西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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06/01/30(月)

[]金鉱 16:40 金鉱 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 金鉱 - 西川純のメモ 金鉱 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 高校教師OBが授業で「文明と文化」を小学生に分かるような表現を書かせました。そして、その結果小学校教師のOBクラスで「分かったか?」で評価してもらいました。その記事を読んで、凄く興奮しました。凄い金脈があるように感じます。この種の直感は絶対に正しい。

 行って、帰っての段階ではなく、次の段階があるように感じます。つまり、その小学生の一連の評価を受けて、「文明と文化」の違いとは何かを高校生が考えます。高校生が書いた「文明と文化」を受けて、小学生が自分なりの「文明と文化」の違いを高校生にぶつけます。「文明と文化」という題材が適切か否かは、今の段階では分かりません。でも、Ymさんの研究をひもとくまでもなく、異質であれば、異質であるほど、その接触によって得るものが大きいはずです。その成果を決めるものは、「いつも通り」課題の目標です。一回の営みではなく、その先にあるものが一つ一つの質の高さを保証してくれます。

 とても興奮した。KさんYzさん、ありがとう

06/01/29(日)

[]命の洗濯 16:41 命の洗濯 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 命の洗濯 - 西川純のメモ 命の洗濯 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 久しぶりで、家族温泉に行きました。月岡温泉です。実にのんびりしました。しかし、家で体重計で計ると1.5Kgも増えていた。命の場合は、洗濯すると、増えるんだ~

06/01/24(火)

[]織田信長 16:43 織田信長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 織田信長 - 西川純のメモ 織田信長 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 たしか司馬遼太郎の本に、織田信長に関して印象深い分析がありました。彼によると、織田信長の偉大さは、「桶狭間の勝利」を繰り返さなかったことだということです。尾張半国の領主にすぎない織田信長にとって三国の太守である今川を破る方法は、情報戦による遠距離移動奇襲という危険性の高い方法しかありませんでした。幸い、信長は大勝利しました。しかし、その後、信長はその方法を採ることはありませんでした。司馬遼太郎は、それが偉大だったと分析しています。仮に勝利したときの代償が大きくても、ロシアンルーレットを繰り返せばいつかは死ぬのは理の当然です。ところが、危険性が高くとも成功すると、その成功に酔い、繰り返し使いたくなるものです。その誘惑に勝てたらからこそ、歴史に名を残せたのだと分析しています。

 ライブドア堀江さんの事件を聞きながら、昔読んだ本を思い出しました。

[]ありがとう 16:43 ありがとう - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ありがとう - 西川純のメモ ありがとう - 西川純のメモ のブックマークコメント


 最近メモの滞りがちです。滞っている理由は二つに一つで、一つは落ち込んでいる、二つめは忙しいです。現在は、二つ重なっています。

 「お上」への書類づくりに追われています。関係者一同が、「心配だ」、「問題だ」とは言いますが、どうしたらいいかという代案無しです。頼りの方も、皆さん忙しく。ということで、心配性の私があたふたしています。その仕事に集中したいがために、関係者に仕事をふっても、その重大さが分からず、すっぽかされると、本当に力が抜けます。

 気楽に仕事を振っているように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。私が関係者に仕事を振る場合は、私自身のための仕事ではありません。私たちのための仕事です。その仕事が成り立たないと、我々の研究に関わる予算が最低でも数十万円、中には百数十万円が関わっています。みなさんから、「これが必要」と言われたとき、ごちゃごちゃ言わずに買えるのは、そのような予算の積み上げであることを忘れないでね。それに、私の振っている仕事によって、今後の数百の人の2年間の人生が変わったり、十数人の人生が変わったりします。前回の学内改革の時は胃潰瘍と肝障害になってしまいました。最近は血圧が上がり始めています。本当だったら、全ての情報を開示し、協働したいと思いますが、それは不可能なんです。

 でも、本日、嬉しいことがあった。本日M2の方の口頭試問がありました。本当でしたら、大学教師としての最大のイベントのはずです。ストレスの源泉のはずです。ところが、月曜日までそれをすっかり忘れていました。コンピュータリマインダーで思い出した次第です。そんなに忘れられるのは、M2の方々の研究に関して、みじんも不安を感じなかったからです。本当に感謝します。ありがとう。皆さんの発表を誇らしく思いながら聞かせていただきました。

