西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

07/02/28(水)

[]やっぱりね 19:01 やっぱりね - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やっぱりね - 西川純のメモ やっぱりね - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある先生より以下のメールを頂きました。(個人特定できないようにしています)

『以前より先生の著書に共感を覚え、昨年夏、思い切って新潟研究会に参加させていただきました。先生のご講演が大変短く感じました。またその内容を今もよく思い起こします。

実は私も子供同士の教えあいが学力向上につながるのではと考え、日々の授業でいろいろ品をかえ実践してみている一人です。そして確かに子どもたちの学力の伸びを感じます。それは教科でもありますが、例年一番それを感じるのが卒業式の準備でです。

 ここ3年間5年生を担任し、毎年のように卒業式の準備をしてきましたが、計画案とタイムテーブル、それに昨年の式場の写真子どもたちに与えると、その資料を基にそれぞれが自分の仕事を見つけ意欲的に活動しさらに仲間同士でいろいろ打ち合わせしながらうるさく走り回る姿を見てニコニコしています。

「この椅子の位置がもう少し右だよ!」

ステージプランターは一つ多いぞ!」

「でもこの方がきれいだよ」

まるで大人です。

 さらに私のクラスでは男女がとても仲良しです。今日バスケットボールの授業では試合の合間に男女でパス練習してました・・。これは田舎というだけの理由ではありません。中学校入学後、他の小学校との違いは歴然としています。

 さて初めてのメールでいろいろお話して大変恐縮ですが、実は「教えあいと学力向上」につい最近考えていることがありご意見いただければと思いご相談差し上げます。

 本校で5年生は6月と2月に2回算数の学力テストがあり、また県下一斉テストの実施学年になっています。3年連続この学年を担任し、比較データが取れ、それについて考察をしています。私の算数の授業はその時間の課題を与え、後は自力解決(教えあい)です。「解らなかったらまず友達に聞け!」の指導をしていますので、めったに私に質問に来る子はいません。また、この学習方法が不思議クラス子どもにも好評です。

 ここ3年毎年6月のテスト結果で他クラスと差がほとんど無いのですが、県下一斉と2月のテストでは偏差値で5ポイント前後の違いが必ず出ます。

その授業形態は、

1年目クラス分割少人数

2年目は3学期まで少人数指導拒否!その後クラス内を4分割して他クラスとあわせ4クラス編成

3年目は2年目3学期のやり方で通年固定

 この方法で一番効果があったのが2年目です。クラス発達障害を持つ子がいたにも関わらずクラス偏差値は6月より7ポイントアップ。60以上の子が学級の3分の2を占めました。当然障害を持つ子の成績も上がっています。そこで本題なのですが今年、完全分割したにも関わらず他2クラスより県下一斉の平均が5ポイント高くなり2月の学力テスト結果待ちですがやはりいいと思います。他クラス先生が頑張ってくれたからだろうと思っていたのですが、どうもそれでは説明がうまくつきません。仮説ですが恐らく学級の学ぶ雰囲気が学力向上全般に影響を及ぼすのではないか・・、と考えました。

いかがでしょう?』

 これを読んで、笑い出しました。そして、『「勉強しなさい!」を言わない授業』をご参照下さいと返信しました。やっぱり、だと思います。『学び合い』は我々の専売特許ではありません。心ある先生は気づくはずです。我々が出来るのは、その良さを学術データ保証し、勇気づけることです。

 でも、我々にだけ出来ることがあります。現状の現場では、我々が現在やっているようなことは、やろうとする先生は少ないはずです。例えば、数ヶ月にわたって子どもに任せる授業や、子どもたちに指導要領・教師用指導書を与えて自己評価するなどのことはやらないでしょう。しかし、我々が実践し、その素晴らしさを伝えることによって、試みる先生方も生まれます。

 しかし、現場だけが出来ることがあります。我々が提案したことを、年間を通して積み上げ、育てることです。それは大学では出来ません。

 良い補完関係があると思います。

07/02/27(火)

[]凝り性(その2) 23:12 凝り性(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 凝り性(その2) - 西川純のメモ 凝り性(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント


本日も、意味を見いだせない会議で4時間ロスしました。

意味を見いだせる会議に2時間。

ということで殆どの時間は会議です。

が、その中でも過去メモをアップし続けています。

あ~学会誌の仕事をせねば・・・

でも、明日も200ぐらいはアップするだろう。

終わらない限り、やめられない。

07/02/26(月)

[]復帰 18:11 復帰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 復帰 - 西川純のメモ 復帰 - 西川純のメモ のブックマークコメント


病院検査してきました。

不整脈より復帰です。

[]凝り性 18:58 凝り性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 凝り性 - 西川純のメモ 凝り性 - 西川純のメモ のブックマークコメント


小さい頃から、あることに集中すると周りが見えなくなります。

学者としてはプラスに働くこともあります。

が、マイナスに働くこともあります。

ホームページからブログに異動しました。

本日過去メモブログに異動することについやしました。

他にも色々やらねばならないことが山積みなのにです。

でも、気になり始めると、やり終わらないと駄目です。

本日、1600の記事のうち、130を異動しました。

ふ~・・・

07/02/24(土)

[]同志よりのメール 22:19 同志よりのメール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志よりのメール - 西川純のメモ 同志よりのメール - 西川純のメモ のブックマークコメント


