西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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08/07/31(木)

[]学年 23:00 学年 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学年 - 西川純のメモ 学年 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 実は昨日の小学校の先生方での研修会では、鳥取の同志の方がおられました。そこで、「どうです?」と聞いたところ、今年は小学校1年生のために躊躇しているとのお答えでした。昨年、それと全く同じことを私に言った○さんにサポートをお願いしました。思った通り、低中高学年で『学び合い』を実践している○さんらしい以下のメールをいただきました。

 『初めまして。G県○小学校の○と申します。昨年度まで、学校として『学び合い』に取り組むY小学校に勤務していました。Y小では、西川先生に色々ご指導いただきながら、3年前より『学び合い』に取り組んできました。

 1年目は、6年生の担任でした。とても、恵まれた担任集団でしたので、お互い学び合いながら、3学級でそれぞれ素晴らしい子ども達の姿を、全校の先生方に自慢することができました。でも、「6年生だから・・・」「あの6年生なら・・・」という声は少なくありませんでした。

 2年目は、3年生でした。とにかくにぎやかなクラスではあったけれど、一斉指導では味わえない成就感を味わわせてもらいました。それでもまだ、「3年生ならできるけど、低学年には、無理・・・。」という声が聞かれました。研修主任を任されている私は、「そんなことはない」といいたいけれど、「そうなのかなあ」という疑念もありました。『学び合い』を実践されている方は、そういえば、皆さん、中・高学年の先生方が多かったような気がします。

 そして、3年目、ついに1年生の担任となりました。正直なところ、高学年でガンガンやりたい思いがあったので、少々ショックでした。ところが、結果として、これまでで一番感激の1年を過ごさせていただくことになりました。

 1年生は、学習というより生活指導がスタートですので、とにかくそこから「みんなで」を強調しました。困っている子にも、私は、手を出さず、「助けてほしい人がいるよ」と「可視化」をしながら、とにかく待ちました。いつでも帰りの支度が一人でできずに、友達に手伝ってもらっている子が、初めて友達のところへ手伝いに行ったのが、忘れもしない7月10日でした。3ヶ月、待ったことになりますね・・・。

 授業では、当初は「1年生なので、~ができない」という縛りは、やはり自分の中にあって、それを、西川先生にまず指摘をされました。5月の末でした。自分でも、それなりに学び合わせていた「つもり」だったのですが、まだまだ縛っていたのだと思います。それ以来、子ども達は、教室中、教えてくれる友達を求めて机を持って動き回るようになりました。1年生の教室ですが、国語辞典も常備しておくと、ひらがなの言葉集めに大活躍でした。保護者に、初めての懇談会の席で、「子ども達にどんな学校生活を望むか」と聞いたところ、全員が「友達との円滑な交流」を望んでいることがわかりました。そこで、『学び合い』の話をして、こんな指導方針で1年間をやっていきたいと伝えてありました。学校で起きている子ども達の様子を学級便りで伝えると、『学び合い』のファンが増えてきている手ごたえがありました。西川先生に、直接メールを送る保護者もいました。

 色々な場面で、子ども達からは、感動をもらいました。西川先生に伝えたくてメールをして、ブログにアップしていただいたことも忘れられません。授業を参観していただいたたくさんの先生方からも、子ども達の学びを褒めていただきました。3月には、課題を与えなくても、2時間たっぷり自分たちで自由に自習していました。学び合う子ども達の机には、国語辞典はもちろん漢和辞典、地球儀、世界地図、日本地図・・・

 1年生の教室とは、思えないほどでした。1年生が学び合えないなんて有り得ません。1年生だからこそ、できることの方が多いかもしれません。一斉授業が染み付いていないのですから。

 最後には、校内の先生から「1年生だからできるけど、型ができている高学年ではできない」と言われてしまいました。(笑)「~だからできないというのは、やめましょう」と、初めて実践を示して言う事ができました。

 長いメールになってしまいました。お話したいことは、山ほどあります。もし、●先生のお力になれることがありましたら、ご連絡をいただければ嬉しいです。今後とも、よろしくお願いいたします。』