西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

08/10/31(金)

[]大阪の会 06:34 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あと1週間とチョットで、関西初の『学び合い』の会が大阪で開かれます。お誘いいたします。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ybhdv7/20081030/1225378279

08/10/30(木)

[]異学年・特別支援 22:04 異学年・特別支援 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 異学年・特別支援 - 西川純のメモ 異学年・特別支援 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、地元の学校で異学年を参観しました。3学年そして特別支援の合同です。最初の試みであるにも関わらず、セオリー通りの展開です。安心してみてられます。そこには素晴らしい姿がいっぱいありました。その詳細はSさんのブログ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/yukari0841/20081030)とI君のブログ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/D902i/20081030)にあります。

 さて、本日も収穫はいっぱいありました。

 第一に、その学校の先生方が異学年を楽しんでいるのが分かります。最初に『学び合い』を実践し始めるとき、また、最初の2学年の『学び合い』に取り組んだ頃には、「不安」がいっぱいであること感じていました。ところ、今回の初めての3学年、それも特別支援の一緒ですから、ある意味4学年、5学年ともいえる異学年に関 しては、不安ではなく「ワクワク」を感じているのが分かります。何が起こるか楽しみにしていることが分かります。その後、この取り組みに向けて先生方が一緒になって話し合った計画表は、見事の一言です。

 第二に、特別支援の先生の課題を聞きました。実に素晴らしいものです。特別支援の意味を教えてもらえた1時間でした。

 第三に、Sさんが本当に『学び合い』が好きだと言うことが分かります。自分が好きなことを大好きな人が同じ大学の同僚にいると言うことは嬉しいことです。

追伸 こんなに1学年の『学び合い』より「簡単」で、効果は絶大な異学年の『学び合い』が広がらないのはとても残念だと思います。本当に、簡単で、効果は絶大!そして、泣けるほど感激できるドラマがそここで満ちあふれます。

yukari0841yukari08412008/10/31 13:00先生、いつもありがとうございます。『学び合い』を研究されている先生と同僚であること、その成果を自分でみることができること、そんな今の環境に感謝しつつ、すすみます。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2008/10/31 16:28こちらこそ
さっき階段ですれ違ったときにご挨拶すれば善かった。

yukari0841yukari08412008/11/01 07:05あのとき、使ってみてもらうことを意図した教材を色画用紙に印刷したものを持っていて、7階からにやにやしながら降りてきていた途中だったのでした。そこで、先生にお会いしたので、にやにやに気づかれないように不自然な動きをしていまったのでした。すみません。

jun24kawajun24kawa2008/11/01 10:20あはははは

08/10/29(水)

[]位 17:59 位 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 位 - 西川純のメモ 位 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以下の補足です。以下の喧嘩の仕方は、十両の相撲、下士官の戦争の仕方です。横綱の相撲、大将の戦争は違います。そして、それは私には出来ませんし、語れません。でも、違うと言うことは分かります。

[]喧嘩 17:21 喧嘩 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩 - 西川純のメモ 喧嘩 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は短気で喧嘩っ早いと思います。しかし、私は喧嘩の勝率は驚異的に高いと自負しています。理由は二つです。第一に、情報を十分に収集する。第二に、時間をかける。第三は、喧嘩をする前に、複数の信頼する人に相談する。特に、三つ目は決定的です。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031218

[]今年のテーマ 10:45 今年のテーマ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今年のテーマ - 西川純のメモ 今年のテーマ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミは驚異的な学術的・実践的業績を上げ続けています。それは何故でしょう。理由は、研究の元となるデータが驚異的に良質だからです。

 今、日本中には多くの学生さん、院生さんが教育で論文を書いています。でも、その多くは、せいぜい数十冊程度の本を読んで、それをまとめた論文です。そして、それらの本は欧米で十数年前に出版され、遅ればせながら和文に訳された本です。でも、頭のいい人はドイツ語やフランス語の文献を読み解いているのですから、そんな人には勝っこありません。また、数百人の子どもにアンケートしたり、ほんの数回授業実践をさせてもらう程度です。前者の場合は、固有値空間を理解し多変量解析を使える人に勝てるわけありません。後者の場合は、そんな程度では一般性はほとんど無いでしょうね。いずれにせよ現場の先生方にとっては、学者先生の手慰み(もしくはそのレベルにも達していない)と無視されるのが落ちです。

 本日、現場でゼミ生が入っている学校にゼミ生のテーマを相談に行きました。一人のゼミ生は、異学年における子ども・教師の言動を数台のビデオと数十台のICレコーダーで数ヶ月記録分析するものです。それによって、異学年学習における子どもの行動が単学年とは異なることを明らかにします。また、教師同士の『学び合い』を明らかにします。

 別なゼミ生の場合は、特別支援のクラスと通常クラスにおける特別支援を受ける児童の姿を分析します。それによって、特別支援の「売り」は何か?、また、通常クラスの「売り」は何かが明らかにされるはずです。

 そして別のゼミ生は、子どもにICレコーダーを一日中つけて、担任教師の前にいるときの子どもの言動と、いないときの言動を比較します。

 さて、上記が面白い結果が出るであろうことは、このメモをお読みの方だったら自明だと思います。では、何故、そのような研究が今までなされていなかったか?これまた自明でしょう。大学のチームが上記をしたいとお願いしたら、「絶対」に現場は拒否反応を示すはずです。だから出来ません。

 本日、二つの学校に上記を提案しました。非常におもしろがっていただき、我々が想定している以上の範囲でやることを希望されました。ありがたいと思います。我々の武器は、外国語が堪能であるとか、多変量解析に堪能であるとかではありません。現場学校との善き関係だと思います。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020501/1173060030

yukari0841yukari08412008/10/29 12:16とても興味深いです。
また、現場との善き関係も・・・本当にそうだと思います。
お互いが善き関係をつくる必要性を理解し、そうすることができる方法を書いた本があったらなーと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/29 13:07方法は当たり前のこと以上のことはありませんよ。あははは

08/10/28(火)

[]オロオロする 19:33 オロオロする - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - オロオロする - 西川純のメモ オロオロする - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々は一般の先生からは信じられないことを易々と達成します(ま、苦労も多いですが)。でも、信じられないのが普通でしょう。そのため、色々な先生から「これこれは出来るでしょうか?」と聞かれます。それに対して、一瞬の迷い無く「出来ます!」と応えます。何故、私が迷い無く応えられるかと言えば、そんなことは簡単であるということを実際の子ども達の姿で何度も見ているからです。でも、そんな私も最初はドキドキです。『学び合い』のセオリーから言って絶対に出来ることは理屈では分かっているのです。でも、多くの先生方と同様に「大丈夫かしら・・」と不安になります。でも、実際の子どもの姿を見るといつも同じことが起こります。それは子ども達はそれらのことを易々と達成するのです。そして、それらをたっせいする理由は、馬鹿馬鹿しいほど当たり前の理由で、けっしてアッと驚くような秘訣はありません。理由は、数十人の子どもが一人一人の頭で、目の前の問題を解決している、という理由です。一人の教師が数十人の問題を解決するよりは、圧倒的に凄いことが出来るのは当然です。だって、教師だって子どもだって1時間は60分という物理法則は変えられないのですから。

 が、そういう経験を何度しても、最初の時はオロオロします。

 本日、私のところに電話がかかってきました。声は地元の同志の校長先生からです。内容は、今度の異学年学習を3学年でやるが、その中に特別支援の子どもも一緒にしても良いですよね?という確認です。意外な話の展開に一瞬驚きました。以前から、特別支援の子どもは通常学級で学ぶべきであるというのは私の持論です。そして、集団は多様になるほど質の高い成果を安定して期待出来るというのが『学び合い』のセオリーです。そこで、「もちろん!」と応えました。次に、課題の与え方を聞かれました。そこで、セオリー通りに、全員の前で各先生方が課題を語ります。つまり、3学年の担任がそれぞれの学年の課題をそれぞれに課題に与えます。そして、特別支援担当の先生が、担当する子どもの課題を与えるのです。メンバーそれぞれに与えられた課題を、全員が知る(正確には「知れる」)ということは重要です。だから、そのように語りました。そして、電話を切りました。

 切り終わってから、オロオロしました。特別支援の子どもの課題が通常学級よりも異質であることは明白です。それが3学年の子どもに公開されることによって、それをバカにするような雰囲気は生じるのではないか・・・・、と不安になりました。そこで、同僚のM先生に「当たり前のことを聞くけどさ~」と前置きをした後で、相談しました。そして、M先生からは「当たり前のこどですけど」と前置きをした後で、セオリー通りの応えを頂きました。

 冷静に考えれば、セオリー通りしかありえないのです。私が不安になる先生方に言うことです。「では、現状は良い状態ですか?そして、現状で解決できるのですか?」という問いかけをすれば、現状であったとしても特定の子どもが「特別支援学級」で学んでいることは周知のことです。そして、通常学級にいる子どもの中にも、そのような見方をクラスメートから受けている状態があります。そして、現状ではそのような子どもに対する見方を変えることは出来ないと思います。だから、再度、その校長に電話をかけました。そして、その学校の試みは教育の本質に関わる素晴らしいものであること、そして、そのことを子ども達に語って下さいと語りました。

 ドキドキしている部分はありますが、絶対に素晴らしい結果が生まれるに決まっています。いつも通りに、子ども達がごく普通に素晴らしい姿を見せてくれて、そして、自分の愚かさを笑い、感激の涙を流すのです。何度経験しても最高です!

 でも、本日は久しぶりにオロオロしました。あはははは

[]提案 09:58 提案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提案 - 西川純のメモ 提案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校で『学び合い』に取り組んでおり、それを発表する場合の提案です。その企画・運営を子どもと一緒にやってみませんか?つまり、一人一人の教師が校長の立場になり、校長が教育長の立場に立ち、子どもは教師の立場に立つのです。素晴らしいものが出来上がりますよ。例えば、総合学習の時間を活用したらどうでしょうか?そして、それを異学年でやったら。絶対に良いに決まっています。

08/10/27(月)

[]捨てられるか? 22:07 捨てられるか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 捨てられるか? - 西川純のメモ 捨てられるか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志とのやりとりで、「私は『学び合い』をやらなくなるかもしれません」と言われました。私の返答は「捨てられるわけありませんよ」です。もし、『学び合い』を、「教師の発言時間は極めて短く、子どもが自由に立ち歩き、相談する」というものだったら捨てられるかもしれません。でも、それは型に過ぎません。置かれている環境によっては出来ないし、それを諦めることはあり得ます。そして、それを「捨てた」と思うかもしれません。でもね、それは型に過ぎません。『学び合い』は考え方です。それは学校教育は人格の形成を目指しており、具体的には色々な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること、という学校観です。そして、一人一人の子どもには能力のばらつきがあるが、子ども集団と見ればかなり有能であり、また、大人と同じ限界があるという子ども観が『学び合い』です。私は、その同志に「それを捨てられますか?」と聞きました。当然、それは不可能です。そして、そのごくごく当たり前の考えを実現する姿が何であるかを知っています。だから、それぞれの環境の中で実現できる実践をするはずです。だから、「捨てられるわけありません」と言いました。

 私は置かれた状況の中で、出来ることをやっている同志をいっぱい知っています。その心の中に考えがあれば同志です。何を指導法としてやっているかは、相対的には重要ではありません。

o4dao4da2008/10/27 22:12置かれた状況。一斉授業の中で必至に「みんな」を考える。そんな自分に気づきます。

jun24kawajun24kawa2008/10/27 22:17同志、なでなで。あはははは

08/10/26(日)

[]本日 21:53 本日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日 - 西川純のメモ 本日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子の学校の文化祭です。息子は2年生の発表で一人で発言する部分があります。ということで、最近は「フザケルナ!」と指導しまくりです。というのは、息子はサービス精神旺盛なので、行き過ぎたサービスをして「空気読めない」という状態になりがちです。

 ということでハラハラしながらいましたが、本日はグットデス。ということで、本日は祝杯です!

