西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

08/09/09(火)

[]同志の方へ 23:12 同志の方へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志の方へ - 西川純のメモ 同志の方へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近は、これからトライする方へのメモが多いですね。と、ある同志から指摘されました。そうですね。そこで、苦労の多い現在、実践している同志の方へのメモです。

 小学校の先生は人口当たり0.34%、中学校の先生は0.22%、高校の先生は0.23%です。ニッパチ理論から言えば、その内の2割が革新者(確信者)になれば全体が動かせるのです。つまり、小学校に関しては人口当たり0.068%、以下、中学校は0.044%、高校は0.046%です。これを100万人当たりに換算すれば、680人、440人、460人に過ぎません。それぞれの都道府県の方は、これを元に換算して下さい。(自分の市町村に置き換えると、ビックリするほど少ない人数ですよ)

 『学び合い』の意図的な研究・実践が始まったのは平成9年からです。しかし、当初は学術を中心としたものであり、広がりは西川ゼミ出身者を中心としたものでした。その方向性を変え、フォーラムを新潟で立ち上げたのは2005年8月です。参加者は44名でした。たった3年前です。それが、今年は山形、宮城、群馬、埼玉、新潟、長野、大阪、島根で開催されます。開催されたフォーラムに参加された方であれば、参加者の数、多様さを実感されていると思います。現在では北海道から沖縄までの48都道府県の殆どに、同志がいます。と、豪語できるようになりました。

 「子どもたちが小学校から高校までの12年間、安心して学べる時間を確保し、その子が生涯を過ごせるコミュニティーを獲得できるに必要な人数」と、この数年における広がりの速度を比べれば、明るい展望が見えるのではないでしょうか?私が恐れるのは、広げることに重点を置き、『学び合い』が学び合いになる、その一点です。十人の誤解者を得ることより、一人の本当の理解者を得ることの方が大事です。一人の理解者が出来れば、二人で伝えることが出来ます。誤解者を生み出せば、誤解者の広める誤りを正すためにエネルギーを費やさねばなりません。

 子どもとともに、正しく伝えましょう。皆さんには少なくとも数十人の教え子という同志がいるのです。

追伸 戦いはエネルギーの損失ですから。不必要な戦いは避けて下さいね。相手も数ある職業の中から教師を選んだ善意の人です。最終的には分かってくれます。ただ、今の我々には、その力がないだけです。結局、ホモサピエンスへの最強の説得方法は、「みんながやっている」ですから。あはははは

[]どこが違うか 10:19 どこが違うか - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - どこが違うか - 西川純のメモ どこが違うか - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を実践して、同じ課題を与え、同じように任せたのに子どもの動きが違うことはよくあることです。究極的には神様の思し召し、星の動きによって決まるのかもしれません。が、一応、分析します。

 少なくとも初期段階は簡単にできます。だからこそ信州大学の三崎先生や、本学の水落先生は出前授業で『学び合い』が出来るのです。もちろん、三崎先生・水落先生の授業能力は凄いことは当たり前ですが、仮に、そうであったとしてどんな学校の、どんな教科でも『学び合い』が実現できるのは、それは『学び合い』が実は簡単だからです。そしてお二人の凄さは、『学び合い』は簡単であることをよくご存じである点です。少なくとも、『学び合い』を1年以上実践した方なれば、他の学校段階の他の教科でも出前授業が出来ます。でも、一方で初期段階で悩む方も多いのも事実です。何故でしょう?

 私がその段階の先生方の授業を直に見たり、ビデオを見ると、その原因は分かりやすいぐらいわかりやすい。

1) 学び合いと誤解している

世に多い、学び合いと同系列だと考えているために、机の配置、学び合う時間(学び合えない時間)、学び合う相手をこまめに指定しコントロールしています。これだと『学び合い』ではないので、その結果は今まで通りの子どもは沈滞し、教師にスポットライトが当たる活動になります。

