一斉授業」はひどすぎて、『学び合い』のほうがましということも、いまいち伝わりません。一斉授業が、いかにまずいかということを、一つ一つあげて整理していただいたら、こういうことをやっている人が、『学び合い』のいう「ひどい授業」をしている人で、この解決のためには、『学び合い』の考え方がいいみたいですよ!って言えます!!

 あなたは、こんなひどい!仕打ちをしていませんか?

1 理解できる2割の子どもだけを使って授業をしている

2 わからない子にも、わかりましたと言わせている

 という感じで、なにが批判されるべき授業なのか具体的にわかることがいいのかもしれません。膨大な量になるのかもしれませんが…。

「広げる」ということに関しては、僕も僕なりにできることをしようと思っています。ただ、僕は現場なので、あまり厳しくバッサバッサと切っていくと、反対の力が強くなってしまうので、それはできません。ご存じのとおり、データや、子どもの姿が採用されるのではなく、なんとなくいや、あの人きらい、といった感情レベルで採用されていく職場ですので(^^ゞ

 久しぶりのメールなのに、まとまらない内容で申し訳ありません。西川先生にとっては、今までも、こんな内容は聞かされて、分かった上でのご発言だと思います。僕自身、書いていてだんだんわからなくなってしまったので、失礼にあたるかもしれませんが、そのまま送らせていただきます。僕は僕にできることを、まずは実践していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。』

 以上は、多くの同志の疑問なのだと思います。改めて整理します。

 最初に書きますが、一連のメモは同志に向けてのメモです。だって、『学び合い』を分からない人に、『学び合い』と他との比較なんか出来るわけありませんから。だから、『学び合い』を分かった人、つまり考えとテクニックの違いが分かっている人宛のメモです。ところが、それにもかかわらず、分かりやすいと思って不用意に「一斉指導」という言葉を使ったため、混乱を生じたと思います。お詫びします。

 私の言う「普通の授業」とは『学び合い』以外の全ての教育です。具体的には、『学び合い』の学校観と子ども観に反する教育です。ただし、補足がいりますね。

 「多様な人と折り合いをつけて課題を達成することは大事だけど、一人で考え「させること」も大事」と考えている教育はアウトです。だって、「教師が一人で考えさせなくても、子ども「たち」は一人で考えるべきところは一人で考えられる」と考えられるのが『学び合い』の子ども観ですから。でも、「子ども「たち」は一人で考えるべきところは一人で考えられるのだが、自分が未熟だから(もしくは自分の職場の状況で)一人で考えさせている」ならば『学び合い』です。だって、考えは理解しているのですから。方向性が定まっているのですから、その方向に変化するでしょう。

 「人間関係づくりは教科外の担当で、教科は教科の学習が中心」、「低学年は教師がしっかり教えなければならない」、「特別支援は、教師の個別支援しかあり得ない」、「教科の特性があり、教師がしっかり教えなければならない」・・・は全てアウトです。しかし、いずれの場合も、「『学び合い』ですべきなのだが、自分が未熟だから(もしくは自分の職場の状況で)出来ない・・・」は『学び合い』なのです。

 つまり、非常に簡単に言えば、学校教育において「『学び合い』ですべきではない場面はありえるか?」という問いかけです。繰り返しますが、「べき」であって、「自分が未熟だから(もしくは自分の職場の状況で)出来ない・・・」ではありません。私は、ありとあらゆる場面で『学び合い』をすべきと考えています。これは間違いでしょうか?これを同志に問うているんです。ただし、それに対して代案がある場合に限ります。

 なお、私は「ぶれ」ません。このことに関しては頑固です。そりゃ、「それもありだよね」と言った方が政治的には有効であることは、バカである私もよく分かっています。でも、そうしたら、直ぐに元の木阿弥になってしまいます。そして、現状の授業と変わりない『学び合い』が生まれてきます。これは絶対に避けたい。

 Kg原器はパリの国際度量衡局にあります。でも、料理を作るのにKg原器を使えとは言いません。同志各位がうまく政治をしてください。

 私の好きな言葉に「志は高く、現実には柔軟に」という言葉があります。ある意味で、安易な言葉にとられがちです。でも、現実に柔軟であり、かつ、志を高く維持しつつけることは、本当の意志の力が試されます(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20050508)。

tontan2tontan22009/03/02 19:54私はいろいろ突っ込みを入れますが、西川先生の単純明快に語っていく戦略が最善だと思っています。だからこそ、学校で「学び合い」を行っています。それをどうとらえて、どう実践を積み重ね、伝えていくかを我々が担うべきだと思っています。だからこそ、今後も「つっこみ」を入れて、「みんなで」考えていく場を作っていきたいと思います。

jun24kawajun24kawa2009/03/02 21:57ありがとう、同志!

ながたくながたく2009/03/02 22:15ぼくは西川先生に出会えて幸せです。
これは、新しい教育活動への挑戦だと考えています。
ただ、
・一斉授業の歴史的経緯や学ぶ権利とその保障について師西之園先生から学んできた
・子ども達との刺激的な出会い

から、ここまできました。
だからこそ、という思いがあります。

自分はまだ一斉から抜け出せていないところも正直ありますが、
その思想、思考は大切にしたいと思います。

ああ、まとまらない。
でも、強く先生を支持しております。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352009/03/02 22:44「自分が未熟だから(もしくは自分の職場の状況で)出来ない・・・」ではありません。私は、ありとあらゆる場面で『学び合い』をすべきと考えています。

