西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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04/11/27(土)

[]昨日の飲み会 12:38 昨日の飲み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 昨日の飲み会 - 西川純のメモ 昨日の飲み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、臨床教科教育学会の事務局の会議をしました。そのあと、OBのKさん、M1のIさん、Mさん、そして飛び入りのMさん家族と飲みました。久しぶりにハイペースに飲めたし、おもしろかった。面子が良かったことは言うまでもないことですが、どうも私は少人数の飲み会の方が会っているようです。雨あられとシャワーのように、面白い話を聞けました。その中に、印象深い名言(迷言)がありました。隣に座ったMさんのお嬢様から紙と鉛筆をお借りしてメモりました。ただし、その言葉がどのような文脈の中で、誰によって語られたかは丸秘です。

 「学級崩壊したクラスに不登校児はいない」 

 この言葉も、聞いた瞬間は大笑いしました。この言葉の是非は別にして、なぜかストンと納得できる気になりました。その奇妙なストンという感覚が面白くて大笑いしてしまったのだと思います。でも、しばらくして、この言葉の中には、とても重要な意味が潜んでいるように感じます。我々の研究室では、教室で起こる様々な事柄の原因を個人に帰属させず、集団の構造に注目します。だれかを犯人にして、だれかを被害者にするという図式は、素人的にはすんなりと納得できます。でも、その犯人を責め立てても問題は解決しないのが通例です。そして犯人でなんとかできないと、被害者を犯人にしはじめます。例えば、いじめの問題も、いじめる側を問題にしつくすと、つぎには「いじめられる側に原因がある」なんていうことが言われるのが典型です。実は、いじめる側も、いじめられる側も、犯人ではなく、教室という舞台の上にいる子どもたちに、いじめる役・いじめられる役をあてがうシナリオの問題だと考えるべきだと思います。

 学級崩壊も一つのシナリオです。そして、不登校児も一つのシナリオです。それらが同時に起こる頻度が低いならば、それぞれのシナリオには関連した構造があるはずです。もしかしたら、いつか、それが何か分かるかも知れません。その時のために、メモることにしました。

[]信じています 12:38 信じています - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 信じています - 西川純のメモ 信じています - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々が研究していることは、「子どもたちは有能である」という一言に凝縮できます。だから、今までの研究も、また、今やっている研究も、これからやる研究も、最終的な結論はそれに繋がるはずです。では、何故に、同じ結論が出ると分かっているのに研究をやり続けているのでしょうか?それは、「子どもたちは有能である」という言葉に、どれだけの深みがあるかを知るためです。

 「子どもたちは有能である」と標榜している人は少なくありません。でも、その言葉を言った舌の根が乾かぬうちに、「子どもたちは無能である」ことを前提とした指導を行います。それは、私も同じです。「子どもたちは有能である」と言っている私自身が、子どもたちを信じ切れずにいます。しかし、毎年、毎年、院生さんや学生さんの研究、それに日々の姿を通して、己の囚われに気づき、打ち破ることが出来ます。まだまだ、山ほど囚われているでしょう。私にとっては、そのような囚われに気づき、自分が いかに愚かであったかを気づくことを楽しみにしています。今年もありました。

 「子どもたちは有能である」ということの帰結として、異学年学習を我々は推進しています。ところが、それにも関わらず、院生さんの控え室と学生さんの控え室を別々にしていました。それを正当化する理由は山ほどありますが、結局、私が信じられなかったのだと思います。そのため、異学年学習を研究したKさんから、そのことを勧められたときにも迷い、結局、先延ばしにしました。今年、諸般の事情から、それをせざるを得なくなる状況に追い込まれました。そして、やってみました。結果は二重丸です。そうなってみると、迷っていた自分がバカみたいに感じます。いや、迷っていた気持ちを思い出すことは出来ません。この経験によって、私の中にある「現職院生さんと学部学生さんとの交流は経験の差が大きく難しいのではないか」という囚われを打破することが出来ました。でも、分かってみれば当たり前なんですよね。だって、私が高校現場で働いていたときに仲良かったのは、同じ若手の先生ではなく、10歳以上年上の先生、いや、30歳以上年上の先生でした。また、18歳年上のT先生とは18年間仲良くしています。

 昨日、大学院の入学試験がありました。戸北西川研究室のメンバー3人と、西川研究室を希望する奇特な他大学の学生さんが受験しました。今までの我が研究室では、現職院生さんが大学院を圧倒的に占めていました。しかし、学卒院生が増えたならば、そして、その中に本学出身者と他大学出身者が含まれるならば・・・今年のYmさんの研究が示すとおり、異質なメンバーを持つほど、集団の達成度は高くなり、心地よい集団になります。私はそのことを疑う気持ちは爪のあかほどもありません。

追伸 Sへ、Hの研究を発展させ、上記を明らかにすることが君の研究なんだよ。

04/11/26(金)

