西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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03/07/30(水)

[]美味しい酒は体に悪い 10:59 美味しい酒は体に悪い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 美味しい酒は体に悪い - 西川純のメモ 美味しい酒は体に悪い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現在、講演のため敦賀にきています。これから講演です。でも、久しぶりの二日酔いで頭が痛いです。

 昨日は講演依頼者の先生と飲みに行きました。そこで飲んだ酒が、実においしい。さらに、その先生と熱く、熱く語ってしまいました。そうなると酒量が多くなる。でも、問題はそれからです。熱く語り合っている二人に興味を持った、カウンターで隣に座っていた二人の若い女性が話しかけてきました。聞くと、看護師を目指す学生さんだそうです。私たちが教師で、私が新潟から話しに来たことを知ると、「どんな話しをするの?」と聞かれました。そこで、「授業中の先生の話ってわからないよね。先生の話を聞くぐらいなら、友達に聞きながら勉強する方がためになるでしょ。それを話すんだよ。」と説明しました。そうすると、「そうよね~。でも、先生って、そのことわかってないんだよね~」と言われたから、我が意を得たりです。その女の子と熱く語りあってしまいました。そうすると、その女の子とは逆の側に座っていたオジサンが話の中に入ってきて、息子の育て方を熱く語り合ってしまいました。そんなこんなで、のどが渇き、さらに酒量が増えました。そして、最後の締めは、ラーメン屋です。近くにお住まいの、講演依頼者の先生のご家族といっしょに食べました。私よりお若い方なんですが、25歳でお子様を授かった方です。高校生のお子様もいます。そうなると、俺も早く子どもを授かっていれば、こんな子どもがいるんだよな~と思いました。また、今、3歳の息子を思い出しながら、あいつもこんなに大きくなるんだよな~と思いました。そうなると、むしょうにかわいくなったので、隣に座った高校生坊ちゃんに「すまないが、頭なぜていい?」とことわってから、頭をなぜてしまいました。

 まだ頭が痛いですが、これから朝食に行きます。本当においしい酒は体に悪い、と思いました。

03/07/29(火)

[]夏休み 11:03 夏休み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夏休み - 西川純のメモ 夏休み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師のいいところは夏休みがある、と一般的に思われています。しかし、私が高校に勤めて教頭から言われたことは、「夏休みは、生徒にとって授業がないということであって、勤務期間であることは変わりがないよ」と言われました。そういえば、夏休み期間中もちゃんと給料が出ています。でも、私が高校教師だった今から20年弱の昔は鷹揚なものでした。ところが、ここ数年は管理が厳しくなり、いわゆる夏休み民間企業並みです。いや、クラブの指導で忙しい方は、民間企業以下の状況です。

 さて、学生さん、院生さんにとっての夏休みとはなんでしょうか?言うまでもなく、「授業がない」という意味です。でも、「研究がない」というわけではありません。夏休み期間中もやれることは山ほどあります。今日から8月の前半までは学会講演会等でず~と出張中です。しかし、メールは毎日見ています。なお、日記は送らないで下さい。私をウルウルさせるような、素晴らしい「結果」を期待しています。

追伸 それでも糸の切れた凧みたいになるんだろうな~。でも、信じて、期待しています。

03/07/28(月)

[]分かり合う 11:05 分かり合う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分かり合う - 西川純のメモ 分かり合う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ある先生と議論して、その結果、私の部屋の机を叩き、「あなたとは分かり合えない。先生先生のやり方でやってください。私は私のやり方でやる。」とおっしゃって出ていきました。あっけにとられました。私も会議で議論をし、怒鳴り合うことはあります。しかし、最後通牒を出すというのは、大人げないな~と思いました。でも、そのことが印象深いのは「あなたとは分かり合えない」という言葉と、「先生先生のやり方でやってください。私は私のやり方でやる。」という二つの言葉が印象深かったためです。

 人が他の人と分かり合うって、出来るんでしょうか?私は無理だと思います。だって、小さい頃から育てた親でも、私を分かっているとは思いません。プライベートで一番時間を過ごしている家内とだって分かり合っているとは言えません。だから喧嘩もします。でも、その時、その時に話し合って折り合いを付けています。これは、全ての対人関係に当たるのではないでしょうか。つまり、「あなたとは分かり合えない」という言葉は、当たり前のことを言っているに過ぎません。その言葉の正確な意味は、「あなたと折り合いを付けるための議論はしない」ということです。つまり、「あなたとは分かり合えない。だから、先生先生のやり方でやってください。私は私のやり方でやる。」という意味ではなく、「先生先生のやり方でやってください。私は私のやり方でやる。だから、あなたと折り合いを付けるための議論はしない」という意味です。しかし、この議論もあまり賢明な考え方ではありません。本当は、別々な方法でやるならば折り合いがつくので、同じ方法でやるなら折り合いがつかないのが実態です。