自分が未熟だからできない、自分の職場の状況でできないということよく分かります。その状況を打破するためには学級→学年→学校→他校→他都道府県・・・と多様な同志と関わり合うということでしょうか。

jun24kawajun24kawa2009/03/03 06:57ながたくさんへ
「自分はまだ一斉から抜け出せていないところも正直ありますが」という自覚があれば、OKです。期待しています。
yu-rikiya-taさんへ
来年度は、雌伏から脱出できそうですか?期待しています。

09/03/01(日)

[]誤解をとく 22:21 誤解をとく - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誤解をとく - 西川純のメモ 誤解をとく - 西川純のメモ のブックマークコメント

 熱意ある学生さんが企画を持っています(http://ameblo.jp/hero-smile-synergy/entry-10212107687.html)。この企画自体はこのブログでも宣伝しているところです。そこで、「最近、教員・学生の中で注目されている『学び合い』。提唱者である西川純氏は、子どもたちの関係性を大切にしているがゆえに、従来の一斉指導を批判し、教 師は子どもたちに教える必要はない、と言っています。しかし、西川純氏が提唱している『学び合い』は「一斉指導」を本当に不要だといっているのでしょう か?」と問われています。

 困ったことに、私は「本当に不要だと」思っているのです。しかし、「ここは『学び合い』が良くって、ここは一斉指導が良い」という落としどころに落とした方が「良い」ということは、いくらバカな私でも分かります。そこで、1週間前に『学び合い』より一斉指導のほうが良いことはありませんか?と公開質問状をブログに出しました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20090223/1235393745)。その結果、とんたんさんより「多くの小学校教師は自分の授業を一斉指導だと思っていないのです。上記の構図では、善VS悪のよう な単純な構図ですが、実際の現場では異なります。あなたは一斉授業をやっているのですか? と聞かれると、「いいえ、教えることと子どもに学び合わせるこ とをその状況に応じて行っています」と答えます。40代以上の教師(地方では平均年齢です)の教師は、一斉授業がよくないことを十分に知っているのです。 そして、自分の授業が一斉となんら変わりのないことに気がついていないのです。だから、難しいのです。」とのご指摘を頂き、腰を抜かすほどビックリし、そして、納得しました。あわてて、「普通の授業」という回りくどい表現を採用しました。

 しかし、結果として、今のところ私が書いた、「私が知る限りの『学び合い』より普通に行われている授業の利点は、「それほど教えたくないと思っているとき、何も考えずに授業をするのは普通に行われている指導の方が楽」というものだけしか見いだすことが出来ません。

 クラスの8割以上を「分かった気にさせる」(分かったではありません)、クラスの6割に受けて、残りの半分(全体の2割)強もそこそこ受けるレベルならば、手練手管を使えば普通の授業でも可能でしょう。しかし、結果として、下の「贖罪」のような結果を生み出します。

 私の志の最初は、分かった気にさせるではなく、クラス全員を分からせ、クラス全員が楽しい授業を実現することです。そして、現在の志は、クラス全員が幸せに生きられる大人となり、日本を変えることです。これは、普通の授業では不可能です。と思っています。

 人を説得する際、長所と短所を整理して話すことが有効です。ところが、短所が見あたらないのです。もちろん短所はありますが、一斉指導(いや普通の授業)の短所が酷すぎて、それよりは「まし」なんです。

 困った・・・・

追伸 なお、私は教師は教える必要はない、とは言っていません。私が言っているのは、子どもでも教えられることを、教師が教える必要はないと言っています。教師にしか教えられないこと、具体的には「人の道を語ること」はちゃんと教えるべきだと言っています。しかし、残念ながら「普通の授業」では、子どもでも教えられることばかりを教えて、教師にしか教えられないことを教えないので、子どもにも教えられることを教える必要はないというと、全て教える必要はないと誤解してしまうのです。これまた困ったもんです。先の企画は、この誤解を解いてくれる誤解と期待してるんです。

[]贖罪 17:07 贖罪 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 贖罪 - 西川純のメモ 贖罪 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先週の木曜日、あるゼミ生とつっこんで話しました。話せば、話すほど、私の若い頃に似ています。そして、きっと私と同じような失敗をするでしょう。

 『学び合い』を知れば、それまで自分がしていたことが恐ろしくなります。どれほどの子どもに被害を与えてたかと・・。そして、私の教え子の場合は、皮一枚で学校とつながっているような子どもです。そして、学校とのつながりを切れば、あとは奈落の底です。私は善意から、その一枚を切っていたのだと思い、恐ろしくなります。

 ゼミ生に、一般の「良い先生」を目指すとどのようなことが起こるか、そして、そのまま10年、20年たつとどうなるかを詳しく語りました。でも、語れば語るほど、自分の教え子のことが走馬燈のように思い出され、空恐ろしく、また、悲しくなり、学生の前で不覚にも辛くてウルウルしてしまいました。

 私の教え子に対して贖罪のしようがありません。せめて、東京都八王子市近郊の学校に『学び合い』を広げれば、教え子の子どもに対して贖罪が出来ます。でも、それもかないません。私の場合は、私の教え子は既に40才以上です。彼ら、特に女の子は早めに妊娠するので、教え子の子どもたちは既に学校教育を終えているでしょう。私が出来るのは、彼らの孫に対しての贖罪のみです。それを計算してしまいました。

 でも、同志の皆さんは、その子たちの子どもに対して贖罪が出来ます。いや、急げば、教え子に対して贖罪が出来ます。うらやましいと思います。私が『学び合い』にたどり着いたのは、高校教師を辞めてから十年以上もたってからで、それを広げるには何が必要なのかを分かり始めたのは最近(つまり二十年以上も後)です。

追伸 その贖罪のために、ある本をチマチマと書いています。