西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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04/12/29(水)

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 毎年のことながら、修論の目鼻がつき始めると院生さん・学生さんがオーラを出し始めます。その段階に達すると、私を乗り越え、高い次元に進みます。それによって、私もその後を続くことによって、私もより高い次元に進むことが出来ます。Ymさんはオーラを出しています。最近、Ymさんより大事なことを教えてもらいました。それに触発されて、色々なことを考えました。

 異学年学習の面白い点は、多種多様な発想の違いです。幼稚園から小学校に入ったばっかりの小学生1年生、もうすぐ中学校に入ろうとする小学校6年生は年齢で倍の開きがあります。当然、発想が違います。それ故、同学年では堂々巡りの議論に陥ってしまうのが、他学年の発想によって打開することが出来ます。ところが、もし、その発想の違いが暴走した場合、収拾がつきません。

 院生さん同士で議論が沸騰し、学部学生さんが入れない状態に陥ることがあります。その原因は色々あると思います。しかし、黙っている学生さんに、何故話に入り込めないかを聞いた時に、「話の展開が早すぎてついていけない」ということが多いように思います。その原因は多種多様な発想にあるのではということをYmさんから教えてもらいました。なるほどと思いました。例えば、ある人が発表者に質問をします。しかし、その質問の内容は、必ずしも直ちに全メンバーが理解できるとは限りません。二人の話を聞いているうちに、「あ~、そういうことかな~」と理解でき始める頃には、別の質問者が別の質問をします。その質問者は、全く異質な視点から質問することになれば、先と同じように、二人の話を聞きながら、その意図を理解するしかありません。二人の話を聞いているうちに、「あ~、そういうことかな~」と理解でき始める頃には、別の質問者が別の質問をします。以下、それが続きます。

 その集団で議論している前提を理解している古株のメンバーや、議論されている対象に関して経験豊富な人(つまり現職院生さん)は、奔放に変化する話題を俯瞰して理解できます。しかし、そうでないメンバーの場合、質問者と発表者の議論を理解するだけでアップアップになってしまいます。そして、議論を理解した後に考えられる、そのメンバーの発想を生み出すことが出来ません。その結果として、古株メンバーは多様な発想を得るという異学年学習の利点を享受できなくなります。

 西川研究室で行われた異学年学習に比べて、西川研究室はより困難な点があります。それは、今までの異学年の場合、総合学習にせよ、教科学習にせよ、共通の目標があります。そのため、発想が多様であっても、一つの話題に関連した発想です。だから、各々の発想を理解し合い、関連しあうことがやりやすいとも言えます。西川研究室は多種多様な研究テーマを持ったメンバーの集団です。年齢もバラバラです。であれば、全体ゼミの目標を設定する必要があります。この目標の設定を明示しなければならないという必然性は、より等質である同学年集団より高いと思います。

 全体ゼミの目標を設定すべきであるということは、かなり以前から考えていました。なんとなれば、何か問題があった場合、その原因は集団に与えられた目標に問題がある(その結果として、問題を生じさせる関係が生じる)、と考えるのが我々の考え方なんですから。だから、「他者から多くを得て、他者に多くを与えることによって、自らを高めていく」という「全体ゼミ」(西川研究室の目標よりは下位です)の大目標を設定しようと考えています。しかし、この大目標では抽象的です。もう少し、具体的な目標(そして評価)を設定する必要性を感じました。しかし、教師がそこにまで立ち入るべきか悩みます。つまり、方法に走りすぎていると、私の頭の警告ランプが点滅しました。

 色々考えましたが、今の私の考えは以下の通りです。

 大目標:「他者から多くを得て、他者に多くを与えることによって、自らを高めていく」とする。

 中目標(大目標との関係からいえば方法):上記の大目標に基づき、西川研究室の全メンバーが設定する。ただし、全体ゼミ及び学年ゼミが「実践場面分析演習(実践セミナー)」、「専門セミナー」という必修科目に対応していることから、6割以上の出席は最低条件であるという縛りはあることは前提です。これに関しては、今年度中にメンバーに議論して欲しいと思っています。

 小目標(注目表との関係からいえば方法):これは、毎回、毎回の発表毎の目標です。これは、発表者が決めて欲しいですし、それは発表において明示して欲しいと思います。つまり、どのようにデータをとったらいいか、とか、この教材で子どもはついてくれるかのように、自分の発表に関して、どんな意見を求めているのかを具体的に明示して欲しいと思います。これがはっきりしていれば、話題が奔放に流れて、ついていけないメンバーが生じる危険性を減じることが出来、結果として、多様な発想の利点を享受できると思います。

 今のところは、全体ゼミに関しては上記のように考えています。意見下さい。なお、西川研究室としての目標の設定に関しても、考えているところです。