西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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07/11/24(土)

[]日本の宝 17:46 日本の宝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本の宝 - 西川純のメモ 日本の宝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨今の教師を取り巻く状況は悪化し続けています。私のつとめた二十年前は、上越教育大学の学生さんの99%は教員採用試験を受けていました。ところが、十年弱ぐらいから教員採用試験を受けない学生さんが増えてきて、昨今では、1年生段階で教員にはならないことを決めている学生さんが出現しました。総合大学における教員養成系学部ならば以前からいました。しかし、地方の単科の教員養成系大学としては末期的状況です。でも、学生さんを責められません。彼らが悪いのではなく、社会の大人が悪いんです。そして、なによりも私を含めた教員養成系の大学教師が力不足なんです。すみません。

 大阪で教員志望の学生さんが140人集まった会がありました。身銭を払い、1泊2日をかけて良い教師になりたいと思っている学生さんたちです。

 講演では『学び合い』のビデオを見せて、「この授業より一斉指導が優れている理由を考えてください。そして、私のねじ伏せてください。」という課題を与えました。そして、「皆さんが、どんな理由を言っても、返り討ちにしますよ。あはははは」と挑発しました。それをメンバーを変えて、50分で3回繰り返しました。

 講演を終えて、9時より懇親会です。しかし、ノンアルコールのジュースだけで深夜まで語り合っていました。私も、入れ替わり立ち替わり多くの学生さんに取り囲まれて、質問攻撃です。このレベルの質の高い質問は、我がゼミの学生さん以外から受けることは最近では殆どありませんでした。思わず熱がこもりました。睡眠不足で眠かったのですが、いつか、眠気を忘れて、雨あられの質問に答え続けました。夜の2時前あたりに、人の入れ替わりの、また、質問の連鎖がとぎれたので、「じゃ、いいかな?」と言って退散しました。

 朝6時半に起きて、身支度し、7時頃に会場を出発して帰途につきました。7時頃に起きている学生さんはいません。おそらく3、4時まで語り続けたのでしょう。語り合ってみると、「おじさん」としては「抜け・未熟さ」が目につきます。しかし、それがどうでもいいと感じられる若さと熱意を感じます。一人一人お頭をナデナデして、「君らは日本の宝」だと褒めてあげたい!いや、それは失礼ですね。彼らは日本の教育を担う、尊敬すべき同僚です。

追伸 学生さんには、「ライブを見に来てね」を連呼しました。さて、何人の学生さんが、今回の会の数倍のお金と時間をかけて、上越に来るか楽しみです。私は少なくないと思っています。来たら、ゼミ一同で洗脳するつもりです。でも、一番の説得者は普通に『学び合い』をやっている先生の表情と、なによりも子どもの姿です。勝算は120%です。

[]聞くこと 18:04 聞くこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 聞くこと - 西川純のメモ 聞くこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回の学生さんに説明する際、節目、節目に「『学び合い』は考え方なんだけど、それを理解することに躓くことがあると思う。しょうがないよ。そうしたら「西川先生は嘘言った!」とメールしてね。ちゃんとサポートするよ。君が失敗することは天地開闢以来最初の失敗ではないし、最後の失敗でもない。私は多くの人から相談を受けているから、山ほど失敗事例を知っている。それから言うと、たいていの失敗のパターンを知っている。だから、メールのやりとりレベルで解決できるよ。実は、そのことはちゃんと「手引き書」に書いているんだけど、実際に失敗するまで、その言葉の意味が分からないかもしれない。だから、そのときにメールして。出来れば、授業の様子をビデオで記録して、それを送って、そうしたらもっと的確に語れるよ。」と何度も語りました。

 どんな教材より、私の手引き書よりも、優れた教材は人です。人ほどすばらしいパターン認識能力と判断力、そして、表現力を持つ教材はありません。すべてを「手引き書」に書き込むことはナンセンスです。一番大事なの「聞く」ことだと思います。しかし、聞けないとしたら、その責任は一日の長のあるものの側にあると考えるべきでしょう。

 私には、その責任があります。それを認めた上で、日本中の同志に語ります。自身のフィールドで伝えられないとしたら、それは「聞かれない」という自分自身に原因を探りましょう。そうしなければ進歩がない。しかし、その解決策を自身の改善に求めるのは『学び合い』の作法ではありません。我々は関係の中で解決します。私は今、あるアイディアを温めています。同志各位も考えてください。

追伸 学生さんには「負ける戦いはするな」と同時に語りました。いきなり『学び合い』を新採でやれば軋轢が生じます。負ける戦いは避けるべきです。しかし、同時に、「置かれた状況においての戦いは常にある」ことを語りました。たとえば、5分間の語りで40分間の『学び合い』の時間は刺激的です。しかし、5分間の語り、5分間のまとめ、残りの40分弱の時間を2~3に分割して、課題・『学び合い』を繰り返せば、見た目には、一斉指導に見える授業になります。しかし、よく見れば一斉指導とは全く異なるはずです。たとえば、彼らが関わるとき、その関係は流動的でダイナミックです。いわゆるグループ学習の時は、語り合う関係は固定化されているか、自由にすれば仲良しグループになるはずです。そこには大きな違いがあるのですが、旧来の考えの人にはそれは見えないでしょうから、あはははは。なお、学生さんには、「どうしたらいいか知りたければメールしてね」と言いました。