西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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08/09/07(日)

[]リスク管理 17:46 リスク管理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - リスク管理 - 西川純のメモ リスク管理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

事例1

 Aという伝染病の予防接種を2割の子どもが現在受けています。そのためAが流行すると8割の子どもはAに感染します。しかし、4割の子どもは自己免疫力でほとんど症状が発症しません。4割の子どもは医者の処置で軽くすみます。そして、2割の子は1週間弱お休みをします。

事例2

 Bという伝染病の予防接種を2割の子どもが現在受けています。そのためBが流行すると8割の子どもはBに感染します。しかし、4割の子どもは自己免疫力でほとんど症状が発症しません。4割の子どもは医者の処置で回復します。そして、2割の子はBのために死亡します。

 さて、事例1と事例2での親の対処の仕方は全く違うでしょう。おそらく、事例1の場合は、他の親がやっていることと同じようなことするでしょう。ハッキリ言えば、「しょうがない」のレベルだと認識しているのです。仮に、Aに劇的に効く薬があると聞いても、よほど確かでない限りは使わないでしょう。ましてや、「怪しい」部分があれば、絶対に使わないでしょう。

 しかし、事例2の場合は、ありとあらゆる方策を講じるでしょう。なにか薬があると噂に聞けば、とにかく調べ、万金をとして薬を得るでしょう。

 『学び合い』は一般の人から見れば怪しげな薬です。だって、「成績が上がり、人間関係が向上し、特別支援が気にならなくなり、不登校が無くなる・・・」と主張しています。怪しげな週刊誌の裏にあるダイエット薬の効能書きを遙かに超える厚顔無恥な効能です。眉唾と思うのが健全です。『学び合い』には学術的データがありますと言っても、怪しげなダイエット薬の効能書きにも「医学博士の推薦」はありますもんね。そんなもの可愛い子どもにやるわけ無いですよね。リスク管理としては正しい選択です。が、上記のリスク管理が正しいのは、現状の学校が事例1と同レベルだと考えた場合です。

 現状の学校では、2割の子どもは塾・予備校・通信教材によって、学校で勉強する前に分かっています。そして、3割程度の子どもは、教師が何も教えなくても教科書と市販の参考書で理解します(自分の学校時代を思い出してください)。そして、3割程度の子どもは、教師の指導によって、それなりに理解は深まります(ただし100点に達しない子どもが大半です。90点以上に達しているのは、先に述べた2割+3割の子どもが大半です)。そして、2割の子どもは全く分からないままです。この2割の子どもが分からないままでいる状態を「1週間程度のお休み」と考えるか「死亡」と考えるかで、教師の取るべき道は全く違います。残念ながら多くの教師は「1週間程度のお休み」でしょうがないレベルと考えていると思います。それ故、殆ど何もしません。

 不遜ながら言います。7割の子どもを分からせ、十割の子どもを分かった気にさせるぐらいだったら『学び合い』によらずとも「私」は出来ます!(だって2割+3割の子どもは私が何もしなくても出来るようになりますから。そして、声がけと評価の仕方で、いくらでも分かった気にさせるのは可能ですから。あはははは)。しかし、私がねらっているのは、十割の子どもを分からせることなのです。私が何故、十割をねらっているか?学校で習うことの全ては万人がすべからく学ぶべきものでは「ありません」。分からなくたって良いと確信しています。でも、私は十割に分かって欲しい。なぜなら、他の人が分かっているのに、自分が分からない状態で1時間を過ごすことが、いかに苦しいことかを知っているからです。その苦しい時間を、人生で多感であるべき時代の毎日6時間、そして、それが1年間、そして、それが小中高で12年間も続くことの恐ろしさを分かっているからです。それから発生する序列的な価値観は、いじめや不登校を引き起こします。

 今の学校では、本当に学ぶべき、他人と折り合いをつけて課題を達成することを学ぶことなく、「学校を卒業すれば忘れるであろう膨大な知識・技能を習得する」と「その理由を理解せず、教師の指示に隷属するという「躾」」のために、日本人の多くが十数年間の懲役刑に処されている。と私は理解しています。そう理解した教師(特に管理職)のリスク管理は、事例1におけるリスク管理とは違うはずです。もちろん、怪しげな薬を直ちに学校全体の子どもに飲ませることではありません。しかし、あらゆる薬を必死で学ぶことだと思います。

 ある同志のコメントに触発されて・・・・

追伸 私は分からない人からの恨めしそうな目が怖くて怖くてしょうがないんです。

[]本の価値 09:35 本の価値 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本の価値 - 西川純のメモ 本の価値 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地方都市に住んでいるのでアマゾンで本を注文することが多いです。それを見ると、本の価値がよく分かります。一時のはやりで売れた本は、かなり安くなります。「1円」ぐらいで流通する本があると、「この本は駄目な本です!」と野ざらしになっているようで哀れです。他山の石です。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/09/07 21:03<ある同志のコメントに触発されて・・・・
私のことかな?
「学び合い」へ取り組むようになるきっかけは人それぞれ違うと思います。私自身の場合は、学級経営が上手くいかないという危機的状況の時「光が見える」?というようなタイトルの新聞に西川先生の特集記事が載ったのがきっかけでした。「学び合い」に取り組むようになってからは、以前のように学級経営で悩むことはなくなました。もっと子供達を高めるにはどうしたいいのか?学年で学校全体で取り組むにはどうしたいいのか?と言うことです。もちろん以前とは、比較にならないくらい充実しています。自校を飛び越して他校では、学校全体であっという間に取り組んでいます。まあそういう面での力が自分には、ないというのは分かってきました。今学年の先生方が理解しようとしています。それが学校を変えるかも知れません。何か楽しみです。
<追伸 私は分からない人からの恨めしそうな目が怖くて怖くてしょうがないんです。
の意味がよく分かりません。スミマセン。

jun24kawajun24kawa2008/09/07 21:54ピンポン!
追伸の意味ですが・・・
そりゃ、子どものつまらなそうな目です。
クラス中が大受けしていているように見えたとしても、子細に見れば、それが見えます。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352008/09/07 22:13なるほど納得しました。ありがとうございます。
何はともあれ報告書出すという条件でうちの校長も明日のM先生の出前授業を許可してくれました。とても楽しみです。

jun24kawajun24kawa2008/09/07 22:26諦めない限り、負けませんから。