 私が大学学部の1年の時です。当然のことながら、結婚はリアリティはありません。従って、同級生とその種ことを抽象的に議論をすることがありました。当時の私は、「何故、男と女結婚するか」ということを疑問に思っていました。性的な快楽を求めるのみなら、結婚という形態を取る必要性がありません。18歳の私が、子どもを欲しいとは思っていませんでした。生活上のパートナーという意味でしたら、気のあった同性の親友の方が女性よりよほど「分かり合える」と思っていました。そのことをある友人と議論をしたとき、その友人は明確に答えました。曰く、「男と女は別々のことを目標としえるから、互いに補える。全く同じことを目標とした場合、互いの存在は、互いの目標の障害になってしまう。だから、同性同士が生活上のパートナーとなれば、早晩、崩壊するよ。また、異性同士でも、同じ目標を持つもの同志であれば、それは同性同士の結婚と同じ結果になるよ」と答えたのです。その当時読んだ、どんな恋愛論、結婚論より、短い言葉で納得させるものでした。巡り合わせは不思議なものです。その友人は、後に研究者となりました。そして、なんと結婚相手に選んだのは、同じ研究者でした。どちらとも一流の研究者です。そして、最近知ったのは、その友人は離婚したそうです。ある意味で、私に語った男女の結婚必然性の説明は、彼自身の未来予言したとも言えます。つまり「あなたと私は違うから折り合いを付けない」というのは愚かで、「あなたと私は同じだから、折り合いを付けない」というほうがより正しいともいます(もちろん、それでも折り合いを付ける方が賢明とは思いますが)。

[]研究の出発点 11:05 研究の出発点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 研究の出発点 - 西川純のメモ 研究の出発点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨週末に学卒院生さんと研究に関して議論しました。それぞれの議論の方向やレベルは異なるものです。しかし、同じ誤解をしているのが印象的でした。

 我々の研究室の手法の特徴は、中長期にわたって平常の学習者・教授者の生の姿を丹念に記録し、その膨大なデータの山(本当に山のようです)を丹念に分析する方法をとっている点です。例えば、教室の場合、1~3、4台のビデオカメラ、8~40台のカセットテープレコーダー(最近ICレコーダー)で記録します。1時間の授業記録を分析するには、その4,5倍の時間がかかります。ところが、上記の方法で記録すると、1時間の授業ごとにその40倍以上の記録がかかることになります。つまり、単純に時間換算すると150~200時間分となります。それを1ヶ月から3、4ヶ月にわたって記録するのだから、気が遠くなる作業です。でも、そのような研究が可能なのも、我々の研究室の主力が現職院生さんであるという強みがあるからです。自分が授業を行い、自分のクラスで調査できるという強みです。おそらく、上記のような研究をしたいと大学研究者が願っても、それを受け入れてくれるような奇特な現場教師は殆どいないでしょう。

 学卒院生さんの場合、自分自身のクラスを持っていません。したがって、上記のような研究をするためには、それを受け入れてくれる場を探し出す必要があります。これに関して、学卒院生さんは子ども受け入れて活動させる施設にボランティアとして参加するという方法を採用しました。しかし、その施設の活動の殆どが野外活動であるため、従来我々がやっていたクラス内での記録方法が採用できないという難点があります。学卒院生さん達が悩んでいたのはその点です。

 彼らが私に、どのように記録すればいいのか悩んでいる、ということを色々と語り終えた後、私が質問したことは「その施設の活動に参加して何を感動した?」という質問です。いずれの院生さんも鳩が豆鉄砲をくらったみたいに、ポカンとしていました。おそらく、とにかくデータを取りさえすれば、あとで分析すれば何か出る、と考えていたのでしょう。しかし、教育研究の場合、そのようなことはまずありません。私は、教育研究とは、その場において感じたことを、一定の方法で説得力のあるものにする営みだと考えています。そして、その場において感じられなかったとしたら、どんな分析をしても出てくるものではありません。もちろん、○○分析(なにか難しげな言葉を入れてください)を色々すれば、何かは出てきます。しかし、それらの結果として出てくるのは、学者の世界では通用しても、現場教師の心に響かぬ結果ばかりです。私自身が、その種の論文日本でもっとも書いた一人であるので、その種の研究がやろうと思えば簡単に出来、それでいて自分自身の教師の心に響かぬ空しさを感じていました(それでいて学者社会での業績にはなります)。

