西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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03/01/31(金)

[]あお~(青)、しろ~(白)記念日 17:12 あお~(青)、しろ~(白)記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - あお~(青)、しろ~(白)記念日 - 西川純のメモ あお~(青)、しろ~(白)記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ここまで続くと、親しか興味が全く持てない親ばかメモです。

追伸 昨日、家内から「そういえば、おっと~、って最初に言ったの何日だったかしら?この頃忙しくて記録をつけていないんだけど・・」と聞かれたので、「実は、ちょこちょこ記録しているんだよ」と言いました。とても褒められました。うれしい!

03/01/30(木)

[]ウエルカム 17:14 ウエルカム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ウエルカム - 西川純のメモ ウエルカム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年も2年生の研究室参りがありました。昨年と同様に、「うちの研究室上越教育大学で一番たいへんな研究室だよ」とビビらせまくりました。具体的には、うちの研究室は数ヶ月にわたって子どもたちの姿を記録・分析する研究を行い、そのため本当に山のようなビデオテープカセットテープを聴かねばならないことを、具体的に説明しました。しかし、うちの大変さは先輩から十分聞いているようです。私は同時に、そのような研究をする意味と、それを通して学べることを「熱く」語りました。きっと、この部分も先輩から聞いていると思います。

 週末に所属が確定し、月曜日面談しました。今年も4人の奇特な学生さんが所属を希望しました。過程臨床分野12人の3分の1の学生さんです。今年の3年生の1年間の成長は驚異的です。子どもを見取る力は、下手な経験10年の先生より質が高いと思います。不遜ながら、学習臨床コースのコンセプトと、西川研究室コミュニティーの質の高さを証明するものだと自負しています。

 今年度は、私が理科コースからの異動した関係で学部4年生がいませんでした。昨年度は3年生がいませんでした。このような欠けた状態になったのは学部学生さんの指導を始めた平成3年以来無かったことです。来年度は修士2年、修士1年、学部4年、学部3年がそろった本来の姿に戻ることが出来ます。異学年学習の有効性は我々の研究室での了解事項です。ワクワク。そのためにも新3年生も、新4年生に匹敵する成長をしてもらえなければ。ようこそ西川研究室へ。

[]絵本の力 17:14 絵本の力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 絵本の力 - 西川純のメモ 絵本の力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、家に帰ると家内が面白い話をしてくれました。昼寝の前に、絵本を読んだそうです。その絵本は、なかなか寝ない子が、お化けにされて、連れ去られるという内容です。その絵本家内読み聞かせると、途中から息子の顔がこわばり、最後は家内の膝の中にうずくまったそうです。

 昼寝の時も、夜寝るときも、息子はなかなか寝付きません。添い寝をしている私や家内の顔をいじくったり、はしゃいだりします。ところが、その日の昼寝の時、家内が「なかなか寝ないと・・・・」と低い声で言ったとたん、ぱたっと動かなくなり、そのまま直ぐに寝たそうです。それを聞いて、私が夜に寝かしつけるとき、「寝ない子はどうなるのかな~・・」と低い声で言いました。そのとたん、静かになり、直ぐに寝ました。すごい威力です。翌朝、その話を家内として、ふたりで「なんて素直な子なんだろう」と大笑いしました。しかし、あまりにも効き過ぎて可愛そうなので、あの絵本はやめようということになりました。薬が効かないのも困りますが、効き過ぎるのも困ります。こまったもんだ。

03/01/27(月)

[]お願いします 17:15 お願いします - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お願いします - 西川純のメモ お願いします - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の発表会をもって、院生さんがやらねばならない公的なものは終わりです。残されているのは、研究科委員会でシャンシャンで終わり、修了式に学位記を受け取って修了です。でも、西川研究室での修了式は3月31日です。以前にお話ししたとおり、我々が享受している種々の条件は、歴代先輩が挙げた成果を、現場および学会に対して還元した成果です。みなさんの成果を現場及び学会に対して還元することが、みなさんの後に続く後輩たちに学びやすい環境を担保する方法です。これからの院生さんに、昨年までの院生さんが受けていた攻撃を受けないような環境を整えるのが私の役目なんです。よろしくお願いします。

03/01/24(金)

[]あか~(赤)記念日 17:16 あか~(赤)記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - あか~(赤)記念日 - 西川純のメモ あか~(赤)記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 メモを読み慣れている方は、このタイトルで何を意味しているか分かりますよね。それでも書きたくなる。親ばかメモです。

03/01/23(木)

