西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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05/06/28(火)

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 私は二千人規模の学会の学会誌編集事務を一人でやっています。年三回、学会誌は発行されます。学会誌なんですから、専門性の高い論文が掲載されています。それを読んでも理解できないものが大半です。たとえば、ダスコビットという文字が書かれています。これは誤字でしょうか?もしかしたら、知らないということを言うことがとてつもなく恥ずかしい偉い偉い教育学者かもしれません。また、統計学的な熟語かもしれません。そうじゃないと言い切れる人っています?

 そんな言葉が羅列されている論文が一杯載っているのが学会誌です。そのような論文の原稿が印刷所に行き、ゲラが出来ます。著者と印刷所との連絡の関係です、誤字・脱字が生じる可能性があります。それをチェックしなければなりません。そんなこと私一人で出来るでしょうか?いや、100人の校正者がいたとして、ミスの可能性を0にすることが出来るでしょうか?それは無理です。でも、文句を言われない方法はあります。それはなんだと思います?

 それは、全ての原稿を著者にチェックをさせるんです。つまり、責任を共有することです。仮にミスがあり、そのことを文句を言い出したなら、「え!?あなたもチェックしたでしょ?」で一件落着になります。私は、そのようなチェックシステムを構築しているので、一人で事務局を担当することが出来ます。

 本日、ある中学校から「評定・評価」に関する講演をするよう頼まれました。さっそく、現場の先生の人から、「評定・評価」現場で中学校で困っているところは何かを聞きました。小学校を含めて学校現場における「評定・評価」を改めて、聞きました。正直あきれました。聞いてはいましたが、聞きしにまさる馬鹿らしさです。

 ブルームに端を発する評価の改革は、私が大学院生の時代以前にありました。その当時、原書でブルームの本を読みましたし、その背景となる心理理論も学びました。その当時の評価の現状から考えて、画期的であり、院生の私を感激するに値するものでした。現在の「評定・評価」とは、なんと、その当時の古色憤然たる理論に基づいています。なぜ、そんな古い理論が現在に適用されたかを理解したければ、今から5年弱まえに書いた「最新理論」をお読みください。そこで書いた、善良な研究者が指導要領を書ているんです。

 色々と困っていることを聞きましたが、その中で大きなポイントは、公開性です。つまり、つくった評定・評価を保護者に見せられない点です。そして、見せるために、二重帳簿、裏連絡が横行していることです。それではブルームの本来の趣旨を生かすことは出来ません。彼の本には書かれているのですが、彼を紹介する和訳の本には殆どふれられていないことですが、彼の趣旨は、学校教育を卒業した後も、必要に応じて学ぶために学校に戻るような市民を育成することなんです。

 でも、学校現場の気持ちも分からんでもありません。どんな基準を作ったとしても、保護者からはクレームが来ます。そのクレームが恐ろしいので、限りなく、馬鹿馬鹿しい、曖昧な評価・評定をつくることになります。では、どうしたらいいでしょうか?それは上記に書いたとおりです。問題を解決する方法は、子ども・保護者を巻き込んで評定・評価をつくればいいんです。ポイントは、個別対応にするのではなく、子ども集団、保護者集団と教師(教師集団)が関係を持ちつつ作り上げることです。

 今日、決まった講演では、そんなことを話そうと思います。同時に、Kさんが、私の思いつくレベルの、その先を明らかにしてくれることを期待しています。