[]「期待しているよ」は怖くない 12:39 「期待しているよ」は怖くない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「期待しているよ」は怖くない - 西川純のメモ 「期待しているよ」は怖くない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我が研究室のメンバーからは「期待しているよ!」と言われるのは怖いといわれます。この感覚は我が研究室において「期待しているよ」の洗礼を受けた人でないと分かりにくいと思います。分かりにくい人に、あえて説明すれば、「期待しているよ」ということで、やらねばというプレッシャーがかかるのです。「ここまでやりなさい」ならば、それをやればいいのですが、「期待しているよ」の場合は、どこまでやるべきかは自由裁量です。低く抑えることも出来ますが、「期待しているよ」と言われると、それも出来ません。ということで、「ここまでやりなさい」よりプレッシャーはきついとも言えます。

 でも、あまり怖がられている一方では、ちょっと悲しいので、ちょっとメモりたいと思います。

 私もかっては院生であり、指導教官から期待されていました。働いてからは、上司や先輩から期待されていました。でも、それをプレッシャーだとか、怖いだとか思ったことはありません。だから、私の場合はニコニコしながら「期待しているよ」と言えます。それでは、なぜプレッシャーだとか、怖いと思わなかったかを自己分析しました。

 第一に、期待されていることは、私自身が期待していることだからです。つまり、自分がこうなって欲しいと願っていることを、他の人も願っているんですから、怖いわけあるわけありません。第二に、期待されていること以上のことが出来る可能性が高いと予想しているからです。我が研究室の場合、第一の条件はクリヤーしていると信じています(そうでなかったら、とても悲しい)。問題は、第二の条件です。

 私も色々な仕事を任されます。不遜ながら言うと、それらは他の人がやったら無理か、かなり困難だと思われている仕事です。しかし、頼んだ人が予想している時間の半分以下の時間で、予想している質・量の倍以上の成果を成し遂げます。その成果を見せたときの、頼んだ人の驚いた顔を見るのが楽しみの一つです。もちろん、自分自身にとっても意味あることであることはいうまでもないことです。では、頼んだ人の驚くような質・量・早さで出来るのかといえば、それは、それに関して考える時間も作業も圧倒的に私がやっているからです。例えば、指導教官の場合は、私以外にも指導している院生・学生はいます。また、研究指導以外の様々な仕事を抱えています。ところが、私の場合は私の研究に専念できるんです。また、上司の場合も同じです。上司の場合は数多くの仕事を並行して考えなければなりません。ところが、私の場合は、それに集中できるんです。集中できれば、指導教官や上司の考えないようなことを思いつくことが出来ます。そのような成功経験を積み上げることによって、相手から仕事を任させると、だいたい相手がどの程度のことを期待しているかも予想できます。そして、相手の予想のつかない結論をまとめ上げるのが、相手が予想するより早く出来上がるであろうという目安もたちます。以上のような関係が成り立ては、期待しているよ、と言われても、「どうぞ、期待していてください。今、思い浮かべている以上のものをやってきますよ」と思えます。

 私が教師の醍醐味を感じるのは、私の要求した水準を、学習者がやすやすと乗り越え、私の思いもつかない境地を教えてくれる瞬間です。その時、ウルウルしてしまいます。私が「期待しているよ」というときは、私の思いもつかない境地を教えてくれるだろうと信じているときです。そして、本当に期待しているんです。皆さんは絶対にそれが出来る人たちです。

04/11/25(木)

[]ちょっと一息 12:44 ちょっと一息 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ちょっと一息 - 西川純のメモ ちょっと一息 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 怒濤のような書類づくりが一段落しました。今は、作った書類に対する上からの判断を待っている段階です。その判断が下るまでは、何も出来ません。つまり、何もしなくてもいいのです。ちょっと一息です。

 明日はちょっと楽しみです。学会の打ち合わせでKさんが新潟から来ます。また、上越教育大学の大学院に入学希望の学生さんが研究室の様子を見に遊びに来ます。現メンバーといっしょにワイワイと飲みたいと希望していました。ところが、修士2年の皆さんはコミュニケーション学会に発表するため宮城県に出発です。また、修士2年のうちお二人は現場調査で上越にいません。また、入学希望の学生さんは明後日は試験ですので飲み会は無理です。でも、同じ受験生である現メンバーの3人の学生さんと一緒に夕飯を食べるそうです。本当でしたら、別な日時を設定するべきなのですが、日程的な関係で明日にせざるを得ませんでした。従って、私とKさんと修士1年の二人の4人でこじんまり飲むことになりました。ところが、その話を奥様から聞いたMさんが新潟から飲み会に飛び入り参加することになりました。懐かしい二人と一緒に飲めることが楽しみです。もう一つの楽しみは、いつものメンバーとは違うKさんと受験生を交えることによって、全体ゼミの会話の形態がどうなるかです。ワクワク。

 怒濤の日々の中で、ちょっと一息

04/11/23(火)

[]この1週間 12:45 この1週間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - この1週間 - 西川純のメモ この1週間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この1週間、このメモの更新がありません。このようなときは、講演や教育・研究指導がうまくいかず落ち込んでいるか、もしくは、ものすごく忙しい場合です。今回は後者です。

