西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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07/05/01(火)

[]Mさんのコメントに対して 08:39 Mさんのコメントに対して - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Mさんのコメントに対して - 西川純のメモ Mさんのコメントに対して - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のMさんのコメントに対して、私の「夢」を書きたいと思います。

 「序列化」は学力テストによって生じるのではありません。教師の心に「序列」があればそれは生じます。たしかに、その存在を前提にする(現実的にはそれが正しいと思います)ならば、学力テストがあれば、「助長化」することは確かでしょう。しかし、それを前提とした議論に実りが少ないと私は思います。そんな前提で、犬山市への愛着が生まれるのでしょうか?犬山市の実践は、その序列化を打破することを求めていると思います。もし、犬山市の実践で序列化を打破しているならば、学力テストを導入しても、序列化にはならないはずです。テストの点数は単に点数にすぎません。それを序列に使うのは、人の心です。

 たとえ話です。ある国では、右手の小指で持ち上がられる重さが大事だと思いこんでいました。小指の力で学校での序列が決まります。そこで、小指の力だけのトレーニングだけをする学校も生まれます。しかし、小指だけをトレーニングするため、手の発達、体の発達がアンバランスです。そのため障害を起こす子が生まれます。

 その国では「小指の力、全国調査」を実施することが決まりました。しかし、A市(いうまでもなく犬山市ではありません)では、そのような調査をしたならば、地域の序列化が助長されると危惧しました。また、我々が育てたいのは、そんな小指の力「だけ」ではない、と言って拒否しました。

 それに対して、ある人は、拒否する必要はないと主張しました。理由は、その人の立場は、野球やその他の体育をバランス良くやるべきだという立場です。体育をバランス良くやれば、手の発達、体の発達がバランス良く進みます。さらに、小指のトレーニングより楽しいに決まっています。だから、全ての人が、長期間にわたって成長し続けるはずだ、と主張しています。結果として小指の力「も」伸びます。

 さて、野球やその他の体育をバランス良くやっている地域があったとします。その地域の人たちが「小指の力、全国調査」の話を聞いたら、どういう反応するでしょう。「バカだな~」とせせら笑うでしょう。そして、「どうぞ、結果を出しましょう」と言うでしょうね。そんな地域で各学校の「小指の力」の調査結果が出たら、それで序列化が起こり、地域への愛着は無くなるでしょうか?

 さて、その地域は、野球やその他の体育をバランス良くやるべきだ、と言っていますが、しかし、本音は「小指の力」が重要であると思っている地域だとします。その地域で、「小指の力、全国調査」を実施したらどうなるでしょう?で序列化が起こり、地域への愛着は無くなるでしょうね。でも、そんな程度の考えでやっていて、「野球やその他の体育をバランス良くやるべき」の実態はたかがしれています。

 現実には、「野球やその他の体育をバランス良くやるべきだ、と言っていますが、しかし、本音は「小指の力」が重要であると思っている地域」だと考えるのが妥当なのかも知れません。しかし、私としては、「小指の力」をせせら笑う気概を持てる地域だと信じたい。少なくとも、その地域には、本気で、「野球やその他の体育をバランス良くやるべきだ」と教師もいるし、クラスもいるはずです。その教師や子どもの実践に正当な評価を与える機会だと信じています。「野球やその他の体育をバランス良くやるべきだ」と信じられない程度ならば、やろうとやるまいと五十歩百歩にすぎません。しかし、その五十歩の差の恐ろしさを知っているMさんなればのコメントだと思います。

 Mさんはご存知の通り、私は「夢追人」です。それは現実に身を置く人には、現実離れしていると思われるかも知れません。しかし、夢を追うから、現実化できる。例えば、あなたの実践も、多くの人にとっては現実離れしていると判断されるでしょう。でも、それが出来ると思ったから実現できます。「全国調査」に翻弄される学校・地域ではなく、「全国調査」をせせら笑い、逆手にとって利用できる学校・地域を創る方が「夢」でしょ?