 佐藤先生よりメールを頂きました。人の縁とは面白いものだと思います。我がゼミの杵淵さんは埼玉県小学校先生です。その杵淵さんが『学び合い』の実践研究クラスを提供していただいたのが佐藤先生です。杵淵さんが『学び合い』で子ども達を変えているのを見て興味を持たれました。最初は杵淵さんのTTで始めました。杵淵さんの実践研究が終わった後は、自分自身で『学び合い』を実践しました。もともとしっかりと指導する力のある先生でしたので、最初の1ヶ月は胃が痛くなるほどだったそうです。だって、今までの考え方と革命的に違う考え方ですから。しかし、子ども達の姿に勇気づけられ、そして、『学び合い』における教師の楽しみを実感され、『学び合い』の実践にのめり込まれました。もともと力のある先生ですので、『学び合い』を自家薬籠中のものとされてからは、私自身も驚くほどのクラスを育て上げました。

 杵淵さんから佐藤先生クラスの変容が、リアルタイム研究室メンバーにもたらされます。それに興味を持った学部学生が参観に行きます。その姿に感動し、また別の仲間を誘います。学部生の変容を見て、「ライブは一番」と遅ればせながら気づきました。そこから、学び合いに興味を持っていただいた方に、佐藤先生授業参観を勧めました。佐藤先生も快諾していただきました。何度参観しても、ウルウルです。その姿のゴクゴク一部は西川研究室http://www.iamjun.com/)の「学びの殿堂」に公開しています。

 佐藤先生からメールを頂きました。感動のお裾分けです。佐藤先生感動の百万分の1だとは思うのですが、十分に幸せな数日を過ごすことが出来ます。

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今まで,大変お世話になりました。

 今日で1組の「学び合い」が終了しました。最後の単元,最後のテストと言うことで「全員が満点を取ること。平均点が満点になること」を目標子ども達,頑張ってきました。

 結果残念ながら「満点」にはなりませんでした。しかし,一丸となった子ども達の姿に感謝感動を覚えました。子ども達の力って偉大です。

 先生が提唱してきた「学び合い」は,この南小学校子ども達によって立証,実証されました。本当にすばらしい教育であると確信しました。

 杵渕と話していたら,涙が出てしまいました。それは,充実感と感無量の気持ちで。そして何よりも,「社会科 大好き。学び合い 最高。」といってのけた子ども達。なんて素晴らしい経験だったのでしょう。と今 思っています。

 更に,この「学び合い」を通して,延べ人数30人近くの人たちに巡り会わせて戴いた先生感謝しています。本当にありがとうございました

 子ども達の前ではウルウルしましたが,泣くことは・・・・・。

 本当にありがとうございました。杵淵が南小学校の「学び合い」を大木にすると思います。そして,私は もしかしたら,違う所で「学び合い」の種をまき,育てていると思います。感謝の気持ちでいっぱいです。くどいようですが,「ありがとうございました。」

07/02/23(金)

[]最初の一歩 22:17 最初の一歩 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最初の一歩 - 西川純のメモ 最初の一歩 - 西川純のメモ のブックマークコメント


今から20年前

私はコンピュータチップから組み立てることができた。

私は機械語プログラムができた。

私はI/Oを組み立て、それをコンピュータプログラムし、操作することが出来た。

私は大型コンピュータ統計分析を出来た。

私は人工頭脳のプログラムが出来た。

それ故、上越教育大学に採用された。

しかし、今は

ブログを立ち上げることもおたおたしている。

とほほ

[]禁断の味 12:05 禁断の味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 禁断の味 - 西川純のメモ 禁断の味 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 今年の学部新ゼミ生は一人です。と、いうことで、いつものように「これこれをやりなさい、期待しているよ」という学び合いは出来ません。と、いうことで個人ゼミを毎週やっています。これが楽しい一生懸命に質問する人に対して、明確に応えられる。こりゃ快感です!毎回、1時間半以上やっていますが、本当に楽しい高校教師だった頃は、子どもベタベタに可愛がりました。ナデナデ、コチョコチョはいつものことです。ダッコ、高い高いを高校生にしました。もちろん女子生徒にはやりませんでしたが、彼らの方から抱きついてきました。気持ちとしては、ペロペロなめたいほど可愛かった(もちろん、我慢しました)。

 子どものことを考えず、単純に自分の快感を求めるならば、ベタベタは最高です。『学び合い』が広がらない理由が分かるように思います。我々のDNAの中には近代の学校制度に適応した能力は存在していません。肉親・親戚などの小さいコミュニティにおける対人関係能力のみがDNAに組み込まれています。そのため、近代の学校制度における教師は、サルと同じ本能の赴くままにベタベタと関わってしまうのだと思います。ところが、小さいコミュニティとは違い、近代の学校制度では、30人以上の子どもが含まれています。当然、ベタベタでは「抜け」が生じ、問題が生じるのは当然です。ところが、教師がその問題に無感覚であったり、もしくは、自己合理化しているので(高校教師の時代の私もそうです)ベタベタが続きます。とうことで、6年前から基本的に封印し、『学び合い』で育てています。そして、それによって高い成果を上げ続けています。

 と、分かっているのですが、「今年は一人なんだから・・」という自分に都合のいい理由をあげて、ベタベタと個人ゼミをやっています。いつか異学年集団の中に入れなければなりません。でも、幼稚園に入園させる親のように、子離れが必要です。まあ、少なくとも5月ぐらいまでは楽しみたい!

