西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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02/07/17(水)

[]得な役回り 09:28 得な役回り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 得な役回り - 西川純のメモ 得な役回り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一昨日の深夜にKさんからメールが来ました。別な用件が大部分を占めていますが、その最後に

『明日の発表プレゼンを作っていたのですが,

今ひとつなので,現実逃避メールをしています。』

 という一文がありました。昨日(つまり一昨日の次の日)あった学会発表会の準備で詰まってしまったKさんの愚痴です。それに対して、私の返信メールは以下の通りです。

 『プレゼンですが、前回のをみた感想は、Kさんが何を伝えたいのかがわかりませんでした。どちらかといえば、いままでの研究レビューなのかな?という感想です。伝えたいものは何か、それを一つ(多くても2つ)に絞り、それを伝えるには、何をプレゼンしなければならないか?そう考えると、自ずと道は見えると思います。』

 読んでみれば分かりますが、別段、すごいことを書いたわけではありません。私が感じたことを、ちょっと書いただけです。ところが、次の朝(つまり発表練習会のあった昨日の朝)にKさんからメールがきました。題目は「さすが西川先生」です。題目を読んで、「え!?」と感じました。内容は以下の通りです。

 『さすが西川先生ですね。また感激しました。

わずか2行から,指導学生の悩みに的確に答えていただき

ありがとうございます。教員の勤務評定だったら,生徒理解にAがつきます。

> Kさんが何を伝えたいのかがわかりませんでした。

その通りなんです。おとしどこのない,決めぜりふのない,気の抜けたプレゼンなのです。少し手直しをして,発表に望みます。』

 たいしたことをメールしたわけではないのにもかかわらず、「絶賛」です。かえって、恥ずかしくなってしまいます。昨日のKさんの発表は、前回に比べて格段に良くなっていました。

 なんで、Kさんは褒めてくれ、なんで、発表が良くなったんだろう。それを昨日の夜、考えてしまいました。

 だれしも友人の相談を受けることがあります。その際、重要なのは聞くべきなのか、語るべきなのかを見極めることです。

 悩んでいる問題をもっとも真剣に、時間をかけて考えているのは本人です。もし、その当人が得られない解決に意味のある情報を持っている場合は、語るべきです。しかし、たいていの場合は聞いていることが大事です。そして、合間、合間に相づちをするだけで十分です。当人が語っているうちに、自分自身の中に既にある答えを、身近な人の承認の中で表出しやすくなります。不思議なことに、最初から最後まで殆どしゃべっていないのにもかかわらず、相手から「いろいろためになるアドバイスありがとう」と言われることも少なくありません。

 今回もそれだと思いました。ずーと考え、色々と試していたのはKさんです。当然、どのようにまとめようかという心づもりは出来ていたと思います。私がやったのは、たまたま、完成までもう一歩のところで、相づちをした程度のことです。大したことをしているわけではないのに、感謝される。指導教官は、得な役回りだと思いました。