追伸

 かけっこで、みんなで手を繋いでゴールする学校があるそうです。理由は、ビリの人がかわいそうからだそうです。でも、子どもがビリだとみじめと思う理由は、教師がそう思っているからです。そう思っている教師の下で、かけっこしたとして、みんなで手を繋いでゴールしたとしても、みじめに思う子は生まれます。だって、手を繋いでゴールしても、自分は遅いと分かっているし、回りの子どもに、そう思われていることは理解していますから。しかし、冷静に考えてください。かけっこの順位が、その子の人生にどれだけ影響するでしょうか?そして、その順位が、その子の価値に影響するでしょうか?その前提で、かけっこを考えてみれば、全く違った視点を持てます。「順位が重要でないとしたら、何故、かけっこをするか?」という問いかけです。そして、「かけっこを通して、どんな人格形成を目指すか」という問いかけです。そのような問いかけに応えられ、それを子どもたちに語れる教師の下でかけっこをしたとき、ビリであることがみじめでしょうか?

追伸の追伸

 学力テストが教師の序列に使われるという危惧もあります。が、少なくとも犬山市ではあり得ないでしょう。だって、あれほどの大見得を切った市が、そんな利用をするわけありません。もし、そのような使い方をしたら、大笑いします。しかし、そのように自己分析した結果、拒否したのだとしたら、非常に残念ですが、一つの見識と思います。

 が、犬山市以外の多くの地域の場合は、問題が生じる可能性が多いと思います。それ故、犬山市以外で反対というのは、理解できます。しかし、反対と言っているだけでは、何も進みません。そして、お上の命令で実施されます。どうせ実施されるならば、逆手に取る算段を考える方が建設的です。

F-KatagiriF-Katagiri2007/05/01 14:42学力テスト問題の国語だけをじっくり見ましたが、どれもが脊髄反射で解ける問題であり、どこが「国語の力なんだ?」というものばかりでした。しかしこの点数が高ければ全国的には「国語の力がある」と認められてしまうんだろうなぁ。テストを作る側も国語力を試せるテストを作れない。作る力がない。あれは採点する側の都合で作ったテストです。子どものためのテストではない。40億円も使って、結局あれほどのことかとがっかりしました。国際学力調査PISAの読解力低下を受けてのテストがあれじゃあ、さらに読解力が下がるような気がします。

jun24kawajun24kawa2007/05/01 17:48あはははは、そりゃそうですよ。全国一斉テストを作ろうとしたら、良い問題を作ろうとするより、文句を付けられない問題を作るのが日本です。諸外国の大規模調査での良問が話題になることもありますが、あれを日本でやれば賛否両論になることは目に見えています。
以前、教科書会社の人が嘆いていたのを聞いたことがあります。それによれば、良い教科書を作っても、数年のうちにもとの教科書に戻ってしまうそうです。理由は、全国各地の先生からクレームの山が届くからです。結局、良いわけではないが、クレームの付かない教科書、つまり前からず~っとあった教科書に戻るそうです。

MizuochiMizuochi2007/05/01 22:58私のコメントに関し、いろいろとお考えありがとうございました。
私は、先生のようにいろいろと考えてはいないかもしれません。
「全国の中で1つでも不参加の市があって良かった。」
「そこにはそこの考えがある、と認められる社会で良かった。」
と思ったのでした。
学力テストのようなつまらない話ではなく、
この『学び合い』サイトが賑わうことを願っています。

jun24kawajun24kawa2007/05/02 05:41いえいえMさんだから、安心して書けました。色々考えさせていただきました。それと、犬山市は、私のお呼びもつかない、したたかな作戦があるのでは、と思い至りました。

OB1989OB19892007/05/02 05:54伝わっているOBもいますよ。ご安心ください。ちなみに,北海道も組合が学力テスト反対を表明しています。
ところで,「高い志」に共感します。

jun24kawajun24kawa2007/05/02 12:11ありがとうございます。
同志の方に関しては、根っこで繋がっているので安心して議論できます。