西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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03/10/05(日)

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我々の考え方を本当に理解してもらうのは大変です。世の中の殆どの教育書は、「全ての子どもに適用できる教材・指導法」を云々しています。現場の授業研究でも、「全ての子どもに適用できる教材・指導法」が議論されます。ところが、我々がやっているのは、「全ての教材・指導法(もちろん、その中にはありきたりの普通の教材・指導法を含む)が適用できる子ども」を云々しています。そのため、我々としては子どもを語ったとしても、聞き手は、それに付随する教材・指導法に目がいきます。その教材・指導法がありきたりであれば、得られた成果は「子どもが特別に良かったため」と解釈されます。その教材・指導法が目新しいものである場合、得られた成果は「その教材・指導法に限って有効だった」と解釈されます。その解釈では、常に教師が主体者で、子どもは受け身の存在に過ぎません。我々は一生懸命になって、子どもが教師と同じように主体者になり得ることを主張します。しかし、そのことは、何が何でも理解できない、理解したくないのかもしれません。

 しかし、望みはあります。何故なら、全ての教師はかっては子どもだったんです。子どもが主体者になる過程を丹念に記述し、そのときの子どもの変化を自身の過去に照らして説明するならば、きっと理解してくれると信じています。それに、心ある教師であるならば、過去の指導経験の中に、子どもが主体者になった姿を見ているはずです。