 彼らには、その場において何も感動しなかったなら、そこには何もないことを説明しました。私が出来るのは、君が感じた感動を、どのようにデータ化し、分析することに関して手伝うことであることを述べました。そうすると、ぽつぽつを語り始め、しだいに色々語るようになります。

 それに対して、「今、色々語ってくれたよね。いま、思い出して語ってくれたことでも十分に心に響くよ。それを、記録にして分析するのが研究の出発点なんだよ。そのエピソードを記録しているわけではないよね。でも、それを小さな手帳に書き込むことは出来るよね。いや、写真に撮れるんじゃない。そして、その後にインタビューして、その声を記録することは出来るよね。そう考えれば、出来ることはあるんじゃない。その出来ることを出発点にして、少しずつでもデータの厚みを増やせば良いんだよ。でも、一番大事なのは、人に伝えたい心に響くものだよ。」と説明した次第です。

03/07/25(金)

[]怒濤の日々へのカウントダウン 11:06 怒濤の日々へのカウントダウン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 怒濤の日々へのカウントダウン - 西川純のメモ 怒濤の日々へのカウントダウン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年のことながらが、夏休み前半は怒濤の日々が続きます。現場先生方に参加頂くために、教育関係学会は、夏休み期間の盆前に全国大会を行います。そのため家を長く留守にします。ついでに、この時期に講演会を実施して頂ける場合は、学会の日程とにらめっこしながら、その間に入れて貰っております。そのため、来週の29日から来月の盆明けまでは遠征軍が続きます。合間合間に家族と会えますが、直ぐに次の出張に出かけます。

 ここ半月ほどは、平常の大学の業務の他に、この期間に行われる学会会議用資料の作成、また、講演会用のプレゼンの用意などに追いまくられていました。幸い、やっと本日の夕方に一応のめどがつきました。そうなると、ほっとして、これから始まる怒濤の日々を改めて思います。この期間は、本当に充実し、刺激的で楽しいのですが、家族から離れるのがつらい。出張先のビジネスホテルで一人で寝ると、なかなか寝付けず生活ペースを狂わします。(息子の添い寝をしていると、本当に良く寝られます)さらに、家内の食事を食べられないのが辛い。平常は朝、夕は家族家内の食事を食べ、昼食は家内のつくってくれる弁当を食べているので、すべて家内のつくったものしか食べていません。管理下から離れると、最初は色々なものを食べたり、飲む量が増えて、楽しいのですが、3日もたてばげんなりします。そうなると、一分、一秒でも早く家内の作った食事を食べ、家族と寝たいと願うようになります。その日まで、あと4日です。楽しみ半分、怖さ半分。でも、楽しさ半分。

[]花火が怖い 11:06 花火が怖い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 花火が怖い - 西川純のメモ 花火が怖い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は高田花火大会です。前の宿舎もそうですが、現在の宿舎も、自宅のベランダから花火見物が出来ます。息子が生まれる前は、早めに食事を終わらせ、ベランダから夫婦でぼ~っと花火見物をするのを楽しみにしていました。ところが、息子は雷と同様に花火の「ドン!」という音が大嫌いです。そのため、花火がうち上がり始めると、泣き叫び、我々の胸の中に顔を埋めます。そのため、残念ながらサッシ・カーテンを閉め切り、音と光をシャットアウトです。いつになったら、息子は花火を乗り越えられるのでしょうか?そうなれば、親子三人でぼ~っと花火見物出来るのですが・・・。

03/07/22(火)

[]視点 11:11 視点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 視点 - 西川純のメモ 視点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前のメモでも書いたように、先週の全体ゼミはKさんの知っている先生の授業を、その先生自身がとったビデオを見ての検討でした。ビデオを見ると、その人が何を注目しているかがよく分かります。特に、自分自身が見たい点と異なる場合は如実です。

 その先生は、数式とグラフとの関係を気づかせたいという授業目的がありました。そのため、黒板の4分の1を使って、コンピュータ画面を投影していました。そのコンピュータ画面にはグラフが描かれているというものです。ビデオでは、黒板に投影されたコンピュータ画面に焦点を当て、何度もフォーカスを調整しているところから、その画面をよく写そうとする意図が見受けられます。つまり、「数学の時間にコンピュータを利用した」というところが「売り」と見受けられます。