JP301JP3012008/10/27 08:45 新潟県内では、26日に実施するところが多かったようですね。息子さんの図画工作作品の出来具合はいかがでしたか?
 昔は、平面(絵画)作品と立体作品それに集団作品を教室いっぱいに飾ったものですが・・。

jun24kawajun24kawa2008/10/27 14:15はい、その通りの展開です。

08/10/25(土)

[]文化を伝えるもの 16:42 文化を伝えるもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文化を伝えるもの - 西川純のメモ 文化を伝えるもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある学校でのエピソードです。その学校では『学び合い』を学校の取り組みとしました。当然、先生方の中で温度差があります。最も低い先生にA先生がいらっしゃいます。ただし、このA先生は本当にサッパリとした先生です。ニコニコしながら「私は『学び合い』をしません。私がやったとっしたら学校全員がやりますよ。あははははは」と私に言い放った先生です。

 それから1年半後、『学び合い』の会でその先生に出会いました。その先生は、自分の『学び合い』を私にガンガンに語りました。完全に同志です。ビックリしたので、「私は『学び合い』をしません。私がやったとしたら学校全員がやりますよ。あははははは、と私に言ったでしょ?」と聞きました。その先生は、「Bさんがやっていたから」と言いました。なるほどと納得しました。『学び合い』は怪しげだし、信じられないと思う先生がいても健全です。なにしろ実践していないのですから、本当のところは分かるわけありません。でも、Aさんは「Bさんをという人」を知っています。だから、Bさんを信じたから、そのBさんの実践している『学び合い』を信じようと思ったのです。文化というのは、結局、人によって伝わるものだと思います。

 ただし、ベストの教え方が無いように、万人に会う人はいません。イエスキリストだって仏陀だって迫害されたのです。我々が受け入れられない人がいても当然です。でも、私だって、拾ってくれる女性(家内)がいました。だれでも伝えられる人はいるはずです。

08/10/24(金)

[]記念日 12:37 記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 記念日 - 西川純のメモ 記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我が家には記念日がいっぱいあります。本日も記念日です。私が家内にプロポーズした日です。今日は帰ってから祝杯です。

[]11月の予定 12:47 11月の予定 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 11月の予定 - 西川純のメモ 11月の予定 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 幸いなことに今週及び来週は出張の予定は入っていません。11月の出張予定は、

11月7日 新潟市三条市の高校に同志の授業を千葉の私立高校の先生と参観します。その後、新潟市に移動し、新潟市の先生方と夜の研修会をします。新潟市で夜行電車に乗ります。

11月8日 朝、大阪に到着し、関西初の『学び合い』の会を大阪で行います。夜は大阪に泊まって、翌日帰ります。

11月11日 神奈川の綾瀬中学校で講演をします。

11月14日 富山の射北中学校で講演をします。

11月28日 東京の大泉北小学校で講演します。直ちに仙台に移動します。

11月29日 仙台で『学び合い』の会です。

 機会があったら西川という変わった生物をご覧ください。

mitaka2mitaka22008/10/24 21:3428日、大泉行きます!!よろしくお願いします。
次の日、仙台も行きます!!よろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2008/10/24 22:07お待ちしています。

ybhdv7ybhdv72008/10/26 09:14大阪でお待ちしてますよ!!!
お土産はおいし~いお酒とおつまみで大丈夫ですから(笑)

jun24kawajun24kawa2008/10/26 13:58あははは
それでは、それはおなかに入れて持っていきますので。私で濾しとったものをお渡します。な~んちゃって。

08/10/23(木)

[]職能 22:19 職能 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 職能 - 西川純のメモ 職能 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は以前より、現状の教師の職能のとらえ方が納得できません。大抵の教員養成及び、教員再教育では、なにか学ぶべき固定的な知識・技能かがあると仮定しています。そして、人によってそれは違います。でも、そんなのあるでしょうか?私は最底辺の高校で理科教師をやっていました。同じ都立高校の理科教師でも、進学校の理科教師がいます。私は両校で共通して必要な知識・技能なんて無いと断言します。もちろん、抽象的に考えれば、扱う物理学は同じだと言うことは言えます。が、実際に教えていることと、物理学との距離は離れすぎていて、その恩沢を感じることは出来ません。まあ、生物学を学んでいる学生が、位相幾何学を学ぶことのメリットぐらいしかメリットはないでしょうね。

 それぞれの単元、いや各時間ごとに考えれば、それにあった知識・技能というのはあります。例えば、これこれの実験をする場合の注意点は何か?とか、これこれの課題を出すときの初回の発問はどうしたらいいか?とかはあります。でも、毎時間、毎時間に対応したそれらのことを全て覚えようとしたら気が狂うほどの分量です。覚えきる前に退職になってしまうでしょう。

 結局、その職場、その子どもを前にして、それに対して必要な職能をその場で獲得する能力が必要なのだと考えています。そして、それに必要なのは以下の三つだと考えています。

 1)子どもや親のせいにしない。確かに、それが原因なのかもしれないが、それを言ってはおしまい。

 2)尊敬すべき、先輩、後輩を捜し、その人といっぱい雑談をする。見いだす方法は、子ども「たち」に聞けばいい。

 3)まねられるところはまねる。まねられないところは、まねる必要はない。今の自分のままで、出来る授業はある。

 子どもや親のせいにするという合理化をすれば、その人の進歩は止まります。そして、子どもや親の悪口を言っている内に、その毒は自分の体に回ってしまいます。でも、自分一人の能力は限られています。他の人の能力を借りる能力が一番汎用性の高い能力です。しかし、人からの借り物は必ずしも自分にフィットするわけではありません。自分にあったオーダーメードをしなければなりません。つまり、最後は自分の頭で考えなければならないのです。

 私は教職大学院に入った学生さんに、上記三つを獲得して欲しいと願い、それにあった場を提供しているつもりです。まず、色々な面から問題の多い子どもと思われる子どもが『学び合い』によって、全く別の面を見せることを経験させたいと思っています。それを通して、子どものせいにしては前に進めないことを学んで欲しい。

 教職大学院では学校現場にどっぷりと浸かります。学校での色々な先生方と繋がりながら課題を解決します。若い学生さんは、まずは汗をかき、可愛がってもらって、人間として認められてからです。でも、これは若い学生さんにとっては、とても大事なことだと思います。これを理解して就職すれば、激動の新採の1年目を過ごすことが出来ます。2年目は1年目に比べれば、格段に楽です。そして3年目はもっと楽です。そうして、3年も過ごせば、教師の基礎技術はそこそこ獲得できるものです。

 ルーティーンな課題の場合は、人から言われたことをやりさえすれば、そこそこのことは出来ます。しかし、だれもやっていない課題の場合は自分の頭で考えなければなりません。人からアドバイスをいっぱい得ますが、でも、最後は自分です。オリジナルな課題を自ら設定し、解決する過程は大事だと思っています。そして、それをちゃんとしたストーリーにまとめ説明する能力は重要です。

 以上のことを、熱く、暑苦しく、ゼミ生に本日語りました。

 追伸 Nome2733さんから、「過去に書いたことを再度アップしてくれると、最近、『学うび合い』に入った自分にとってはありがたい」と言われたので、気を良くしています。

[]九九 19:43 九九 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 九九 - 西川純のメモ 九九 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小学校2年生の息子は、今、九九を覚えています。最近、息子と風呂に入ると九九の暗唱やクイズをやります。そして、昨日は8の段、今日は9の段の競争です。

 今年、49歳にして、初めて私は8の段と9の段が暗唱できないことを発見しました。具体的に言えば、「くさん」と言っても数字が出ないんです。私は直ぐに「さんく」に置き換え27を出します。ただし、「はっぱ64」、「はっく72」、「くく81」はすらすらと出ます。

 ということで49歳になっても私は8の段と9の段を暗唱できません。できませんが、私は数Ⅲと物理を選択して筑波大学に入学し、東京都の高校の物理教師として採用されました。九九の暗唱なんて、そんなもんだと思います。

追伸 東大に入るには8の段と9の段を暗唱することが必要なのかもしれません。あはははは

[]強いる 08:17 強いる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 強いる - 西川純のメモ 強いる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 迫害を受けている同志がいる一方、指導的な立場の同志もいます。その場合、「『学び合い』を無理強いするべきではない」というお考えの方もおられるでしょう。本日、ある同志からいただいたメールに触発されてメモります。

 そのようなお考えは基本的には間違っていないでしょうが、おそらく、根本の部分が誤解されているように感じます。おそらく、そうお考えの方は『学び合い』を方法としてとらえているように感じます。即ち、教師の発言時間がきわめて短く、子どもたちが自由に立ち歩き相談できる授業方法として捉えているように思います。私もそのような「方法」は強いるべきではないと思います。我々は子どもに「立ち歩け」と強いません、「立ち歩いてもいいよ」と言うだけです。もっと言えば、何も言わなくても、立ち歩いても叱らなければ子どもたちは立ち歩きます。

 そんなことはどうでもいい。しかし、『学び合い』の根本的な考え方である、学校教育は何のためにあり、教科学習の全てはその目的を達するための場であるという学校観や、子ども「たち」は有能であるという子供観は強く語るべきだと思います。

 さらに言えば、そのようなことを言わなくても、「子どもたち「全員」の学力保証するために、最低点を上昇する」、かつ、「不定愁訴・保健室登校・不登校を0にする。」の二つを実現することを強いるべきです。そして、それを厳しく評価すると語るべきです。我々教師は、教職免許法や教育公務員特例法等の法律によって存立しています。そして法は、上記を求めています。上記に反対することは、出来ないはずです。

 さらに考えてください。現状のクラスには、授業の内容が分からず、その分からない授業を毎日数時間だまって聞くという拷問が毎日行われています。そして、それが十数年間続くのです。さらに、出来ないということから、人としての価値が低いとラベルされ、苦しんでいる子どもがいるのです。そのことに目を向けず、我々教師が教員集団という小集団の中で安寧をむさぼるのは罪です。

 「子どもたち「全員」の学力保証するために、最低点を上昇する」、かつ、「不定愁訴・保健室登校・不登校を0にする。」の二つを実現することを強いるべきです。それが義務だと思います。そして我々教師は、それを受けるべきです。

 筆(キー)の勢いで書きすぎたと感じます。でも、あえて修正しません。なぜなら、私には子どもの苦痛が感じられるからです。

追伸 もちろん、言い方、には政治が必要であることは当然ですね。

追伸2 上記二つという当然のことを同時に実現できるのは『学び合い』のみであると思います。が、そうでない道があるならば、それは学び、吸収したいと思います。

池田修池田修2008/10/23 12:32私もある中学校にいたとき、この保健室に屯している子どもたちをどうやって授業に参加させるかを必死に考えて国語の授業を作っていたことがありました。
「だって、国語だろ? つまんねーよ」
という彼らの思いが伝わってくるわけです。私は言葉を扱う国語の授業が面白くないと言われるのが許せず、
(おーし、じゃあ、面白い国語の授業をつくってやろうじゃないか。びっくりしておしっこちびるなよ)
と下品な決意をしていましたf(^^;。

それであれこれ工夫をして授業をやっていったのですが、あるとき
「おい、次の授業は池ちゃんの選択国語だぜ。あれ結構面白いんだよな。いこうぜ」
と話していたと養護の先生に伺ったとき、1つの勝負に勝ったと思いました。

今から思えば勝った負けたなんてのはどうでも良いわけで、子どもたちが当たり前に国語の授業を受けて言葉に感動し、俺も私もこれが使えるようになりたいという思いを抱き、使えるようになる授業をすればいいのだと思うのですが、若い池田はそんなことを思っていました。

なんかちょっと思い出したので。
失礼しました。

jun24kawajun24kawa2008/10/23 12:36おーし!
と言ったときの池田さんの声が聞こえるようです。
あははは

iku-nakaiku-naka2008/10/23 21:58「筆(キー)の勢いで書きすぎたと感じます」とありますが「そうか?。当たり前じゃん」と思ったのは私だけでしょうか?。
こういう気概を持った人達ばかりなら『学び合い』(または教育活動全般)もスムーズに進むと思うのですが・・・。

jun24kawajun24kawa2008/10/23 22:33そうですよ、でも、大事なのは自分はどうだろうか?と問いかけることです。指導的立場というのは私もあなたも含まれています。だから、私は「管理職」という言葉を意識的に使っていないんです。我々は全て責任を負っています。そして、悪者は誰もいないと考えないと、それは自分に降りかかってきます。と、このメモのきっかけとなったメールを頂いた方に書いた次第です。キーの勢いと書いたのは、上記には時間がかかるということは十分分かっているのに、性急に結果を求めている自分を自覚しているからです。

iku-nakaiku-naka2008/10/24 00:32仰ることはよく分かります。
私も「自戒の念」は忘れていないつもりです。私には健全な集団を育てる責任がありますから。健全なクラスを作り上げる責任が担任を始めとする「教員集団」にあるとすれば、健全な職員集団を作り上げる責任は「管理職」にあるのではないでしょうか?。
私たちが生徒に「もっと」を求めるように、管理職は全職員に「もっと」を求める必要があるのではないでしょうか?。
私たちが安心して授業公開ができる「環境」を整える役割は「管理職」にあるのではないでしょうか?。授業を公開する度に私は非難され、それを黙って見ている管理職。にもかかわらず授業を公開するように言う管理職。授業者の立場からすれば当然やる気になどなりません。そんな環境が「健全な職員集団」を育てる環境なのでしょうか?。
責任の全てを「管理職」に押しつけるつもりは毛頭ありません。しかし、私たちには私たちの、管理職には管理職の「役割」があるのではないでしょうか?。それぞれが自分の役割を果たしてこそ「健全な集団」が形成されるのではないでしょうか?。

08/10/22(水)

[]泣く 22:03 泣く - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 泣く - 西川純のメモ 泣く - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は感激で泣きます。この前の長野の会でも、今日も。長野の同志の名文句ですが、「『学び合い』では、部活・特活ではなく、毎日の授業で感激して泣けます」です。私なんぞは、毎日の授業で感激した同志の涙で泣けます。

 私は泣けます!同志の涙で、何度でも泣けます!その事例を何度経験しても、泣けます!

 だって、私には自分が直に経験した感激した経験がいっぱいありますから。だから、同志の感激をリアルに実感できるのです。

 だって、だって、私はその同志が大好きだから。大好きな人が幸せになることは幸せだから。

 だって、だって、だって、感激できる人生の方が、出来ない人生のより楽しいもん!

[]教職大学院 19:26 教職大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教職大学院 - 西川純のメモ 教職大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日はプロジェクト科目の中間発表がありました。プロジェクト科目というのは上越教育大学の教職大学院特有の科目です。簡単に言えば、学校に「どっぷりと浸かる」実習です。新たな試みですので、教師はもちろん院生さんたちは手探りで切り開いています。数々の課題は見えますが、「いいな~」と思います。何よりも院生さん達が「いい!とってもいい!」と思いました。

 その後、教員が集まって議論しました。とても良かった!

