西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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09/02/16(月)

[]ネットワーク 08:42 ネットワーク - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネットワーク - 西川純のメモ ネットワーク - 西川純のメモ のブックマークコメント

 十数年前にラディカルな社会的構成主義やアフォーダンス理論の本を読んだとき、反発を感じました。その頃の私は子どもの頭の中を調べる認知心理学を教科学習に適用する研究が面白くて仕方がありませんでした。だから、「知識・技能は人の頭の中にあるのではなく、人と人との間の中にある」とか「知識・技能は道具から発する」のような主張は馬鹿馬鹿しいものでした。だって、知識・技能が人と人との間にあると言ったって、「そりゃ、空気の中に保存できないだろ!」と思います。ましてやドアのノブが握れと主張しているのようなものは、トンデモ科学の一部みたいなものです。でも、今は思います。説明の仕方が悪かった。

 通常の認知心理学はCPU(まあ、考えるところです)が一つのコンピューターを脳のモデルとします。知識・技能は内部メモリーやハードディスクにためられます。子どもたちというコンピューターに知識・技能を効率よく与えるために、それぞれのハードやOSに合わせる必要があります。いずれにしても、一つのコンピューターに着目すれば良いんです。

 ところが本当は違います。本当は、無数の大小のコンピューターが繋がったネットワークをモデルにすべきです。例えば、私があることをグーグルで調べたら、だれのHPにたどり着くか分かりません。さらに、ファイル共有の世界になれば、だれのさえも分からなくなります。

そのようなとき、私のコンピューターの持っている能力は、私のコンピューターを遙かに超えたものです。それでは世界中のコンピューターが持っているデータを一つのコンピューターに保存する目指すべきでしょうか?ナンセンスです。むしろ、どれだけ質の高いサービスを提供できるネットに繋げるかが重要です。そして、世の中にはどんなサービスがあるかを知っているかが重要なんです。残念ながら学校は別なところをねらっています。ネットで調べれば直ぐに分かること、そして、学校で勉強させても1週間後には忘れるようなことを勉強させています。

以前に書いたように、『学び合い』が一般化した先の学校のイメージがあります。それはネットワークを最大限に生かして、中高生の自由研究が「ノーベル賞を取ること」という社会です。半分は笑い話ですが、半分は本気なんです。

i-Kawa-nakajimai-Kawa-nakajima2009/02/16 11:50名前を変えました。ネットワークのくだりを私の学校で、先生方に説明するときに使わせていただきたいと思います!よろしくお願いします。すご~く分かりやすいです。

bunbun-hbunbun-h2009/02/16 18:31私のクラブの出入り口は常に開いています。誰が入っても良い。都合による出入りも自由。ただ入室時に、入り口に貼ってある「全員がよくなるのであれば方法は自由」を読むことだけが唯一の条件である(実際は貼ってませんけど)。
町内に同じようなクラブがいくつも存在している様子を想像します。内容はクラブによってスポーツであったり音楽であったりします。いつも行っているクラブはあるけれど、気が向いたときには他のクラブに個人的に参加したりします。そんな行き来が全クラブ間で行われています・・・。
「ネットワーク」を読んで、夢想していることを書かせていただきました。

jun24kawajun24kawa2009/02/16 19:14i-Kawa-nakajimaさんへ
どうぞお使い下さい。
bunbunさんへ
そうなれば、全てのクラブが強くなりますね。

bunbun-hbunbun-h2009/02/16 19:49すみません。「全員がよくなるのであれば方法はあなたに任されます」に訂正です。よろしくお願いします。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/02/16 22:24こんばんは

諸事情により、一斉授業の鬼?を目指すことになりました「きょう」です

先生の日記の内容とは関係ないのですが、1つ質問させて頂けないでしょうか

お聞きしたいのは、「先生が何故、落語を研究したか?」です

普通なら、子どもたちに人気のお笑い芸人のスキルを学ぶのではと思ったのですが、古典とも言える落語に関心を持たれた理由が気になりました

自分なりに考えてみたのですが、落語の特徴は「結論が解っている話なのに、お客を引きつけたり、笑わせたりする」という点です

この点が、教科書という、子どもによっては、既に結論を知っている話でも、興味を持たせなければいけないという点で、共通しているのかな?と思いました

また、自分でも経験したのですが、子どもたちが普段から関心を持っているお笑い芸人の話や、真似などをすると、子どもたちの関心が、そっちに行ってしまい、授業が脱線してしまう危険性があると思いました