 17日は7時間半をかけて兵庫教育大学に行きました。到着後、講演先の校長(兵庫教育大学の教授)先生が迎えに来て、一緒に飲みました。といっても、その先生は下戸なのですが、全く酒は飲めません。ところが、酒は飲めなくとも、酒席の中でなじめる先生です。また、大教授なのですが気さくな先生で、話題豊富です。とても、ためになる話をいっぱい聞けました。勢いがついて酒をいっぱい飲んだため、その日はバタンキューでした。18日は朝から研究大会に参加し、午後2時より講演会です。1時間半、一気呵成に語りました。終わり次第、直ちに高速バスのバス停に送って頂きました。時間通りに動けば、上越には夜の10時半には帰れるかも知れない時刻に間に合いました。と、ところが、大阪の手前で大渋滞、1時間も遅れて到着です。そうなると、上越には深夜の1時頃の到着です。とあいえ、家族と一緒に眠れるんだから・・と思い諦めました。特急サンダーバードにのって富山に到着しました。ここで急行能登に乗り換えると直江津に行きます。ところが、富山駅に到着しても、能登の案内がありません。不安になって駅員さんに聞いたところ、地震の影響で運休だそうです。そして、次の電車は明日の朝までありません。深夜の富山駅で呆然としました。直ちに近くのビジネスホテルに電話をかけましたが、全て満室です。「このまま野宿か・・」と考え始めました。ところが、一つのホテルに空き室があり、とにかく直行。直ちに寝ました。19日、朝一番の特急に乗って直江津駅に到着しました。直ちに家に帰りました。幸い、朝食に間に合いました。息子からとんがりチューをもらって大満足。食後は、そのまま大学に出勤です。平常の授業等の仕事の合間に、大学管理職に呼び出されました。そこで、平常の委員会でやったら半年以上は確実にかかる書類を1週間程度に作って欲しいとの、お達しを受けました。その書類作りに忙殺されました。20日の朝、息子の調子が良くありません。体温を測ると34度です。呆然となって医者に連れて行きました。直ちに点滴を受けました。幸い、30分もたたづに元気になりました。医療の力は偉大だと感謝しました。その後、4時間以上点滴してもらいました。原因は、風邪からの嘔吐と下痢で脱水症状になり、それに伴う症状だそうです。子どもの嘔吐と下痢は、ちょっとであっても水を飲ませるべきだと反省しました。午後は、息子の看病に費やしました。21日は息子の相手をして潰れました。22日は金曜日の午前は20日にお達しのあった書類づくりに忙殺されました。午後は授業とゼミで潰れました。23日は久しぶりの休日です。やっと家族と過ごすことが出来ました。ちょっと時間が出来たので、メモをアップすることが出来ました。

 この1週間を思い出しながら書いているだけで疲れてきました。ふ~。明日からは書類づくりに忙殺され、27日は大学院の入試です。できれば、書類づくりに関しては、24日までになんとか山を越えたいと思います。

04/11/16(火)

[]感謝します 12:46 感謝します - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感謝します - 西川純のメモ 感謝します - 西川純のメモ のブックマークコメント

 生まれてから、ず~っと、息子を寝かしつけるのは私の担当です。最近、息子と寝る時、息子は「夢の世界に出発進行!」と言います。そこで、私は「じゃあ、○ちゃんは運転手だね。お父さんは車掌さんだ。二人で夢の世界に出発進行だ!じゃあ運転手さん、出発の進行って言って」と言います。そうすると、息子は「出発進行!」と言います。それから、よしよししながら寝かしつけます。(今日もとんがりチューをしてもらいました。)息子の息が、寝息に変わる頃に、「神様、仏様、ご先祖様、息子をお授けいただき、有り難うございます」と一人で唱えます。

 本日、修了した方からメールや電話が、何故か何個も頂きました。いずれも、子持ちのおっさんながら、可愛いな~、愛しいな~と感じました。息子を寝かしつけた後、静かになった時、それらを思い起こしました。さすがに「神様、仏様、ご先祖様」とは唱えませんでしたが、「有り難うございました」と心の中で唱えました。

追伸 明日と明後日は兵庫教育大学付属中学校で講演するため出張です。そのため、二日間は息子のとんがりチューはお預けです。

04/11/15(月)

[]とんがりチュー記念日 12:47 とんがりチュー記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - とんがりチュー記念日 - 西川純のメモ とんがりチュー記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日曜日に大学前のセブンイレブンに息子と行った時、学習臨床コースの学生さんとばったり会いました。息子を見て、ニコニコ手を振ります。息子に「お姉ちゃんに挨拶しな」というと、手を振ります。本日、その学生さんに授業をしました。その学生さんから、「先生の息子さん、とっても可愛いですね~」と言われるとでれ~となります。そこでやめればいいのですが、「そうだろ、そうだろ、俺の顔にそっくりだろ」と言うと、うなずいてくれます。「あの息子が大きくなると、ハンサムな青年になるだろ」と言うと、うなずいてくれます。「だから、俺が若かった頃はハンサムだということは分かるだろ」というと、笑いながらうなずいてくれました。そして、「そして、そのハンサムな息子も俺ぐらいの年になれば、俺みたいになるんだよ」とオチを言うと、笑ってくれました。