07/02/22(木)

[]酒 12:06 酒 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 酒 - 西川純のメモ 酒 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 我がゼミにおける成長は酒に似ています。杜氏はいろいろと手間をかけますが、結局は酒は水と米と糀が発酵して出来るものです。本日は学部4年生の発表会です。彼らの自らの力によって、素晴らしい酒となっていました。手放すのが惜しくなりました。

07/02/21(水)

[]合格 12:08 合格 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合格 - 西川純のメモ 合格 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日博士課程の合格発表がありました。M2のKさんが見事合格されました。 我がゼミとしては5連勝です。試験は専門試験外国語面接です。そのうち、外国語面接で決まります。外国語に関しては、学部ゼミ生、学卒院生の各位のサポートを受けていました。その結果、十分な点数を確保しました。我がゼミで鍛えられたのですから、面接には不安はありませんでした。しかし、面接官の一人として面接して「見事!」と思いました。「こりゃ、絶対に合格する」と思いました。もちろん落ちた方もKさんに負けず劣らず見事な方でした。ただ、博士課程の試験に関して情報が不足していると思います。我がゼミには合格した人が一杯います。その方から、いろいろな情報をKさんは得ることが出来ます。それが最後の差を作るものだと思います。つまり、集団の力の賜です。

 Kさんは既に西川研究室が過酷であることを十分承知の上で、あと3年間、プロトコルの海に漂う研究をされたいと希望されました。極めて能力のある方です。博士資格の基礎となる論文は、ちょちょいとクリアーするでしょう。しかし、能力のある結果、失敗が少ない。失敗する前に、微調整をして無難にまとめる。でも、本当に凄い研究は失敗から生まれます。だって、失敗に見えるのは、既存のパラダイムに乗っていないからです。最初の1年で基礎論部は堅め、あとは、大冒険をして欲しい。

追伸 と言っては何ですが、もちろん博士3年のTさんの最終試験博士2年のMさんの資格認定試験も、当然の事ながら合格しましました。

[]不整脈 12:09 不整脈 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不整脈 - 西川純のメモ 不整脈 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 博士課程の仕事から帰ったら、調子が良くありません。睡眠不足かな・・・、と思っていましたが、いつもいっている医者に診せると「不整脈」だそうです。直ちに、レントゲン心電図を取られました。そして、県立病院に紹介状を書いて頂きました。県立病院でもレントゲン心電図です。このころになると、気持ちは最悪、入院を覚悟しました。お医者様に説明を受けました。たちの悪い方の不整脈ではなく、原因ストレスだそうです。どんな治療かとドキドキでしたが、注射と5日分のお薬です。日常生活で注意しなければならないのは、納豆と緑黄色野菜を食べない(飲んでいる薬との相性だそうです)ことぐらいです。怖々とお酒はどうかをきいたところ、ストレス解消にはいいのでOKだそうです(もちろん飲み過ぎては駄目です)。ホッとしました。

 ストレス原因は特定できます。第一に、教職大学院関連。第二は、博士課程の審査試験です。一方、研究指導はストレスにはなりません。むしろストレス解消です。ということで、病院から帰って直ぐに学部2年生と修士1年生の指導を2時間半しました。今日は、これにて帰ります!

追伸 事務の人に「不整脈になった」と言ったら、その方は「教職大学院が出来るまで倒れないでください」と思わずぽろっと言いました。でもしょうがありません。少ない人数で膨大な計画を建て、会議をしなければなりません。そんな状態だから、ストレスたまります。でも、教授は二人だけで、もう一人の方は私より年長で、体をこわされたことがある先生です。とほほ・・・

07/02/17(土)

[]登校拒否 12:10 登校拒否 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 登校拒否 - 西川純のメモ 登校拒否 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 最近大学に行くのがなんとなく嫌です。学び合い研究しているのに、対人関係を結ぶこと、特に、大人と交渉ごとをするのが嫌いです。が、嫌いなのにも関わらず、得意で勝率は高い(私の力というより、同志の協力の賜物)。そのため、なおさら、その手の仕事が集まってくる。いままではT先生に矢面に立ってもらったのですが、この頃は他の人に代わってもらえない。さらに言えば、今後、最低、3年間はこの状態が続きます。日帰りの出張から帰ると、家内から「元気よさそうね」と言われます。理由は大学にいかなかったからです。このことをKさん(今年、小学校から大学に異動しました)に言ったら、「現場では、毎日、登校拒否でした。朝になると頭が痛くなる」とあしらわれました。なるほどと思います。

 私の現場経験は、オール1の子達を教えた高校教師です。1学年1学級ですので、普通高校中学校のように、一つの授業案を何回も使うことは出来ません。小学校教師並みに教材研究をしなければなりません。そして、相手は、少しでも手を抜くと授業が成立しない子どもたちです。朝10時に勤務し(定時制高校でした)、学校を出るの11時ごろです。しかし、不思議学校に行くことは苦ではありません。というより、学校にいるのは大好きでした。理由は大人との交渉ごとが無かったためだと思います。大学に異動して、ごくごく短期間、学校に行きたくないというのはありましたが、これだけ長い期間、そう思うのは初めてです。

