西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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06/10/31(火)

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 本日は、楽しみであり不安な日でした。

 先週の木曜日にN小学校に行きました。そこでは学び合いを理解しようとする先生の授業でした。ところが、子どもが動きません。その先生に聞いたところ、そのクラスはその先生の担任クラスではありません。教科指導のために再編成されたクラスです。それらの再編成されたクラス群は、教員がローテーションして担当しています。そして、そのクラスは、直前まで別の先生担当されていました。その先生は、教師の指導の重要性を大事にする先生です。

 木曜日の授業の後、学び合いを理解しようとする先生と話し合ったところ、自分のクラスとの違いを驚かれていました。とにかく、動かないいことを、驚かれていました(その先生の担任のクラスでは、子ども達は学び合っています)。そこで、学校教育は何のためにあるのかを語るべきだと言いました。「学び合う教室」にも書きましたが、教師の「腹」は子どもは見透かします。何も語らずとも、子どもは教師の「腹」を見透かします。だから、子どもを有能と思う教師のクラスでは、何も語らずも子どもは動きます。ただし、教師の「腹」を探る期間が必要です。そのため、2ヶ月ぐらいかかります。ところが、教師の方針を明確にすれば、そのロスが省けます。そこで、ちゃんと語るべきだとお話しした次第です。私は、語れば子どもは変わると確信しました。だって、その先生は「いい先生」ですから。でも、木曜日に見た子どもの姿を思い起こせば不安です。だって、木曜後の時間は、金曜日月曜日の二日だけなんです。

 本日、その先生の授業を見ました。初めの2分で大化けしていることが分かりました。5分後には表出し、10分後には確信に変わりました。本当に、同じクラスとは全く思えません。先週の木曜日には動かなかった子ども達が、じゃんじゃん動いて勉強します。木曜日には、そのクラス勉強の出来る子が黙々と一人で勉強していました。ところが、今日は、その子の周りに固まりが出来て、ニコニコしながら教えています。大小の子どもの集団が出来上がり、それが烏合集散しているんです。授業後にその先生と話しましたが、ニコニコしながら「先生(つまり私)が言ったので、学校教育意味を熱く語りました」とおっしゃっていました。そして、それを言った後、子ども達が「説明して良いのか分からなかった」と言っていたと教えてくれました。さもありなんと思います。子ども学び合いたいのに、教師が駄目だというと思って学び合わないだけのことです。教師がハッキリと学校教育目的を語れば、学び合うのは理の当然です。

 私は小学校の実践経験はありません。小学校の授業を参観する度に、「すごいな~」と先生方を思います。その凄い先生方に「偉そう」に「こうすべきだ」と語ります。本当に、申し訳なく、不遜であると恥じます。でも、私が「偉そう」に語ることは、尊敬すべき小学校先生方が私に教えてくれたことの「受け売り」です。だから、語ります。そして、本日も、尊敬すべき小学校先生方から私が教えてもらったこと(そして偉そうに語ること)は、凄いことであることを、実感しました。本当に、魔法 みたいです。