 息子の唇はちょ~可愛い。そのため、寝る際は「ちゅ~して」とねだります。本日、ねだると、オモチャのタコの口のようにとんがらせてちゅ~をしてくれました。可愛い顔が、いつになく滑稽になり、ちゅーの感触も、いつものと違っていました。そういえば、最近二日ほど、12時ぐらいにムクっと起きあがり、トイレに行くようになりました。もしかしたら寒くなったせいかもしれません。

追伸 本日は七五三です。息子は満4歳、つまり数えの5歳です。

04/11/12(金)

[]お暇な~ら来てよね 12:48 お暇な~ら来てよね - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お暇な~ら来てよね - 西川純のメモ お暇な~ら来てよね - 西川純のメモ のブックマークコメント

 田舎大学のかけ出し教師ですが、幸い、色々なところによんでくれます。年末年始にも講演・指導者のために出張に行きます。会場が近くで、時間があったら見に来てください。ライブの私は、それなりに面白いと思いますよ。今のところは以下の通りです。

 11月18日:兵庫教育大学附属中学校、12月3日:新潟市白新中学校、2月5日:高知大学附属小学校、2月17日:埼玉県伊奈町、2月18日:筑波大学附属小学校

04/11/10(水)

[]ウイルス対策ソフト 12:49 ウイルス対策ソフト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ウイルス対策ソフト - 西川純のメモ ウイルス対策ソフト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学生さんのコンピュータウイルス(以下ウイルス)に関する危機感が薄いので、分かりやすい説明を書いて注意を喚起することとしました。

 ウイルスはインターネットに繋ぐことにより、自分の意図していないのにコンピュータの中に入ってしまう(感染といいます)ソフトです。インストールされると、様々な悪さをします。最悪の場合は、コンピュータに保存したデータが破壊されたします。さらに、恐ろしいのは、感染されてしまうと、自分のコンピュータをインターネットに繋ぐと、他のコンピュータに向けてウイルスを発する役割をします。つまり、どんどん広がっていきます。このような働きをするためウイルスといいます。

 学生さんの中には、ウイルスはそんなに頻繁にはないと思っているか違いますが、それは違います。私の場合はウイルス対策ソフトをコンピュータに入れているので、ウイルスが入りそうになると、「今、入りそうになりましたが、駆除しました」という警告が出されます。私の場合だと、日に2,3は必ず来ます。つまり、何も対策をしておらず、インターネットに繋げていれば、1週間以内には必ずウイルスにかかると考えた方が正しいと思います。

 私の場合はインターネットに「殆ど」繋げていないから大丈夫、とお考えの方もいるかも知れませんが、繋げている「その時」に来るとも限りません。

 また、「私のコンピュータの中にはたいしたものが入っていないから大丈夫」と思っている方もいるかも知れません。しかし、それは違います。たしかに、自分のコンピュータのデータが破壊されたとして、「災難だった」と諦め、コンピュータを最初からインストールし直せばいいだけです(ただし、数日はまともに使えないでしょうね)。でも、問題は、そんなところにあるわけではないんです。

 もし、「あなた」のコンピュータが感染されたとします。ウイルス対策ソフトを導入していない「あなた」は何も気づきません。何日もの間は、ウイルスは何もしません。そして「あなた」は気づきません。その間、あなたは色々な友達・お世話になっている人に電子メールを送ります。1週間の間にみなさんはどれだけの人に電子メールをしているでしょうか?また、2週間では、3週間では、・・・、とても多いと思います。 その多くの人たちに、ウイルスに感染したメールを送り続けることになります。

 数週間後、突然コンピュータが暴走し、あなたのコンピュータのデータが全部無くなってしまいます。もし、その時が修士・卒業論文の提出間際、だったら、そして、大事なデータはコンピュータの中にだけあったとしたら・・。私の大学院の同級生は、実際にそのようなことがありました。そして彼は大学院を退学しました。

 もし、幸いにして、「あなた」はCDにバックアップを取っていました。そのため再インストールには手間取りましたが、なんとか復旧しました。と、ところがです。その時、あなたの友達が血相を変えてあなたの所に来ます。聞くと、「あなた」が発したメールにウイルスが感染していたため、そのメールを読んだ友達のコンピュータが感染して、そのため、友達のデータが完全に破壊されてしまったというのです。そして、その友達はバックアップを取っていませんでした。どうします・・? きっと泣き出すでしょう。また、あなたに「責任を取って」とつめよるでしょう。そして、そのような友達が10人も出てきて、あなたを非難したら、あなたはどうします。そして、その中の何人かが大学を退学したら・・・。

 上記のことは、私に起こったことです。幸い、私の感染したウイルスは、極めて良性で、悪さをしないタイプでした。しかし、それであっても、ウイルスに気づいたときは総身から血が引く思いでした。そして、その期間にメールを送った人に電話をかけ、一人一人、平謝りをしなければなりませんでした。もし、悪性のウイルスで、復旧不可能な被害を与えてたら・・・。想像すると吐きそうになります。その経験があるので、ウイルス対策ソフトは大事だと、心に刻みつけられました。