 本日博士課程の仕事のために大阪出張です。大学に行かなくていいのはホッとするのですが、家族と会えないのが辛い。

追伸 今度、学部生の卒研でお世話になっている学校管理職と飲む約束をしています。気の許せる方々ですので、とても楽しみです。いろいろ教えてもらって、いっぱいウルウルしようと思います。研究打ち合わせのついでですが、どちらが、ついでだか分かりません。他県の学校ですので、もちろん、出張ですし、大学に行きません。この意味でも楽しみです。この数ヶ月で、もっとも楽しみにしているイベントの一つです。

[]栽培 12:12 栽培 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 栽培 - 西川純のメモ 栽培 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日博士2年の方の博士候補認定試験博士3年の最終試験大阪でありました。お二方とも、一生懸命語っていただきました。すばらしく育っていただきました。

 農夫は種をまき、水をやり、肥料をやります。しかし、大事なのは、出自です。博士学生と受け入れる方々は、みんな数年の時間をかけて出自を鑑定した方です。よほどの旱魃、冷夏でないかぎり実を結びます。農夫がやれるのは、数ヶ月に一回の「期待しているよ」の水やりだけです。そう思いました。実に、りっぱに育ちました。

[]サービス 12:12 サービス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - サービス - 西川純のメモ サービス - 西川純のメモ のブックマークコメント


  大学から家に帰ると、息子の遊びに付き合います。そして、7時ごろになると風呂に一緒に入り、体を拭いて、髪を乾かします。家族で食事をして、片付けます。息子は食事を食べた卓を拭きます。そして、私のシャツの中に入り込んで、私のおなかに顔をうずめます。その状態のまま、体を持ち上げて洗面台に移動します。私にごちゃごちゃ言われながら、歯磨きをします。私におんぶされながらリビングに移動し、歯の仕上げ磨きをします。そして、息子と一緒に布団に入ります。布団の中で息子のオデコに私のおでこをくっつけながら呪文を唱えます。息子と添い寝をするときは、6年前から同じ呪文です。それは「チチンプイプイチチンプイプイ神様、仏様、ご先祖様、○○(息子の名前)をお守りください。○○を守る我々をお守りください」です。そして、「ご挨拶しましょう」と言うと、息子が私のほっぺにチュをして、私が息子にチュをします。そして、30分ぐらい息子に添い寝をして、息子の寝息が寝たことを示したら、布団を出ます。これが息子が生まれてから、出張以外の日の毎日です。毎日、私は息子にサービスしています。

 と、思っていましたが、私の間違いです。この二日、家から離れて出張です。とても辛い。息子がシャツに入ってほしいし、オンブしたいし、歯磨きしたい。息子にオマジナイをして、添い寝したい。サービスしてくれたのは、息子だと思います。その彼にサービスが足りなかったと反省します。

追伸 添い寝から起きてから、風呂上りの家内コタツに一緒にいるのは幸せです。

[]かけら 12:14 かけら - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - かけら - 西川純のメモ かけら - 西川純のメモ のブックマークコメント


 あることを聞きました。ある学校では、『学び合い』を学校として取り組んでいます。その学校に一人の転校生が来ました。前の学校不登校子どもです。親御さんは学校に対して不信感がいっぱいです。ところが、その子がその学校の学級に入り、「分からないことがあっても良いんだ」、「分からないことがあったらほかの人に聞けばいいんだ」という文化に接しました。その子は不登校の片鱗は無く、学校に通っています。

 私はボロボロ泣きました。うれしくて、うれしくて。現場学校の同志の方にとっては、ごくごく当たり前の一こまなのでしょう。『学び合い』をすれば、子どもたちはすごいことをいっぱいします。それをみてウキウキします。それは大学における私でも味わうことが出来ます。しかし、大学にいる私には、その子の人生を救ったという感覚を味わうことが出来ません。心優しいゼミ生の何人かには「救われた」と私に言ってくれます。しかし、そのような方々は、自らの力によって自らを救った部分が多いと感じます。とても救ったとは私は思えません。しかし、私が聞いたその話は、その子はクラス子どもたちによって救われたと思います。そして、そのクラスをつくりえたのは先生です。一人の子どもを救えたとしたら、それは凄い事です。

 私は一人の子は救えません。でも、我々の活動によって、一人の教師に『学び合い』を伝えられた、それは凄い事です。一人の子どもは数千、数万の子どもにホッとできる1日、1時間を与えることが出来ます。それは凄い事です。ならば、我々がやっていることは凄い事です。わが同志は、その凄さを日常の中で感じることが出来ます。羨ましいことです(私にはその能力はありません)。せめて、その日々のカケラを与えてください。そのヒトカケラで、私は数日、幸せになります。

07/02/14(水)

[]分からない 12:17 分からない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分からない - 西川純のメモ 分からない - 西川純のメモ のブックマークコメント


 現在、我がゼミの3年生の5人はY小学校に入らせてもらって卒業研究をしております。これが凄い!学校での様々な子どもの様子を記録させてもらっています。数台のビデオカメラと、子ども一人一人にICレコーダーをかけてもらっています。3年生の研究のために、学校中の先生方が協力体制を取っていただいております。3年年生のために、授業の展開まで配慮していただいてます。我がゼミには数百万円の記録機器がありますが、学校全体を分析対象となると、その大半を持って行っています。毎日毎日、記録しているので、夜はICレコーダーに記録された膨大な人数の子どもの会話記録をコンピュータに記録しています。そして、夕食までおごってもらっていると聞いています。こんな環境の中で1ヶ月以上、卒業研究学校に入っているんです。こんな環境の中で、子ども達、そして先生方の中で徹底的に臨床的な研究を出来る学部学生はいるでしょうか?私は断言します。そんな恵まれた環境を享受できる学生は我がゼミ生だけです。西川研究室、二十年の積み上げの成果です。

