西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

16/07/23(土)

[]思い出話 06:47 思い出話 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 思い出話 - 西川純のメモ 思い出話 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、大阪の『学び合い』の会に参加するため車中にいます。

 今度の会は、『学び合い』の実践者も多いですし、実践していない人もいます。何を話そうな~っと思っています。そんなとき、最近私のところに来た虐めに関するメールを思い出しました。そうだ、あれにしよう。

 今度の中級本のさわりの部分です。

私が何故、一人も見捨てないにこだわるのか。それを思いつくまま語ろうと思います。素に最も近い私で語ろうと思います。

[]書店 05:26 書店 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 書店 - 西川純のメモ 書店 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の夜、学陽書房の山本さんからメールがありました。内容は以下の通りです。

「いま営業と話したら、学歴本この3連休だけで、池袋ジュンク堂で20冊売れたとのことで、すぐに次に30冊仕入れていただいたとのことです!

また千葉のほうのお店では(書店名聞くの忘れました)、店長さんが入荷した本の梱包を解いているときに学歴本を気に入ってすぐに追加注文かけてくださり、80冊をレジ前でワゴン展開してくださっているそうです!」

 ありがたいことです。分かってくれる方がいることに感謝です。

 お近くの土日に書店に行ってください。学歴本をいっぱい並べている書店は「いい書店」です。並べてないところは、並べるように、それもビジネスパーソン向けの棚に置くように店員さんにプッシュしてくださいね。

16/07/22(金)

[]芸人 21:51 芸人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 芸人 - 西川純のメモ 芸人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い頃、教師は芸人だと思った。そのために話術を磨き、面白話を練り上げ、子ども(つまり客)のいじり方を学んだ。でも違う。教師は芸人とは違う。

 根本的な違いはさておき、一つのことを考えてほしい。

 いかなる芸能も、それを観るか観ないか、聴くか聴かないかの選択権は客にあります。例えば、テレビにはスイッチとチャンネルがあります。

 もし、その芸を選択した客だけを相手にしたならば、その多くを満足させることは出来るかもしれません。しかし、選択権を奪った客の多くの満足させることは不可能です。

 未だかつて視聴率100%の番組はありません。30%をキープしたら立派なものです。

 教室の子どもには選択権はありません。つまり芸人にとって最高に難しい客なのです。そんなハードな場で、素人の教師が何ほどのことが出来るでしょうか?

 つまり、教師は芸人になれるわけがないのです。

 何故、そんなことが分からないのか、と思います。が、過去の自分を思い起こせば分かります。人は、自分に都合のよい情報を自動的に選択するようにプログラミングされているのです。

追伸 ま、子どもが教師を選べるようになれたら、それは可能かもしれません。しかし、それは多くの教師とってホラーでしょう。

[]中級編 15:35 中級編 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中級編 - 西川純のメモ 中級編 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月5日に明治図書より2冊の本が出ます。私としては初めての中級編の本です。つまり、『学び合い』の外の本を読み、『学び合い』実践が出来ている人が、その先を目指すための本です。いつもながら、発売当初、ネット注文は混雑します。お近くの書店に電話注文することを勧めます。http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20160564

[]イジメ 13:56 イジメ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イジメ - 西川純のメモ イジメ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の同志から以下のメールをいただきました。

『今年度は、3年・4年・5年といじめ等で苦しんでいた6年生の学級を担任しております。去年までいじめにあっていた子が、こんな作文を書いてくれました。

   1学期でがんばったこと、2学期のめあて

 ぼくが1学期でがんばったことは、5年生の時にはみんなとうまく仲よくできませんでしたが、6年生の1学期には、じゃんじゃん友達がよってくる感じで、自分自身でも自分の存在感を感じることができました。とても自分とは思えないほど、仲よくできました。その時は、今までのことが消え去るように感じました。とても気持ちよく1学期を終えることができました。

 そして、ぼくの2学期のめあては、もっと友達と関わりたいということです。』

 これを読んだとき、うれしくて涙が止まりませんでした。

しかし、次には、その子どもの3年間の苦しみを考えると心が痛みます。どれほどの子どもが苦しんでいるかと思うと身がよじられます。

 その同志も自分のクラスが上手くいっているが、壁一つ隔てたクラスで苦しんでいる子どもがいることを知っていました。そして、解決する方法も知っています。でも、どうしようもない自分に自責の念を感じています。