 本来ウイルス対策ソフトを装備しなければインターネットに繋いではいけないというルールは伝えたはずです。それにも関わらず、それを怠り、その結果として他人に迷惑をかけたら・・。過失で交通事故を起こすのと、飲酒をして交通事故を起こすのでは責任の問われ方が違います。ウイルス対策ソフトを装備 していないにもかかわらず、「ちょっとだけだから、インターネットに繋いじゃおう」という「あなた」、「あなた」の行為は、「コップ一杯だから大丈夫」と飲酒運転する人と同じ事ですよ!重大に考えて下さい。えへらえへら笑っていられる問題ではありません。 もちろん、あたながウイルスに感染したとしたら、あなたは被害者です。でも加害者でもあるんです。考えてください。「私も被害者なんだから!」といって、あなたが迷惑をかけた人が納得してくれると思います?

 上記の危険性を犯すのと、飲み会1回分のお金を投資するのと、どちらがいいですか?

追伸 私はちゃんとウイルス対策ソフトをコンピュータに入れているから大丈夫という人へ。ウイルスは絶えず進化し続けています。常に、最新の情報に更新していなければ、それは、ウイルス対策ソフトを入れていないことと、「同じ」です!

04/11/08(月)

[]すご~く褒める 12:50 すご~く褒める - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - すご~く褒める - 西川純のメモ すご~く褒める - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、Ykちゃんの現場調査の説明のため、学校で校長先生達に説明にするということで、私も陪席しました。陪席するため、着慣れない背広を着て、いざ出発。小心者の私はドキドキです。到着と同時に校長室に行きました。席に座ると、校長先生から、直ぐに本題に入りましょうとの、お言葉を賜りました。最初に、私の方から我々の研究室の方針と、データの扱い方について説明をしました。その後は、校長先生・教頭先生・担当の先生から、様々な質問・意見がYkちゃんに向けられました。それを聞いて、ドキドキしました。とても、学部学生が答えられるレベルのものではありません。少なくとも、新採1年レベルの先生の場合だったら、目を伏せ、黙ってしまうようなものです。私は、フォローの発言をしようかな、と、ちょっと思ったのですが、校長先生も、教頭先生も、担当の先生も、Ykちゃんの言葉を求めていることを感じていたので、黙ることにしました。Ykちゃんの受け応えは一部稚拙な部分はありましたが、りっぱなものでした。聞いていて、「う~ん、俺より凄い」と感じた部分もありました。聞きながら、「新採1年レベルの先生の先生でこれだけ語れる人がどれだけいるだろうか?ましてや学部4年生でこれだけ語れる人がどれだけいるだろうか?ましてや、ましてや、学部3年生でこれだけ語れる人がいるだろうか?凄い!」とワクワクしながら陪席しました。

 でも、Ykちゃんも分かっているはずです。Ykちゃんがあれだけ語れるのは、うちの研究室の全体ゼミで現職院生さんと議論する機会を与えられているからだと。そして、お茶室で現職院生さんと雑談をする機会を与えられているからだと。そして、院生のIさんをはじめ、色々な院生さん・先輩の意見を反映したレポートがあるという自信があるからだと。つまり、集団の力の賜であることを。

 そして、Ykちゃんは気づいていたかな?校長先生も、教頭先生も、担当の先生も、ちゃんとした質問をしながら、君自身を評価していたことを。そして、なによりも、落としどころを計りながら、質問をしていたことを。つっこみと、フォロー役がぐるぐると変わっていたことを。全ては、学校の子ども達を守りながら、君を育てようとしている愛があることを。ありがたい、ありがたいと感じていました。質問を受ける君が、それを感じていたなら、君は私よりもずっと大物です。

 関係する、全ての人を褒め、なによりも感謝します。

04/11/07(日)

[]成長 12:50 成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 成長 - 西川純のメモ 成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人から「西川さんのお子さんはいくつになったの?」と聞かれることがあります。4歳であることを言うと、「え~、いつのまに」と驚く場合が多いように思います。また、同じ宿舎の人が息子を見ると、「大きくなりましたね~」と言われます。よく「人の子は早く育って見える」と言われます。毎日見る親にとっては、子どもの成長は見にくいものです。

 本日は幼稚園の作品展がありました。家内は、その作品展のお手伝いで午前中から不在です。午前中は息子といっしょにお留守番です。昼頃になって、息子と私が幼稚園に行きました。家内はまだ係りで忙しかったので、息子と二人で作品展を見ました。驚いたのは絵です。入園当時の息子の絵と、最近の絵を見ると歴然とした変化が見られます。幼稚園の先生方に対して感謝の気持ちが沸きます。目を転ずれば、年中、年長組の絵が展示されています。それを見ながら、来年、再来年にはこんな絵が描けるようになるのかな~と信じられない気持ちになります。

 生まれて1年、2年と違って、体の劇的な変化は無くなりましたが、内面の成長はあるようです。そういえば、最近はスプーンや箸の持ち方を注意する頻度が格段に減ったように思います。

04/11/06(土)

