西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

06/11/03(金)

[]やっぱりね(その4) 18:17 やっぱりね(その4) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やっぱりね(その4) - 西川純のメモ やっぱりね(その4) - 西川純のメモ のブックマークコメント


 (その3)を読まれた、我がゼミの方から以下のようなメールが来ました。その方は、若い後輩教師(Aさん)が学び合いを理解する過程での成長を、ICレコーダーに記録されるAさんの声を聞きながら分析中です。

 『メモを読んで、最近A君の音を聞きながら何となく思っていたことを書きます。メモの中に以前は「怖い」先生だったという言葉がありました。学び合いを成立させる先生に必要というか、あった方が楽なのは「こわさ」のような気がします。『怖さ』ではなく『畏さ』の方ですが。

 西川ゼミがこれほどまでに先生抜きでもハイレベルゼミ運営を可能にしているのは、西川先生に対する畏れが我々にあるからです。西川先生は、適当なことをやっていては、ごまかしのきかない相手であることを我々は知っています。でも、通常の会話では先生をちゃかしたりからかったりするような発言もします。冗談が通じる相手であることも知っています。

 教師と子ども距離感も同様です。先生がいつもおっしゃるように子供は教師の腹を見透かします。教師の人となりも見透かします。この人の言うことなら一応やってみるかと思わせられるだけの力のある先生なら学び合いが軌道にのるまでの時間は、そうでない先生より圧倒的に早くなるのは間違いのないところでしょう。そのあたりが「○○さんだからできるんでしょ。」発言につながるのでしょう。管理者としての能力と置き換えられるのかも知れません。ただ、学び合いを支える根本は「勉強の面白さ」「関わることのおもしろさ」だと私は思います。何となく思っていたことをよくまとまらないままメールしました。最近のあなたは忙しくってゆっくり話すヒマもないから。ウフフ。』

 このメールを読んで、なるほど、と思いました。と同時に、このままだと誤解される可能性があるので、補足します。たしかに『畏さ』があった方が、いいかもしれません。でも、それは必須ではありません。必須なのは、学び合いをテクニックと捉える のではなく、考え方と捉えることが出来るかだと思います。 それによって成立する学び合いによって子どもが感じる、「勉強の面白さ」「関わることのおもしろさ」が学び合いを維持・向上させます。

 学校教育は何のためにあるのか、子どもとはどんな存在なのか、そして自分(教師)は何をなすべきか、という考え方が必須です。それさえあれば、結局、子どもたは学び合い、全方位で高いレベルを達成します。おそらく『畏さ』があれば早いでしょう。でも、『畏さ』が無くても、『おもしろさ』でも十分です。『人の良さそうな雰囲気』でもOKです。ようは「とりあえずやってみよう」ということが出来さえすればです。さらに、それらが無くても、考えさえあれば2ヶ月で出来ます。それだけのものにすぎません。

 私も定時制高校暴走族子どもを教えたときは、虚飾の怖さを身にまとったときが短時間有ります。でも、直ぐ脱ぎました。だって、どう考えても彼らの怖さの方が数段上ですから。そして、彼らの怖さも、結局、自分が身にまとおうとした虚飾の怖さであることに気づき、その下には小学生のような可愛い坊やとお嬢ちゃんがいることをしれば、どんなに怖いカッコしても、撫で撫でできます。虚飾の怖さはナンセンスだし、無意味です。 従順そうに見える子たちを教えている人は、そのナンセンスさに気づかず、虚飾の怖さを身にまといます。でも、子どもたちの本当の怖さは、暴走族の怖さではありません。クラス子ども集団の賢い子どもが、「正当な理由」で教師を拒絶し、それがクラス全体に広まったときです。その時は、子どもだけではなく、親も、そして同僚も敵になります。

 ちなみに、私の『畏さ』の根源は、「単位で脅すこと」によって立つわけではありません。それは虚飾の怖さにすぎません。それによって立つ教師は少なくないですが、そんなの子どもたちに正当に責められたらアウトです。私の私の『畏さ』の根源は、めちゃめちゃ高い要求をするからです。そして、その要求は、その人にとっても、また、その人が属する集団においても正当であり、意味があることを子ども集団が理解しているからです。教師がすべきなのは虚飾の怖さを身にまとうのではなく、課題の意味をちゃんと説明することだと思います。そうすれば、子ども集団は理解し、理解してもらえない子ども子ども集団が説得してくれます。

追伸 我がゼミの現メンバーOBOGだと、理解してくれると思うのですが、その他の方が誤解する人がいるかも知れませんので蛇足で説明します。先に紹介したメールの発信人は、三十代後半の授業力の凄くある男性教師です。馬鹿馬鹿しい ですが、さらに付け加えると、私もその人も「そのての趣味」はありません。我がゼミは、超真面目な話を、超馬鹿話の中に埋め込んで話す習慣が成り立っている集団なのです。蛇足ながら。

[]脅す言葉 18:17 脅す言葉 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脅す言葉 - 西川純のメモ 脅す言葉 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 息子が悪いことをして、それの自覚がない場合、「寝ない子誰だ(有名な幼児絵本タイトル)が来るぞ~」と脅していました。相当、びびります。最近、別な言葉で脅しています。

 息子が気にしている女の子が3人います。一人は年下の女の子で、息子は、その子が可愛くて可愛くてしょうがありません。一人は、息子と同級生です。息子に優しく、ややしくしてくれる子です。最後の一人も同級生です。しっかりタイプで、クラスの遊びを仕切ります。息子をしっかり世話してくれます。最近は、「○○ちゃん(息子の名前)がこんなことをする子だなんて、○○ちゃん(先の3人の女の子)に教えちゃおうかな~。」と言います。と、「言わないで、言わないで、ごめんなさい」と直ぐに必死に誤ります。考えると、3人の女の子の特徴は、男性女性に求める三つの側面を代表しています。本当に、男性女性には頭が上がらない。

