西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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03/10/16(木)

[]規制緩和 22:04 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の学内政治における主張の根本は、一貫して規制緩和です。これは大学における17年の苦い経験に基づくものです。

 大学は怖いところです。小中高でも政治が行われるでしょう、人間社会なんですから。でも、その政治に負けても勝っても給料に響きませんし、ましてや職を失うことはありません。ところが大学の場合は、その政治に負ければ給料に響きますし、悪くすると職を失います。だから、建前論ではなく必死になります。

 私の大学人のごく職の頃は、私が教科教育学を専門にしているというラベルに基づき、それ以外のラベル先生方から攻撃を受けることは少なくありませんでした。そのため、教科教育学というラベル先生方が集まって組織を作るべきだと考えていました。しかし、しばらく立つと教科教育学というラベル先生方にも色々いて、一緒に仕事をしたい先生もいれば、そうでもいない先生もいます。逆に、教科教育学というラベル以外の先生にも色々いて、一緒に仕事をしたい先生もいる、それもかなり多くいることに気づきました。その結果、一緒に仕事をやりたい人同士が組織を作るべきだと考えるようになりました。ところが、しばらくすると一緒に仕事をしたいと思った先生と、実際に仕事をし始めると、仕事の相性は最悪であるということが判明することを経験しました。その結果、いまでは固定的な組織自体に反対するようにしています。それでは今の私の考えは何かといえば、第一に出来るだけ情報メンバー同士で公開することが大事だと思います。第二に、その情報に基づいて、その場、その目的に即して組織を作ればいいと思います。別な言い方で言えば、「だれにでも一緒にやれる「可能性」があり、だれにでも一緒にやらなくていい組織」ということになります。この考えに立てば、だれからも拒否されれば、独りぼっちになってしまいます。怖い状態です。だから、無茶苦茶はできません。それが私を含めて全ての人によい状態のように思います。この現在の私の考え方は、学内政治における経験に基づくものですが、うちの研究室での結果も全く一致しています。

 上記の考えに基づいて、どの院生さんも、入ってから研究室を決められ、そして異動出来る権利を確保するよう論陣を張りました。しかし、今考えると、一つ抜けていたようです。つきたい相手につける可能性は、院生さん・教官に共にあります。ところが、つきたくない相手につかなくて良い権利は教官にはないんです。教官院生さんが異質であっても人間的には対等な存在であるならば、これは非民主的な状態のように思えるのですが・・・

追伸 ただし、権利があったとしても発動するか否かは別の問題です。