 が、そのことの価値を分からない人が多いことに最近気づきました。私は学部学生さんの口コミコミュニケーションネットワークを高く評価していました。しかし、必死になって情報収集する人が少ないということに最近気づきました。教師が学習者に対して信頼を持てないとしたら、それは最後です。

追伸 今月の5日に、平成22年3月31日以降に向けて、タイマースイッチを入れました。

07/02/13(火)

[]羨望(その2) 12:20 羨望(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 羨望(その2) - 西川純のメモ 羨望(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント


昨年の夏に西川研究室洗脳旅行に来られた方より、以下のようなメールが来ました。現場はいいな~。少なくとも、以下のように思える実践者はいいな~。

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 西川先生! 現場はいいですよ。

 こんなことを述べては失礼ですが,学ぶためのよりよい環境子どもたちに提供するために様々なことを試し,そのリアクションが即座にかえってきます。というわけで,すぐに自分の実践にフィードバックできるわけです。前から考えていましたが,研究者・実践者ではなく,実践者が研究的な思考をもって日頃の実践を行うことが必要だと思うし,そういう人間が今後益々必要になってくると思います。また,脳科学者教育について述べていますが,現場では,その理論は知らず,方法論(百ます計算・音読など)のみに着目しています。やはり,教室をフィールドとしているからには,そこで起こっている現象を目の当たりにして,共通の場面をイメージしながら議論するべきなのでは戸思っています。その中で適切な授業の場面での方法論なども見えてくるのではないかなあ。実際の子どもからやはり離れていますよねえ。 

 さて,私の実践はといいますと・・・

 最近子どもたちが自然に学び合えるようになってきました。 授業の最後に次の時間につながる課題について検討するようにしているのですが,次の時間の最初には,すでに子どもたちは,課題の内容についてある程度話をしており,見通しをたてやすくなっています。(おそらく予習をしてきて多くの情報を持ち寄っている結果かな?)また,学び合いが起こりにくいケースがあるのですが,西川研のみなさんがご存知のように与えた目標が低すぎた場合です。子どもの反応で明らかに分かります。そういうわけで,ちょっと難しめの2時間ぐらいかけて明らかにする目標を設定するようにしています。 

[]す、凄いぞ! 12:22 す、凄いぞ! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - す、凄いぞ! - 西川純のメモ す、凄いぞ! - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日、K閣下ブログを読んだ。その内容は、いままで同志が見いだしたものだ!本日もKinさんのブログにあったし、名古屋のIさんのメールにあった。しかし、K閣下が書いたところに意味がある。K閣下研究テーマは教師の職能形成だ!K閣下ブログは以下の通りです。

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 準備は,1学期から始まる.中学3年に「細胞生殖」という単元がある.最初の小単元に「動物細胞植物細胞の違い」を見つけるものがある.タマネギ細胞,オオカナダモの細胞ムラサキツユクサ細胞人間のほおの細胞と試料を換えながら毎回スケッチをして最後の授業は,教科書を作った.4時間でわかったこと,発見したことを,該当する本物の教科書を利用して,B4,1枚にまとめるように指示を出した.しかし,私の心のいたずらで,「小学生へ示す教科書となるようにしなさい」という制約をつけた.できあがった教科書を学級内投票をして,6名を選び出し,模造紙に貼り付け,地域の小中学生展覧会理科研究に出品すると,なんと奨励賞となる.

話はさらに進展し,子どもらが作った教科書を,小学生によいかどうかを判断してもらうだけだったのが,小学生子どもらも行って,その教科書を使って,授業をする.ことに,変わった.ということで,先日の自主学習ブログでも書いたが,子どもらは,指導案を作るべく,教材研究を1時間.指導案審議を1時間して,B4の指導案1枚が今,私の手元にある.内容は細かくないし,教師指導型であるが,指導の流れ,注意点も書かれている.驚くべくは,この活動によって,テストで10点くらいしかとれない子どもにも教師役をやらせようとその班は,細胞の各部の名前と顕微鏡の操作方法をあの手この手でその子に教え今では,完璧になっているという点.私が授業をしても記憶の中に入り込めなかったことを,友だちがいとも簡単にさせてしまう.中3と小6という年齢差は,兄弟関係が生まれやすい.現実に多くの中3生が小6を兄妹に持っているようだ.何はともあれ,本日第1時,第2時を使い,中3生が出かけ,授業をして返ってくる,という異年齢の学習が行われる.