 耳が痛いかもしれませんが、イジメの原因は教師です。

 イジメがクラスにあったとき、大抵の教師はイジメの加害者や被害者を呼んで、状況を聞き出し、それぞれに指導をすると思います。何故でしょうか?それはイジメの原因は、加害者や被害者の個人的なパーソナリティにあると思うからです。

 ここで職員室に置き換えて下さい。同僚の中にはウマの合わない人はいるものです。恥じる必要性はありません。そのような人が一人もいないという方が異常です。その中には、ムカムカするほど嫌いな人がいるかも知れません。あなたはいなくても、あなたの同僚の中に、そのような人が同じ職場にいる人もいるでしょう。

 では、あなたの職場で以下のような人がいるでしょうか?

「無視」を半年以上し続けており、会話は全くない。

 校舎の裏手で、同僚に暴力をふるう。

 同僚の持ち物を隠したり、トイレの中に捨てる。

 おそらく、いないと思います。ではどうしていますか?おそらく、それなりに必要なときは会話をして、仕事を一緒にしますが、出来る限り距離を置いている、つまり関わらないようにしていると思います。何故でしょうか?それは、それが一番楽だからです。

 子どもも同じです。無視をしたり、暴力をふるったり、ものを盗むには労力がかかりますし、リスクもあります。だから、普通だったらそのようなことはせずに距離を置くほうが楽なのです。

 つまり、原因は気にくわない等の個人的な感情ではありません。わざわざ労力とリスクの必要な方法を採るかということを探らなければならないのです。

 何故、イジメが起こるのでしょうか?これを考えるにはドイチェという人の「競争と協同の定義」が参考になります。彼によれば、両者の決定的な違いは、競争の場合は、一部のメンバーにしか達成出来ない目標を与えていることを指します。例えば、相対評価の通知票で「5」を取ろうという目標がそれにあたります。この場合、誰かが目標を達成するということは、誰かが目標を達成出来ないということと同値です。一方、協同とは、全員が達成出来る目標を与えていることを指します。例えば、絶対評価の通知票で「5」を取ろうという目標がそれにあたります。この場合、全員が目標を達成することが出来ます。

 学級崩壊しているクラスにイジメはないと言われます。何故でしょうか?それは学級崩壊しているクラスの教師には権威がありません。だから、その教師が競争的な課題を与えたとしても、イジメをするほどの価値を持たないからです。

 従って、イジメのあるクラスは、圧倒的に影響力を持つ教師のクラスに起こります。ある先生の場合は、指導力のある先生と周りから評価される先生かも知れません。また、子ども達からアイドル的な教師かもしれません。

 他の教師や子どもや保護者から賞賛される、そのことがイジメの原因になるのです。

だから、教師の立ち位置の違う『学び合い』ではイジメは解決します。

あ~。私にもっと感化能力があれば。

ま、セオリー通りです。みんなでやるしかないのです。

16/07/21(木)

[]中級者向け本 21:39 中級者向け本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中級者向け本 - 西川純のメモ 中級者向け本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が本を書き始めたとき、出版社から求められたのは「採用5年以内の先生を想定して書いて下さい」、「この1冊で完結した本を書いて下さい。」と言われました。何故でしょうか?

 出版社の調査によれば、本を買って学ぶのは採用5年目以内の先生方が主なのです。採用直後の先生は授業自体を成り立たせるのに精一杯です。藁をもつかむ思いで本を買い、学びます。しかし採用5年もたてば、ことさら学ばなくても、教師用指導書を斜め読みすれば授業は出来るようになります。そうなると本を買って学びません。授業改善しません。残念ながら、それが現実です。本書を手に取っている方にお伺いします。周りを見回せば、それは事実ではないでしょうか?そして買って学ぶ人も、多様な本を買わなくなりました。だから、一冊で完結する本でなければならないのです。

 世にある教師本の99.99%はそうだと思います。

 そして私のほんの殆どはそのような本です。

 幸い、『学び合い』の実践者の裾野は驚異的に広がりました。上記のような入門者の次の段階のことに興味を持つ人が増えました。そこで、このたびそのような人向けの中級者向けの本を世に出します。

 『学び合い』の学校観、子ども観はごく初期に設定され、それは不動です。しかし、その一言一言の意味はどんどん深まっています。例えば、学校観の中の「多様な人と」の多様の意味は二十年前と今では天と地ほどの違いがあります。