 意外かもしれませんが、大学で「大学教育」のことを議論する機会は殆どありません。ある場合は、大学人の悪い癖で、理屈ばっかりで、実践が見えません。ところが教職大学院のメンバーは違います。意見の違いがあっても、安心して議論をふっかけられます。それに対して、納得する反論が言われます。勉強になりました。本当に、この職場はいいな~っと思いました。

[]臨界量 09:16 臨界量 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨界量 - 西川純のメモ 臨界量 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志が苦労するのを知ると、はらわたが煮えくりかえります。一人一人の先生がみんな善意の教師であり、苦労されていることは知っているのですが、その先生が現状のクラスで子どもに苦痛を強いているのです。それを思うと、考えまいとしても、怒りが沸きます。

 今、日本中には様々な立場の同志がいらっしゃいます。県の教育行政、学校における管理職、指導主事、ベテラン教師、中堅教師、若手教師、そして新採教師。また、教師の卵もいます。そればかりではありません。学校の事務職、子ども、保護者、塾の教師、水泳教室の教師、サッカーチームのコーチ、企業に社長、退職者・・・・、異質な同志がおられます。そして、その方々が、それぞれの立場で実践し、成果を上げているにも関わらず、理解されずに苦労されている「愚痴」を毎日、私は知ることになります。

 それぞれの同志は「あの人さえ・・」と思っています。例えば、ある若手教師の同志は教務主任がネックになっています。ところが別な地域の教務主任の同志は、若手が動かないと悩んでいます。『学び合い』では管理職が決定的ですが、その管理職が最初の起爆剤となる中堅が動かないことを悩みます。

 人には色々な人がいます。色々な刺激を受けても変わらない人。刺激を受け続ければ変わる人。刺激を受ければ変わり、変わり続ける人。刺激を受けなくても変わる人。そして、もっとも多いのは刺激を受け続ければ変わる人だと思います。それは、まるで核反応のようです。核反応は核物質が一定以上(臨界量)を超えると、反応が連鎖し、爆発的な反応が起こります。ところが、それ以下では反応は連鎖しません。

 その臨界量にいつ達するか?それは分かりません。でも、十年先ではないことは確かです。この十数年、『学び合い』とつきあっている私は、最近の変化の大きさを肌で感じています。では、どうやって臨界量に達しさせるか。今、この段階で『学び合い』を実践している方は、「刺激を受ければ変わり、変わり続ける人」と「刺激を受けなくても変わる人」です。そして、世の中には、「刺激を受ければ変わり、変わり続ける人」が一定数、必ずいます。そちらに目を向けて欲しいと願います。同じ学年にいなければ、別な学年に。同じ学校にいなければ、地域に。

 『学び合い』では手のかかる「その子」に拘りません。「その子」と距離をおきます。しかし、その子「も」見捨てません。だから、伝えられる子に伝えるのです。伝えた子が「その子」に伝えるのです。

 驕らず、たゆまず。

[]語ること 09:16 語ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 語ること - 西川純のメモ 語ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、地元の同志の学校に行きました。『学び合い』で成果を実感しているものの、「もっと」を願い、悩んでいました。その同志の説明を聞き終わって私が言ったことは、「と、いうことを子どもに語ってください。おそらく、子どもに言っていないでしょ?子どもたちは先生がそれを望んでいるということを知らないだけです。『学び合い』の考えに照らして、子どもたちに語ってください。まあ、最悪でも2週間以内に改善されるはずです。」と言いました。

 書いてみれば、馬鹿馬鹿しいほど簡単なことです。どうも、すくなから無い同志が悩みを一人で抱えてしまいます。でも、願うならば、実現を子どもに求めればいいのです。当たり前でしょ?大抵は実現します。実現できないかもしれません。でも、それで実現できないならば、たった一人の教師が一人で抱えて解決できるわけありません。

 『学び合い』では語れば解決できるのです。でも、一斉指導では解決できません。なぜなら、「何故?」に教師が応えられないからです。例えば、「静かに勉強する」ということをちゃんと説明できる教師なんて、まあ、いないでしょう。少なくとも、私が教えた暴走族の子どもたちに説明できないでしょうね。彼らはきわめてシンプルに、論理的に論破します。おとなしい子どもたちも、その腹の中は同じです。ただ、「分かったふり」をするだけに過ぎません。もちろん、納得しなくても「先生が言うならば」と思う子もいます。でも、そんな子どもは、自分の頭を使って動きません。そして、大多数の子どもは「分かったふり」で行動します。それじゃあ解決できないのは当然です。

 我々は「何故?」にちゃんと応えられます。それが強みです。

3103102008/10/22 09:57「あの人さえ」の壁は現場のあらゆるところにいろんな形であるように思います。きっと、私自身も「ある見方」からみれば「あの人さえ」だったのかもしれません。異学科の『学び合い』の可能性に直観めいたものを感じ、実践したくてたまらずにいます。きっと1年前の私だったら「あの人さえ」がいても「あの人さえ」と思われても突き進んだと思います。でも、今の私には自分ですぐに試してみることができません。何度か友人に話をもちかけました。何度か目にして、1年前までやっていた様々な事例と結果を例にあげながら(同僚でしたので)説明したら、「できるできる」とうなづいてくれました。でも、その次にでたことが「あの人」的要素での不安だったのです。自分自身なら「あの人さえ」に「あの人さえ」とおもわれようが、進めますが、それ以上、話を進めることができませんでした。少し、自分の教科で結果を出しつつ、再度、提案します。1年前もっていたあの子たちの力をもってすれば、私が思っている以上のことがきっとおこると確信します。あの子たちの卒業までの時間も限られます。とにかく、なんとかすすめねばと思っています。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 10:01無理せずにね。出来れば異学年のライブを見ると良いですよ。お勧めです。感激しますよ。

3103102008/10/22 12:03ありがとうございます。異学年のライブを拝見しましたので、ますますやりたいのですよ。24kawa先生に連れて行っていただいたので、さらに可能!と思ったのです。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 13:03期待しています!

D902iD902i2008/10/22 22:4724kawa先生,同志の方々のおかげさまで私も泣きました。
人生を幸せな方向へと導いてくださって,本当に感謝です。これからは,それを実現していきたいと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 22:55当然ですが、S小学校の先生に、今日会ったことを伝えてね。

osugi-symphonicityosugi-symphonicity2008/10/22 23:11臨界量という発想、ですね。自分ももっと量を意識してアウトプットしたいんですが、そのためにはインプットも増やす必要があると感じます。
あと、次のフェーズへ進むのにも段階ごとの臨界量のようなものがあるんじゃないかと感じています。そして量を増やすためにはコミュニティが重要だと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/23 06:20私もそう思います。

08/10/21(火)

[]同志へ 17:01 同志へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志へ - 西川純のメモ 同志へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある教室の場面です。心優しき分かる子がいました。その子が分からない子に教えています。最初は、丁寧に何度も教えます。ところが何度教えても分かりません。何故分からないかを聞き出そうとしても、分からない子どもの言っていることが要領を得ません。それが続くとイライラします。もちろん、何度説明を聞いても分からない子にとってもイライラします。互いの心は見えるものです。そうなれば、互いにイライラが高じます。

 さて、こんな状態になったら、分かる子はどうすべきなのでしょうか?この状態は分かる子が「その子」に拘るときに生じます。では、どうするか、拘らず、かつ見捨てずに、「その子」と距離を置くべきですね。そして、分からないからと言って「悪い」わけではないことを理解してもらうことです。そして、自分の説明が分かる子に理解してもらえばいいのです。自分の説明で分かった子が、自分の説明では分からない子に説明できる可能性があります。一番知っている者が、一番、分からせられると思いこむのは大きな誤りです。だれも悪い人がいないのに喧嘩かが生じるのは馬鹿馬鹿しいことです。

 さて、上記のことは同志の方だったら馬鹿馬鹿しいほど当たり前のことで、イロハのイですよね。それでは何故「同志へ」というタイトルをつけたのでしょうか?

 「子ども」の部分を「教師」に置き換えてください。私が言わんとしていることは自明ですよね。

[]高等編 17:01 高等編 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高等編 - 西川純のメモ 高等編 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上記の「同志へ」へ納得できない方への高等編です。社会は必ずしも『学び合い』ではありません。目標設定や評価がちゃんとなされていない場合があります。特定の個人が絶対権力を持っている場合があります。そうなれば、必ずしも『学び合い』のセオリーに従う分けではありません。

 もし、上記が納得できないならば、覚悟を決めて、相手を攻撃してください。ありとあらゆる悪智恵を総動員して、相手を徹頭徹尾「潰して」ください。おそらく、数年はかかるはずです。いや、十年以上かかるかもしれません。毎日、詰め将棋みたいに、一つ一つ相手の弱点を探り、その弱点を拡大するような「一手」を指し続けます。一度やりはじめたら、例え後になってその人の人間性の良さを知っても、攻撃の手をゆるめてはいけません。相手と握手をしつつ、相手を潰すことを考え続けるのです。

 さて、上記のことをリアルにやる覚悟がありますか?まあ無いでしょうね。私もそれを勧めます。人を攻撃すると言うことは、例え勝ったにせよ、我が身に降りかかる傷は避けられません。では、どうするか?

 関わらないことです。距離を置きます。目立たなくします。そして、出来れば職場を変えることを勧めます。ただし、本当に何もしないと、自分が腐ります。自分の職場の中でのみ考えると閉塞しますが、自分の職場の外を見回しましょう。世の中には、自分の理解者はいるはずです。その人の目にとまるようなことをしましょう。子どものため、自分・自分の家族のために。

追伸 ただし、たいていの場合は「同志へ」の対応をすべきです。自分が「その人」に拘り、余裕を失っている可能性が高いです。日本の職場は、大抵はそこそこは健全ですからね。あははは

iku-nakaiku-naka2008/10/21 17:30今まで「同士へ」バージョンでやってきたつもりです。「そういう人」とは距離をおいてきました。しかし、結果は同じです。
なので、これからは高等編の後半(関わらず、職場を変える)方向でやろうと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/21 19:26職場を変えれば、変えることによるメリットとデメリットがあります。今できることを十全にやりましょう。かなりやれる可能性があります。楽しみです。

tontan2tontan22008/10/21 22:42「同志へ」について
分かるのですが、学び合いが広がるには「全体に語ってくれる」優れた(すくなくとも理解できる)上司が必要です。そうでないと「そんな方法もあるね」で終わってしまいます。

take1_No12take1_No122008/10/21 23:10はい。距離を置いてみます。その分のエネルギーを子ども達と隠れ同志のために使わせていただきます。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 06:18tontan2さんへ
お気持ち察します。でも、出来ることもあります。それをやりましょう!
take1さんへ
距離を置くことは大事です。しかし、それ以上に、分かる人に伝えることです。広げましょう!

08/10/20(月)

[]子どもで見せる 22:36 子どもで見せる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 子どもで見せる - 西川純のメモ 子どもで見せる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の初任校は「純粋無垢のオール1」、暴走族、境界児、シンナー・・・だけでした。その子ども達に私は物理をはじめとする理科を教えました。普通の子どもでも物理は嫌がります。当然のことながら、むちゃくちゃな状態になりました。子どもをバカにしました。そんなときです。職員室に私が教えているクラスの子どもが、数学のS先生に質問行きます。その子どもが手に持っていたプリントを見ました。ビックリしました。私の物理より遙かに高度な内容でした。ビックリしてS先生に「どうしたらいいのですか?」と聞きました。S先生は「授業見に来て良いよ」と言いました。

 と、言っても変なプライドがありました。S先生の授業の後ろに居て、聞くということに抵抗感がありました。そこで、空き時間に廊下を歩きながら通り過ぎました。ほんの十秒以下の時間ですが、子どもが違うことは見て取れます。それからしばらく悩みました。でも、結論は最初から分かっていました。子どもが悪いのではなく、自分が悪いということです。

 本日、同志の一人から、ある中学校のことを相談されました。荒れている学校だそうです。私は同志となりうる数人と直接メールできるようお願いしました。個々の先生方は一生懸命やっています。でも、「駄目だろうな~」と思っているでしょう。その気持ちは、子どもに伝わっています。結局、教師の心が変わらねばなりません。でも、私には現状でヘトヘトになっている先生方に伝える力はありません。私がいくら語っても、「け、大学の教師な何、脳天気なことを言っている」と思われるでしょう。そう思われるのは当然です。でも、変わらなければならない、と思い、そのためには何とせねば、と思っている先生もいます。その先生が、子どもを変えるしかないのです。子どもは、子どもであり、どんな子どもも、同じであるということを事実で伝えるしかないのです。

 もちろん、それでも伝わらない人もいます。でも、私のように、それによって伝わる人もいます。そのような連鎖が学校を変えるのです。

[]命の洗濯 17:04 命の洗濯 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 命の洗濯 - 西川純のメモ 命の洗濯 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子の学校の代休です。ということで、本日は年休をとり、昨日から家族旅行に行きました。ネットが全く届かないところです。ということで、24時間以上、家族でベタベタしていました。あはははは

JP301JP3012008/10/22 09:20 はじめましてJP301です。『学び合い』を職場のみんなではじめています。悩みも多いのですが、職場の雰囲気が変わることを楽しみにして頑張っているところです。12月13日の長野シンポでお話しさせていただきます。ご指導お願いします。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 09:48はじめまして。ウエルカムです。何かあったら気軽にメールしてください。サポートします。学校を変えましょう!