[]目出度い 12:52 目出度い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 目出度い - 西川純のメモ 目出度い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、Yzさんの奥様が女の子を出産されました。目出度い!日付から考えて、旦那さんが大学院に派遣されてから、奥様が文字通り、身を削りながら大きくした子どもです。私がプレッシャーを与える前に、ご本人から、「妻が結果を出したので、私も出します」という言葉を賜りました。2年間で一千万円以上の投資を受けて派遣されたのですから、それに見合う成果を出してくれると「期待」しています。とあいえ、生涯において、一番にゴマをするべき相手は、県でも、ましてや私でもなく奥様です。生む前より、生んでからが奥様が大変です。結果を出すのに手を付けるのが1週間遅れようが、2週間遅れようがたいしたことはありません。

追伸 いつ修士論文に手を付けても、結局、帳尻あわせをするのは、ご当人なんですから。(お~怖い)

[]ウルウル 12:52 ウルウル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ウルウル - 西川純のメモ ウルウル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員採用試験に合格した学生さんから、勤めてからのことを聞かれる時、色々と「お説教」をたれます。その中に、初任校はとても大事だと言います。そこで、手を抜くことをすれば、それからの教師人生、ず~っと手を抜くことになるでしょう。そこで、苦しくてももがけば、その後の教師人生でも、もがきながらがんばれるでしょう。初任校で数年すごせば、それなりに1年をすごすすべを得ます。そうなれば、その後の教師人生、何とかそのくりかえしで生き抜くことが出来ます。となれば、ことさら別な生き方をすることは無くなるでしょう。もちろん初任校で形作られた型をうち破ることは不可能ではないでしょう。でも、本人の意思の力と、劇的とも言える出会いが必要です。

 私の初任校は定時制高校です。そこで、暴走族、境界児童、不登校児を教えました。その過半数は、中学校でオール1(混じりっけ無しです)であり、また、家庭に事情のある子どもです。一方、先輩教師にはめちゃくちゃ恵まれました。そこで私の基本形が形作られました。定時制の後は上越教育大学で過ごしています。定時制教師としての時間は、大学教師としての時間の約十分の1です。でも、私の基本形は、いまだに定時制教師の時と同じです。思考方法の基本形は色々あると思いますが、その一つが「出来ないのは許す、でも、やらないのは許さない」というものです。

 定時制高校の子ども達は、色々な事情を背負って学校に来ます。知れば知るほど、苦しくなります。それ故、知ることを恐れるようになります。ところが、その子ども達は学校では、それなりに時間を過ごしています。自分には出来ないほどの強さを持っているんだと、オール1の子ども達を見ることになります。そして、尊敬します。もちろん、学業的には達成度は低いものです。でも、彼らの状況を鑑みれば、その低い達成度であっても、自分には出来ない達成度に見えます。だから、出来ないからといって否定する気にはなれません。

 ところが、学校の職員として、一定のレベルに達しなかった子どもを「切らなければ」なりません。その子の状況を鑑みれば、とても切れると思えません。しかし、切らなければなりません。切って、その子に良いことがあるなんて、思えません。でも、「良い教師」を演じながら、その子どもを切らなければなりません。社会において「中卒」と「高卒」では、収入が違います。その収入の違いに妥当性を与えるように、卒業者には一定の達成度が必要だと思います。それを捨ててしまったら、学校教育の意味がありません。今、大学教師として学生さんとつきあいます。どう考えても、私が高校教師で教えた子ども達より、圧倒的に恵まれた状況です。その学生さんは、定時制高校の子ども達より、圧倒的に安易な方法で「大卒」という学歴を得ます。そして、その責任の一端を私が負います。定時制高校の子ども達を思い浮かべると、とても、申し訳なく思います。それ故、定時制高校における基準と同じ基準をせめて保持しています。それが、「出来ないのは許す、でも、やらないのは許さない」というものです。もし、その学生さんが、私が与えた課題に関して一生懸命にやって出来なければ、それはしょうがないと思います。そして、それをフォローすることは教師のつとめと思います。この考えは、今の「学び合い」の考えと矛盾するかも知れませんが、そのハートは今でも捨てられません。でも、私が与えた課題に関してやらない場合、その結果がその人にとって辛いものであっても、それを評価するのは私のつとめと思っています。一方、私は、一生懸命にやっている人が大きな壁にぶつかり、それを悩んでいたら、「大丈夫だよ」と言います。そして、その壁を乗り越える方法を一緒に考えたり、その限定の中でも素晴らしいものが出来ることを語ります。

 本日、とても嬉しいことがありました。とても、とても、苦しい状況にあり、一生懸命にやっている人がいます。私は、その壁を越えなくてもいいよ、と語りました。ところが、その人から、「本日のメールには、結果を期待しているよという部分がありませんね。結果を期待してください!」というメールを頂きました。私は、本や講演で教師の仕事は、「目標の設定・評価・場の設定」であると言っています。しかし、学習者の中に目標と評価が内在化したならば、少なくとも個々人の「目標の設定・評価」はいらなくなる と思います。教師の最終的な姿は、自慢する相手であり、動きやすい場を保証する人になるのだと思います。そして、それは、個々の学習者同志が目標が互いに矛盾し合わないような目標を設定することにつきると思います。

