西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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04/05/31(月)

[]基礎基本 15:49 基礎基本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 基礎基本 - 西川純のメモ 基礎基本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学び合いが生徒指導上有効であることを認める先生方は少なくありませんが、基礎基本を学び取るには教師主導が有効だと思っている先生は少なくありません。特に、算数・数学では顕著のようです。そこで、Iさんは、それが誤りであることを証明することを修士論文のテーマとするよう計画しています。そんなとき、現場で学び合いを実践している先生から、勇気づけられるメールを頂きました。以下がそのメールです。

 『基礎基本を大切にするからこそ、学び合うことが重要だと考えます。同じ算数でも、どうしてもカリキュラム上全くことなる内容の場合、3・4年生を分けて学習させることにしています。(異なる内容でも一緒にやることもありますが)算数ですと3年「時間と時こく」、4年「円と球」などのような場合です。3年生は非常勤講師が持ちます。今週初めにその非常勤講師が、どうしても算数の時計の問題(3年)ができなくて困っているという相談を受けました。理解の遅い子どもが2名(仮名 のぶ君としょう君)ほどいるのですが、どうしても何分後は何時何分という問題ができないと。そこで、昨日は私が授業に入ることにしました。授業の始めに話をしました。

教師「時間のお勉強どう?できるようになった?」

子どもA「ぼく、頭悪いからよくできないよ」

教師「しょう君はどうなの?」

子どもB「おれ、よく分かんねえ」

教師「そっか、先生ね。誰一人もお勉強が分かんなくて悲しい人出したくないんだ。みんなで一緒にできるようにしたいんだなあ。」、T「今日はね。みんなで『できたー』っていうところもでみんなで一緒に勉強してみようよ。」

子どもA、B「いいよー。」 こうして学習が始まりました。

結果から申しますと、上述の2名は、「先生今日は算数すごく簡単だったね。宿題だして。今度はもっと難しいのもやろうよ。」とニコニコして帰宅していきました。なぜなら、二人は友達よりも問題が早く解けるようになったからです。時に学び合いは、低学力の子どもを飛躍的に向上させる力があると感じています。なぜ、二人がそうなったのか、振り返るとポイントは2つありました。

1.教師がはじめに彼らの代弁者になったこと(でいない子どもほど学び合いが上手く成立させられません。だから教師は彼らと同じ所まで降りて、代弁者になってあげる必要があります)始め問題を出したときに、上位の子どもは「こんなの簡単だー」と叫びました。それに対して「えーー?どうして簡単にできちゃうの?」と聞き返してあげました。

  (できない彼らの心の声を出してあげます)

  子どもC「簡単だよ。」

  教師「どうして? そのどうして簡単なのかが分からないんだよ。ね。」

  子どもA「うん。」

  教師「じゃあ、みんなで考えて誰でも簡単にできる方法を考えようよ。」

2.みんなで賛同すること

 教師 「○君ね。分かったぞって言ってたね。」

 教師 「じゃあ、○君の分かったことみんなで聞いてみて、合っていたら拍手しようね」

 ○君 「34分に45分をまず足して…。」

 子ども 「やったー、すごいよしょう君。○君天才だー。(拍手)」

 算数のこの授業で基礎基本は十分に成立できたと考えます。最後の3分で練習問題をやりましたが、どの子も飛躍的にスピードを正解率が上昇しています。では、比較的上位の子どもの学びは、下位の児童の学び合いで妨げられたでしょうか?それは、「ノー」です。何より下位の二人と同じように、楽しんで学習している姿があるからです。内容でも「簡単」という言葉をもう一度振り返ることから、どうすればもっと簡単にできるのか?どうすれば分かりやすいのか?もう一度60進法についてのアルゴリズムを確かめてことにより学習内容を深めることができるからです。』

 上記メールの学び合いを更に発展すれば、教師が介入する部分が更に減少すると思われます。そして、上記のような情報のやりとりが、教師と無関係にあちこちで起こるでしょう。そうなれば、もっと有効性が顕著になると思います。