西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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06/11/17(金)

[]評価 17:53 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日は学部4年生の研究成果の発表を見ました。金曜日のあの時間には、大抵、会議や偉い人からお呼びがあり腰が据わりません。しかし、本日はしっかり聞かせていただきました。ただし、最後の最後になって、お呼びがあり、あたふたと本部に行って帰ってきたところ終わっていました。あわてて学部生を集めて本日の評価をしました。そこで語ったことを、院生の方々にも共有してもらうため、ここにメモります。

 まず、4年生の発表レベルは極めて高いと評価します。おそらく本学で、今の時点で今日レベルに達しているのは彼らだけと「断言」します。多くの方からつっこまれて未熟を晒した場合もありましたが、未熟は、それが目指しているものレベルの高さ故と判断します。一踏ん張りすれば、すんごいもんが出ます。私としては細々とした指導をするつもりはありません。何故なら、私が指導すべきと思っていることは、既に「名著」に書いてあることであり、メンバーの一部はそれを理解していることです。従って、私が指導しなくても、我々がすべきことをすれば皆さんが乗り越えられることです。

 前年度より、1ヶ月以上早く、4年生には成果をまとめることを求めました。今の4年は、それを出来ると私の断言しました。そして、彼らはそれを果たしました。今の段階での彼らに点数を与えるならば100点です。しかし、私は涙を流しません。何故なら、彼らの100点は、既に折り込み詰みの点数です。100点を予想している私にたいして、150点、いや1000点をたたきつけ、私をねじ伏せたとき、私は自分の愚かさに気づき涙します。

 皆さんには高い志を持って欲しい。研究は、何のためにあるか。それは人のためです。自分だけのためのものは研究ではありません。皆さんの研究教育を変えて欲しいし、それを願って欲しい。まずは皆さんの同級生、後輩を変えて欲しい。それが出来る皆さんだと期待しています。変えたか、変えないかは12月9日、そして、年明けの発表会で明確にされることを理解しているはずです。人に感動を与えれば、そのオーラは皆さんに伝わります。そして、私も分かります。

 一つ気になることがあります。それは5人の完成度(レベルではありません)に開きがあることです。異なったテーマであるのですから、ある意味で当然です。でも、それでいいのでしょうか?我々は「みんな」ということの意味を理解している集団だと思います。ある人の発表の完成度が高く、ある人の発表の完成度が相対的に低い場合、両者を見た人はどう思うでしょう。おそらく前者の人の研究は素晴らしいと理解するでしょう。でも、我々の目指すもの凄さを伝えることは出来ません。我々が伝えるべきは、個々のメッセージではなく、我々の考え方です。このことを是非考えて欲しい。12月9日に何が伝わるか期待しています。そして、今度こそ感激の涙を流せると期待しています。

 言うまでもなく、上記は4年生に向けてではなく、全員に対する評価です。

[]評価2 17:53 評価2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価2 - 西川純のメモ 評価2 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 今日まで、洗脳旅行でNさんがいらっしゃいました。その方も本日発表会に参加します。それに関して、Ryuがとても嬉しいことを言ってくれました。彼曰く、「僕たちの研究を見てもらいたいけど、それ以上に、僕たちを見てもらいたい」と。つまり、平常の自分たちの様子を見て欲しいと語っていました。Nさんはビデオ室で実践記録を視聴することに時間に多く割き、現職院生さん、学卒院生さん、学部学生さんが、ごちゃごちゃと学び合っているお茶研、控え室にはあまりいませんでした。それをRyuは気にしているのだと思います。私は「大丈夫だよ、おまえが心配しなくても、あの人はちゃんと見取っているよ」と言いました。全て終わってNさんを直江津に送る途中でそのことを言ったら、「いやちゃんと見ていましたよ」と言っていました。

 Nさんから今、『学生さんは忙しそうなので遠慮していましたが、それならもっと話せばよかったなあ。それ以外は実に楽しい時間でした。機会を与えていただき本当にありがとうございました。』というメールを頂きました。

