西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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03/10/30(木)

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 昨日のメモに、原稿用紙20頁のレジュメを1時間で書き上げたと書きました。そうなると、原稿1ページ当たり3分です。そうなると、1秒当たり2文字ほど打ち込むことになります。実際は、1時間の中に院生さんの文章チェックの時間も含まれていますので、1秒当たり3~4文字となります。打ち込みだけでも、大変な早さです。なぜ、そんなに早く仕事が出来るかと言えば秘訣があります。

 修士論文を書いたときに気づきました。論文のある部分の書くアイディアが浮かび、簡単に書けそうに思えるときがあります。そうなると、それはいつでも書けるから、と思って後回しにしました。ところが、後になって、それを書こうとしようとすると、大変である場合が少なくありません。そこで、書けると思った時に、とにかく書くという習慣を付けました。もちろん、いつも、書けると思ったことが、書けるわけではありません。頭の中では簡単に書けると思うのですが、いざ、書き始めるとまとまらないことは少なくありません。その場合は、直ぐに諦めます。しかし、頭の中で簡単に書けると思い、確かに簡単に書けることもあります。その場合は、とにかく書くようにしました。そうやって書きためた論文の種は、全て実際に使ったわけではありません。実際には使わなかった種は少なくありません。でも、全体としては、とても役に立ちました。

 いまでも、その習慣を続けています。何かアイディアがあると、時間があるときに、それを打ち込むことをしています。このメモもその一つです。そして、院生さん、学生さんから聞いた面白いエピソードは、そのファイルを送ってもらったり、聞き取ったものを打ち込むことを行っています。そのようなファイルが、私のコンピュータの中には膨大にあります。

 私の院生時代だったら、そのアイディアカードにして、整理しなければなりません。ところが、今のコンピュータの場合、「全文検索」という機能があります。何かの原稿を書かねばならなくなったとき、それに関連したアイディアメモを思い出します。そして、そのアイディアメモの中で使われる特有のキーワードを用いて、コンピュータ内に保存されている数ギガのファイルの中から探し出します。そのようなアイディアメモを数編見付けて、それをカットアンドペーストすることによって、あっというまに原稿が書けてしまいます。このメモに使った文章も、「です/ます」調を「である」調に直し、別な原稿に使ったことは、たくさんあります。

 私は、「仕事が速い」とよく言われます。その秘訣は上記の通りです。つまり、常に考え、それを記録し、準備しているから速いんです。