[]ニッパチ理論 17:17 ニッパチ理論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ニッパチ理論 - 西川純のメモ ニッパチ理論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ニッパチ理論というのがあります。大抵の集団において2割のメンバーが、その成果の8割を占めるというものです。最近、面白いことを教えてもらいました。航空会社の利用者全体の約2割が頻繁なリピーターで、売上の約8割を形成しているそうです。そのため航空会社は、この2割の顧客をマーケティングの中心に据え、売上の8割部分を競合会社にとられないようにしているそうです。

 また、ロシア革命の際にもニッパチ理論が利用されました。そのニッパチ理論とは、ある集団の中で自分自身の考えを持っているのは2割程度で、その2割の人たちの意見が残りの8割の人たちの行動を決める、というものです。従って、その2割の人の半数以上、即ち1割強の人によって全体を支配できるというものです。過半数の人たちの同調者を得ようとする方法とは違い、革命理論っぽいですね。事実、このことは経験的にも正しいように思います。会議において発言の多い人は概ね2割程度です。例えば30人ぐらいの職員集団の場合6人ぐらいとなります。その発言の多い人たちの過半数である4人が意を通じ、順繰りに賛成意見を述べたならば、会議の方向をかなりの部分主導することが可能だと思います。

 大学には学長選挙があります。多くの教官にとって「学長」は雲の上の人です。どんな人かも分かりません。また、対立候補にしたって、同レベルの雲の上の人です。第一、対立候補が誰になりそうなのかという図式すら分からない教官が大部分でしょう。対立候補が誰になりそうなのかが分かり、学長対立候補のそれぞれが、どんな考えを持った人なのかを、選挙前に知っているのごく限られた人です。そうすると多くの教官は、知った人を通して選挙の図式を知ることになります。当然、選挙のそれぞれの側は、全く逆の図式で選挙を見ています。多くの一般の教官は、どちらの図式で見るかという判断を候補者を通してではなく、教えてもらう人を通して判断します。つまり、候補者ではなく、候補者を語る人の人となりを通して候補者を判断することとなります。ニッパチ理論によれば1人の教官に対して、その教官を信じて行動する教官は4人程度となります(平均すれば概ね妥当のように思います)。4人の教官を説得できる人は、5票の行方を握っています。したがって、そのような教官を5人説得できることは25票の得ることとなります。もし、ある大学選挙権のあるのは170人程度の教官だったとします。そうなると、過半数は90票弱となります。学長候補者になるような方は説得力がある方ですから、基礎票が20~30票はあります。となれば、12~14人程度の説得できる教官を納得させれば、その大学学長になれることとなります。従って、勝敗を決めるポイントは二つあります。第一は、説得力がある人が誰かと認定できること。第二は、そのような人を納得できるようなビジョンを持っていることです。しかし、第二が勝敗の分かれ目になるためには、第一は必須です。誰が説得力のある人かが認定できずやみくもに説得したとしても無駄です。しかし、説得力のある人を認定できたとしても、その人たちを説得できるビジョンがなければ無駄です。いずれにせよ、大学学長候補者となる人たちは、私とは別種のすごい人です。

追伸 上記は架空のシミュレーションであり、昨日の上越教育大学学長選挙と直接関係はありません。(よくあるでしょ。ドラマの最後に)

03/01/19(日)

[]おっと~記念日 17:18 おっと~記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おっと~記念日 - 西川純のメモ おっと~記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日はセンター入試監督です。今年はショックなことが二つあります。第一に、ローティーションルールにより、今年は二日間とも試験監督にならねばなりません。そのため本日休日出勤です。受験生の必死な状態を思えば失礼ではありますが、じーっと1日しなければならないというのは苦痛です。座禅は最初はつらいものです。でも、慣れてくると、次にくるのは睡魔だそうです。でも、試験監督中に居眠りをして、イビキをかいて、受験生からクレームが来たという事例を、担当事務の方が口を酸っぱくして注意していました。さもありなんとおもいます。第二のショックは、私の担当する部屋の責任者になったことです。通例、一つの部屋に3~5人程度の教官試験監督入ります。その中の教授で年長の方が責任者になります。上越教育大学に異動してから、毎年、試験監督になっていましたが、責任者は私から見たら「年配者」というイメージです。今回、その年配者に私がなってしまったのがショックです。でも、教授になったし、若手と言うには恥ずかしい年ですので観念しました。

 昨日、試験監督から帰って、早速、息子と絵本を見ていました。ところが、息子が「おっと~」と言いました。あっけにとられている私に向かって、息子は「おっと~」と連発します。遅ればせながら、私を呼んでいることに気づき、大感激!頭をなぜるは、チューをするは、高い高いをするはで、私は大はしゃぎ。そうなると、息子は一層に「おっと~」を連発します。昨日だけで数百回は言わせたと思います。以前から、母親に対しては「おかーしゃん」と言っているのに、「おとーしゃん」とは言ってくれないことをひがんでいました。でも、昨日は家内が、「いいな~」と羨ましがっていました。本日の朝、大学に行く前に、何度も「おっと~」ということをせがみました。「おっと~」という息子の言葉を背に受けながら大学に出勤です。気分は最高!