追伸 Ryuの一言が、私が「評価」で求めていることです。その一言の後、ちょっと、ウルっとなりました。

[]教師用指導書(その2) 17:53 教師用指導書(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師用指導書(その2) - 西川純のメモ 教師用指導書(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント


 ある小学校教師の同志より、以下のメールを頂きました。

 『西川先生メモ(奥様の小3の頃の話)を見て,そういえば今やってる国語楽しい話と失敗話を。

 説明文の学習で,子どもたちに,赤刷りの教師用教科書教科書指導書,ワークシート集,その他教師用資料すべてを公開して,「ねえ,授業して みない?」と子どもたちに言いました。「ここ,7時間でやる予定なんだけど,どう?」って。そしたら,のってきました。「まず,内容を分からないとできないから分かるために時間がほしい」ということだったので,「じゃあ,どうぞ」と2時間任せました。「単元の目標はそこに書いてあるからね」と。

 一緒に授業を受けることになった「○○くん」(その同志の名前)を想定して子どもたちは授業を考えました。それぞれ担当箇所を決めて数名ずつで授業をしてくれることになりました。担当以外の子どもは私と一緒に授業を受けます。私はワクワクで,自分用の国語ノート作って,待ちました。

 失敗したなあ,と後から思ったのは,課題として私が子どもに「授業をして」と言ったことです。「学び合えるようにして」と言えばよかった。それから,あたえた資料がまずかった。○○させる,等の「方法」がいっぱい書いてある。おかげで,どうなったと思います?授業の1時間目は見事にいわゆる「授業」でした。解説,というのかな。初任の先生がやりそうな「授業」。びっくりした。子どもたちの中にいわゆる「授業」というのはこういうものという刷り込みがあったのでしょうか?やはり,私の出した課題がまずかったのだと思います。ただ,逆にいうと初任者くらいの授業は子どもでもできるということが分かりました。

 どうしていいか分からずに「聞く」説明文の「解説」は苦痛ですね。子どもになってみてよく分かりました。授業する方も辛かったろうなあ,悪いことをした,と反省しました。それで「先生,これでは分からない」と伝えたら,次は少し改善されました。「ここからここにこう書いてあるけど,筆者が言いたいことは何か分かるようにしてください,どうぞ」と次の先生は言いました。「そんなの書いてある通りだし…」という声はあったものの,いつもの姿に戻りました。明日は3時間目です。そうこうしているうちに,内容理解はできてきてると思います。しかし,学び合いの楽しさに,私はちょっと調子に乗りすぎたか?と反省してます。楽しむべきは子どもたちみんなで,自分だけが楽しんでどうする,という感じです。

 そういえば忘れてましたが,理科の話。

 気体が溶けた水溶液の存在を私が用意しておいたBTB溶液を無視して石灰水で証明し,アルミニウム塩酸に溶けて別のものになることを,蒸発させ,粉末アルミニウムをよこせと要求し,比較し,白い粉(塩化アルミニウム)と粉末アルミニウムを水にも塩酸にも溶かし,ほら違うと示した子どもたちには脱帽でした。実践後「友達と一緒に学習したいと思うのはどうしてですか?」の質問に「楽しいから」「不安だから」よりも「よく分かるから」と彼らは答えました。M先生(我々の同志のお一方)のブログを読んで,気になって聞いた授業で役に立つ順位は,やはり1位「友達」2位「教科書最下位先生」でした。ただ,「先生」を最下位にしなかった子に「何で?」と後で聞いたら,「先生にもいろいろいるから」と言われ,?となり,怖くなってそれ以上聞けなくなりました。

 ?役に立つ方がいいのか?立たない方がいいのか?自分はどっちの先生だ?

 と思いました。まあ,子どもが分かってくれればそれでいいのですが。』

 私は、このメールを読みながら、涙を流してゲタゲタ笑い続けました。特に、『「先生にもいろいろいるから」と言われ,?となり,怖くなってそれ以上聞けなくなりました。』の部分は、20秒間ぐらい笑い続けました。私はなんて幸せなんだろうと思います。だって、新潟地方都市職場で、こんな楽しいメールを読んで笑い転げ、それに返事をすることが仕事の一つなんて・・・。