西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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04/05/23(日)

[]4つの謎 15:57 4つの謎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 4つの謎 - 西川純のメモ 4つの謎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々が明らかにしたこと、また、しつつあることは強力です。不遜ながら、多くの先生方が悩んでいることの原因を特定し、解決する方法を明らかに出来ると信じています。でも、それでも分からないこと、それも、ず~っと考えても分からないことが4つあります。

 第一は、「学び合うこと」を目標にすべきか?ということです。課題の意味を納得させ、課題を厳しく取り立ててれば、学び合うはずです。でも、そうしたとき、多くの仲間から切り捨てられる子どもが生ずるはずです(例えば、障害児など)。全ての子どもが救われるためには、「学び合うこと」の意味を熱く語る必要があります。でも、そのことが課題達成に矛盾することがあります。その際、教師は、どのようにすべきかが分かりません?正確に言えば、どのような場合は「学び合うこと」をメイン目標とし、どのような場合は「課題達成」をメイン目標とすべきか、その基準がはっきりしません。

 第二は、学び合う集団の範囲は、どの範囲か、ということです。私の場合、院生さん・学生さんと学び合うことによって、楽しいし、課題達成を行えます。ところが、必ずしも全員の同僚と学び合う必要性を感じません。むしろ、協調することによって、課題達成も、精神的安定も失われる場合があります。今の私の状態が正しいとしたら、どのような人と学び会えて、どのような人と学び会えないのでしょうか?今の私の状態が間違っているとしたら(つまり、本来は全ての同僚と協調すべきならば)、なぜ、私は今のような行動戦略を採っているのでしょうか?

 第三は、より多くの人を説得するには、どうしたらいいか、ということです。つまり、我々の考えを、本気で信じてもらえるために、我々は何をすべきか、ということです。別な言い方をすれば、「確かにその通りです、でも、ちょっと信じられない」という人を、テキスト情報レベルで説得するためには、どのような研究をすべきかと言うことです。一番良いのは、西川研究室で文化に浸ることですが、それが可能な人の数は限られています。

 第四は、私の実践の場である、西川研究室をより高い次元の集団にするためには、管理者である私は何をすべきか、ということです。西川研究室の状態は、平均をかなり上回っています。そのことには自信があります。しかし、それ以上をどん欲に願っています。

 分からない場合、子どもに聞くというのが我々の方法です。OB現役の皆様、全ての方々へ。上記に関して分かったら教えてね。