 我々が目指すのは日本教育改革です。教育改革と言っても、教育制度の改革でもなく、教育方法の改革でもありません。意識の改革です。その意識の改革によって、何が起こるかはみなさんご承知のことと信じています。ということで、M2の方に、これから何を期待しているかはご存じですよね。

06/01/18(水)

[]ラブレター記念日 16:44 ラブレター記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ラブレター記念日 - 西川純のメモ ラブレター記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 幼稚園の同級生の誕生日の日に、息子はお祝いの言葉を紙に書き、それをプレゼントしています。書き始めた当初は「おめでとう」の5文字程度で、かつ、判読不能の文字が多かったように思います。しかし、最近定型的な言葉ではなくなり、かつ、判読可能の文字に変わりました。

 家内から教えてもらいました。

 ある同級生の誕生日のお祝いを書いた後、「もう一枚書きたい」と言い出したので紙を渡したそうです。家内は何を書いたかは読んでいませんでした。その日、息子を迎えに幼稚園にいったところ、幼稚園先生に面白いことを教えてもらったそうです。

 息子の一つ下に、息子のお気に入り女の子がいます。ちなみに、息子は小さい女の子が大好きです。その日、息子はその女の子に紙(「もう一枚書きたい」と言って書いた紙)を渡したそうです。幼稚園先生のぞくと、そこには「ぼくとつきあってください」と書いてあったそうです。

 夫婦は大爆笑です。今から2年半前に「おませ」というメモを書きました。その段階では、いきなり抱きついてチューをした息子ですが、2年半の成長によって「くどき」方を学びつつあります。

追伸 息子が「ぼくとつきあってください」をどのように学んだか謎でした。息子に聞いたところ、「いとしのウルトラマン」という絵本だそうです。この絵本は私が大好きな絵本で、家内が私にプレゼントしてくれたものです。それを何故か気に入った息子に取られてしまいました。その本でラブレターの書き方を学んだそうです。本当に 本好きな息子です。

06/01/14(土)

[]良い話し合いのイメージ 16:45 良い話し合いのイメージ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 良い話し合いのイメージ - 西川純のメモ 良い話し合いのイメージ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 昨日、Yuから良い話し合いは何か、という質問を受けました。未整理ですが、あるイメージ(もしくは仮説)を持っています。私自身の備忘のためメモります。

 第一に、ほぼ全員がローカル会話を活発に行っていることが兆候として現れます。全員がその話題に興味を持っているとき、パブリック会話のみでは覆いきれません。そこでローカル会話が起こります。第二に、ローカル会話からパブリック会話の移行スムーズです。それまでワイワイとローカル会話がなされていたのに、一つのパブリック会話が起こると、ほぼ全員がその会話に注目し、ローカル会話が消えます。これが起こるのは、個々のローカル会話の方向性が一致していることの証拠だと思います。自分たちのローカル会話とかけ離れたパブリック会話がなされても、ローカル会話は続きます。ところが、今、自分たちのローカル会話の「つぼ」となるようなことがパブリック会話でなされると、自然ローカル会話は中断し謹聴します。

 即ち、教室レベルの集団における良い会話とは、ローカル会話を使いながら全員が会話に参加しつつ、そのローカル会話の話題の方向性が一致し、ローカル会話の成果がパブリック会話に反映される、というものです。そして、それをなさしめているものは何か?私は、話題提供者が方向性一致し得るような話題を提供し、制御していることによると考えています。

 以上は、私のイメージ(もしくは仮説)ですが、おそらくメンバーICレコーダーを渡し記録すれば、それが明確になると考えています。この調査の対象になり得るだけの質の高い会話を実現している集団は、我々ぐらいじゃないかと不遜ながら思います。

追伸 言うまでもなく、話題提供者に原因の全てを背負わせるのは我々の考え方ではありません。結局は、その集団の教師(全体ゼミにおいては私)が、メンバーに共通の方向性を持たせているか否かだと思います。