本日,第1回 A小学校への授業日

中3生は,とても緊張など微塵も見えず予定時刻前に昇降口に集合し,歩いてA小学校へ向かう.30分歩く予定を組んだが,20分で到着.すぐさま,観察の準備にかかる.お願いします.しかし,小学生の顔が引きつっている.20分.小学生がだいぶこなれてきた.30分,じゃれあいだした子どもたち.45分,いい感じで終わる.中3生は,本気になって細胞を「教えよう」としている.すごい気迫だ.全てを教えなくてもさわりだけでもといったのだが,わかっていることは全て教えようとする.ちょうど,新卒の教師が,あれもこれも・・とやってしまう授業に似ている.しかし,恐ろしいのは,子どもたちは,この教えすぎをちゃんと理解している点だ.帰校後,反省会を持ったが,とてもじゃないが,子どもとは思えないほどの反省をし,次回のB小学校へ備えて,授業計画の変更をしている.次週が楽しみだ.』

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 私がこれほど興奮するのは、何か?今まで目の前にあったのに、気づかなかったことに気づけたことです。現在の我々の課題は、授業改善ではありません。そんなことは、もう終わっている。我々の課題は、分かってもらえない先生方に、どうやったら伝えることが出来るかということです。でも、限界があります。授業改善は、実際に授業実践をして、その姿で証明することが出来ます。担任教師が、その意義を分かれば、実際に授業できます。だから、膨大なデータを我々は積み上げられました。ところが、教師は無理です。同僚が伝えても、校長が言っても、なかなか出来ません。ところが、子ども達は喜んでやります。そして、その姿を通して、教師の職能形成のデータを与えてくれます。おそらく、「子どもと大人は違う」と言う人はいるでしょう。でも、我々が示すデーターが納得させるはずです。我々の前に立ちはだかった大きな壁に立ち向かえる術を得たようです。これなら5年以内に解決できる!

07/02/12(月)

[]羨望 12:23 羨望 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 羨望 - 西川純のメモ 羨望 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 ある学校管理職の方からメールをいただきました。その中に『本当に授業構想がきちんとできる実力に支えられれば、学び合いは理想的です。今、『本校の課題は「学び合い」そのものがどうではなく、学び合いを通して、授業構想力=課題設定力?を磨くこと。』と思っています。学び合いを通して、誰でも、課題設定が決め手であるところに行き着いてしまいます。それは、自分に言わせれば授業構想力。一部の有能と自分が思っている教員が、出し惜しみしながら偉そうに、授業について語るのではなく、どの先生も、(教頭も、校長も)課題設定という共通課題から、授業に臨めるのです。西川先生現場が遠くて不安でしょ!学校はいいなあ、西川論の学び合いを通して、先生子どもの変わっていく様子がライブで、継続的に楽しめるのですから。たまに、補教に行ったって、学び合い子どもコラボすることができるんです。』という一節がありました。この一節を読んで、ぐさっと来ました。そして、本当に『学校はいいなあ』と思います。

 今から二十年前、私は高校教師から大学教師に異動しました。異動してから数年は、夜、飲む度に「なんで大学に異動したんだと」と泣き上戸になっていました。しかし、数年たつうちに、自分は高校教師として良い教師ではなかったし、良い教師になれなかっただろう、と年貢を納めました。しかし、『学び合い』によって自分でも良き教師になれそうに感じます。もし、校長になり、良き教師と一緒に学校づくりが出来たら、どんなに楽しいでしょう。隣の芝生は青く見えるもの。それぞれに職場には、特有の喜びがある一方、特有の苦労はあることは分かっています。そして、私は良き教師にも、ましてや良き校長にもなれないだろう、でも・・・私は、現場が遠くて不安です!学校はいいなあ、学び合いを通して、先生子どもの変わっていく様子がライブで、継続的に楽しめるのですから。たまに、補教に行ったって、学び合い子どもコラボすることができるんですから。

 うらやましい。

07/02/10(土)

[]賭け 12:34 賭け - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 賭け - 西川純のメモ 賭け - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日は、尊敬すべき二人の大学教師の退職を祝う会です。お一方でも多くの方が参集するような人徳ある方々です。それがお二人なのですから、近来希な盛況な会となりました。全体的にお二人の人柄がうかがわれる温かい会でした。

 さて、その会には多くの地元校長が来ました。懇意な先生が多いです。その中で『学び合い』を学校に導入したいと願っている複数の地元校長と話し込みました。それぞれには校内事情があります。『学び合い』を導入しようとする校長というのは、無茶なことはしない人たちです。そこで、いつも通りに語りました。

 「御校には、現状に満足出来ず、もっと向上したいと願っている先生がいるはずです。その先生を1週間お預け下さい。絶対に『学び合い』を出来るようにしてお返しします。ただし、変わりたいと願う先生ですよ。変わりたくない先生は無理です。でも、変わりたい先生だったら絶対に出来ます。もし、出来なかったら3万円あげます。でも、出来るようになったら1万円下さい。この賭は、私にとって分の良い賭ですよ」と語り、ニコリと笑います。本当に分の良い賭だと思います。だって、2日ほど徹底的に我々の実践ビデオを見て、その意味を我々と徹底的に議論します。そして、ダメモトでも数回実践してもらいます。もちろん、その実践の授業づくりに我々がサポートします。ここまでやれば、本人がかなり不安であっても、子どもが有能であることを子ども達が証明することに確信があります。

 でも、私にとっての本当の賭は、教育実践研究歴史が古い上越の地で、我々の考え方を受け入れる学校が生まれるかと言うことの方が、分の悪い賭です。でも、この面でも、かなり期待できると思っています。少なくとも、それを願っている校長はいます。

追伸 私は上記の賭けにのってくれる人を求めています。

07/02/09(金)