私が目指したいのは、その日の単元を、子どもたちに解らせたいわけで、別に、子どもたちを無意味に笑わせたいわけではないので、その点では、落語の技術に学ぶべき点は多いのかな?と思いました

「何故?落語だったのか?」について、教えて頂けると幸いです

余談ですが、先日、人間国宝でもある講談師の方の本を読んだのですが、人を引き付ける話術という点で、学ぶ点が沢山ありました

jun24kawajun24kawa2009/02/16 22:31私の大好きな先生の教えです。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020624
技術は不要ですが、技術の向こうにある考えは、『学び合い』においても大事です。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/02/16 22:41ありがとうございます

相手に何かを伝えたいという点では、噺家も教師も共通する点は多いと思いました

私が著書を買った、人間国宝の方も、相手に伝えようと思ったら、想いが一番大切だと書いています

私も興奮すると早口になりがちなのですが、内に秘めた情熱で、相手の心に火をつける人間になる事を目指したいです

もちろん、いずれは、集団に火をつける人間になれればと願っています

jun24kawajun24kawa2009/02/16 22:48期待しています。
ポイントは技術ではなく、志です。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/02/16 23:08ちょうど今年になってから、昭和の落語のCDマガジンが発売されているようです

私は落語は、全く知らないのですが、先生の日記に紹介されている3人というのは、古今亭志ん生、桂文楽、三遊亭圓生でよろしかったでしょうか?

圓生の落語を聞いて(多分、スキルは理解できないと思いますが。。。)志に触れたいと思います

ありがとうございました

daitouirukadaitouiruka2009/02/17 03:47先生の3名人評、読ませていただきました。
あははは。私の最近の通勤時間はずっと志ん生です。
確かに聞き取りづらい。リプレイすることもよくあります。
そして、私も興に乗ると早口になってしまいます。ひどいことに相手を置き去りにしていることがわかっているのにとまらなくなってしまう悪いくせがあります。よく子どもにも言われ反省し、ましにはなってきていますが、すぐにまた…(苦笑)。
なんせ初めに集め始めたのが枝雀(初めはうるさくて好きじゃないと思っていたのに)なもので、落ち着きがなくなったのかも?(って枝雀師匠のせいにしてはいけませんね。)
私の場合、「話し方の参考になるかな?」程度で正味笑いたいだけで聞き散らかしてきたもので「研究」なんてものでは全くありませんが、今度は円正をじっくり聞いてみます。そしてもうちょっと落ち着きます(笑)。

あっ。大事なのは「志」ということも忘れません。

ところで昨日、オバマ大統領の演説集(CD付き)を衝動的に買ってしまいました。評判なので、私も少しは説得力が付くようにと…ミーハーですね。まだ読んでませんし、CD聞いても雰囲気だけでもちろんさっぱりわかりません(苦笑)。まあ、ぼちぼちと…。

jun24kawajun24kawa2009/02/17 06:37お二人とも期待しています。
もちろんそれは話術ではなく、
ミッション達成を期待しています。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/02/17 22:11daitouirukaさんへ

オバマ大統領の演説は、原稿自体は脚本家が書いているそうですが、彼の志が伝わってくる話し方だと思います

今まで敵対してきた勢力に対話を呼びかけたという点で、画期的だし、勇気をもらえるスピーチだと思います

どんな分野でも、志を持った方の魂に触れる事で、自分自身も感化されていくのではと思っています

また、自分自身が志の火を燃やし続ける事で、子どもたちにも何か伝わるものがあるのではと思っています

daitouirukadaitouiruka2009/02/18 05:09ミッションの件、忘れていません。
ちなみに17日はちょうど円生のCDマガジンの発売日で、職場帰りに買って聞きました。やっぱり志ん生より聞きやすいですね。
Kyoさん。
>敵対してきた勢力に対話を呼びかけた
この精神は大切にしたいです。
『学び合い』に「敵対」…ということばは不適切ですね…「反対」したり「疑問点」をいっぱい持っている人に対して感謝の気持ちと敬意を持てないことは『学び合い』の精神に反することですよね。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2009/02/18 23:00daitouirukaさんへ

もちろん、『学び合い』と敵対は意味が全然違うと思います

私は『学び合い』=愛だと思っていますから

オバマ大統領が、今まで争っていた勢力に対話を呼びかけた事は、喜ばしいことだと思っています

世界的な不況の中で保護主義(自分だけ)が強まりつつあるようにも感じますが、一方で国際協調(みんな)を目指す人たちもいますので、そういった人たちの想いが皆に伝わる事を願っています

その点では、世界に大きな影響を及ぼす国であるアメリカのリーダが対話を呼びかけた事に期待をしています