JP301JP3012008/10/22 10:51 早速の返信ありがとうございます。
 さて、右のブログを見て、別府市立南小学校の取組を参考にして取組んでいきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 10:54期待しています。
直接メールのやりとりすると良いですよ。

JP301JP3012008/10/22 13:36 ありがとうございます。質問です。ICレコーダーを買いたいのですが何がよろしいでしょうか?本当は原稿興しの人も募集したいのですが・・・。

jun24kawajun24kawa2008/10/22 18:28ICレコーダーに関しては、先ほどのメールの通りですね。
原稿興しの件は、予算をメールしてください。

08/10/19(日)

[]動画配信 07:19 動画配信 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 動画配信 - 西川純のメモ 動画配信 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あべたかさんの努力により、山形の会での私の講演の一部を動画配信をネットでアップしてもらえました。感謝です。

http://new.peevee.tv/v?4jivd9

abematuabematu2008/10/20 04:16講演内容を全世界に発信してしまってもかまわないとする姿勢。
やっぱり、西川先生はすばらしいです。

jun24kawajun24kawa2008/10/20 14:56あはははは
褒められることではありませんよ。
だって、へるもんじゃないし

JP301JP3012008/10/23 06:09 昨日拝見しました。山形での篤い講演に引き込まれました。政治経済分野は、おっしゃるとおり「覚えさせられた」内容でしたね。6年生では、『学び合い』で「歴史資料集」が少し手垢で黒くなったようです。

jun24kawajun24kawa2008/10/23 06:19それは良い兆候です!

08/10/18(土)

[]幸せ 22:11 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 4日ぶりに家族の元に帰りました。長野の会の懇親会も途中で退席し、とにかく家に帰りたかった。幸い、7時前には到着!家に帰ると息子のチュのお出迎え。息子と風呂に入りました。食事を一緒にして。食後、歯を磨きます。終わるとオンブをねだられました。仕上げ磨きをして。添い寝をして、今、寝かしつけました。これから風呂上がりの家内とベチャベチャと話そうと思います。

[]長野の会 22:11 長野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野の会 - 西川純のメモ 長野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、長野で『学び合い』の会がありました。私の印象は、『学び合い』の層の厚みが出来たな、と思いました。点が線になり、今、線が面になりつつあります。数年前とは隔世の感があります。

 また、S大学の学生さんの層の厚みを感じます。あの会の運営を安心して見てられる。凄いことです。感謝です。

[]何故 06:01 何故 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故 - 西川純のメモ 何故 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、同志と飲みました。楽しかった。特に、初々しい同志の悩みと、それを乗り越える瞬間の顔を見ることは楽しかった。飲み会の後半では、酔っぱらったおっさんが若い人に絡むがごとく「出来ない理由を述べよ」を連発し、雪隠詰めにして楽しんでいました。(反省・・・) その若い方の一人から、「西川先生のバイタリティはどこから来るのですか?」といきなり聞かれました。予想外の質問にドギマギしながら以下のように応えました。

 「もし、今のままで良いと思ったら、私は腐ってしまう。それは、子どもと同じ。子どもも、今のままで達成できる課題を与えられたら、腐り始める。つねに「もっと」を求めなければならないから。でもね、だからといって基本は大事。自分の幸せ、家族の幸せを犯すような「もっと」は続けられない。自分の幸せ、家族の幸せに反しないような「もっと」をやろうとしています。」

 と応えました。

[]発展段階 06:01 発展段階 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 発展段階 - 西川純のメモ 発展段階 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の初期段階と充実段階の違いは、子どもたちが「みんな」を達成し続けるか、否か、です。では、充実段階と発展段階の違いは何か?それは、夢です。私が色々な方に語ることの圧倒的大多数は、すでに達成したことです。だから、事例も言えます。理論も言えます。そして、「嘘だと思うなら、どうぞ見に来て下さい」と言えます。しかし、それを超えたものがあります。それは、日本中の誰もが達成していないこと、でも、それが達成できると「私」は信じ切っていることです。例えば、学校の全児童・生徒が体育館にあつまり、校長が「やれ~」と言って終わる毎日。また、徹頭徹尾が子どもが運営する教育研究会。また、夏休みのクラスの自由研究が「リーマン予想」の証明。

 おそらく、多くの人からは荒唐無稽と思われることを私はリアルに予想できます(まあ、リーマン予想の解決は夢の段階ですが・・・)。おそらく、充実段階と発展段階の違いは、教師が日本中の誰もが達成しないことを、子どもが達成できると信じられるか、否か、だと思います。

OB1989OB19892008/10/18 22:12間に合って何よりです。ご講演ありがとうございました。お褒めにあずかり光栄です。

jun24kawajun24kawa2008/10/18 22:32素晴らしかったです!
ただ、私の講演を短く、先生方の実践を長く、ですね。
先生方の実践を聞いて、涙が出ました。

sumimonsumimon2008/10/18 22:42今日は講演を聞けずに失礼しました。教え子と先生を天秤にかけるというなんとも究極かつ幸せな選択でした。
お子さんとの時間よかったですね!

jun24kawajun24kawa2008/10/18 23:04例の件、期待していますよ。

iku-nakaiku-naka2008/10/19 15:33『学び合い』の変遷をお聞きして、これからの見通しが何となく見えたように思います。これからも私のペースで頑張ります。今後もご示唆をよろしくお願いします(深々と礼)。

08/10/17(金)

[]講演 18:26 講演 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 講演 - 西川純のメモ 講演 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は兵庫教育大学附属中学校で講演をしました。もしかしたら、本日の講演を聴いた方が読んでいたら、言い訳させて下さい。本来の私の講演は、いつもはもっと技巧を凝らしたものです。本日は、聴衆のみなさんの反応を生かして間をとるということなく、ねじ伏せるような講演でした。すんません。

 言い訳ですが、私に与えられた情報では、講演は14:05~15:25とだけ伝えられていました。従って、私は1時間20分(まあ、紹介の時間を5分程度削る程度)と勝手に思っていました。が、到着すると、それには学校長挨拶と副学長挨拶を含めた時間で、私に与えられた時間は1時間だけであることが判明しました。本当だったら、話の組み立てを変えるべきなのですが、すでにお知らせした題目から言って削るに削れなくなりました。ということで、一気呵成に語り尽くすという大技をしてしまいました。

 私としては、絶対に時間オーバーをせずに、時間通りに終わらせるというのことを私自身に課しています。ということで選択の余地がありませんでした。すみませんでした。

 でも、私が語るべきことは語りました。附属中学校の皆様からも暖かく迎えていただきました。きっと、幾人かの人の心に伝わっていると思います。今から、講演会で紹介した「奇想天外な授業」をやっている同志、これからやろうとする方々と名古屋で飲んできます。分からないことがありましたら、どうぞ、メールして下さい。誠意を持って返信いたします。

[]昨日 08:06 昨日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 昨日 - 西川純のメモ 昨日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は最悪のネット環境の中でアップできませんでした。

 昨日はS大学のM先生もこられた兵庫県の中学校に来ました。いい学校です。まず、子どもがいい!涙が出るほどいい!これなら、本当に短時間に初期段階をスルーし、充実段階に進めると思いました。また、学級数現状の結果として、空き教室がいっぱいあります。ということで、すぐにでも大々的な異学年が実現できます。また、管理職がゆったりとした方です。校長先生はかなりユニークな経歴を持つ方で、面白い話を聞かせていただきました。職員集団の年齢バランスも悪くないと感じます(ここは非常にポイントです)。

 授業研究では若い先生の『学び合い』を見せていただきました。安心して参観できました。いくつかの課題も見えましたが、早晩、自らの力で解決できると感じました。

 夕方から先生方と飲みましたがが、印象としては「しっとり」とされていました。平常の指導に自身を持っておられることを感じます。おそらく、今を変える必然性を日常にはあまり感じなくてもいい状態だと思います。でも、このような先生方が『学び合い』を取り入れたら凄い事ができるのに、と思いました。

 今から、兵庫教育大学に講演のため出発し、本日の夜は愛知の同志と飲みます。ワクワク。

[]テスト結果公開 08:06 テスト結果公開 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テスト結果公開 - 西川純のメモ テスト結果公開 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 テスト結果を公開すると問題が起こると危惧される先生がおられます。でも、何故、テスト結果を公開すると問題が起こるのでしょうか?それは、子どもたちがテストの点数を人間の序列と思い込み、それを使って子ども間の関係が崩れるからです。でも、何故、子どもたちがテストの点数を人間の序列と思い込むのでしょうか?それは、教師がそう思っており、そう使うからです。

 『学び合い』では問題は起こりません。なぜなら教師はテストの点数を人間の序列とは考えません。ただ、「みんな」を達成する指標とします。そして、平均点ではなく最低点の向上を「みんな」に求めるからです。

 公的な機関の情報は、個人情報に関わらない限り公開されるべきものです。全国学力調査にしても、個人情報に関わらない限り公開すべきです。学校ごとどころか、クラスごとにでも公開すべきです。これは議論の余地はありません。少なくとも公開することに関して説明する義務はありませんが、公開を止める側には説明義務があります。現在、某県では学力調査のデータを公開することの是非が議論されています。しかし、それを公開を求める側も、反対する側もテストの点数が序列であると考えている点では同じように私は見えます。

 もし、某県の知事が、個々の学校の点数、また、平均点を云々するのではなく、最低点の向上を「みんな」の課題であることを語り、それを説得できるならば、問題の見え方はだいぶかわるのに・・・・、と思いました。

 

08/10/15(水)

[]三宮の会 23:06 三宮の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 三宮の会 - 西川純のメモ 三宮の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は兵庫の三宮で飲み会をしました。以前からの同志3名と、初めてお会いする先生が5名です。楽しかった。

 生物は自己複製をします。しかし、自己複製が完全すぎると変化がありません。そして、環境は徐々(時には劇的)に変化するので、変化がない生物種は緩慢(時には劇的)に衰退します。それ故、どんな生物種も基本的には保守的であり、同時に革新的な個体を一定の割合含んでいます。後者は多すぎると安定性を欠き、後者が少なすぎると死滅します。『学び合い』は革命的に今までの考え方と違います。だから、それを拒否する人が多くいることは、生物種として健全であると思います。でも、同時に変化に対応する少数者はいるものです。

 本日おいでになった方々は、その少数の革新者です。その少数の方が変われば、それは多くの安定を担保している方々を変える端緒となります。本日の会をお世話いただいた方は、本年度になってから『学び合い』に出会った方です。11月の大阪の宣伝パンフレットを配った方は、昨年の11月から『学び合い』をトライし始めた方です。そして、大阪の会で発表されるもうひとかたの同志でさえ、昨年の6月からの同志です。

生物集団の中には、そして教師集団の中には、1年ぐらいで、学ぶ側から広める側に変化する方がいます。なぜなら、子どもの『学び合い』と同じで、広めることによって、自分が高まることを知っている方からです。今日の出会いをきっかけに、同志が生まれることを信じています。

ま、そんな難しいことはさておいて、私から見たら「かわいいかわいい」と失礼ながら感じてしまう先生方の、迷いと向上心を肌で感じ、ちょいと飲み過ぎてしまいました。ということで、寝ます。ぐ~・・・・

[]信念 06:45 信念 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 信念 - 西川純のメモ 信念 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、『小学校5年生の子ども・・。学習障害ですが。その子どもが、なかなか学びあいでうまくいきません。小数のかけ算や割り算では、99を覚えていないため、99表を見ながら行っています。やり方は理解できるものの・・・。うまくいきません。どの子ども、「先生、どうやって教えればいいのかわからない」といわれます。そういう場合は、どうするばいいのか・・・』(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20081012/1223817501)というお悩みメールを受けました。

 それを読んだ同志から別件のメールと一緒に以下のメールが来ました。

 『この間お話したうちのクラスの子に対しては、他の子どもたちは、「○○(名前)、あそこに電卓あるから」といいます。教室のコンピュータが自由に使えるので。

昨年5年生の時、同じ小数のかけ算、わり算の3.2×3なら、例えば3×2を電卓で計算して、喜んで帰ってきて、次に3×3を電卓で計算して、足し算するために電卓で計算して、9.6と答えを出します。小数点をどういうルールでつけるかは他の子が教えます。おもしろいのは、初めから3.2×3の答えを電卓で出さないところです。どうしてかというと、それでは彼もおもしろくないからだと思います。そこが彼のすばらしいところだと私は思います。

 それでいいのか?と突っ込まれると、うーん、どうなんでしょうね。確かに、その時の単元テストでは電卓が使えず、その子はコテンパンにまちがえました。テスト後、その子の友達は「しまった、○○に電卓使わせればよかったね、先生」といいました。そうだよねえ、と私も思いました。だって、九九ができないだけで、筆算の手順は学び合ってたわけだし。

 そこでの私の仕事は、普段から使えるような古いコンピュータを他の先生からもらって置いといたことぐらいです。で、今も彼はコンピュータの電卓を使ってます。上手ですよ。

 って、ブログに書き込めって感じですね、すみません。引っ込み思案なので。』

 そこで私は、「引っ込み思案の○○さんの代わりにアップするから、その子の背景や周りの子ども関わりなど、もう少し説明してね。」とお願いしました。

 そして以下の返信を受けました。

 『かなり個人的な内容ですし、アップは必要ないかなあなんて思うのですが、もう少しこの間の子のこと。

 一言でいえば、一昨年まで先生たちにいじられてきて、授業では友達からほったらかされてきた子、です。それまでの先生たちは善意でしたことだとは思いますよ。しょうがないもの、この子はこれでいい、って。(これを善意というか?と思いますが)

 医師の診断で知的な障害があります。先日認定を受けて、手帳も取得しました。家庭的には、母と妹とたぶん血のつながりのない父(というか若い男)。父は働かず、家でゲームしてます。母は先日、職を解雇されました。母はネットで店を開きたい…なんていってましたが。先日父がなんだか腹を立てたらしく、パソコンを投げて壊したと彼が言ってました。今もパソコンは壊れたままだそうです。

 そんな感じですから、他の友達とはずいぶん違う生活を生きてきました。でも今彼は、少なくとも今のクラスでは、他の子とともに生きています。友達と同じ課題を私から要求されます。友達は5年生から変わりました。授業でも彼をかまうようになった。それは子どもたちも自覚してます。