06/01/13(金)

[]全体ゼミ 16:46 全体ゼミ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 全体ゼミ - 西川純のメモ 全体ゼミ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日の全体ゼミは嬉しいことがありました。

 Yuの発表があり、その最後に現職院生のKさんが「もういいかな?」と質問がありました。その際、Yuは「最後に皆さんが考える良い話し合いとは何かを聞きたい」と言いました。その質問は目標レベルと判断したので、私は「それに関しては私が応えたい。みなさんは色々な応えがあると思うが、私の願いがある。皆さんに聞いて欲しい。」と応えました。そしてYuには「そんなことはYuが決めればいい!世の中のどこかに良い話し合いの正解があるのではない。我々は正しいものを直感的に見いだすことが出来る能力を生まれつき持っている。Yuが感じる良い話し合いは、きっと良い話し合いである。それを何故、「良い」と思ったかを、質的・量的に明らかにするのが我々の学術である。出発点は自分の直感だ。君が主張しなさい。」と久しぶりに説教をかましました。

 それから、2時間後、ゼミ室よこのお茶室で、Yuを横に座らせて、「今日はおまえを褒めることがある」と言いました。「何を褒めるか分かる?」と聞きましたが、Yuは分かりません。私が褒めたのは、最後の質問です。もし、全体ゼミ発表が、単なる義務ならば、人から「もういいかな?」と言われれば、直ぐに「はい」といい終わらせます。ところがYuは、それに対してさらに質問を言いました。つまり、全体ゼミを義務ではなく、自分を高める手段として全体ゼミを捉えている証拠です。

 私は西川研究室の全体ゼミ目標を以下のように書きました。それはお題目で書いたのではありません。本当の願いです。Yuはそれに応えてくれました。

 『ゼミ目標は、「他者から多くを得て、他者に多くを与えることによって、自らを高めていく」です。全体ゼミ目標は、「出来るだけ異質なメンバーから多くを得て、出来るだけ異質なメンバーに多くを与えることによって、自らを高めていく」という目標が設定されます。つまり「異質」がキーワードです。その目標の基に、各発表者が目標を定めてください。それは発表において明示して欲しいと思います。つまり、どのようにデータをとったらいいか、とか、この教材で子どもはついてくれるかのように、自分の発表に関して、どんな意見を求めているのかを具体的に明示して欲しいと思います。』

追伸 いうまでもなく、最後に質問したからOKであるわけはありません。何を目指しているか、何をなしているかで評価されます。そして、私は結果で評価し、過程・方法で評価していません。

06/01/12(木)

[]評価 16:47 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 「忙しいを誰も言わない学校」を読み終わったある方から、こんなメールをいただきました。

 私の学校は全校生徒50人の小規模の中学校です。(おわかりだと思うのですが・・・)自然に「総合」では異学年学習になります。そこで一番の問題になるのが「評価」に関してです。1学期、2学期とあまり考えず感覚的につけていました。(細かく評価しろといわれても忙しくなるだけなのですが・・・)こんなんでいいのかなぁと思いました。

 また、○○中学校で異学年学習を行っており、そこに研修にいったときの話です。その学校は中・大規模中学校です。理科の電流に関して1・2・3学年(33人くらい)で勉強をしていました。全員楽しそうに学習に取り組み、求めることができなかったのは10班中1・2班でした。その後の授業検討でも「評価」に関して問われ、何を基準に評価するのか?知識の差があるにもかかわらず、同じ評価基準でいいのか?ということでした。しかし、授業者の先生は「総合では、他学年とはなしをしたり触れ合うことが目的だからどうのこう」といってごまかされました。

 学習指導要領では「総合的な学習の時間に行った「学習活動」,「評価の観点」を記載した上で,それらの観点のうち,児童生徒の学習状況に顕著な事項がある場合などにその特徴を記入するなど,児童生徒にどのような力が身に付いたかを文章で記述する。」とありました。