 ところが、我が研究室の面々が注目した点は、全く違います。我々が着目するのは、第一に、その授業の最初に、どのような目標の設定が行われているか、という点です。つまり、授業の最初に先生が何を語るかということです。第二に、学習者がどのような学習手段をもっているか、ということです。つまり、隣の人、全く離れた人と相互作用できるのか(簡単に言えば、私語や立ち歩きが出来るのか)に着目します。第三に、全体的に、子ども達と先生の間での暗黙のルールがどれだけあるか、ということです。つまり、両者の関係は形成過程にあるのか、出来上がっているのか、に着目します。第四に、授業が成立したか否かを、教師がどのように評価し、そして、実際に成立したか、ということです。

 上記の4つが基本です。それより、かなり下がって、第五に教師の発問の方法(どのように発問したか、そして、どれだけの間をとっているか)というような、授業の方法です。さらに、かなり下がって、第六に、教材の構造です。さらに下がって、第七に、使っている教材・教具です。

 おそらく、拝見した先生は「第七」に着目し、それを見せようとしたと思われます。しかし、「第七」のレベルのことは、私が院生だった20年以上前からやられていたことです。当時の私自身ですら、見せられた手法よりはるかに高度な手法を既にやっていました。さらに、グラフに現れる事象と人間の直感の違いに関しては、私のもっとも親しい友人がかなりのところまで研究を進めています。したがって新鮮味は殆どありません。きつい物言いかもしれませんが、理学部出身者(ちなみに私自身も理学部出身者です)が教育に関してのトレーニングを受けていなければ、しょうがないというのが率直な感想です。第六の教材の構造ですが、それは、院生の皆さんが典型的な受験参考書の構造に従っていると言うことを、直ぐに看破されました。第五の授業の方法に関してですが、発問に子どもが答えるまでの時間を待てない、というようです。でも、出席者一同、平均的な高校数学教師の授業スタイルに比べて、遙かに教育的で、丁寧な教え方(つまり、良い教え方)であるとの感想です。

 さて、我々が着目する第一から第四までは、全く意識していないように感じます。第一の目標の設定の場面ですが、殆ど何も語られず、いきなり授業に入っていました。第二の学習者の手段ですが、教師の黒板をノートに写す程度の手段しか与えられていません。第三の子ども達と先生の間の関係はある程度出来上がっているようです。第四の評価ですが、「分かった?」と言うだけで、本当に分かったかを確認する必要性を感じていないようです。それでは我々は何を見ていたか、といえば、上記のように壊滅的(ただし、先に述べたように、平均よりかなり良い授業です)な状況下においても、子ども達は必死に分かろうともがいています。その姿を我々は見取ろうとしています。例えば、黒板に書かれた解法を教師は「間違い!」と言い消したため、必死にノートに書いた自分の解法を解法を消しゴムで消す姿をみます。また、子どものざわめきや、首の動き、また、隣の友達に聞く様子などです。それらの子ども達の行動は、ビデオを記録した教師にとって注目すべき対象とは認識されておらず、画面の中心におかれた黒板の周りにある、意味のない映像として位置づけられているようです。

 このように書くと、ビデオを記録した先生と、我々との違いはものすごくあるように書いているように読みとれるかもしれません。しかし、それほどの違いはありません。あれだけの授業が出来る人ですから、目標の設定の重要性、子どもの有能性を気づくことさえ出来れば、直ぐに我々の視点に立てるはずです。一度ゆっくりお話したいと思いました

[]視点2 11:11 視点2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 視点2 - 西川純のメモ 視点2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の「海の日」は上越市水族館に行きました。言ってみてビックリです。平常の10倍(いや100倍)の混みようでした。普段なら親子三人で静かにゆっくりみれるのが、芋を洗う状態です。親の私は、その中で肩車やだっこをしながら、人の集まる大型魚・珍魚を見せようとします。ところが、息子は全く興味がありません。息子を離すと、人が全く集まらないメダカや小型カメの水槽にべったりついて大喜びです。結局、水族館に来た目的は息子を喜ばそうという目的に添って、人気のない水槽巡りをすることになりました。でも、ふと、本人が喜んでいる視点で見せればいいのかな~、と先のメモを思い出して考えました。しかし、やはり息子の場合と教師の場合は違います。それは、息子がどんな視点でものを見ようと、誰の迷惑にもなりません。しかし、教師の場合は、40人の子どもの迷惑になります。