03/01/13(月)

[]臨床教科教育学会へ参加していただいた方への御礼 17:20 臨床教科教育学会へ参加していただいた方への御礼 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨床教科教育学会へ参加していただいた方への御礼 - 西川純のメモ 臨床教科教育学会へ参加していただいた方への御礼 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月11日に臨床教科教育学会の大会上越教育大学で開催いたしました。参加の方々に感謝したいと思います。

参加者の方々へ

 当日は遠方からご参加いただきありがとうございました。皆様の参加により質の高い議論が出来たこと感謝いたしております。遠方からの参加されるため閉会式以前にお帰りになった方も多かったと思います。閉会式の閉会の挨拶は私が担当でした。そこで以下のようなことを話させていただきました。

 私が高校教師であったときのことです。職員室の隣の部屋にお茶飲み場があり、そこでお茶を飲むのが大好きでした。それは、馬鹿話の中にためになる先輩の話を聞くことが出来たからです。私が失敗したとき、落ち込んだとき、先輩教師から「俺も○○ということあったんだよな~。その時は、○○で・・・」とその先生の失敗談、そして解決の方法などを、クラスの様子がありありと分かるようなエピソードを聞かせてもらいました。先輩教師の教科は様々です。K先生の場合は英語、SUW先生の場合は数学、SUZ先生の場合は社会、SA先生国語F先生は体育でした。しかし、そのことに違和感を感じることはありませんでした。それは、先輩教師が語ってくれたのは教科学習の場面ではありますが、教科の内容ではなく、教科を学ぶ子どもの姿(そして教師の姿)だったからだとおもいます。

 学者として数多くの学会に所属しています。その多くは教科を単位とした学会です(例えば理科教育学会、地学教育学会・・)。また、複数の教科を含んだ学会(例えば教科教育学会)に参加すると、参加者発表する教科を本にして見る見ないを判断する姿を目にします。これは学問の世界ばかりではないように思います。現場研究会でも、教科ごと、学年ごとに分科会が作られるように思います。そして、そこで語られることの多くは「教師が何をしたか」、「どんな教材か」であっても、「それを学んだ子どもはどのようにうけとったか」は語られていないように思います。

 本学会に参加していただいた方にはご理解いただけたと思いますが、扱っている教科・学校段階が多種多様です。しかし、その全ての発表において、「教科を学ぶ子どもを見よう」という基本姿勢は一貫していたように思います。今回の発表者の多くは、上越教育大学の戸北・西川研究室メンバーです。メンバーには、小学校先生中学校先生高校先生がいます。また、国語先生も、社会先生も、理科先生もいます。しかし、同じ部屋で、互いの研究を語るとき、その教科の違い、学校段階の違いを意識することはほとんど無いと思われます。

 良き職員室では、全職員が教科・学年の違いを越えて教育を語ることが出来ます。我々は、そのことを教科学習においても行いたいと思っています。私が経験したお茶の見場での学びの場を、より全国的なレベルで展開したいと願っています。来年度は、より多くの方からの発表を募り学会を開きたいと思います。是非、他教科、他学校段階の先生方に語れる、「教科を学ぶ子どもの姿」に関する研究を募集いたします。その第一歩として、学会への参加をお誘いする次第です。

 繰り返しますが、遠方にもかかわらず学会に参加していただいたこと、準備者の一人として厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

院生の方々へ

 見事でした。言うことありません。これだけの配慮が出来た学会って少ないと思いますよ。会員千人レベル学会全国大会の事務局長を3回やった私もビックリです。ありがとうございました。やはり、信じて良かった!