 同僚の先生も評価に関して「この本は評価に関しては書いていないね」といわれました。

 評価に関してアバウトなもの(評価しにくいもの)に最大105時間もつかえることが不思議に感じてきました。そのくせ学力向上させろと言われても現場は忙しいのに・・・となってしまいます。ハード面を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?自分のようないち講師があがいてもしょうがないことですが、先生がなにかご存知でしたら、教えてください。

 本日の2年生ゼミでも同様な質問を受けました。内容は、私語や立ち歩きを許すようなクラスで、どんな態度を評価したらいいのか?というものです。

 私の返答は、ほぼ同じものです。まず聞いたのは、「その授業の目標は何なの?」ということです。何を評価していいか分からない、ということは、何を目標にしていいか分からない、と同値です。だって評価というのは目標を達成したか否かを評価するのですから。もし教師が何を目標にしているか分からなければ、子どもたちに何を目標とするのかを語れるのでしょうか?もし、語れなければ、子どもたちは何を学習するのでしょうか?ナンセンスです。

 では何を目標とすべきなのでしょうか?実は簡単なんです。だって、指導要領や管理職学校のしがらみで決まっているならば、それが目標なんです。だって、きれい事言ったて、宮仕えの 身である我々はそれに従わなければならないんですから。それを率直に子どもに語らなければなりません。なんだったら、「いや~、先生もつらいんだよ」というような本音で語るべき場合もあるでしょう。

 もし、そんなものがないか、アバウトならばどうしらいいでしょうか?それは、自分や自分たちで決めればいいんです。宇宙のどこかに、フワフワと評価の正解があるのではなく、教師である我々が子どもたちの前で胸を張れる目標を語ればいいんです。それでは、どのような目標を語ればいいのでしょうか?それは、その人の学習者観・授業観・学校観が決め手なんです。学習者観・授業観・学校観は抽象論やお題目ではありません。それらは、明確な目標を語る指標となるべきものです。逆に言えば、それに繋がらない学習者観・授業観・学校観は抽象論やお題目です。回り道であっても、それに耐え得る学習者観・授業観・学校観を形成し、それに戻って考えるべきだと思います。

 ちなみに、私に質問をしたお二方は、両方とも我々の学習者観・授業観・学校観をご存じな方なので、それは省略しました。要は、その学習者観・授業観・学校観に戻って考えれば、自ずと「その人の答え」が出るはずです。

追伸 もし上記のように考えたならば、本に細かな評価項目を書いてあるなんて、不遜か愚かなことだと思います。だって、その学校クラスの諸条件を著者が千里眼で分かるわけありません。我々が出来るのは、そのようなことが自分で考えられるベースとなる学習者観・授業観・学校観を事例を通して共感してもらうだけのことです。

追伸2 某大学の事務系のある方が笑いながら『事務方が下案を用意していると「何で、そんなことを事務が決めるんだ!」と先生方から文句を言われる。そのくせ、下案無しで検討を求めると「下案無しで検討出来るか!」と先生方から文句を言われる。』と愚痴っていました。でも、そんな程度の「先生方」は文句は言えても、代案は出せないので、事務方が作った「下案」通りの案を受け入れるという「無様な」ことになります。他人様からどんな「下案」を出されても、それをニコニコ受け入れたふりをして、自分自身の願っていることを実現するのが教師です。だって、それが子どものためだったら、そうすべきでしょ。「指導要領や管理職学校のしがらみ」がどんなものがあっても、頭を使えば逃げ道はあるものです。「何で、そんなことを決めるんだ!」、「下案無しで検討出来るか!」と文句を言っているのは、単に怠惰なのかもしれません。

06/01/11(水)

[]変な気持ち 16:49 変な気持ち - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変な気持ち - 西川純のメモ 変な気持ち - 西川純のメモ のブックマークコメント


最近メモ更新が滞りがちです。メモ更新が滞る理由は二つです。一つは、とてつもなく落ち込んでいる。もう一つは、とてつもなく忙しい。幸い、最近後者です。本日も、会議で「善人」を立場上、責める言動をしました。致し方ないとはいえ、やな気持ちです。そのようなことが分単位で続きます・・・。

