西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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08/10/22(水)

[]臨界量 09:16 臨界量 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨界量 - 西川純のメモ 臨界量 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志が苦労するのを知ると、はらわたが煮えくりかえります。一人一人の先生がみんな善意の教師であり、苦労されていることは知っているのですが、その先生が現状のクラスで子どもに苦痛を強いているのです。それを思うと、考えまいとしても、怒りが沸きます。

 今、日本中には様々な立場の同志がいらっしゃいます。県の教育行政、学校における管理職、指導主事、ベテラン教師、中堅教師、若手教師、そして新採教師。また、教師の卵もいます。そればかりではありません。学校の事務職、子ども、保護者、塾の教師、水泳教室の教師、サッカーチームのコーチ、企業に社長、退職者・・・・、異質な同志がおられます。そして、その方々が、それぞれの立場で実践し、成果を上げているにも関わらず、理解されずに苦労されている「愚痴」を毎日、私は知ることになります。

 それぞれの同志は「あの人さえ・・」と思っています。例えば、ある若手教師の同志は教務主任がネックになっています。ところが別な地域の教務主任の同志は、若手が動かないと悩んでいます。『学び合い』では管理職が決定的ですが、その管理職が最初の起爆剤となる中堅が動かないことを悩みます。

 人には色々な人がいます。色々な刺激を受けても変わらない人。刺激を受け続ければ変わる人。刺激を受ければ変わり、変わり続ける人。刺激を受けなくても変わる人。そして、もっとも多いのは刺激を受け続ければ変わる人だと思います。それは、まるで核反応のようです。核反応は核物質が一定以上(臨界量)を超えると、反応が連鎖し、爆発的な反応が起こります。ところが、それ以下では反応は連鎖しません。

 その臨界量にいつ達するか?それは分かりません。でも、十年先ではないことは確かです。この十数年、『学び合い』とつきあっている私は、最近の変化の大きさを肌で感じています。では、どうやって臨界量に達しさせるか。今、この段階で『学び合い』を実践している方は、「刺激を受ければ変わり、変わり続ける人」と「刺激を受けなくても変わる人」です。そして、世の中には、「刺激を受ければ変わり、変わり続ける人」が一定数、必ずいます。そちらに目を向けて欲しいと願います。同じ学年にいなければ、別な学年に。同じ学校にいなければ、地域に。

 『学び合い』では手のかかる「その子」に拘りません。「その子」と距離をおきます。しかし、その子「も」見捨てません。だから、伝えられる子に伝えるのです。伝えた子が「その子」に伝えるのです。

 驕らず、たゆまず。

3103102008/10/22 09:57「あの人さえ」の壁は現場のあらゆるところにいろんな形であるように思います。きっと、私自身も「ある見方」からみれば「あの人さえ」だったのかもしれません。異学科の『学び合い』の可能性に直観めいたものを感じ、実践したくてたまらずにいます。きっと1年前の私だったら「あの人さえ」がいても「あの人さえ」と思われても突き進んだと思います。でも、今の私には自分ですぐに試してみることができません。何度か友人に話をもちかけました。何度か目にして、1年前までやっていた様々な事例と結果を例にあげながら(同僚でしたので)説明したら、「できるできる」とうなづいてくれました。でも、その次にでたことが「あの人」的要素での不安だったのです。自分自身なら「あの人さえ」に「あの人さえ」とおもわれようが、進めますが、それ以上、話を進めることができませんでした。少し、自分の教科で結果を出しつつ、再度、提案します。1年前もっていたあの子たちの力をもってすれば、私が思っている以上のことがきっとおこると確信します。あの子たちの卒業までの時間も限られます。とにかく、なんとかすすめねばと思っています。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 10:01無理せずにね。出来れば異学年のライブを見ると良いですよ。お勧めです。感激しますよ。

3103102008/10/22 12:03ありがとうございます。異学年のライブを拝見しましたので、ますますやりたいのですよ。24kawa先生に連れて行っていただいたので、さらに可能!と思ったのです。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 13:03期待しています!

D902iD902i2008/10/22 22:4724kawa先生,同志の方々のおかげさまで私も泣きました。
人生を幸せな方向へと導いてくださって,本当に感謝です。これからは,それを実現していきたいと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 22:55当然ですが、S小学校の先生に、今日会ったことを伝えてね。

osugi-symphonicityosugi-symphonicity2008/10/22 23:11臨界量という発想、ですね。自分ももっと量を意識してアウトプットしたいんですが、そのためにはインプットも増やす必要があると感じます。
あと、次のフェーズへ進むのにも段階ごとの臨界量のようなものがあるんじゃないかと感じています。そして量を増やすためにはコミュニティが重要だと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/23 06:20私もそう思います。