2) 個を見て、集団を見られない

典型的な行動としては、駄目な子をしかりまくります。一方で、褒めることが少ない。褒めることによって、集団を動かそうとせずに、その子を褒めてしまいます。

3) 焦る

不安であると、行動に出ます。典型的なのは対処療法を雨あられとやり始めます。例えば、うるさいぐらいに可視可をします。また、個に対する対処療法をし始めます。しかし、あまりにも教師が動きすぎるので、『学び合い』のコアとなるべき子が混乱します。その結果、遊ぶ子が闊歩します。『学び合い』を1年以上続けると、焦る気持ちが大幅に減ります(0にはなりませんが・・)。

4) 考えない

「焦る」気持ちを抑えるために、何もしない人もいます。しかし、我々が控えるのは、細かいことを個に対応することです。一方、全体に対して、大事なこと(つまり人の道)を語ることは大事です。例えば、ある子が問題を起こしたとき、その問題が大きくなることを防ぐよりも、そのことを通して、クラス全体に人の道を語ることは常にやるべきことです。

5) 子どもたちの動かし方が下手

一斉指導のうまい先生は、『学び合い』をやっても違いが出ます。それは、子ども集団の動かし方がうまいからです。おだて、脅し、からかい、笑わす・・・、それらは『学び合い』においても、あれば有利なテクニックです。黙って隷属させる一斉指導では、それをしなくても子どもは隷属します。しかし、『学び合い』では子どもが自分の頭で考えなくてはいけません。だから、あると便利です。が、必須ではありません。

 今までの授業分析では、授業がうまくいかなかった場合、「あの発問が・・」とか、「あの板書が・・」とかのレベルで語られます。もちろん、『学び合い』でもそういう場合はあります。しかし、『学び合い』では、それを引き起こした教師の心に結びつけて考えようと思います。ある日の授業の善し悪しは、その日の教師の行動の結果かもしれません。でも、クラス創りが出来ていれば、安定した結果を得ることが出来ます。そのクラス創りは教師の心のありようによって定まるからです。

追伸 出前授業で出来るのは初期段階間です。次の充実段階に進むに必要な「みんな」の徹底は、これはクラス担任・教科担任が数ヶ月をかけてのみ創り上げられる文化です。ここに担任のすごさ、大事さがあると思います。

MizuochiMizuochi2008/09/09 20:07褒められたんでしょうか・・・?
なんかソワソワしますが。。。(笑)

jun24kawajun24kawa2008/09/09 21:44あはははは
ほめたと同時に、責務を肩に・・・
西川研究室ではおなじみのあれです。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/09/09 21:52*ピンポイント
コメントをするとそれに対するお応え直ぐ来るのが西川先生の凄い所です。M先生の出前授業を観て方向性間違いないと確認できました。しかし私の実践は、まだ初期段階であると言うことも西川先生からのお話で分かりました。それでは、みんなを徹底して充実段階に進むにはどうすれば良いかと言うことですよね。今回M先生の出前授業に学年の先生方が参加して、理論も実践も素晴らしいと感動していました。しかし、校長先生と私のとの軋轢をうすうす感じている先生方は取り組むことに躊躇しているようです。私一人の力では、どうしよもないことでも学年の先生方、学校へ・・・と広めていけばクリヤ-できるのではないかと思っています。今、学年の先生方が熱くなっている時がチャンスかなと思っています。ここは、強引に押すべきですよね。

jun24kawajun24kawa2008/09/09 21:56あはははは
政治をして下さい。
『学び合い』は考え方です。一斉指導のふりはいくらでもできるはず。
したたかに!

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/09/09 22:12*私は、今の学年集団だったら校長先生の考え方を変えるのは、可能かなと考えています。口べたな私をいつもホロ-してくれ九からです。君は、だらしないな-と言われそうですけど・・・。それが、「学び合い」なのかな~(お互いに支え合っていく。)

jun24kawajun24kawa2008/09/09 22:15ようは、結果です。
したたかに
期待しています。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/09/09 22:53面と向かって会話しているように即座に返事が返ってくるので吃驚しています。短いさりげない返事ですが・・・ズッシトきました。なんやかんや言っても結果ですよね。

jun24kawajun24kawa2008/09/10 06:24はい、そうです。期待しています。