[]おうた子に背負われ 12:36 おうた子に背負われ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おうた子に背負われ - 西川純のメモ おうた子に背負われ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 昨日の話です。我々の言う目標と方法と、一般の先生が語る目標との違いを「姫」と議論しました。私はガンガンを姫に語ります。しかし、姫は納得しません。色々と説明します。でも、納得しません。その議論は、おそらく我々以外には禅問答のようなものかもしれません。しかし、本質的な議論です。最後に、姫は「先生の言っているのは課題であって目的ではない。目的を達成するために、その日、その日の課題があるのでは」と言いました。その瞬間、目がウルウルになって、感激しました。私が偉そうに本で語っていること、でも、私自身が揺らいでいること、それを学生さんが看破しました。ウルウルして、涙がこぼれながら、色々のことを思いました。私の好きな「風の谷のナウシカ」にユパ がナウシカに「おうた子に背負われ」という言葉をしゃべります。それを思い出しました。私は免許プログラムには無理があると思っていまた。しかし、教員への熱意があれば、全ての経歴は肯定されると思いました。多様さは肯定されるべきと確信しました。

 私はバカです。私が本に書いたことを若い学生さんに教えてもらうほどバカです。それが嬉しい!

[]やらなくていいよ 12:37 やらなくていいよ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やらなくていいよ - 西川純のメモ やらなくていいよ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 我が子に語ることを考えました。お箸をどう使えばいいか。片付けを何故するのか。出かける前におしっこをするのは何故か。食べながらテレビにばっかり集中してはいけないのは何故か・・・。いずれも、ちゃんと説明します。それが出来なかったら、「いいよ、じゃあ○○し なくてもいいからね」とニコッと笑うと、必死になってそれをし始めます。結局、6歳の息子は、そうしなければならないことは分かっているのですが、両親がそれの責任を負っている(つまり、駄目だったときの後始末をする)と理解している限り、自分では考えません。ところが、その結果を自分で負わなければならないことを理解すると必死でやります。

 この数日、複数の良き教師の方と話しました。いずれの方も「こうしなければ、こうしたようがいい」と色々と考えます。そして、そのために汗を流します。ただ、そのことを子ども達は理解していないだろうな、と思います。でも、そうする理由もあります。だって、「いいよ、じゃあ○○しかくてもいいからね」と 教師が言ったときに、「あ~、じゃあやらない」と子どもに言われたらどうしようもないですから。多くの子どもは、日々の学習内容を学ぶべきとは知っていますが、学ばなければならない理由を知りません。そして、学ぶことを必死になっているのは教師であって、自分ではないことを 知っています。そして、勉強が分かるのは、自分の仕事ではなく、教師の仕事であると思っています。つまり、教師の言うとおりすれば分かり、そこには自分の創意工夫は必要ありません。

 片付けを何故するのか。出かける前におしっこをするのは何故か。食べながらテレビにばっかり集中してはいけないのは何故か・・・。そのレベルで、「○○を勉強しよう」と説得できる教師はどれだけいるでしょうか?それができれば、、「いいよ、じゃあ○○しかくてもいいからね」とニコッと笑うことが出来ます。教科内容で説得しようとしても無理です。魔法言葉は「みんな」です。

追伸 日本国中の教師の中で、自分教え子に「いいよ、じゃあ○○しかくてもいいからね」とニコッと笑うことが出来る教師がどれだけいるでしょうか。言えないから、自らがその必然性とならなければならず、罰や脅しをしなければなりません。しかし、それを伝えられない私は無能です。

07/02/08(木)

[]模擬授業 12:40 模擬授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 模擬授業 - 西川純のメモ 模擬授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 ネットサーフィンをしたら「模擬授業」という言葉に出くわしました。ふと考え始めると、我々には模擬授業というのはあり得ないことに気づきました。だって、模擬授業というのは、子どもは教師の操り人形のように動かせるという仮定の下にあります。だって、そうじゃなければ、本当の子どもがいない状態で、授業が再現できると考えるわけ無いですから。我々の場合は、子ども操り人形とは考えていませんから、模擬授業なんてありえません。例えば可視化を分かってもらおうと思ったとき、模擬授業をやろうなんて思いません。また、模擬授業での可視化の様子を見て、その人が可視化を理解しているかなんて分かるとは思いません。我々がやるのは、可視化とは何故必要なのかという理屈を語ります。強いて分かったか分からないかを判定したいと思ったら、普通の授業を見せてもらうしかありません。

 いつもの例です。我々は子どもは教師に置き換え、自分を校長に置き換えます。そして、自分がやったことを校長がやったとき、自分(つまり職員)はどう思うかを考えれば、その方法の妥当性が判断できます。さて、校長が職員会議での発言方法を練習するため、校長だらけの集団の前で模擬職員会議をやったらどうでしょうか?そして、そこでの発言・対応から、一級校長、二級校長というふうに教育長から判定されたとしたらどうでしょうか?そんなことをしていると職員が知ったら、その一級校長尊敬できますか?私は大学に勤めています。もし、学長文部科学省の一室で、学長だらけの集団の前で、模擬教授会をしていることをしていると知ったら、思いっきり馬鹿にします(もちろん、そんな馬鹿学長はいませんが)。