[]最近進歩 11:11 最近の進歩 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最近の進歩 - 西川純のメモ 最近の進歩 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 かなり以前から「何?」という質問を息子はしてきました。それの質問の目的は、名詞形容詞を聞いています。一昨日から、「何している?」という質問をするようになりました。動詞を聞いてるのみならず、「何のため」という目的を聞いているようです。

[]親ばかビデオの取り方 11:11 親ばかビデオの取り方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 親ばかビデオの取り方 - 西川純のメモ 親ばかビデオの取り方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近過去に撮ったビデオを見てみました。見て飽きません。息子の寝顔は、変化が全くなくても、ずーっと見ても見飽きません。そこで気づきました。親ばかビデオの場合は、アングルや場面設定は、な~んにも考えずに、とにかく長く撮ることがポイントだと思います。そう考えると、「なんだ、うちの研究室の授業記録の方法と同じではないか!」と気づきました。教室において、いつ、どこで、ポイントとなるものが現れるか分かりません。また、見逃しがちな、小さな現象に、ともて大きな意味があるかもしれません。そのため、うちの研究室では、出来るだけ多くの記録機器を、できるだけ長く使って授業を捉えるというのが基本です。それをじっくり視聴し分析します。

 息子が成人してから、家内といっしょに老後を過ごす時、楽しみながら分析するために、今のうちに、とにかく記録しようと思いました。

03/07/18(金)

[]本日の全体ゼミ 14:52 本日の全体ゼミ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日の全体ゼミ - 西川純のメモ 本日の全体ゼミ - 西川純のメモ のブックマークコメント

本日の全体ゼミは極めて面白い試みでした。内容は、Kさんと困難校で一緒に汗を流した先生の授業記録を、全員で見ながらディスカッションするというものです。そして、そのディスカッション自体を記録し、その先生に渡す、というものです。Kさんと私が高校教師の経験者で、それ以外の現職院生さんは義務教育先生です。しかし、わたしが高校で教えていたのは16年も昔ですし、教科は理科でした。その意味で新鮮に見ていました。むしろ学部生、学卒院生の方がリアルに見えたのではないでしょうか?ワイワイがやがやと楽しく視聴し議論することが出来ました。まさにK閣下の言われる「じゃれ合い状態」です。あの議論の様子を見たKさんの知り合いの先生は、いったいどう思うでしょうか?感想が聞きたいところです。「大学院って、こんなバカなこと言い合っているんですか?」というKさんは聞かれるかもしれません。でも、Kさんが絶賛するセンスの良い先生ですから、馬鹿話の合間に織り込まれた指摘を肯定的に理解していただけると思っています。それにしても、現場で良くやる、「暗く、固苦しい」授業検討ではなく、大笑いしながら授業検討が出来ました。

追伸 ビデオの中で授業をされてた方も、あの場面に同席していたら、きっと笑いの中に引き込まれると思います。

03/07/17(木)

[]おませ 14:53 おませ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おませ - 西川純のメモ おませ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子は可愛い。本当に可愛いです。よく見とれてしまいます。一昨日、なにげなく「君はかわいいな~」と独り言のように言いました。それを聞いた息子は、「きみは、かば、いい~」と連呼するので苦笑しました。昨日、家に帰ると、家内から報告がありました。それによれば、公園でいつも遊んでいる女の子に、「きみは、かば、いい~」と言って、熱く抱擁しチューをしたそうです。爆笑しました。「それで、その子は?」と家内に聞くと、「嫌そうな表情で固まっていたよ」とのことでした。

 これから長い時間をかけて、女性をくどく前に様々なプロセスがあることを息子は学ぶのでしょう。道はまだまだです。

03/07/15(火)

[]最近悩んでいること 14:54 最近悩んでいること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最近悩んでいること - 西川純のメモ 最近悩んでいること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 クラス問題児がいた場合、教師が熱心に対応するという、熱血教師が良い教師だとテレビ番組ではなっています。我々の一つのプロトタイプになっていると思います。しかし、我々は、教師がいくら熱血指導をやっても限界があると主張します。また、熱血指導をやって、結果として、教師の家庭が崩壊してはミイラ取りがミイラになってしまいます。いうまでもなく、教職は職業であり、教師が第一に思わなければならないのは、自分自身の家庭です。