03/01/10(金)

[]前日 17:21 前日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 前日 - 西川純のメモ 前日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日は「臨床教科教育学会」がある日です。新学会は、こじんまりと始めることになります。しかし、学会学会です。私は今までに「理科教育学会」、「科学教育学会」、「教科教育学会」という全国規模で会員数が千人以上の学会全国大会の事務局長を担当しました。担当した年は、殆ど研究が出来ません。準備のあれこれ、当日のあれこれでアップアップです。ところが、前年度もそうですが、今回の場合は一層、不気味に感じます。何が不気味かというと、殆ど何もしなくて良いからです。何から何まで院生さんがすすめて頂いています。現場でもまれた現職院生さんが「ちゃん」と考えているんだから、大船に乗ったつもりで良いはず、と思うのですが、あまりにも楽すぎます。だから不気味です。でも、「有能であることを信じること」が我々の出発点なんですから、「信じること」にします。

 明日、新たな学会が船出します。小さな船ですが、コンセプトは間違っていない、と確信しています。10年以内には大型タンカー・大型空母なみの大船になると思います。

03/01/08(水)

[]カニ缶詰 17:24 カニ缶詰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - カニ缶詰 - 西川純のメモ カニ缶詰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は年末院生さんから頂いたカニ缶詰を使ったスープ家内が作ってくれました。カニ風カマボコでない本当のカニ様です。院生さん有り難うございます。前にも書きましたが、貰ってありがたいものは「現金・金券」、「保存の利く、普通料理に使える食品」、「食べきれる量の高級食材」の三つです。前二者の共通点は保存が利くということで、最後は保存が必要がないというものです。

 昨年は院生さんから頂いた旅行券で温泉にも行けたし、今年はカニ缶を食べました。感謝

追伸 大事に使っているのでカニ缶詰の三分の一しか使っていません。おそらく、今日の夕食にはカニ様を使ったサラダとなるのでは・・・

[]先生 17:24 先生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 先生 - 西川純のメモ 先生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 うちの研究室には多くの現職院生さんが所属されています。知れば知るほどすごい方ばかりです。その方々から私は「先生」と呼ばれています。時々、「私は、あの人たちから「先生」と呼ばれるだけのことがあるのか、と考えることがあります。

 日本主権在民の国です。それなのに「皇室」に対して、マスコミでは「様」をつけます。それも1歳にも満たない子どもにさえも。小学生の時、親に「何で「様」とつけるんだ」と聞いたことがあります。親は「冷静に見れば金属の固まりにしかすぎない奈良大仏を、「大仏様」と呼ぶし、お参りすれば頭を下げるだろう。でも、「様」と呼び、頭を下げるから、それなりの意味を持つんだよ」と教えてくれました。なるほどと納得しました。貧しい家の子として生まれても、一つ国の元首として選挙で選ばれれば、天皇と対等につきあいます。つまり、「元首」としての役割に大して「様」をつけるのであって、その人に「様」をつけるわけではありません(少なくとも私は皇室と個人的なつきあいはありませんので、どのような方か存じ上げません)。つまり、私に対して「先生」というのではなく、私が担っている上越教育大学教官という役割に「先生」という呼び名がついているだけです。考えてみれば、当たり前で、そう考えれば気が楽です。

 私が院生時代のことです。ある同級生(私と同じ学卒院生)が教官を「さん」呼びしていたことを思い出します。年長者で、先生を「さん」呼びするのに「ドキドキ」しましたし、新鮮に思いました。しかし、今思うとバカなことだと思います。呼んでいる同級生は「さん」を使うことによって、自分が同等と感じたかったにすぎません。しかし、定時制時代の子どもたちが、必死になってお金を貯めて、無理して中古外車を買っているのと同じのように空しいものです。別に「中古外車」を持っても本人は変わりません、「さん」と呼んでも本人の能力は変わりません。

追伸 大学院では小林研究室に所属していました。ゼミ生一同、一度たりとも「小林さん」などと呼んだことはなかったし、そんなこと思いもつきませんでした。しかし、小林先生の名前は「学」ですので、院生同士の間では「まなぶちゃん」という呼ぶことはありました。しかし、これは「さん」とは違った意味ですね。小林先生の「徳」のならしめることです。

03/01/06(月)

[]年賀状 17:25 年賀状 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 年賀状 - 西川純のメモ 年賀状 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 年末になると、「何で年賀状なんていう習慣があるんだろう」と恨めしく思います。なにしろ、年末仕事が立て込んでいて、ほっとすると元日配達の期日がもう間近、という状態を毎年過ごしています。しかし、新年になって配達される年賀状を見ると、「年賀状という習慣は良いものだな」と思います。人との繋がりは、細くとも長い方が良いように思います。毎年1回だけ50円で出来る挨拶習慣は、意味があるからこそ残っていると思います。

 高校の時、お仕えした教頭先生(当時)から、退職後10年勤めた私学を今年で退職されるとのことでした。「良い教員人生でした」と末尾に書かれてあり、「うらやましいな~」と思いました。色々な方の手紙を読み、写真を見ると、年数が経ったことを感じます。また、一言の中に、人生の厚みを感じさせる方は少なくありません。その中で、親ばかとして気になる年賀状がありました。その方は、家内の恩師の方で70を越えた方です。37歳で結婚された方ですので、子どもを授かったのも我々のと同じぐらいです。また、一人息子であるという点まで一致しております。その方からの手紙に、こんな一文がありました。

