西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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02/06/12(水)

[]競争(その2) 09:56 競争(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 競争(その2) - 西川純のメモ 競争(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前のメモである「競争」に関連した議論がOkさんとの個人ゼミで出ました。大事なことだと思うので、備忘のためメモりました。

 話題になったのは、運動会では競争させているのにも関わらず子どもたちは嫌がらない。一方、算数では競争させていないのに子どもたちは嫌がる。それは何故か?ということです。算数の場合は子どもの能力差が大きいことを、教師は自覚しています。そのため、ことさら子どもたちの間で競争させまいと思っている教師は少なくないと思います。それなのに、何故、子どもたちは嫌がるか?このことに関して、結局競争させているとOkさんは分析されています。例えば、「さあ、この百問を解こう!」という課題を与えたとします。この場合は、直接、他の子ども競争(例えば、「一番はやく解くのはだれかな?」)させているわけではありません。しかし、クラスの中で百問を解き終わる子が出始め、一方では解けない子がいる状態では、結局、競争になってしまいます。さらに、無意識のうちに、教師は早いことを褒め、遅いことに顔をしかめます。

 しかし、Okさんがちょっと考えてしまったことは、Okさんの経験上、競争させている運動会(例えば、「白組が優勝だ」)で、子どもたちが嫌がっているようには見えない、ということです。したがって、「競争」でも問題ない場合があるのでは?という疑問をお持ちになりました。それに対して、以下のように話しました。

 Okさんの経験で競争させる運動会子どもたちが嫌がらないのは、Okさんが無意識の中で「勝つ」ことではなく、「協力」することを子どもたちに目標として与えているからだと思うよ。もし、「勝つ」ことを目標とすれば、「おまえのリレーでの順位が悪いから負けたんだ!」という非難合戦がクラスに起こるよ。そうなれば、きっと子どもたちは嫌がると思うよ。それに、そんなことが起こらなくても、競争であれば「勝つ」集団もいるけど、「負ける」集団も必ず出るよね。そうなると「負ける」集団は不満足だよね。つまり、競争させれば、全員を満足させることは出来ないよね。でも「勝つ」ために協力することを強調し、そのことを教師が積極的に評価することは出来るよ。もし、「負け」たとしても、協力したことに子どもの目を向けさせることは出来るよ。きっと、Okさんはそうやっているから競争させても子どもたちに不満がないんだと思うよ。つまり、Okさんは競争させているんじゃなくて、協力させているんだよ。

 算数に関するOkさんの分析、運動会に関する私の分析、これを振り返ってみると大事なことだなと思いました。やはり、競争は実り少ないように思います。また、競争させていないようで競争させている場面、競争させているようで競争させていない場面、そんなものが学校にはいっぱいあるように思いました。