追伸 私はいつもニコニコしています。私は怒りませんし、面白おかしく、ためになる授業をやります。でも、西川研究室に入れば、そのニコニコが単に面白く・甘やかしているのではないことが分かります。「期待しているよ」が怖くなります。でも、その先には、その恐ろしい「期待しているよ」を求めるようになるんです。だって、私が「期待してる」ことは、私以上にご本人が期待しているんですから。

04/11/05(金)

[]御礼 12:53 御礼 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 御礼 - 西川純のメモ 御礼 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日東洋出版社から『「座りなさい」を言わない授業』が売れ行き好評なので、来週中に重版の作業に入る、という連絡を受けました。出版してから、1ヶ月もたっていません。今までで最速ペースです。ビックリです。おそらく、このメモをお読みの方のおかげだと思います。この本を通じて、一人でも多くの先生に立ち歩きの素晴らしさを知っていただきたいと念じただけに、とても嬉しく思いました。ありがとうございます。

追伸 先ほどネット本屋を調べましたら、だいぶ改善されていました。新刊書も重版再版分も購入可能になりました。でも、アマゾンだけは重版した情報更新されていませんでした。これは残念です。

04/11/04(木)

[]雰囲気 12:54 雰囲気 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 雰囲気 - 西川純のメモ 雰囲気 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近の控え室の雰囲気が違います。原因は、若い学生さんの比率が高くなっているからです。

 現職院生さんは、フィールド調査で遠方にいるGさん・Oさん、半フレックスのYdさん・Mさん・M(奥様)さん、お目出度準備で忙しいYzさんで、多くは出払っています。ということで、控え室にいる院生さんは学卒院生のHぐらいです。最近は、若い学部生がいます。学部生がウロウロするのが自然になってきました。昼食も、 学部生さんと食べる機会が圧倒的に多くなりました。

 ふと思いました。私は色々な講演会で、そして、本で異学年学習の重要性を主張していました。ところが、昨年まで 院生さんの控え室と学生さんの控え室を分けていました。理由を挙げれば色々あります。第一に、両者を一緒に入れるような大きな部屋がないというものが大きな理由です。でも、それは知恵を出せば解決する問題です。冷静に考えれば、私自身の中に既存のシステムに囚われる部分があり、一抹の不安を感じてい たからです。 それがT先生が管理職に出たという外的条件と、院生さん・学生さんの中に異学年をやっても良い、やろう、という意見が出始めたという内的条件によって一歩踏み出しました。でも、内心、ドキドキです。

 でも、やってみれば、全ては杞憂です。たしかに、完全な異学年学習が成立しているかは分かりません。でも、いい方向に進んでいることは確かです。 メンバーがそれを活かすことによって、自分の研究に還元しようという考えが感じられます。いや、研究という狭い範囲内ではなく、ゴチャゴチャして総体としての生活の一部を改善するに意味あることだと理解している姿が見えます。そして 私は、そのことをごく普通に感じる今日この頃です。今になってしまえば、不安を感じていた自分が馬鹿馬鹿しく感じます。昔の自分の気持ちを思い出せば、多くの先生方が異学年に踏み切れない気持ちも分からないでもないな~、と思いました。同時に、やってみれば分かるのにな~とも思いました。

 以下は、ある高校の先生からのメールです。高校でも異学年を取り組んでいるところもあるんですよね。

 『昨年西川先生からご教授いただいた新コースの取り組みですが、順調に進んでおります。6月に1週間集中的に総合学習を行いました。2月には同様に総合学習を行います。2月に向けてすでに来週からフィールドワークが始まります。来年は、1年生と2年生の混合グループで年2回の総合学習を行うと、現在の生徒にも、本校教員にも、本校志望の中学生や保護者にも話しています。異学年混合グループのメリットを説明すると、殆どの人が理解してくれます。頭がコチコチの一部の教員だけが既存のシステム以外の発想ができないようです。来年度末にはきっと面白い報告ができるのではないかと思っております。これからもよろしくお願い致します。』

追伸 フィールドに行っていた現職院生のIさんが1次調査を終えて戻ってきました。Iさんによって、また、雰囲気が良くなると思います。だって、Ydさんの研究でも示されるように、メンバーの多様性が高くなるほど、集団の質は高くなりますから。

04/11/01(月)

[]嬉しいメール 12:56 嬉しいメール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 嬉しいメール - 西川純のメモ 嬉しいメール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、嬉しいメールを受け取りました。可視化します(個人特定されないよう、一部、削除・修正を行いました。)。うちの研究室での研究が、実践に影響を与えていることを知り嬉しく思いました。同時にOB各位の研究の意義を改めて再認識しました。

