西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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07/06/01(金)

[]一年10:47 一年生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一年生 - 西川純のメモ 一年生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 つい最近埼玉県での『学び合い』の会で、ある小学校の同志と話し合いました。昨年度は、全ての教科で『学び合い』を実践をして、素晴らしい成果を上げた同志です。が、今年は1年生の担任です。授業の様子を見ていると、『学び合い』の導入が限定的です。そこで、「何故?」と聞くと、やはり一年生ということに迷いがあるようです。そこで、一年生も六年生も高校生大学生も四十の大学院生も、み~んな同じであることを語りました。その際、「一年生は分からない言葉があるので指導しなければならない部分があるのでは」とおっしゃっていました。が、いつも通り、そんなの本を与えればいいと言いました。具体的には国語辞典です。もちろん、全ての子どもが、その辞典を読み取れるわけでないことは百も承知です。が、教師が長々説明しても、全ての子どもが分かるわけではないことも承知しています。ただ、一斉学習と違って、『学び合い』の場合は、わかる子が他の子どもに教えることが出来ます。そんなこんな色々な話をしました。そうしたら以下のメールをいただきました。個人特定できないように一部修正したものを以下に付けます。やっぱ、一年生も有能だ!

西川先生

○○小学校 ○○です。

 先日は、お世話になりました。あの日の、いろいろな方との語らいと西川先生からのアドバイスが、自分にとって、大きなステップになっているのを感じています。

その1

 先生からアドバイスをいただいた「国語辞典の件」さっそく教室に置いてみました。何人の子ども達が使い方を知っていたのかは、定かではありませんが、(だって、「るってどこにあるの?」なんていう声もあちこちからきこえましたから。)あっという間に、1年生の机の上に、国語辞典が広がっている異様な光景となりました。最近、県教委や市教委の先生方の、授業参観があったのですが、さっそく、その国語辞典が目にとまったようでした。

その2 「学習班作り」

 教室も、ようやく自由な班作りでの、学習スタートしました。今まで、「1年生」にとらわれがあって、生活班での学習をしていたのですが、やっぱり、自分が学びたい人(学ぶ意味がある人)と学ぶ方が生き生きとしています。学習も進みます。

その3 「先生が泣いちゃった事件」

 先日、休み時間を終えて教室に行ったら、AとBのけんかが起きたとのこと。様子を見に行ったら、すでに、数人の女子が仲裁に入っていました。そのまま、しばらく見守っていると、「けんかは、両方悪いの。だから、Aちゃんも謝ったほうがいいよ。」「謝ったほうが、後で仲良くなれるよ。」・・・私が言いそうなことを友達が根気良く諭してくれていました。

少しずつ、泣いていた子も、落ち着いてきて、怒っていた顔も優しくなってきました。

 それでも、見守ること15分。授業もすでに始まっているし、ほかの子に、待ち時間の指示はしてあるものの、口を出そうか、どうしようか・・・でも、ここまで、待ったから我慢、我慢。と思っていたその時、「Aちゃんなら、ごめんねが言えるよね。」と諭す言葉

 私は、その言葉に、じーんときてしまいました。Aは、何をしても、気になる存在でした。1年生らしからぬ行動と態度で、担任をも友達をもいらいらさせることがしばしば・・・。「Aちゃんなら、ごめんねが言えるよね。」この言葉は、子どもを信じようとしている自分なのに、きっと今の自分には言えない言葉だったと思います。それを、子どもが、言ってくれた・・・。もう、私は、泣きそうでその場には、いられませんでした。

 そのうち、丸く固まっていた輪が、何事もなかったように解けました。

 双方に「ごめんね」が言えたとのこと。それを、待っていたほかの子ども達に報告する私の目は、真っ赤でした。「先生が泣いてる・・・。」子ども達は、びっくりでした。「感激すると、涙がでるんだよ」と私。

 その日、保護者会がありました。ちょうど、その報告をするのに、良い機会でした。次の日の連絡帳に、家でも、先生が泣いちゃった事件が話題になったとのことが書かれていました。「待っていた子ども達にも、先生の学級に対する思いが伝わったと思います。入学して、2ヶ月、毎日楽しそうに学校に通っています。」と保護者言葉

 ありがたかったです。

 これで、しばらく元気を充電できそうです。』

 教師の仕事目標の設定、評価、環境の整備です。「感激し、感謝する」は最高の評価です。子どもを信じて、感激をいただき、感謝する。それで給料がいただける。

 教師とは、なんて良い職業なんだろう・・・。ちなみに、このメールを読んで、私も泣いています。

enablerenabler2007/06/01 11:36私も泣きました。Kaya

jun24kawajun24kawa2007/06/01 13:28有り難うございます。
共感していただける人がいることで、もっと心豊かになれます。

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/01 14:35私もウルウルです。その場面が目に浮かぶ。

MizuochiMizuochi2007/06/01 15:11私も・・・。

jun24kawajun24kawa2007/06/01 15:30あはははは
類は友を呼ぶ
泣き上戸が集まった、飲み会みたいだね。
でも、自分の過去の事例があるから、ありありと思い浮かぶんだよね。

OB1989OB19892007/06/01 21:25遅ればせながら.....(涙,涙,涙...)。

あべたかあべたか2007/06/02 04:45「[大事なこと]語ること」についての質問

すみません。
わたしの理解力が不足しているのか、西川先生のおっしゃっていることがよくわかりません。
いえ、書かれていることはわかるのです。
ただし、そのわたしが行った子どもたちへの言葉かけに対してのコメントとして読むと、よくわからなくなります。

つまり、わたしが行ったことは「考え」を伝えようと言うよりも、「型」ばかりを気にしすぎているということをお話しされたかったのでしょうか?
わたしの文章のどの部分にどのようにコメントをしたのかを(少し鈍い)わたしに理解できるように教えていただけますと幸いです。

OB1989OB19892007/06/02 06:31涙,涙,涙...。

jun24kawajun24kawa2007/06/02 06:37ごめんなさい
誤解を生じさせてしまいました。
わたしは、あべたかさんの言葉が型に囚われたものではなく、あべたかさんの「考え」によって生まれた言葉だと感じてコメントした次第です。だから、「大丈夫!あべたかさんが見える、感じる以上に、子ども達は分かっていますよ!」という意味です。
言葉足らず、ごめんなさい。許してください。

あべたかあべたか2007/06/03 06:31ありがとうございます
試行錯誤で前に進んでいきます。これからもご指導ください。