 それはもう手を変え品を変えです。初めのころ、できるタイプの男の子がよくかまってましたが、怖くて厳しいのでなかなかうまくいきません。前の担任と同じです。やさしい女の子のところへ彼は行きます。女の子はゆっくり丁寧に教えます。でも分かりません。分からないけど女の子の指示には従います。従ううちに簡単な問題が解けます。ひとけたの足し算とかですが。女の子が言います、すごーい、できるじゃーん。彼がうれしそうに笑います。女の子は自分の友達に彼を託します。自分の学習が遅れるからとりあえず託してその間に自分の分を解きます。その間、女の子の友達が彼のところに来ます。教えます。分かりません。でも、そこで聞いたことを彼は他の子のところへ行って話します。それ違うって。こうだよ、って。分かんないけど言います。(ここ本当におもしろい)すると他の子に突っ込まれます。何で?こうだってば。彼は逃げます。(ここもっとおもしろい)でも逃げられません。初めの女の子につかまります。教えます。すごーい、できるじゃーん。繰り返しです。初めのころはこんな感じでした。今も似たようなものだけど、自然です。ずーっと授業をみんなとしています。

 今年は私がTTの先生に『学び合い』のクラスであることを宣言しているため、TTの先生は私と同じ動きをします。見て、にこにこして、信じて、任せる。別の出張授業の先生は、どんな授業がいいか子どもたちに聞いてくれました。子どもたちはいつもやってる授業がいいといったそうです。どんな授業なの?と聞いてくださったその先生に、子どもたちは、見たい?と言ったそうです。それで、うちのクラスで一番できる女の子が教科書ちょっと見て、課題を出したそうです。で、『学び合い』。

 この1年半、今のクラスで私は、「みんな」を要求して、その意義を自分なりに話してきました。完璧、なんて思ってません。最低点の向上は果たせていないし。(ただし、平均だったら彼を入れて82点はありますよ。彼はだいたい15点くらいはとるから。うれしくないけど)うまくいかないことだってあるし、つい余計なことを言って邪魔したこともある。彼を叱ったことだってある。ただ、幸せは常に彼らに感じさせてもらってる。

 ちょっと脱線しましたが、彼を幸せにできるのは私じゃない、といつも思っています。

「子ども個人のことを考えてしまいます。ここらへんの気持ちの切り替えは難しい」というayuayu0515さんは正しい。ただ、その子の幸せを私ひとりの力では実現できない、という自覚が、私にはある。信念、としか言いようがないですけど。』

 これを読まれて、どういう印象を受けるでしょうか?私は「淡々としている」と感じます。でも、上記を見れば、淡々としていられるような子どもではないことはおわかりいただけると思います。のめり込むのでもなく、また、見捨てるのでもない、もう一つの道があるのです。それは、子どものレベルではなく、集団の管理者としての立場で物事を見続けるのです。

janglejapjanglejap2008/10/15 20:58「彼を幸せにできるのは私じゃない、といつも思っています。・・
その子の幸せを私ひとりの力では実現できない、という自覚が私にはある」・・にドキっときました。
学び合いにであって少~~しわかりかけてきたところです。

jun24kawajun24kawa2008/10/15 22:35わたしも、現実の問題の中では迷います。だから、上記は私自身に言い聞かせている部分があります。

tomkicktomkick2008/10/15 23:30西川先生
今日は本当にありがとうございました。
おかげさまで,うちの学校を変えるのに必要な人数があと2人なりました。
あの後も,これからどうするか少し話ができました。また相談に乗っていただけるとありがたいです。
本当に楽しい会をありがとうございます。

chunsuzumechunsuzume2008/10/16 00:19西川先生、こんばんは。
久しぶりに先生のお元気なお姿と声に心地よさを覚えながらの時間を過ごさせていただきました。あっという間の3時間でした。お集まりのみなさん、いろいろお話を聞かせていただきありがとうございました。
私自身、今は見た目『学び合い』からちょっと離れているのですが、考え方は以前と変わらず毎日の授業に取り組んでいます。
今日集まった方々からいただいた刺激を胸に、明日からまたがんばろうと決意を持って、高速バスで帰宅しました。
西川先生はまだまだ長い道中と聞いています。どうぞお気をつけて。
今夜はありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2008/10/16 07:39tomkickさんへ
どう広げるかは、おそらく周りの先生に聞くことが一番だと思いますよ。あなたはニコニコしているだけで良い、そんな状態を目指しましょう。御校には優秀な若手が多い。おそらく、全国的にも恵まれていますよ。期待しています。
chunさんへ
色々とご苦労も多いと思います。chunさんの元気な前向きな姿を拝見し、安心しました。『学び合い』は考え方でテクニックではありません。今置かれている状態の中で、子どもたちの能力を信じ、人格の完成を目指した教科指導をすれば、それが『学び合い』なのですから。あなたから教えてもらったコミュニティーの創造、是非、実現して下さい。ずっと、期待しています。

ayuayu0515ayuayu05152008/10/16 20:24ありがとうございます。勉強になります。

集団としての管理

集団としての管理をすること。このためには、もっと子どもを信じてみることが必要なのだなって思いました。

それが自分にできるのか?

来週から気持ちを整理してみます。

jun24kawajun24kawa2008/10/17 08:10大丈夫!子ども「たち」を信じましょう。
それしか選択肢はないのです。
少なくとも教師はその力はない。
期待していますよ。

08/10/14(火)

[]昨日、明日 16:18 昨日、明日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 昨日、明日 - 西川純のメモ 昨日、明日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は家族と休日を楽しみました。途中で「むかご」を発見、むちゃくちゃ採りました。夕食は山形で「奮発」して買った「お肉様」ですき焼きです。食べ過ぎて、苦しかった。息子は至極気に入ったので、「山形に引っ越さないの?」と言いました。

 今日は、怒濤ののように仕事をこなしました。なにしろ、今週、大学にいるのは本日だけです。

 明日は兵庫の三宮で同志と飲みます。明後日は、兵庫の小野南中学校で講演し、夜は懇談です。次の日は、兵庫教育大学の附属中学校で講演し、夜は名古屋で同志と飲みます。次の日は長野に移動し、『学び合い』の会に参加です。ただし、6時に終わりますので、直ちに上越に帰宅です。そして土曜の夕食は家族と食べようと思います。

追伸 三宮や名古屋の近くの人で、夜時間があり、『学び合い』を知りたい人は飛び入り歓迎です。申込先は、過去のブログに書いています。

08/10/13(月)

[]60万ヒット 08:37 60万ヒット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 60万ヒット - 西川純のメモ 60万ヒット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、60万ヒットしました。8月30日に50万ヒットですから、1ヶ月半で10万ヒットした勘定です。ご愛顧に感謝します。

08/10/12(日)

[]教師の仕事 22:18 教師の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の仕事 - 西川純のメモ 教師の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

自動車会社の社長が業績回復のため、他社にはない画期的なエンジンを開発する必要があったとします。現場の研究者・技術者は一生懸命に努力します。しかし、根本的な技術的な問題を解決できません。情報収集すると、他社ではそれを乗り越えた事例があるそうです。しかし、その会社の研究者・技術者が、その問題を解決することは出来ないことを懇切丁寧に説明されます。もともとは技術者上がりの社長なので、そのことの困難さはよく分かります。そこで、自身も開発現場にこもり、研究者・技術者と一緒になって徹夜をし始めました。

 別な自動車会社でも同じように、業績回復のため他社にはない画期的なエンジンを開発する必要があったとします。現場の研究者・技術者は一生懸命に努力します。しかし、根本的な技術的な問題を解決できません。情報収集すると、他社ではそれを乗り越えた事例があるそうです。しかし、その会社の研究者・技術者が、その問題を解決することは出来ないことを懇切丁寧に説明されます。もともとは技術者上がりの社長なので、そのことの困難さはよく分かります。しかし、現場を離れた自分にはそれを解決する能力は無いことを知っています。そこで、開発現場のみんなを集め、新エンジンを開発する意義を再度語ります。そして、十分開発環境を保証するため、銀行・大株主を口説いて増資を実現し、それを開発予算に回しました。

 さて、どちらの会社が生き残るでしょうか?私は後者だと思います。

 ある同志から、以下のような相談メールを頂きました。

『小学校5年生の子ども・・。学習障害ですが。その子どもが、なかなか学びあいでうまくいきません。小数のかけ算や割り算では、99を覚えていないため、99表を見ながら行っています。やり方は理解できるものの・・・。うまくいきません。どの子ども、「先生、どうやって教えればいいのかわからない」といわれます。そういう場合は、どうするばいいのか・・・』

 教師の仕事は個々の子どもの問題を解決することではありません。個々の子どもの問題を解決できる子ども集団を作ることです。「先生、どうやって教えればいいのかわからない」と聞かれたら、どうやって教えるかを子どもと同じレベルで考えることは教師の仕事ではありません。「どうやって教えればいいのか」を考え続ける集団を作るにはどうするかを考えるべきです。「その子」の問題に収斂している限りは、解決のない蟻地獄に陥ります。

 「じゃあ、解決できるか?」と問われれば、「そりゃ分かりません」と応えます。でも、「あなた一人が考えたり、あなたが子どもと同じレベルで考えるよりは解決にいたる可能性は高い」と断言できます。明るく、熱く、実現すべき夢を語るしかありません。

追伸 私はゼミ生からの研究上の愚痴は聞きません。言い始めると「うるさいうるさい、聞きたくない。それは君「たち」の問題で私の問題ではない。私の仕事は、実現するために必要なお金を引っ張ってくることと、誰かに頭を下げること。もちろん、私が解決に頭をひねってもいいよ。でもね、そうしたら金を引っ張ってきたり、頭を下げる方を君たちがやってね。どっちがいい?あはははは」と言います。まあ、よほど『学び合い』の考え方が分かっている人しか使えない言い方ですが・・・・

[]西川先生からは・・・ 21:38 西川先生からは・・・ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 西川先生からは・・・ - 西川純のメモ 西川先生からは・・・ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 山形の会で発表された方のうちお二人が、「西川先生からは『学び合い』でないと言われるかもしれないけど」という前振りをされてから、素晴らしい実践を発表されました。そういわれた理由は、お二人の謙虚さと、私の性格の悪さに由来することを反省しつつ、関連したメモを書きたくなりました。

 『学び合い』は考え方です。具体的には学校観と子ども観が基本です。それに立脚すれば『学び合い』です。それは絶対的な基準ではありません。大抵の実践も我々の学校観と子ども観を持っています。まあ、「人格の完成なんてどうでもいい!」、「人との繋がりなんてどうでもいい!」、「子どもはバカだ!」と公言したり、それを基本としたりする実践は、まあないでしょうね。ただ、一般の実践と我々の信じるレベルが格段に違うのでハッキリ分かりますが。

 それは私自身においても同じです。『学び合い』を始めた十数年から学校観、子ども観は一貫しています。今から考えれば十数年前の我々は学校の存在意義に関して、学力と人間関係が不整合だった部分があります。また、子どもの能力を相対的に低く見ており、テクニック的でした。しかし、十数年前から目指している方向性は一貫していました。だから、もし、その当時の自分にとって信じられないほど子どもの能力を信じる同志がいたら、直ぐに降参します。そして、直ぐにその考えを受け入れました。だって、それを求めているのですから。

 だから、私が拘っているのは考え方だけです。それに私個人がどうかんがえるなんて小さなことです。そんなことに拘ると、大事なことがおざなりになってしまいます(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20071207/1196984537)。そして、「西川先生からは『学び合い』でないと言われるかもしれないけど」という前振りをされるたびに、自分の性格の悪さを指摘されているようで恥ずかしくなります。あはははは。

abematuabematu2008/10/12 21:42>「西川先生からは『学び合い』でないと言われるかもしれないけど」という前振り

はもうしません。
これからは自信を持って話します。

jun24kawajun24kawa2008/10/12 21:51はい、期待しています。私が期待しているのは、同志の自慢話ですから。自信を持って明るくね。

ayuayu0515ayuayu05152008/10/13 17:46勉強になりました。集団をつくることが教師の役割・・・
しかし、子ども個人のことを考えてしまいます。。。
ここらへんの気持ちの切り替えは、難しいなって思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/13 18:11難しいのは、実は私もです。
『学び合い』の考え方を自分に言い聞かせることは、よくあることですよ。

08/10/11(土)

[]山形の会2 22:56 山形の会2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山形の会2 - 西川純のメモ 山形の会2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、打ち上げから帰ってきました。良い会になりました。あらゆる面で期待を超えるものになりました。そのすばらしさは、参加した方々のブログによって書かれると思いますので、私なりのメモを書きたいと思います。

 今日の会を企画運営された方から、「私の期待しているよが怖い」と言われました。そして、参加した別の方からも言われます。確かに、今回の会の最初の一歩は、山形で『学び合い』の会を開くことの意義を語り、出来ない理由のないことを説明し、期待したのが最初にきっかけです。それをきっかけとして始まりました。そして、関係された方々はいろいろなご苦労を重ね、それを実現しました。すばらしい会を成功させました。

 でも不思議です。私は一介の田舎大学の教師にすぎません。その私が、山形県の先生、また、その他の県に先生方に命令する権力は全くありません。私が「期待しているよ」に、それらの先生方が怖がる理由は全くありません。私がいくら期待しても、それをいくらでも無視できます。

 私は定時制高校に勤めました。勉めて直ぐに、驚きと、苦痛を伴って学んだことは、教師は何の権力もない、ということです。子どもが連帯して教師に反抗したならば、教師にはそれを押さえる権力は全くありません。教師が成績で脅かしたとしても、成績なんて屁とも思わなければ脅かす力はありません。教師が留年で脅かしたとしても、子どもが連帯すれば、脅す力は失われます。退学を使って脅かそうとしても、それを強いる力は法的にはありません。私はこれほど教師に権力がないことにビックリしました。そのため、子どもたちに何かを強いる場合、それを納得させる必要があるという子を学びました。従って、ある人に何をすることを勧められるかは、その人が何を実現させたいかに依存します。

 私が山形の会を成功させた先生方に影響を与えたとしたら、それは私に権力があるからではありません。それは、その先生方に高い志があるからです。その志を実現するに必要な一つの道を、別の同志が示し、それを例示したにすぎません。従って、その先生方を強いたのは、その先生方ご自身の志です。けっして私の「期待しているよ」ではありません。

 本日、山形の先生方は志の形を示しました。それは別な先生方の志を刺激し、その先生方の志が、その先生方を強います。互いに強いるその厳しさは、『学び合い』における子どもたちの厳しさと同じです。そして、それによって関係者全てがより高いレベルに進めるということも、『学び合い』における子どもたちと同じです。

 上記の正のフィードバックが急激に進んでいることに驚きます。正直、ついて行くだけでヘトヘトになります。しかし、同時に、ワクワクします。私自身も正のフィードバックの枠組みの中の一員なんだと実感しました。

 関係する先生方に感謝します。私も結果を出します。

[]山形の会 08:28 山形の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山形の会 - 西川純のメモ 山形の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は東北で最初の『学び合い』の会が山形の会が開かれます。楽しみです!