 そのようなとき、ほっとするようなことがありました。授業をしている学生さんからメールがありました。内容は、成人式地元に帰って、振り袖姿で本屋に寄ったら、我々の本があったそうです。本の著者と一緒の空間にいることを不思議に思ったそうです。そして、自分の本が知らない人に読まれるとことは「変」な感じではないか?、というメールをいただきました。

 正直言って、最初の本を出すときは、そんな変な気持ちを感じました。しかし、今は嬉しく思っています。平均すれば、週に1通程度、嬉しいメールをいただきます。日本全国の見知らぬ方から、本の感想をいただきます。著者にメールする人なんですから、ちょ~真面目な方です。その方から、その方の人生ポジティブな香りをプンプンさせたメールをいただけると、本当に幸せになります。

 その学生さんには、変な感じではなく、嬉しい感じだと返信しました。あたかも、風船に手紙を付けて飛ばしたら、遠い町から手紙が来たような気持ちだと書きました。

[]アーメン 16:49 アーメン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アーメン - 西川純のメモ アーメン - 西川純のメモ のブックマークコメント


 私が小さい頃、教会に行きました。といいまして、うちがキリスト教というわけではありません。私の「家」の宗教は「葬式仏教」程度のものです。しかし、なんかの加減で通うことになり、親も「まあ、いいことだろう~」という、いかにも日本的な宗教観で通わせました。

 その当時、不思議だったのは「アーメン」という言葉です。「天にまします」で始まる主の祈りの最後は全員で「アーメン」と唱えます。神父様の説教の合間、合間に、大人の人は「アーメン」と唱えます。「アーメン」って何だろう、と当時思いました。高校の後期と大学に「宗教」に凝り、聖典を読みあさったことがあります。その中にキリスト教聖典(及び外典)を読みましたが、不思議と「アーメン」はありません。その後、アーメンというのはヘブライ語で「その通り!」という意味であることを知りました。

 本日、夕食を食べているとき、家内と「息子はハンサムだな~」という親バカ会話をしました。その時、「○○は本当にイケメンだな~」と言いますと、息子は「イケメンじゃないよ~」と言い出しました。夫婦で、「イケメンじゃなくて、何なの?」と聞きました。息子は「アーメン」だよと言いました。夫婦で大爆笑しました。ちなみに、息子は現在キリスト教系の幼稚園に通っています。

06/01/08(日)

[]ありがとうございました 16:50 ありがとうございました - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ありがとうございました - 西川純のメモ ありがとうございました - 西川純のメモ のブックマークコメント


 上越市で昨日、臨床教科教育学会を開きました。上越市に雪がつもるのはセンター試験の頃からです。1月の第1週は雪はないのが通例です。ところが、ことしは19年ぶりの大雪です。連日、太平洋岸にあるキーテレビ局北陸地方大雪を報じます。あの情報を見れば、上越教育大学は3mの雪に封じられているように思われるでしょう。ところが、上越市はそれほどの雪は降っていません。しかし、あの報道を聞いた人がびびるであろうことは予想つきます。従って、参加予約者の殆どはこないと予想しました。

 ところが、予想に反して、命がけで車で来た人、5時間以上の電車の不通にめげづに来た人で会場はいっぱいです。びっくりしました。主催者の一人として、ありがたく思いました。当日の発表は内容があるものばかりです。参観者の苦労に報いる内容だと確信しました。

 発表者の皆さん、参加者の皆さん、スタッフの皆さん、有り難うございました。心に響きました。昨日のことで、私の持っているあるイメージは「確信」となりました。

06/01/02(月)

[]明けましておめでとうございます 16:51 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ のブックマークコメント


 明けましておめでとうございます。

 私は27歳で上越教育大学に勤め始めました。昨年末に永年勤続の表彰をいただきましたが、ちょうど65歳の退職までの半分をすぎました。退職まで19年間です。まだ、私が60歳代になった時をイメージすることは出来ません。でも、50歳になった頃をイメージすることは出来ます。新年の決意としては、最長で5年間のうちに、我々が置かれた環境を大きく変えたいと思います。我々がやっている臨床的研究、そして、その結果から明らかになった新たな学習者観・授業観・学校観を、学術の世界と実践の世界において、相応の地位を固めたいと思います。関係各位のご協力を切に願うものです。