[]作品展 18:17 作品展 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 作品展 - 西川純のメモ 作品展 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日は、息子の幼稚園の作品展です。出張が迫っているので、駆け足で見ました。成長を感じます。年長の息子の作品を見た後、年中、年少の子供の作品を見ると、「あ~、そうだったんだよな~」と思い出します。来年小学校です。ドキドキします。

[]研究テーマ 18:17 研究テーマ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 研究テーマ - 西川純のメモ 研究テーマ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 研究テーマタイトルを見れば、その研究レベルが分かります。わけの分からんタイトル研究は、論文の中身もわけも分からんに決まっています。だって、論文の内容を筆者自身が理解していれば、タイトルに現れるからです。さらに、タイトルを短く表現できるとき、その研究は一流です。

 小学校1年生の学び合い研究していたFさんが久しぶりに大学に戻ってきました。そして、個人ゼミをしました。とても素晴らしい研究になりそうです。Fさんの研究テーマを短く表現すれば、「学び合いをすれば、大人になる」というものです。学び合いを分かっている方だったら、直ぐに何を言っているか分かると思います。これからFさんは、教師が感じる「子どもの幼さ・未熟さ」と「子どもの成長・成熟」の実態は何かを明らかにしてくれるはずです。う~ん、絶対に良い研究になる!

[]ブログ 18:17 ブログ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ブログ - 西川純のメモ ブログ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 ゼミ生のKinさんは、ニヤニヤしながら「これ言うと、先生泣いちゃうから」と言いながら、学び合いにおける子ども達の素晴らしさを示すエピソードを語ります。そして、見事に術中に陥り、ボロボロと感激の涙を流します。

 私はゼミ生にブログを強く進めます。西川研究室は大所帯です。そして、年齢も幅広いです。そして、常にだれかは実践研究に入っているため、全員がそろうことは限られています。その集団の中で情報を共有するには、インターネットが有効で、特にブログは有効だと思います。情報共有によって、互いの目標を確認します。だれが、大変であるかが分かれば、問題が大きくなるまでにサポートし合うことが出来ます。

 また、ライブは素晴らしい効果があることを今年実感しました。学び合い実践をしている渦中にゼミ生が入ることによって、書籍や話では伝えられない様々なものが伝えられます。ところがKinさんと、S先生はそれとブログを組み合わせました。

 ライブに行った学生は、感激します。子ども達がどんなに凄いかを、ブログに書きます。私はそれを読んで感激します。そのブログをKinさんとS先生は、ライブにおいて学び合いをしている子どもに見せたのです。それによって何が起こったかは、言葉を必要としません。そのことをKinさんのブログで読んだとき、背筋が「ぞ~」として、そしてボロボロと泣き出しました。「なんて、自分は愚かだったんだろう。なんで、このことに気づかなかったんだろう。本当に自分は大馬鹿者だ」とうれし涙を流しました。

 ゼミ生がライブに出来るだけ多く行けるように、私は場を設けよう。そして、そのゼミ生の感激を公開し、ライブの場である学校教育還元しよう。それこそが望ましい、教育研究であり、教員養成であり、教員再教育の姿です。そして、それは、学校の理解を得れば、とてつもなく簡単に実現できます。

[]最後のテーマ 18:17 最後のテーマ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最後のテーマ - 西川純のメモ 最後のテーマ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 『もちろん教育研究テーマはまだありますが、現在得ている考え方以上に汎用性の高く、効果が絶大で、教育根本に迫るものを、私の人生において見い出せるとは思えません。』と最近メモの書きました。何故、そのように思っているかと言えば、我々の考えがとてつもなくあたりまえだからです。そして、それを実行している人が少ないからです。たとえ話をしましょう。

 ある国では、薬品健康補助食品が満ちあふれています。そして、その薬品健康補助食品の研究は盛んで、毎年、新薬が開発され続けています。ところが、その国の人々は若年・中年にガンや脳卒中心筋梗塞で死んでしまう ため平均寿命は短いのです。何故でしょう。理由は、その国の人の喫煙率は高く、本数も多いためです。塩分・脂肪の多い食事を大量に食べるのが、その国の食生活です。そして、運動は殆どしません。その国の人たちも、タバコをやめ、塩分・脂肪を控え、適度の運動が体に良いことは分かっています。でも、そうはせずに、薬品健康補助食品に頼ることによって健康を維持しています。

 その国の医者は何をすべきでしょう。「薬品健康補助食品に頼るのではなく、タバコをやめ、塩分・脂肪を控え、適度の運動が必要である」ということを国民に伝え、納得させることが第一です。ところが、「薬品健康補助食品に頼るな」と言ったとたんに、「薬品健康補助食品は体に良いんだ!何故やめるんだ!」という反発が起こります。今の我々はそういう状態に置かれているように思います。

 おそらく、薬品健康補助食品の開発研究は今後も続くでしょう。でも、そんなものに意義を見いだすことは出来ません。

 我々が伝えるべきものは多いと思います。例えば、心地よいクラスが成立するときに勉強が出来、心地よいクラスが成立するには勉強という共通の課題が必要である。また、教師一人が全てを担うより、子ども全員が必死になってやったほうが高い成果を達成できる。とてつもなく当たり前です。ところが、「成績を上げるには、とりあえず集団づくりは横に置いて、とにかく勉強した方が良い」、「仲良くなるためには、勉強に縛られる必要はない」、「教師だけが勉強を分かっている」という考え方が横行しています。