西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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01/07/03(火)

[]断絶の航海 21:47 断絶の航海 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 断絶の航海 - 西川純のメモ 断絶の航海 - 西川純のメモ のブックマークコメント

SFのことを考えていたら、「断絶の航海」(ジェイムズ.P.ホーガン)というSFのことを思い出しました。内容を簡単に説明します。

 地球が壊滅的な打撃を受けた第三次世界大戦から復興した2040年に、アルファケンタウリから通信が入った。内容は戦争直前に出発した移民船が植民に成功したという知らせです。早速、地球からその星に使節団が出発しました。到着すると、使節団はとまどってしまいます。何故かというと、交渉の相手となるべき中央政府がありません。それどころか、組織だった行政組織が何もありません。あるのは、町内会に毛が生えた程度の組織の集合体です。また、「お金」という概念がありません。当然、貧富の差はないし、窃盗等の犯罪もありません。強いて、それに対応するものを探すと「尊敬」というものがあたります。

 このような社会が成立した理由は二つあります。第一に、移民団は受精卵レベル子どもたちだけだったんです。そして、その子どもたちは、移民船につんであったロボットに育てられました。そのため、政治偏見(その他、様々な因習・偏見)に汚染されることなく育ちました。さらに、ロボットが中心となって生産性の高い生産業を成立させました。その結果、個人が望むも以上の生産があるため、蓄財する必要もなく、「お金」の概念も生じませんでした。このような社会を見て、使節団の中にいる政治家・金持ちは「無政府状態だ!」と怒り狂います。

 詳細は、小説に譲りますが、このSFは非常に面白いです。第一に、政治家・金持ちが、いかに中央政府・金融システムが必要だと強調しても、移民達に無視される様子が滑稽です。さらに、使節団の人たちも、この星のシステムの良さに気づき、自分たちの社会の異常さに気づき、一人一人が移民社会に同化します。結局、極めて平和的に地球型のシステムは敗北します。

 なぜ、このSFを思い出したかというと、うちの研究室で目指す教室と、一般の教室との関係に近いように感じます。我々の研究室では、「子どもに任せればいい」と言うと、「子どもに任せて、うまくいくわけはない」という反発があります。「簡単な方法で出来る、いや、考え方を変えるだけで良い」と言うと、「そんなはずはない、特別な指導方法が必要だ」という反発があります。私たちの研究室に所属される院生さんも最初はそうです。でも、研究室という集団の中にいる内に、徐々に意識が変わってきます。一度、分かってしまうと、とてもとても簡単なことなんです。