 『お二人で○ちゃん(息子の名前)をメロメロに可愛がっている様子を想像しています。私も一人息子をめちゃめちゃに可愛がっていましたが、我が子ながら良い男に育ってくれました。過保護もまた良し、ハハハ・・・』

 30年後の年賀状に「親ばか」、「先生ばか」を私も書きたいな、と思いました。

03/01/01(水)

[]明けましておめでとうございます 17:27 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ のブックマークコメント

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 新年を迎えて、今年はどのような目標を立てるかを考えました。現在研究の方向性や状況は満足していますので、現在の方向性を発展するのも一つの目標です。しかし、その目標では、この5年間に感じたドキドキを今後も感じられるか自信がありません。不遜ながら、この5年間で明らかに出来たことで、様々なことに対して判断が出来るようになりました。今後の研究を発展すならば、この5年間で明らかに出来たことによって、確度の高い予想がたてることが出来るように思われます。しかし、それでは、この5年間に感じたドキドキを感じることが出来ないのではと思います。従って、新たな方向性を模索することも考えなければと感じています。

 5年前に考えたことは、なんだったか思い出すと色々あったと思います。しかし、漠然と「徹底的に子どもを見よう」ということを考えていました。5年たってみると現在の状況は必然のように感じるから不思議です。今の段階で5年後を見据えて、何をすべきかを考えると、色々なことが思い浮かびます。しかし、個々のものは当たるかどうかは分かりません。でも以下のことは正しいと思います。

 戦略的には、どのような方向にせよ、「学会ではなく現場の評価を大事にしよう」というものです。しかし、あくまでも学術研究立場であることは確かです。ただ単に現場にべったりでは、大学研究する意味はありません。長年の歴史の中で作られた学術研究の手法によって、現場では出来ない現場で必要とされる研究を進めたいと思います。従って、学術研究の実績を高めつつ、現場とのチャンネルの質・量を高めることです。そのために、講演会は大事にしようと思います。幸い、昨年度は教育センター等からの講演依頼の数が急増した年でした。この実績を積み上げたいと思います。

 戦術的には、子ども同士の相互作用を中心とする研究スタイルに、教師対子ども、また、教師対教師の相互作用を研究の対象にしたいと思っています。ただし、今までにもある教師対子ども研究ではなく、もっと多面的な臨床データによる研究です。それによって、教師は何を教えるかということが明らかになります。それは、現在、我々の研究限界である、若い先生方に「学び合い」を伝えることを可能とします。また、教師対教師の相互作用を明らかにすることによって、「学び合う教室」を「学び合う学校」に成長させることが出来ます。

 以上のことを熱く語り、共感してもらえる方を探そうと思います。それが5年後を見据えて私がやろうとすることです。よろしくお願いします。

追伸 もちろん「家族仲良く健康に」が最大の目標です。

[]新幹線 17:27 新幹線 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新幹線 - 西川純のメモ 新幹線 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 半年前までは息子は「車」一筋でした。ところが、最近では新幹線一筋です。家にいると、新幹線写真集を私に見せ、一つ一つ確認します。そのため、日に何度も「黄色い線のE4マックス」とか「緑の線のE1マックス」などと答えています。息子につきあって新幹線写真集を見るまでは、新幹線は全て「ひかり号」で、各駅停車は「こだま号」であると思っていました。それが、路線ごとに「とき」とか「あおば」と名前を変えていると思っていました。ところが、ひかり号にも0系、100系などがあり、100系にもV編成とかいう色々な種類があることを知りました。また、のぞみ号にも300系、500系、700系があります。また、E2系にはE2'系などがあることを知りました。その全ての新幹線を息子は見分けています。

 それほど好きな新幹線ですので、本日新幹線を見せに行きました。新幹線の入場券も、なんと140円です。安上がりな息子孝行と思いました。親としては狂喜乱舞すると思いましたが、結果は泣き叫ぶという結果になりました。理由は、息子としては「乗り」たいと希望しているのにもかかわらず、乗せずにホームで見送るだけだったので不満だったそうです。停車中の新幹線の中を抱きながら歩くと喜ぶのですが、新幹線を降りたとたんに泣き叫びます。真面目に一駅ぐらい往復してやろうかと思いましたが、そうすると昼寝の時間に間に合いそうもないので断念しました。ホーム中に鳴り渡る息子の泣き声と、それをなんとかしようとしてあたふたしているうちに、たった1時間程度にもかかわらずくたくたになりました。