[]説教おじさん 08:33 説教おじさん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説教おじさん - 西川純のメモ 説教おじさん - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨晩は、山形の会に参加するゼミ生と飲みました。おもいっきり説教おじさんになりました。だめだな~っと思うのですが、止められません。教えたいという欲求はDNAの中にあると実感しました。

 少なくとも私は楽しめた・・・あははは

makine45makine452008/10/11 09:32成功を祈っています。すばらしい研究会になるでしょうね。

jun24kawajun24kawa2008/10/11 22:28はい!
とても良い会でした。

iku-nakaiku-naka2008/10/11 22:34本日はありがとうございました。
来週もよろしくお願いします(深々と礼)。

jun24kawajun24kawa2008/10/11 22:59へい!わかりやした。
でも、来週も出張続きだ・・・・

マックマンマックマン2008/10/11 23:42 2日間にわたり、ありがとうございました。
『素晴らしい会だった」といっていただけたことは
本当にうれしいです。
 そして、
もっともっとやらなければいけないなという思いが強くなりました。
先生の「期待してるよ」と『学び合い』には、
がんばらなければと思わせる強い力があります。
今後ともよろしくお願いします。

abematuabematu2008/10/12 04:57昨日はお世話になりました。
いつもいつも、パワーをもらいます。
なんていうのでしょうか。
西川先生がお近くにいるだけで(たとえお話をしなくても)「愛」を感じるから不思議です。
その不思議オーラを少しでもいただきたい。

katunori-skatunori-s2008/10/12 13:15おかげさまで、山形の会を無事終えることができました。
「感謝、感謝、感謝」の思いです。
懇親会でも二次会でも、たくさんお話をさせていただき、幸せな一日でした。
ごらんの通りの小心者ですが、まさかあれほど汗が流れるとは!
「『学び合い』を広めるために汗を流すって、こういうことじゃないのになあ!」と感じました。(^_^;)

jun24kawajun24kawa2008/10/12 18:23マックマンさんへ
 やるべき仕事が舞い込むようになりますよ。いや、引き込んで下さい。何か分かりますよね。
abematuさんへ
 あなたが第一列に立てる人であることは分かっています。『学び合い』において第二列、三列に立っていることは不自然ですよ。でしょ!
katunori-sさんへ
 会が終わるまでは、後何日と日めくりをめくっていたでしょうね。でも、今は、あと365日なのですから。宮城の会を言い訳にはならないでしょ?あはははは。楽しい悪巧みをみんなとやりましょう!

isinomakiisinomaki2008/10/12 21:01昨日はありがとうございました。山形の会に宮城も続けるようにします。宮城の新しい方々も来てくださったことも収穫でした。

jun24kawajun24kawa2008/10/12 21:37本当ですね。いっぱい、大樹になる種があったと思います。わくわくします。

abematuabematu2008/10/12 21:43>あなたが第一列に立てる人であることは分かっています。

なんて、言われてしまうと、すっごいことをしなければ!
と画策してしまいそうになるわたしです。
わたしがやれることを、前に前に進めます。

jun24kawajun24kawa2008/10/12 22:35画策して下さい。
あなたは出来る人ですよ。

08/10/10(金)

[]世間は狭い 06:12 世間は狭い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 世間は狭い - 西川純のメモ 世間は狭い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、本日おじゃまする学校の先生方と飲みました。熱く、とっても暑苦しくしゃべりまくりました。話しながら、「この学校は、変わる!」という確信を持てました。

 さて、その中のお一人の先生が、「実は娘は上越教育大学に行っており、先生の授業を聞いています」と言われたので、ビックリです。というのは、現在の大学組織の関係で、学部生は私の授業をほとんど聞けないようになっているんです。そのため、前期に私の授業を聞いた学部学生さんは4人だけです。

 また、最近、メールのやりとりをしている先生の学校には、数年前からの同志がおられます。そして、以前、私がブログの書き込みをした先生がおられることが本日判明しました。

 日本人口1億2千万人いるのに、なんと狭いことか・・・・

08/10/08(水)

[]凹 22:10 凹 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 凹 - 西川純のメモ 凹 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は凹みました。大学から明日離れられるのでエネルギーを充填します。あ、そうか大学から離れると言うことは、家族と離れること。家族から離れるのでエネルギーが減少する・・・。総計ではマイナスかな・・・

katunori-skatunori-s2008/10/08 22:50N先生もスーパーマンじゃなかったんだなあ…と、あらためて感じます。こういう面も見せてくださるところが、わたくし大好きでございます。

jun24kawajun24kawa2008/10/08 23:07ありがとう同志!
愛の告白、ドキドキします。

katunori-skatunori-s2008/10/09 21:16では、土曜日に密会ということで(^_^;)
明日(10日)は山形県村山市でご講演でしたね。
連日の山形での普及活動、ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2008/10/10 06:04へい、合点、承知の介!

08/10/07(火)

[]『学び合い』の道徳 19:38 『学び合い』の道徳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』の道徳 - 西川純のメモ 『学び合い』の道徳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、『学び合い』の道徳の実践を一部地域の学校に送付しました。おそらく、その学校の先生方も見られているかもしれません。そこで、特に、その方々へのメッセージです。

 我々が望んでいるのは、あの冊子を使って授業をすることではありません。もちろん、最初はそれを使って結構です。しかし、我々が望んでいるのは、子ども達に「君たちと同じ(小さい)年齢の人が作ったんだぞ」と語り、「もっと凄いものを作ろうじゃないか!」と煽っていただきたい。

 今の子ども「集団」は、恐ろしい力がある。でも、残念ながら教師そして、子ども・保護者は、それを過小評価しています。是非、トライして下さい。分からないことがあれば、どうぞメールして下さい。サポートします。

[]愛 19:38 愛 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛 - 西川純のメモ 愛 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 陳腐ですが、「教育は愛」だと思います。ただし、その「愛」とは「親の愛」ではないと思います。しかし、多くの善意の教師は親代わりになろうとしています。でも、そりゃ無理です。無理だと気づいたとしても、親の愛をある程度「薄めた」親戚の愛で対応しようとしています。でも、子どもが30人ぐらいいると、十等親ぐらいの親戚並みしかできません。それじゃあ、子ども全員が満たされません。

 教育は愛です。でも、その愛は、管下の部下全員の幸せを願う上司の愛です。自分の過去を思い出して下さい。居心地の良い、やりがいのある勤務校の校長を思い出して下さい。その校長が、『学び合い』における教師の姿なんです。

[]鳥取からメール 06:51 鳥取からメール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 鳥取からメール - 西川純のメモ 鳥取からメール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の朝、鳥取の先生から質問メールを頂いた。嬉しかった。この夏の鳥取教育センターでの私の講演を聞いて、夏休み明けに直ぐに実践されたそうです。そして、「当然」ながら、手応えを感じられています。しかし、保護者対策など、いくつかの課題を感じメールをしたそうです。

 こういう先生がいらっしゃるから、私は遠方まで出張します。鳥取の講演で聴いた先生方が数百人いました。その中でお一人でも分かってくれたならば、行った意味があった。嬉しい。

ayuayu0515ayuayu05152008/10/07 18:59先生のメールの早さには、すごく驚きます。
また、ご指導をしてください。
よろしくお願いします。来週の金曜日は楽しみにしています。

jun24kawajun24kawa2008/10/07 19:19私は忙しいからメールが早いんです。あはははは
とりあえず後で、なんてする暇ありませんから。あははは
来週、楽しみにしています。

sumimonsumimon2008/10/07 21:44道徳はちょうど明後日子どもたちに授業をしようと思っていたところでした。しっかりと煽りたいと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/07 21:56期待していますよ。
sumimonさんのクラスの子どもが、もっとを達成すれば、別の同志がそれを使って、もっともっとになります。

08/10/06(月)

[]山形の会 21:38 山形の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山形の会 - 西川純のメモ 山形の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今週末に山形の会が開かれます。お誘いします。

[]身銭をきる 21:46 身銭をきる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 身銭をきる - 西川純のメモ 身銭をきる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、夏休みに洗脳旅行に複数の先生方が来られた学校からメールが来ました。学校として、かなりの手応えを感じられておられるようです。頼もしく感じます。やはり、「本人」が身銭をきって学ばれた場合の学校は、確実だな、と思いました。

学び合い』は口伝の部分があります。本当は本等にちゃんと書いていることを、もう一度いうだけなのですが、それでも口伝の部分が必要な場合は少なくありません。私でなくても結構ですが、『学び合い』を実践している人と、徹底的に話すことは大事だと思います。

08/10/05(日)

[]追伸の追伸の追伸 22:39 追伸の追伸の追伸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 追伸の追伸の追伸 - 西川純のメモ 追伸の追伸の追伸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日のメモは、多くの善意の教師の反感をかうであろうことは折り込みづみです。しかし、分かってくれる人がいることを信じて、そして、自分に向けてメモります。

[]追伸の追伸 22:39 追伸の追伸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 追伸の追伸 - 西川純のメモ 追伸の追伸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 過去に何度も書いたことです。我々教師が守るべきは、教え子の前に家族(そして自分)です。教え子は救えたが、家族は崩壊したでは本末転倒です。家族に迷惑がかかる、自分の生命が危うい、そうならば管理職に任せるべきだと思います。制度的には教諭は逃げられますが、管理職は逃げられなくなっています。もちろん、管理職によっては、それを逃げる人もいるでしょう。また、あなたに凄いデメリットがあると脅すでしょう。でも、家族や自分の生命のレベルに至れば、管理職との対決を覚悟すべきです。ちゃんと手続きを踏めば、どんな管理職だって逃げられません。その管理職は、その上の管理職と協議するしかないはずです。

 ただし、この面でも安易にやるべきではないことは当然です。しかし、絶対に家族を守り、自分の命を守ることが第一であることは忘れずに。それを恥ずかしがることはありません。私は家族の犠牲の上に教育をしている人を信じることは出来ません。

[]追伸 21:47 追伸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 追伸 - 西川純のメモ 追伸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

補足します。

 建前上、公立の義務教育には「くび」「切る」はありません。が、本当はそうじゃありません。無いのは「退学」です。

 私は中学校3年間の登校日数が3日の子どもを教えたことがあります。教室から隔離して、別室で生徒指導の先生が対応する事例はありますよね。また、特別支援の学校に進路変更するなんて言うなんてそれです。このように繋がりを断ってしまうしまうことをすれば退学と同じです。

 また、よくあるのは、教師も子どもも「あの子は駄目だと」と了解が成立することも事実上のクビです。この事例でも、徹底した場合、退学に準じるものになる可能性があります。

 上記の切るということで、その子に良いことなんてありません。私の事例も同じです。

 なお、アスペルガーだから駄目だという意味で書いてないことも誤解の無いように明記します。本(「気になる子・・・・」)に書いているように、アスペルガーというのは通称名であって、結局、同じケースの子なんていない。アスペルガーと診断されているが、問題なく集団に入るケースは少なくありません。アスペルガーではないものの、手のかかる子どもはいます。代表的なのは家庭の問題の関係で・・・。(正確に言うと、その子の問題ではなく、「最悪」な親の問題です。私の経験上)

私の主張は、

1.「切る」場合はあり得る。

2.安易に切ると集団は崩壊するが、崩壊しない場合がある。

3.「切る」仕事は管理職の仕事。

4.最も重要なのは、「切る」場合はあるが、切るべきではない、ということです。

[]告白 18:55 告白 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 告白 - 西川純のメモ 告白 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 切る/切らない、ということが一段落したので、告白します。これを前の段階に書くと混乱する方がいると思い避けていました。でも、もういい頃合いだと思います。

 私は高校1年の子ども達を担任し、その3分の1の子どもを1年間で「くびにしました。弁明ですが、あの時にもう一度戻っても他の選択肢があったとは私は思いません。私は最善を尽くしたと思っていました。そして、私は学習指導及び生徒指導に関してスパー教師であるという自負がありました。が、「くび」にしたことは、私にとって澱(おり)のように心に残っています。少なくとも、話術や教材や教師と子どもの人間関係作りなんて、たいしたことはないということは「よ~く」分かりました。その憂さを晴らすため、大学に移ってからは気が狂ったように研究をしました。私のその頃の業績を観ていただければ、グレージーだったと思います。