 では、どうすべきかといえば、その問題を教師一人が抱えずに、子ども集団にその解決を目標とするように語るべきだと我々は考えます。そして、子ども集団が、その問題を解決するに必要な、環境の整備(具体的には、親、同僚、学年主任、教頭、校長等の理解を得る)に全力を傾けるべきだと主張しています。このことは、ぜったに間違っていないと思います。もちろん、学習者集団で解決出来ない問題もあるかもしれませんが、その場合は、教師一人がどうやっても無理だと確信しています。しかし、今、どうしても分からないことがあります。

 私が分からないのは、教師が子ども集団に対して、その問題児の問題を解決する目標を語るとき、その問題児がいる場面で話すべきか、否かです。基本的には、私は、全ての情報は等しく学習者に公開すべきだと考えています。たしかに、突っ張りのようなタイプの場合、この方法は有効のように思います。だって、子どもにとって、教師は屁みたいなものですが、子ども集団から浮き上がることは、どんな子どもでも強烈なプレッシャーになるはずです。でも、その子どもが弱い立場だった場合、どうなのでしょう?この場合でも、個人を特定せず、学び合うことの重要性を、その教師が全身で信じ、その教育活動の全てで語るならば、有効だと思います。つまり、「このクラスにはいじめがあります、例えば○○ちゃん・・」と語るのではなく、学び合うことの重要性を自然に、かつ、常に信じ、その考えを様々な場面で教師の背中で示すのです。事実、多くのOBが、子どもたち全員に対して等しく学び合い重要性を語り、子どもたちの自主性を発揮する場を確保することによって、いじめが激減することを実証しています。

 私が分からないのは、もし、何らかの障害に由来する問題児がいて、かつ、本人がそのことを認識しうる能力を欠いていた場合です。障害がある場合、ある程度、別立てのカリキュラムが必要となります。しかし、そのカリキュラムを実施するためには、当人に自身に障害があることを納得してもらえなければなりません。しかし、もし、本人が障害があることを自覚出来なかったら、教師は「こんこん」と「君には障害がある」ことを語るべきなのでしょうか?考えるだけでも気が滅入ってしまいます。そうなると、本人には言わず、他の学習者に目標を語るということになります。実際上は、この方法しかないのだろうな~と、考えるのですが、「情報は出来るだけ全て公開すべきだ!」という警告ランプが、私の頭の中で常に点灯しています。う~む。

追伸 ちなみに私の経験上、つっぱている不良は、自分自身がやっていることは悪いことであることは知っています。なによりも、その事を本心では納得しておらず、出来るならば、その状態を何とかして欲しいと願っています。また、いじめられる側子どもが、その状態を何とかして欲しいと願っているのは言うまでもありません。だから、ある意味で上記よりも対応の簡単な事例といえると思います。上記の例の場合、何とかしなければならないのに、本人は何とかしなければならないという自覚を持ち得ないんですから。

03/07/13(日)

[]異なる視点 14:57 異なる視点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 異なる視点 - 西川純のメモ 異なる視点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この前の金曜日の全体ゼミに、家庭科コースの院生さんが参加して頂きました。また、昨日の発表練習会には、多くの他研究室院生さんが参加して頂きました。さらに、OBも参加していただけました。そのような方々の質問・意見を聞くと、とても勉強になります。どうしても、いつものメンバーだけでは視点が限られてしまいます。新鮮な視点からの質問・意見を聞くと、本当に普段の授業場面は宝の山だと思います。我々は、だれよりもそのことを分かっていると思っていましたが、その我々も、多くの宝を見逃していたことを自覚することが出来ました。参加して頂いた方々に御礼申し上げます。

[]目標を語ること 14:56 目標を語ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 目標を語ること - 西川純のメモ 目標を語ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々は教師は目標を語るべきで、方法を語ることは控えるべきだと主張しています。例えば、ある学校では、給食の時間、静かに食べることを学級(むしろ学校)のルールにしているそうです。でも、小学生がしーんとして食べている給食の時間って、不気味だと思いません?何故、そんなことをしているかといえば、給食の時間内に食べ終わらない子どもが続出したためだそうです。そのため、教師が「しゃべるな」というルールを設定したとのことでした。でも、この事例の場合、本当の目標は「給食を時間内に食べ終わる」ということで、「静かに食べる」というのは方法の一つに過ぎません。我々は、「給食を時間内に食べ終わる」ということを子どもたちに語り、納得させることが教師の役目で、どうやるかは子どもたちが考えるべきだと主張しています。

