西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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01/10/18(木)

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 上越教育大学大学院の「うり」は2年間フルに研究に費やせるというところです。県庁所在地にある大学の場合、14条特例といって、1年は大学院、1年は現任校にもどって平常の授業・校務をこなさなければなりません。しかし、その上越教育大学の「うり」が、必ずしも「うり」でないことを知り始めました。

 多くの都道府県で、派遣希望先生に2年間派遣と1年間派遣の二つの選択させると、1年間派遣の方が希望者が多い場合があります。最初は、「なんで?」と思って、院生さんに聞いてみました。私と同様に、「なんで?」と思われる院生さんが多いのですが、聞いてみると「家族との関係」が理由にあることが分かりました。でも、それだけではないようです。修了したOBに聞いてみると、「研究志望」ではなく「研修志望」が学校現場では強いようです。「色々な人に推薦しているんですけど、研究だと後込みする人が多いんです。それに、簡単に免許を取れる方法も出来ましたし・・」とOBには言われます。たしかに専修免許を取るだけの目的ならば、研修で十分です。

 そういえば、「研修志望」に対応した指導方針をしている研究室もあります。つまり、一定のプログラム講義を積み上げ、指導教官の計画による研究を行い、主に指導教官の話が中心となるゼミを行う研究室もあります。簡単に言えば県センターでの半年研修の拡大版みたいなものです。うちの場合は、修士論文を中心として、院生さんが具体的な研究計画を立て、指導教官があまり発言しない全体ゼミを行っています。

 どちらがいい、どちらが悪いというものではないと思います。現場の多様なニーズにあった、多様な大学院、多様な研究室があればいいことです。