 十年それを続け、数多くの学会から学会賞を頂きました。しかし、心の澱ははれません。心の澱をはらすため、子どもを徹底的に観る研究を始めました。そして『学び合い』研究にシフトしました。多くの優れた学生さん、現職者と一緒になって驚異的に発展しました。今の私だったら、高校教師だった時代に戻ったら、かなり凄いことが出来ると自信があります。それが、私が勤めた定時制であってもです。そして、いまでは「一人も切るべきではない」を豪語します。多くの人にとっては、かなり生意気な言いぐさでしょう。でも、自信があります。

 が、告白します。『学び合い』研究をしてから、一人の学生を「切り」ました。素人分析ですがアスペルガーに分類されると思っています。私は1年間格闘しました。そして、それ以上に西川ゼミの学生さんは格闘しました。困ったことに(?)私のことが大好きなのです。明らかに、私に「親」を重ねており、甘えるのです。その学生さんは私に「西川ゼミをやめたくない」と泣きながら懇願しました。何度も仕切り直しをしました。しかし、私は管理職として(大学においては教授が管理職です)、その学生を他の研究室にお引き取り願いました。その方法は、高校教師だったとき、ゴタゴタしないで退学するための手法を準用しました。

 私が苦労するぐらいならば「くび」にしません。私が悩んだのは、西川ゼミの学生さんが必死になって「みんな」を目指しているからです。『学び合い』のセオリーから言えば、「勉強の出来ないその子」がいたとしても問題ありません。そして、私の事例でもその面では何とでもなります。『学び合い』のセオリーから言えば、「行動的に問題を起こさないその子」がいたとしても問題ありません。一人一人の子どもが「その子」と距離を置きながら、でも、切らない、という状態を創り上げます。クラス全員の子どもが距離の長短はあったとしても、切らない状態を創り上げるのです。そして、徐々にその間合いを詰めていきます。たいていの場合は、そんなに時間はかかりません。例外はアスペルガーの子です。なぜなら『学び合い』は関わりによって問題を解決しますが、アスペルガーの一部は関わると人を不快にさせたり、暴力をふるう子どもがいるからです。でも、多くの『学び合い』の同志はそれを乗り越えて「みんな」の中に取り込みます。

 私の事例の「その学生」は、どんなに問題を起こし、周りから注意されても懲りません。そして、現職院生さんからかなりこっぴどく注意されても気にならないのです。そして、その直後に他のゼミ生に関わり不快にさせるのです。さらに、変なところで社会の仕組みをよく知っていて悪用します。そのため、西川ゼミのみならず、コース、大学のレベルにまで迷惑をかけるのです。他のゼミ生に嘘をつき、そのゼミ生が迷惑したとしても、そのゼミ生に「なんで嘘ついてはいけないの?」と無邪気に聞く学生です。つまり、ゼミ生が間合いを取ろうとしても、追いかけていって密着し迷惑をかけるのです。そして、ほぼ全員にのべつまくなし、やり続けるのです。

 その当時には、「一人を切る」集団は崩壊すること過程を明らかにしていました。だから、私もゼミ生も最後の最後まで「みんな」を求めました。が、私は「これ以上、無理だ」と判断しました。そして、ゼミ生及びOBの反対を振り切って「切りました」。その判断をしたとき、私は西川ゼミが崩壊することを覚悟しました。しかし、崩壊するより酷い状態になる危険性があったので私は判断しました。

 しかし、私の予想外のことが起こりました。それは西川ゼミは崩壊しなかったのです。しばらくして分かりました。「一人を切る」と集団が崩壊するのは、一人を切る側の子ども集団の中に「次は自分が切られるかも」という疑心暗鬼が起こるからです。実際、「一人を切る」状態の時には、その予備軍がかなりの人数がいるのが状態です。ところが私の事例の場合、ゼミ生がやれるだけのことをやりつくしたという了解がゼミ生全員が共有していたからです。そして、その学生を西川ゼミから「切る」にしても、おそらく西川ゼミに居続けるよりある意味で「相対的」に良い状態に進むであろう条件整備を私がしており、それをゼミ生が了解していたからだと思います。(本質的には、良いことなんて無いですが)

 私は「切り」ました。しかし、「切るべきではない」と頑固に言い続けます。もちろん、切るべき事例もあることを知っています。しかし、その判断が正しいか、それとも安易に妥協して「切った」かを判別する試金石は、その後の集団です。集団が崩壊したとしたら、安易に妥協した証拠です。もし、集団の『学び合い』が高まり、あらゆる面で驚異的な成果を上げ続けたとしたら、それは「切る」判断は正しい。ただし、崩壊の恐ろしさを知っているので、最後の最後まで試すべきではない「禁じ手」です。そして、その判断は教諭の仕事ではなく、管理職の仕事です。

08/10/04(土)

[]こだわり 21:37 こだわり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - こだわり - 西川純のメモ こだわり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が拘るのは「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成することです。

 けっして「仲良くなる」ことでも、「業者テストの点数」でもありません。ただ「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成すれば、結果として仲良くなるだろうし、業者テストの点数も上がります。しかし、仲良くなることを求めても、業者テストの点数の上昇を求めても、「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成することはありません。

みんなが仲良くなること、もしくは、みんなの業者テストの点数が上がることを求めれば、「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成することは出来ます。しかし、「みんなが仲良くなる」を評価する良い方法はありません。「仲良いふり」はいくらでも出来ます。しかし、みんなの業者テストの点数が上がることに関しては「ふり」はできません。

教師は神様ではありません、「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成しているか否かは分かりません。だから「くだらん」業者テストの最低点に着目することを勧めます。でも、「くだらん」と思っています。

もし、「その子」が業者テストの点数が低くても「ど~てもいい」と腹の中で思っています。しかし、「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成することには拘ります。だから、そのことに対して、特に「みんな」ということを「みんな」がどのように考えているかに拘ります。

「みんな」ということの意味を「みんな」が分かっていれば、それでいいんです。もしろん教師は「みんな80点以上」という杓子定規なことを言い続けるかもしれません。でも、子どもが、何故、教師がそれを言い続けているかを理解していればいいのです。つまり、「みんな80点以上」を目指して頑固に言い続けているのか、「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成することを目指して頑固に言い続けているのか。

残念ながら、私はこのあたりを誤解されています。でも、少なくとも私のクラスである西川研究室の人には誤解されていないと思います。少なくとも私がこの種のことに頑固であることは了解していただいていると思います。なぜなら、私の言動の全てから発するものを受け取ることが出来ますから。どうように、これをお読みになっている先生方も、教え子には「腹」は読まれています。安心でもあり、不安でもあり。

[]出張基準 21:37 出張基準 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出張基準 - 西川純のメモ 出張基準 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は家族との時間を過ごすことが出来ました。が、これからの予定と、本日の楽しさを考えると暗澹たる気持ちになります。なんとかせねば、と思います。以前より、私が出張する場合は、以下の三つの一つ以上を満たすことを求めています。

●『学び合い』を広げるために汗をかくとお約束頂ける

●概ね100人以上の先生の前で十分語らせて頂ける

●日当5万円+交通費+宿泊費以上をお支払い頂ける

 しかし、第一の条件は曖昧であると思います。今後は、以下のようにしたらいいのでは、と思い始めました。

●『学び合い』を広げるために汗をかく方のご依頼

 私は日本の教育を変えるためでしたら、身を削ってもと思っています。「本当」にお金がないならば、手弁当でも参じる可能性はあります(ただし家族に迷惑をかけることはしません)。しかし、依頼する方が汗をかく方のご依頼であるである場合はです。汗をかくか、かかないか、その評価方法は、少なくとも『学び合い』を学ぶために「上越」に来たことのある方か否かで判断します。

 おそらく「上越に行けない正当な理由」は星の数ほどあるでしょう。しかし、その方がおっしゃる「上越に行けない正当な理由」と同じ理由で、「上越からそこへ行けない正当な理由」として私は主張できます。その程度で、駄目ならば、すみません、私も駄目です。

 その上で、『学び合い』を広げるとお約束下さい。

 ただし、だから私はサポートしないというわけではありません。出張はしないというだけのことです。出張が多くなれば、小学校2年生の息子は寂しがり、家内の負担も多くなります。そして私は家族から離れると死にます。だから出張はしないということです。ただし、以下は以前通りちゃんとやります。

●以上の3つのいずれにも該当しない場合

 出張はご勘弁下さい。ただし、サポートはしないというわけではありません。そちらからご出張頂けるならば、上越教育大学で十分サポート致します。また、メールを頂ければ誠意を持って対応致します。また、スカイプで繋がることも致します。また、私の予定は常にHPで公開しています。私の予定でお近くに行く場合は、お寄りすることが可能の場合もあります。

追伸 わざわざ出張して、「『学び合い』を受け入れるか、受け入れないかは別として」と面と向かって話されるのを聞くと、がくっとなります。そう言われる気持ちは、よく分かります。そして、その妥当性を否定しません。かなりラディカルですから。でも、そんな程度だったら、出張依頼をしないで欲しい、と思います。

[]越後湯沢 19:15 越後湯沢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後湯沢 - 西川純のメモ 越後湯沢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学に採用されてから二十数年間、何度となく越後湯沢の駅を通りました。しかし、一度として降りたことはありません。本日、家族で越後湯沢に行きました。あまり期待していませんでした。しかし、いかった~。とっても良かった。天気は最高。ところが人出はそれほどではなく、ゆったりと楽しめました。

iku-nakaiku-naka2008/10/04 21:58私は、生徒達に何度も「みんなで」と「単元テスト80点以上」を言い続けています。
先日、2年生に説教をした後、ある生徒が「先生が「先生がこういう授業を続けている理由はなあ~」と言った瞬間、その後、何を言うのかは分かりましたよ。」と言った瞬間、生徒達は『学び合い』を目的を理解していると感じました。だからこそ、これからも「みんな」と単元テスト80点以上を求め続けたいと思います。

jun24kawajun24kawa2008/10/04 22:00そうです!80点の先に何があるかを理解してもらうことが大事ですね。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/10/05 17:46最初読んだ時よく分かりませんでしたが、自分が実践していることと照らし合わせてみると理解できました。要するに“「折り合いをつけて自分の課題を解決する」ということが「みんな」が達成すること”が目標であり“みんなが仲良くなること、もしくは、みんなの業者テストの点数が上がること”は手段だと言うことですよね。知的に遅れている子等いろんな子供達がいますが目標が達成できるよう子供達に対して「最低でもみんなが80点取れるようにしよう。」を求め続けていこうと思ったいます。

jun24kawajun24kawa2008/10/05 18:09結局、『学び合い』の考えを理解しているか、否か、それに帰結しますね。この文章が、理解されていない方にとっては、言葉遊びか、禅問答のように感じられるでしょう。でも、ここの部分が本質的ですね。

08/10/03(金)

[]授業研究 21:52 授業研究 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業研究 - 西川純のメモ 授業研究 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、教職大学院の学部卒業のゼミ生の授業をビデオで観ました。

教職大学院のゼミ生は数ヶ月にわたって、じっくりと学校の日常の中にとけ込むような実習を行います。ゼミ生がお世話になっている学校の一つに、とてもお茶目な校長先生がおられます。一斉指導の指導力の高い先生であることは分かります。しかし、ひょんなことから『学び合い』の授業を観たとたんに子どもの変化を見て取られました。そして、学校として『学び合い』を取り組むことを決断されました。それ以来、『学び合い』の可能性を楽しんでいます。私が「あはははは」と笑ってしまうようなことをします。

 この前の日曜日は、その学校の行事です。ゼミ生は、その行事のサポートに行きました。その日に、代休あけの火曜日にその学校のあるクラスの先生が出張です。そこで、いきなりその学生に「授業をやってみな」と言い出しました。それも、小学校算数でも一番大変な割合の部分です。おそらく失敗するであろうことは、校長は折り込みずみだと思います。しかし、それによって子ども達も得るものがあり、また、自分も新たな発見があることを期待してのことだと思います。そのことを事後に私は聞きました。そして、そのゼミ生いわく「撃沈」だったそうです。そこで、直ちに授業検討会をゼミで行いました。現職院生や、つい最近教育実習から戻った学卒院生が観て議論し合っていました。それを聞いて私も勉強になりました。

 私も観ましたが、確かに問題はあります。これは、前に参観した教職大学院のゼミ生の授業と同じです。しかし、直ぐに直るレベルのことばかりです。その一方、根本のところは凄く良いと思います。言葉で説明するのが難しいのですが、感性というものです。あと二回ぐらいやれば、素晴らしい授業が出来ると感じます。

追伸 ちなみに一斉指導の形でやりました。あはははは。

[]しびれたー 21:52 しびれたー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - しびれたー - 西川純のメモ しびれたー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 職業柄、うまい教師の授業を観ることは少なくありません。しかし、十中八九(いや百の内、九十九)は「それほどでもないな~・・・」と思います(私はナルチストです。あはははは)。でも、その私でもうなるような授業をする人がいます。本日、この十年間でおそらく一番、うなるような授業を観ました。

 本日、二年生の先生が出張です。ということで、二年、三年の異学年をすることになりました。上の学校の校長先生が二年生担当です。授業が始まりました。セオリー通りのことが起こりました。つまり、三年生が今までとは全く違う姿を見せ始めました。普段の三年生を知っているので、それを面白く参観しました。しかし、まだ「みんな」は徹底できません。

 授業のまとめの段階です。落ち着きのない二三年生を前にして校長先生がたちました。いつもニコニコしている顔とは違います。私も怖くて逃げ出しそうな怖い顔です。そこでガンガンに「みんな」ではなことを説教しました。子ども達も校長先生が本気で語っていることを感じ、静かになり、そして暗くなりました。が、校長先生が一言、二言、語ると子ども達の雰囲気ががらっと変わります。そして、最後は全員で次回はやるぞーと言う「お~!」の大合唱で終わりです。この間の変化は、本当に一言、二言なんです。しびれました!ガンガンに説教をするまでは、我々がよくやることです。ところが、たった一言、二言で変えるところは凄いと思います。

 もちろん、表情の使い方、声の使い方、そのような基礎的なテクニックを使っていることはよく分かっています。しかし、そのテクニックが深い愛情と願いに根ざしているからこそ、そして、子どもを信じられるからこそ、あれを実現できた。子どものおだて方、脅し方、からかい方、しかり方、あおり方・・・これは、一斉指導においても、『学び合い』でも大事なことです。

 私は本日、その校長先生から多くを学ぶことが出来ました。

[]誕生日 17:31 誕生日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誕生日 - 西川純のメモ 誕生日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生の皆さんから誕生日のお祝いをいただきました。私の誕生日は9月14日ですが、ゼミ生の二人以外は教育実習とプロジェクト科目(教職大学院特有の教育実習)で不在だったため本日になったそうです。ダイエット中にケーキを食べ、色紙をいただきました。感謝!