 OBのMさんが、昨日の打ち上げ会のとき、そのことを話してくれました。Mさんは、実際に、そのことを実践したそうです。そうすると、子どもたちからは「しーんと食べる」なんていう下策を遙かに超える様々な方法を提案してくれたそうです。その方法は、愚かな教師にはとっても思いつかない方法でした。それを聞いて、またまた、ウルウルしてしまいました。子どもは、本当に有能だな~と思いました。

 そういっている私自身、目標ではなく方法を語ってしまうこと場合は少なくありません。原因は、相手の有能性をとても信じられないからです。でも、冷静に考えれば、教師がやいのやいの方法を語っても、うまくいくわけではありません。いつのまにか、方法が目標にすり替わってしまいます。たとえば、とにかく「静かに食べる」ことが目標になり、結果として静かに食べているが給食の時間内に食べ終わらない、ということもありえます。仮に教師が、「給食の時間内に食べ終わらない」ということを問題にしても、子どもの方は、「私たちはちゃんと静かに食べた!」と反論するでしょう。つまり、「静かに食べよう」という方法を提示した教師の責任を問われることになります。

 方法を語る教師の心の中には、何とかせねば、という焦りがあります。でも、教師ごときがどんなに頑張っても、学習者がその気にならなければ、しょうがありません。そして、例えば小学生であっても(ましてや学生院生の場合)、最終的な責任は教師ではなく自分が負わなければならないのですから。

追伸 発表会、飲み会は盛況でしたよ。さっき聞いたところによれば、朝の2時まで続いたのことでした。Mさん、Koさんが参加して頂いたので、一層パワーアップです。Mさん、Koさんとなれば、Yさんが加われば、史上最強トリオが成立します。さらに、だれからも突っ込めて、最終的には「Ko~」とつっこむHさんもいたらな~と思いました。そこに、酔っぱらうと一層面白いKuさん、それらを冷静に見ているHさん、何でも知っているFさん・・・・・・・っと書いていると、あっというまに去年の飲み会になってしまいます。また、やるから、みんな来てね~

03/07/12(土)

[]小さな幸せ 14:58 小さな幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 小さな幸せ - 西川純のメモ 小さな幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は戸北・西川研究室の合同の学会発表練習会があります。午後からの会ですので、午前中は息子と遊び、昼はカッパ寿司にいきました。ご存じの通り100円寿司ですので、気兼ねなく食べられます。今月の寿司は「エビ」です。息子の大好物なので、それを息子に食べさせます。私にとっては、ウニが大当たりでした。いつもは「ちょろっと」しかのっていませんが、100円なら仕方がありません。それでも、ありがた~く、いただきます。ところが、本日の係の人は新人なのではないでしょうか?とても、盛りがいい!軍艦巻きからあふれるほどです。とっても幸せ

03/07/11(金)

[]夢にまで見る指導教官卒業後編) 14:59 夢にまで見る指導教官(卒業後編) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夢にまで見る指導教官(卒業後編) - 西川純のメモ 夢にまで見る指導教官(卒業後編) - 西川純のメモ のブックマークコメント

あるOBよりメールが来ました。内容は、今日の夢です。以下はその概要です。タイトルは「夢にまで見る指導教官 ~卒業後編~」です。

西川先生:(にっこりといつものように微笑んで) 「データはまとめられたのかな?!」

私:「・・・うぅ・・・そうです。データは今、まとめ中です。」

西川先生:「そっか。期待してるからね!にこっ。じゃ、また見せに来てね。次の人が来るから」

こんな夢を見ました。朝起きて、ちょっとの間、ぼーっとしていました。よく考えると、へんてこなことばかりなのに。

卒業したのに、なんのデータをまとめてるんだろう?

どうして寮から走ってきてるんだろう?

ゼミはもう予約取ってないのに・・・

そして、夢の中で、納得しました。

久しぶりにリアルな夢でした。

先生もお体に気をつけてがんばってください。』

つぐづく罪な教官です。でも、どんな形であっても、OBの心の隅にでも残っていることを誇りに思います。いずれにせよOBメールは心を温かくしてくれます。

03/07/10(木)

[]男の証明 15:00 男の証明 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 男の証明 - 西川純のメモ 男の証明 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 従前より、息子に「立ちション」の指導を家内から仰せつかっております。曰く、「それは男のお父さんしか教えられないから」とのことです。納得です。しかし、教えるといっても、どう教えていいのか分かりません(これでも教育学で飯を食っているんですが・・・)。そこで、とにかく私がするときに息子をよび、見せるということを繰り返しました。本日の朝、息子をトイレに誘うと、息子が「たちしょん、した~い」といいました。急いで、オムツをおろすと、ちょろちょろと、おしっこをするではないですか!「やった~」と思い、早速、高い高いをしながら褒めまくります。また、家内に報告し、家内ベタ褒めしました。本日、男にしかできない、重要初体験を息子はしました!