 『この度,当校研究会が終了いたしました。

 公開授業では,小学生と中学生が異学年学習を行いました。

 普段の授業中は受け身で私とは口も聞かない女の子が,一生懸命説明しようとしたり,そのために新しく生まれた疑問点を確かめようとしたりする姿は,感動的でした。私は,説明の根拠を明確にすることができるように「チェックリスト」なるものを子どもに与えていますが,それを参照しながら相手の高さにまで降りて説明しようとしたり,中学生の迷いを小学生のひらめきが打破したり,複数の班が合体して「オー,なるほどね,分かった,分かった」などと言い合っている姿は,子どもたちの学びの本来の姿に思えました。極めつけは,発表の段になって,説明に詰まった子どもに内容を確かめようとした私をその詰まっている子どもが制止して,「いいんです,僕に言わせてください」と,発表を続けたことです。同じ班の小学生は,「がんばって」「そこ,違うって」「そうそう,うん,うん」などと,応援していました。自分がどこまで分かっていて,何が説明できずに困っているのかを最後まで述べることができました。また,能力的に難しさのあった小学生に対して,中学生が何とか分からせようと働き掛けたことで,その小学生は発表することができました。「あの子が,最後まであきらめなかったもんなあ・・・」と,小学校の先生も驚きでした。

 協議会では,春に行った,小学校生と中学生の異学年の実践の資料とともに,なぜ,異学年で学習を行うのかについて,私なりの考え方を発表しました。小学校四年生とともに問題解決をしていくことに異を唱える方もいらっしゃいましたが,逆に,理想の姿であるとのご意見もいただきました。

 協議会では,N中学校のK先生(OBのKさん)が司会として,また,その後のワークショップでは発表者となって,異学年の学び合いについてのお話をいただくことになっていたのですが,この度の中越地震の影響で,急遽来て頂くことができなくなりました。事前の打ち合わせでは,西川先生の著書にある事柄を,実感を持って語っておられたので,当日を心待ちにしていたのですが,残念でした。来年こそはと思っています。

 この一年,西川先生の「学び合い」の考え方にどれだけ元気づけられ,助けられたか分かりません。先生のHPのメモを何度読み返したか分かりません。自分が何となく理想と思っていたことが,西川先生の明快な考え方によって,人に伝えることができるようになりました。そして,伝えるうちに,さらに自分の中に根付いてきたように思います。心より感謝いたします。本当にありがとうございました。 

 研究会が終わった故の開放感から,長いメールになってしまい,申し訳ありません。新著を注文したのですが,なかなか届きません。楽しみにしています。』

 もう一つ嬉しいメールがあります。Kさんからのメールです。大変そうですが、でも、元気そうです。心配している方も多いので可視化します。

 『メールありがとうございます。地震当日は東京で親戚の結婚式でした。夜6時からの式だったので、びっくりしました。東京のホテル11階でした。かなり揺れ、命の危険性も感じました。当時は、太平洋側で地震かなと思いま した。しかし、ニュースを見てびっくり震源が新潟でした。翌日は新幹線が脱線したので、長野周りの新幹線と在来線で直江津まで帰り、親戚の人から車で送ってもらいました。実家は壁が落ちたぐらいでなんとか大丈夫でしたが、市内では、生徒の家がだいぶ壊れたところもあり、大変でした。学校も11月 上旬から再開予定ですが、どうなるかわかりません。いろいろ心配をおかけしてすみません。家族も元気なので安心してください。明日も職員は平常通り勤務です。学校が避難所になっているので、その手伝いです。私もボランティアで学校に一晩泊まりました。上越はそんなに被害がなくてよかったですね。(先生のメモより)これから寒くなります。先生もお体にお気をつけ、お仕事頑張ってください。では、また。』

[]影響 12:56 影響 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 影響 - 西川純のメモ 影響 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今度の地震の後、色々な方からメールを頂きました。でも、自宅・大学は震源地から100kmぐらい離れているので、影響は全くありません。と返事を書いていました。

 この度、山口に学会のため出張しました。当初は、ほくほく線まわりの上越新幹線で東京に行き、そこから飛行機で山口に飛ぼうと思っていました。しかし、地震で新幹線が 不通になり、復旧には時間がかかるということで、ビックリしました。ところが、不通区間は越後湯沢以北であるということですので、影響はないな~・・と思っていました。ところが、よく調べると、ほくほく線が使えません。どうしようかな~と思いましたが、長野周りで行こうと考えました。長野新幹線は、今回の地震で影響を受けていません。大丈夫だ!と思いました。と、ところが、長野までの交通が問題です。高田から長野までの在来線は、一度、大きな余震に合うと半日は動きません。そうなると計画が全く立ちません。そこで、長野まで車で行き、車を駐車場において電車に乗ろうとも思いました。でも、無理が大きいと感じました。いろいろなことを考え、富山周りで京都に行き、そこから新幹線を乗り継いでいくというルートで行くことにしました。ところが、問題は富山までの区間です。その区間は、地震があっても1時間程度で 復旧するのでいいのですが、特急である北越と「はくたか」が運休です。そうなると、各駅の在来線しかありません。そのため、2時間もかかります。接続時間のロスも含めて、ものすごい時間をかけて京都に到着しました。ところが、京都からは3時間で山口に到着します。つくづく新幹線は偉大だと思い、早く上越まで、そして富山・金沢まで新幹線こないかと思いました。

 震源地の皆さんのご苦労には比べものになりませんが、私の1ヶ月分の通勤時間を今回の移動に費やしました。