[]何故 17:31 何故 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故 - 西川純のメモ 何故 - 西川純のメモ のブックマークコメント

職業柄、私は都道府県のお偉方と話す機会が多いです。その際、中堅教師の人材不足を愚痴られます。話を聞いていると、能力ではなく志がネックだと思います。一人一人の教師の能力に、昔と今とでそんなに違いはないと思います。違いがあるのは、「もっと」を求める気持ちです。自分が、とりあえず授業をするレベルだったら、5年もたたずに出来るようになります。昔も今も大抵の先生はそのレベルはクリアーできています。だから日本の教育が成立しています。しかし、「とりあえず」を超えたレベルに達したいと思うのは志が必要です。そして、お偉方が愚痴られるのは、その上のレベルの志がある人の不足です。それは学校を変えよう、市町村を変えよう、都道府県を変えようという志のある人です。もちろん、教頭・校長や県庁に勤めるような年齢となり、その立場になれば当然、そのレベルで物事を考え、行動します。しかし、その年齢でもなく、また、目前に教頭試験を控えている年齢でもない二十代後半から三十代前半に、そのレベルの視野をもてる人材です。

何故、お偉方が愚痴られるかと言えば、そのような年齢の人がいないと、自分たちが考えている市町村、都道府県レベルの企画が動かないからです。言われてやるのではなく、自らの頭で企画を立てられる人を求めています。このような人は本当に少ない。私のように大学に籍を置く人間でさえ、その少なさは分かります。そして、私レベルの人間でさえ、少なくとも新潟県では誰であるかが分かるぐらいです。だから、年度末の時期になり、人事の発表が新聞紙面で見ると、「さもありなん」と思います。それなりの立場の人は、それなりの人を、必死で捜し求めています。

私は見ず知らずの先生からの質問メールであったとしても、誠意を持って回答します。絶対に回答します。何故か?

それは、小学校の先生が変われば、その先生は、人生の中で安心した1年間を過ごせる人が毎年数十人生まれます。教師人生30年としたら約千人の人にそのような時間を与えることが出来ます。これは、ものすごく尊いことだと思います。もし、その先生が周りの先生方を変えたとしたら、すれは数万人のレベルになります。もし、その先生が中高の先生であれば、その先生は、数百人の人に、人生の中で1週間の中で数時間の安心した時間を与えることが出来ます。教師人生30年としたら、数万人のレベルになります。そしてその先生が学校の先生方を変えることが出来たとしたら、数万人に安心した3年間を与えることが出来ます。これは尊いことだと思います。おそらく、日本国首相より凄いことが出来るのだと思います。日本国首相が出来るのは、消費税を数%上げるぐらいのことしかできないのではないでしょうか。いや、それすらも出来ずに、投げ出す人もいるかもしれません。だから、見ず知らずの先生のメールであったとしても誠意を持って返信しています。

もう一つあります。

学び合い』は決してメジャーではありません。地方大学の一つのゼミが細々と始めたものに過ぎません。それを見いだし、学ぼうとする教師はものすごい人だと思います。このことは内田樹先生がブログに書いていましたが、私もまったく同意見です。何故、そのように見つけたのでしょうか?多くの人は「偶然に」とか「たまたま」とかおっしゃります。しかし、アンテナをあげていなければ、永遠にその偶然には出会えないと思います。『学び合い』を見いだした先生方はアンテナをあげ続けている人です。では、何故、アンテナをあげ続けているのでしょうか?それは「とりあえず」の先を求めている人だからです。だから、私は見ず知らずの人であったとしても、私にわざわざメールを出す人は、「絶対に学校を変える人」と思っています。そして、近いうちに「市町村を変える人」、やがて「都道府県を変える人」と思っています。

生涯一教師として過ごすにせよ、管理的な立場になる人にせよ、いずれにせよ、その人の背中には、多くの人の人生がかかっていると思っています。もし、田舎大学の一教師である私が、それに寄与できる可能性があるとしたならば、それは私の出来る最高の仕事だと思っています。

だから、誠意を持って対応しています。

学び合い』は革命的に今までの教育の考えとは違います。でも、本当はとてもシンプルな考え方なのです。分からないこと、躓くことがあれば、どうぞメールしてください。誠意を持って対応いたします。

[]三宮の夜 06:23 三宮の夜 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 三宮の夜 - 西川純のメモ 三宮の夜 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月16日には兵庫の小野南中学校で講演します。ということで、兵庫の三宮に泊まります。10月15日(水)の夜7時から三宮で飲み会をします。参加希望の方は、桔梗さん(kikyo★nishi.or.jp:★を@にに直して下さい。)にメールして下さいね。

isinomakiisinomaki2008/10/03 22:53子どものこと,授業のこと,職場のことなどいろいろ話しているうちに結局同じ所に行き着くのは,やはりシンプルゆえですね。頭のあまりよくない自分にとっては,そのシンプルさが分かりやすくていいです。(笑)

jun24kawajun24kawa2008/10/03 23:08はい、私もゴチャゴチャしているものが気持ち悪く感じるのです。というより、私の理解を超えてします。あはははは

08/10/02(木)

[]名古屋の夜 21:30 名古屋の夜 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 名古屋の夜 - 西川純のメモ 名古屋の夜 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月17日に兵庫教育大学附属中学校で講演をします。その講演が終わり次第、明石に移動し、名古屋に移動します。そして、その夜は名古屋に泊まります。ということで、名古屋で夜7時頃から同志と飲み会をしたいと思っています。幹事役は稲本さん(inamoto★dream.com:★を@に直して下さいね)にお願いしました。参加希望の方は、稲本さんにメールして下さい。

[]管理職の仕事 21:23 管理職の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 管理職の仕事 - 西川純のメモ 管理職の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんな職業にも、「これって本当はいけないんだよな~。」と心の中に気づいている人が少なくないのですが、同僚の中の一部の人が自分にとってプラスだと思っていることを知っていると、言いだしづらいことってあります。同僚と対立するようなことを言い出すのは辛いものです。そんなことありますよね。そんなとき、管理職がビシッと職員全体に求めてくれれば、と思ったことありません。少なくとも私はあります。そして、それを言ってくれたならば、その場では顔には出さなくても、心の中で拍手を送ります。

 「みんな」を求めることは教師にとっても辛いことです。でも、それを求めている子どもはいます。だって、みんなを実現すれば、自分も安心できるから。でも、「みんな」を面倒くさいと思っている子どもがいます。もし、「みんな」を表だって言い出せば、その子から「ええかっこしー」とか、「それじゃあ、おまえがやれよ」と言われそうで・・・・、尻込みしてしまいます。クラスの中には、自分と同じよう思っている子はいるとは思うのですが、「私もそう思う」と手を挙げてくれるか不安と思っている子はいます。そんなとき、その子に言わせるのではなく、教師が言うのも教師の仕事だと思うのです。

 だって、目標の設定は管理職の最大の仕事なのですから。

szeidzsiszeidzsi2008/10/02 21:41管理力の仕事・・のところ、もう少し説明お願いいたします。

jun24kawajun24kawa2008/10/02 21:42どのあたりが分かりづらいですか?

isinomakiisinomaki2008/10/02 21:46学級の中での立場の弱い子どもに信頼されるようになりたいです。初めのうちは立場の強い子に少々反発をくらっても。

jun24kawajun24kawa2008/10/02 21:52はい、そう思っています。特定の子どもが独裁者となっているのは、クラスという集団ができあがっていないためだと思います。1対1では他の子どもに勝てる子どもも、1対数十人で勝てる子どもはいませんから。

isinomakiisinomaki2008/10/02 22:00学校は「民主主義」を学ぶ場ですからね!

jun24kawajun24kawa2008/10/02 22:57はい、そうなのに、教室が非民主的に運営されていることに憤りを感じています。我々は強くならなければならない、と思います。

szeidzsiszeidzsi2008/10/03 07:58「同僚の中の一部の人が自分にとってプラスだと思っていることを知っていると、言いだしづらいことってあります。」の意味がちょっとわかりませんでした。

jun24kawajun24kawa2008/10/03 13:31例えば、ある同僚が「あの子は授業をまじめに聞かない。どうしようもない子どもだ」と言ってたとします。そうやって合理化しているんです。「そんなことはないぞ。俺の授業中はまじめにやっている。問題は、その子じゃなくて、おまえだろ」と多くの先生方が思っていても、それは言えませんよね。
とんでもない企業がニュースで取り上げられることありますよね。でも、勤めている人は、うすうす知っていたはずです。でも、言い出せなかったのだと思います。

szeidzsiszeidzsi2008/10/04 00:47よくわかりました。ありがとうございました。

08/10/01(水)

[]中間発表 22:17 中間発表 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中間発表 - 西川純のメモ 中間発表 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生が所属するコースの中間発表会で発表しました。それを聞きながら、満足しています。実にレベルが高い。誇らしく思います。私が、その彼らに求めることは二つです。

 第一は、この文化を次に繋げること。それが続いたから西川研究室のレベルが常に高いのです。第二は、自分たちの研究で日本を変える、という気概です。それが出来る、という確信です。

[]補足 22:17 補足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 補足 - 西川純のメモ 補足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

求めるものは、関わることでも、点数を上げることでもなく、折り合いをつけて課題を解決すること。ただ、それがハッキリ分かるのは、くそ下らない点数。目的と手段、それを取り違えてはいけない。

 私が業者テストの点数を上げよ、と言うと、業者テストの点数を上げるのは無意味だと言われる。そんなのは言われなくたって百も承知。私が、子ども達同士の関わりを書くと、私が仲良しを求めていると言われる。全ての子どもが、教師が与える一律の課題を全て仲良く達成するなんて無理なんて、人様から言われなくたって二百も合点です。でも、「全て」の子どもが、折り合いをつけて「折り合いをつけた自分」の課題を解決すること、それは出来ると信じています。少なくとも、それを信じている、と語り続ける意味を確信しています。

 以下のメモの補足です。

[]みんなを語る 19:39 みんなを語る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - みんなを語る - 西川純のメモ みんなを語る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志が「みんな」を語ることに悩んでメールしました。そこで、改めて、丁寧にメモります。

 全員80点以上ではなく、全員80点以上を「求める続ける」ことの意味を語る。しかし、それが達成したか、達成しないかは「全員80点以上であるか」によって評価し、「全員80点以上になるようにどのように頑張ったか」では評価しないことを語る。そして、何故そうするかを子どもにちゃんと語る。

 もし、子どもから「そんなこと言っても全員は無理だよ」と特定の子どもを思い浮かべながら言われたならば、どうするか?

「じゃあ、先生が二、三人は80点じゃなくても良いよ、と言ったらどんなことが起こると思う。きっと、それじゃあ三、四人は駄目でもしょうがない、と思うクラスになるんじゃない。そして、あっという間にそれは七、八人はしょうがないと思うクラスになるんじゃない。もしかしたら、その七、八人の中に君も入るかもしれないよ。そんなクラスで1年間過ごしたい?どうする?」と全員に語れば良いだけです。

 もし、全員80点を達成できないから、と暗くなったら、どうするか?

 「学校で学んでいること、もし、それが駄目だったら生きられないと思う?そんなことはない。九九が分からなくなっても、足し算が出来なくたって、計算機があればいいよ。漢字が分からなくたって、今はワープロがある。先生は大人になってから一度も逆上がりをしたことがない。だから、出来なくたって暗くならなくてもいい。でも、出来た方が良いよね。そして、みんなで出来るようになれば、素敵だと思わない。君たちがこれから大人になるときに一番大事なことは、色々な人と折り合いをつけて、課題を解決することなんだよ。」と語ればいい。

 もし、中学生以上で受験が気になる頃だったら。クラス全員がそれぞれの進路に進むには、それぞれが少しでも伸びることが大事であることを語って下さい。そして、互いに足を引っ張り合うクラスと、互いに助け合うクラスと、どちらが自分の進路を実現できる?」と語ればいい。

 もし、「僕らは頑張っているんだよ。だから全員80点以上じゃなくても良いじゃないか?」と子どもが行ったらならば、どうするか?

 「じゃあ、頑張ったらしょうがない、と先生が言い始めたらどうなると思う?きっと、頑張るふりをする人が出てくると思わない。もし、その人が頑張ったんだからしょうがないと言い始めたらどうする?」と語ればいい。

 以上のようなことを語った後に、再度、「学校教育の目標は何か?」、「みんなはどれだけ凄い力があるか」、つまり『学び合い』の大事さを自分の語りで再度かたって下さい。

追伸 ただし、上記はあくまでもテクニックのレベルを含んでいます。上記を読んで、自分の頭で考えて下さいね。