[]初体験 12:41 初体験 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 初体験 - 西川純のメモ 初体験 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 学卒院生OBが遊びに来ました。現在、27歳です。私が上越教育大学就職した年は27歳です。彼をまじまじと見ますが、はっきりいって兄ちゃんです。その兄ちゃんの時に三十代後半の院生さん達に、教育工学と統計学講義していたんです。恐ろしいことです。彼と飲みました。息子の入浴があるので8時には帰りました。その際、金を払おうとしたら、手を押さえられ「俺も給料取りなんです、バカにしないでください」と言われました。飲み屋で乱闘になるのも、お品がないので、そのままタクシーに乗りました。タクシーにのって気づきました。私が教師になったのは25歳です。その時以来、22年間あります。一人の教え子に、飲み代をおごってもらったのは初めての経験です。その最初の人が、まさかHになるとは思いもよりませんでした。ごちそうさまでした。

[]愚痴 12:42 愚痴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴 - 西川純のメモ 愚痴 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 私には同志がいる。それが救いです。

07/02/07(水)

[]ぼやき 12:43 ぼやき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ぼやき - 西川純のメモ ぼやき - 西川純のメモ のブックマークコメント


 最近院生さんに「ぼやき」ます。でも、院生さん達に言ってもしょうがないことは分かっているんですが、ぼやきます。

 だって、私は不満です。『学び合い』をすれば、「子ども達の人間関係は良くなり」、「クラス全員の成績が上がり」、「特別支援の子どもが気にならなくなり」、「評価が楽になる」、結果として、教師が楽しくなります。だって、子ども達がどんどんと素晴らしい姿を見せてくれるんですから。さらに言えば、それは簡単に会得できます。本日、ある人に「とにかく1週間だけ信じてみて、それで『学び合い』が出来なかったら3万円あげるから」と言いました。

 私は言いたい。「何が不足なんだ!」と。良いことづくめで、簡単で、そして、人格の完成に繋がる『学び合い』が広がらないのは、何でなんだ!さらに言えば、最近は『学び合い』を理解し、学校に根付かそうとしている管理職がいるのに!「きっと、私が悪いんだ」と自責します。私より、ずっと有能で、人に好かれる人に、『学び合い』を担って欲しい。

07/02/04(日)

[]節分 12:44 節分 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 節分 - 西川純のメモ 節分 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 昨日は節分です。我が家は節、節のイベント楽しみます。豆まきもしましたし、恵方巻を食べます。その中で、息子の成長を感じました。第一に、鬼役の私に向かって投げるマメが「痛く」なりました。大人の恵方巻の長さが半分の恵方巻きを一人で食べました。それも、黙ってです。嬉しかった。

07/02/02(金)

[]ネーミング(その2) 12:45 ネーミング(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネーミング(その2) - 西川純のメモ ネーミング(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント


 『学び合い』をグーグルで検索した。その結果、225000件ヒットした。つまり、グーグルは「『」を無視する機能を持っていることを思い出した。慌てて色々な記号を確かめたが、やはり同様であった。「manabiai」で検索すると174件ヒットした。学び合いに関するファイルネーム等に使われているからです。最後に「マナビアイ」で検索した。5件だった。今の時代、グーグルに的確にヒットされないということは、この世に存在しないと同じです。学び合い、『学び合い』で22万件の中に埋没するか、「学び合い」を捨てて、「マナビアイ」とするか・・・。ウ~ン・・・

[]ネーミング(その3) 12:45 ネーミング(その3) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネーミング(その3) - 西川純のメモ ネーミング(その3) - 西川純のメモ のブックマークコメント


 色々の方から、ご意見いただき、感謝します。結局、『学び合い』にしようと思います。グーグルで検索すると22万の中に埋没する危険性はありますが、それは上位にランクされるよう努力すればいいことです。もし、「マナビアイ」としたら、学び合いに興味がある方がグーグルで我々をヒットする可能性が無くなります。

 ある方(複数)から、私の名前に関連するキーワードを付けることを提案されました。しかし、それはしませんでした。なぜなら、私はストーリーテラーであって、その実践は多くの方々の成果です。でも、それ以上に、個人の名前を冠したものは、結局発展しないからです。私以上に、我々の学び合いを広げる方が生まれたら(それを切望します)、その方が私の名前に関連したネーミングで活動するのは動きが悪くなる。それに、個人の名前を冠したものは、その方が現役を引退されたら、急速に衰えるのは必然です。だって、その人が情報発信しなくなるんですから。我々の『学び合い』がそんな程度のものだとは私は思っていません。

 10年後(つまり、私が現役である時)に、ネットで検索すると、山ほどの方々が『学び合い』と冠した講演や講習会や本で活躍することを夢想します。そして、そのころには『』を付ける必要性がないほど、我々の『学び合い』が広がることを夢想します。

追伸 と、いうことで、関係者各位の活躍を期待しています。

07/02/01(木)

[]ネーミング 12:46 ネーミング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネーミング - 西川純のメモ ネーミング - 西川純のメモ のブックマークコメント


 我々は「学び合い」という言葉で表現される様々な研究・実践を行って来ました。しかし、「学び合い」という言葉は手あかに汚れています。様々な人が「学び合い」という言葉を、全く違った意味で使います。そこで、我々を表現する言葉は何かを考えました。ひねりを入れた言葉を考えましたが、いまいち、ピンと来ません。それ に、我々の「学び合い」の方が、本当の「学び合い」だと思います。だから、自ら明け渡すことはシャクです。そこで、考えました。今後は『学び合い』と表現したいと思います。同志各位殿、いかがでしょうか?