追伸 このメモをアップすると、複数の方から「立ちションは女の子もあるよ」と言われ、その実例を詳しく聞きました。実は、そのことは私自身も了解しています。以前テレビで見たのですが、戦前女性トイレに立ちション用の女性用便器があったそうです。ちなみに後ろ向きにするそうです。でも、一般に普及しなかったことから、やはり、立ちションは男の特権と言ってもいいのではないでしょうか?

03/07/07(月)

[]レトロ 15:01 レトロ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - レトロ - 西川純のメモ レトロ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある院生さんから、「学会発表におけるAV禁止のため困っています」との話を聞き、目が点になってしまいました。我が研究室は、パワーポイントをごくごく当然のように使っています。確かに、プロジェクターを必要な場合は事前に申し出るよう求められることはあります。それによって、発表会場が限定される場合もあります。しかし、発表者が機器を持参すれば使えるのは当然のことです。発表者が持参してもまかりならん、という学会が21世紀において、未だ存在することに新鮮な驚きを感じます。

 AV機器というのですから、OHPも含まれるのでしょう。そんなことも禁止という学会があるのはとても信じられません。もしかしたらAVとは「オーディオヴィジュアル」の略ではなく、「アダルト・・・・」の略として使っているのではと、勘ぐりたくなります。そうなると、そのような学会では、データ分析でコンピュータを使うこともいけないのかもしれません。両の手とそろばんで分析するのかもしれません。いや、統計的な手法をとること自体、御法度なのかもしれません。また、学会論文を投稿する場合も、プリンターで印刷しようものなら、門前払いになるのかもしれません。滝に打たれ心を静めてから、静かに墨をすり、毛筆を使って草書で論文を書かなければならないのかもしれません。レトロだ!

03/07/04(金)

[]パニック 15:03 パニック - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - パニック - 西川純のメモ パニック - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人間パニックになったとき、普段とは違う一面を出すものです。もちろん、私もです。でもこれは、悟りを開いた聖人以外、凡夫等しくものではないでしょうか?でも、ちょっと時間が経ってからの人の行動は、凡夫の中でも様々なようです。いつまでもパニック状態が続く人もいれば、冷静に現状を分析し、行動する人もいます。最近、ある事情で、そんなことを考えました。自分を振り返ってみれば、パニックから脱するには、状況を把握している人と話すことが大事だと感じます。もっと正確に言えば、「話す」というより「聞いて貰う」ということのように思います。

 パニックに陥る原因は、情報不足に基づくように思います。情報が不足しているため、どれだけ状況が悪化するか、その限度が分からない不安がパニックを引き起こすように思います。情報が十分に与えら得れば、とにかく「それより悪くはならない」という状況を把握出来ます。それが分かり、最悪の状況を覚悟さえ出来れば、努力いかんによって状況は改善する方向しかないのですから。だから、状況を把握している人と話し合うことによって情報を収集することが大事だと思います。でも、情報クローズされている場合、状況を把握している人は情報を明かせないという場合もあるでしょう。でも、それでも、そのような人に話を聞いて貰うと、その時の相手の表情からだけでも様々な情報を得ることが出来ます。いや、それがなくとも気が晴れる部分もあります。

 とにもかくにも、それなりの人とネットワークを組めるか、組めないかが、パニック状態に陥った人の、その後の行動を定めるものです。

[]最近の成長 15:03 最近の成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最近の成長 - 西川純のメモ 最近の成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎日、息子といっしょに風呂入ります。ふと気づくと、息子が風呂から出ようと、縁に足をかけています。いつものことですので、ほっておきました。ところが、いつもは足をかけても、自分の体を持ち上げることは出来ず断念しまが、今回は、乗り越えることが出来ました。あわてて、息子をおさえて風呂に戻しました。公務員宿舎の小さい風呂ですので、たかがしれています。しかし、体が大きくなった証拠です。昨日は、家内子育てサークルに久しぶりに参加しました。最近は、風邪やなんやかやで1ヶ月ほどごぶさたでした。家内によると、他のお母さんからの第一声は、「まあ、背が伸びたね~」とのことです。毎日見ている私にとっては、当倍率でおおきくなる息子の変化は見取ることは困難です。しかし、何かのきっかけで、大きくなったんだな~と感じます。