 現在の『学び合い』の方法論、テクニックはほぼ完璧に整理されています。だから、日本中の人から様々な質問を私が受けても瞬時に応えられます。そして、それを私のゼミ生に聞いても全く同じに応えます。(このことを上越に学びに来る人はびっくりします)。ま、当たり前です。数学の問題を誰が解いても答えが同じであるのと同じです。

 さて、初心者の場合は学校観、子ども観には興味を持ちません。また、方法論テクニックは使えればいいのが初心者です。しかし、学校観、子ども観と方法論との関係を理解したいと考える人もいます。

 そのテクニックが有効であることは分かったとしても、何故、そんなテクニックを思いついたのか知りたいと思う人もいます。

 その疑問に答える本が「資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き ルーツ&考え方編www.amazon.co.jp/dp/4182547179」です。

 また、『学び合い』を他のアクティブ・ラーニングとの違いをどのように説明したらいいのだろうか?

 という疑問を持つ方もいます。これを理解し、理論武装することは、今後のアクティブ・ラーニング洪水の中で生き残るには必須なものです。

 これに応える本が「資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き アクティブな授業づくり改革編www.amazon.co.jp/dp/4182577167」です。

 いずれも8月5日に発売です。いち早く手に取るためには、地元の書店に電話で注文することを薦めます。

16/07/20(水)

[]千葉の会 20:20 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主催者の案内をコピペします。

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8月7日に、千葉県北西部で『学び合い』の会を行います。

参加は、コクチーズから

⇒ http://kokucheese.com/event/index/402573/

[]環境 20:09 環境 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 環境 - 西川純のメモ 環境 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これは本当なのだろうか・・・・・

 ゼミ生の諸君は知ってほしい。君たちは新潟大学教授の何十人、何百人分の予算を使っているのです。皆さんにとっての普通の環境が、今の大学では普通ではありません。

 それにしても、悲惨だ。

 http://blog.livedoor.jp/amiur0358/archives/1059441083.html

[]ブラック企業解消 20:09 ブラック企業解消 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ブラック企業解消 - 西川純のメモ ブラック企業解消 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ブラック企業と日本企業の違いは微妙なことです。

 非ブラック企業でもサービス残業、休日出勤を求めます。ただ、終身雇用と年功序列で黙らせているだけの違いです。

 その最大が学校です。

 子どものためという美名のために休日出勤を求めます。

 わけの分からない書類作りに追われて、本来の教育活動に支障が来ています。

 何故こんなことが横行するのか。そりゃ、タダもしくは安いお金で教員を使えるからです。

 給与の4%上乗せの「給特法」を廃止します。そのかわり、

 休日出勤する場合、その移動時間も含めてきっちりとお金を払ってもらいましょう。大卒の休日出勤のお金です。書類作りに関しても1件いくらともらいましょう。その金額は外注した場合の金額を元に、第三者が算出してもらいます。

 そうしたら議会でも、本当に必要かどうかを真剣に議論するでしょう。

 使い得と思っている限りは、子どものためという美名が横行します。子どものために必要ならば、それに対する正当な対価を払うべきです。ブラックでないならば。

追伸 大学教員には見なし勤務というのがあります。勤務実態にかかわらず週40時間勤務したと見なすのです。これは、大学に講義の時しか行かない人にはパラダイスの規定であり、働いている人にとってはサービス残業を自動化している規定なのです。

学校にも「給特法」がありがたいと思う人と、それで免罪符にされたらたまらないと思う人がいるでしょうね。

16/07/19(火)

[]お願い 06:55 お願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お願い - 西川純のメモ お願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本当にしつこいですが、お願いです。

 「親なら知っておきたい 学歴の経済学」(学陽書房)が発売されました。読んでください。

 我々は「中卒より高卒、高卒より大卒、同じ高校・大学だったら偏差値の高い方がいい」という至極単純なモデルを持っています。それは誤りです。そして、その誤りの結果として、毎年多くの子どもたちが非正規として採用され、借金地獄に突き落とされます。

[]学歴の経済学を読んだ方へ 06:55 学歴の経済学を読んだ方へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学歴の経済学を読んだ方へ - 西川純のメモ 学歴の経済学を読んだ方へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学歴の経済学を読んだ方へお願いです。読まれた方なら、ことの重大さを理解したと思います。急がねばなりません。

 是非、FB、ブログ等で発信してください。皆さんの発信によって、私の発信では「眉唾」の人も手に取り始めます。今までにこれだけ書いても読まない人はいると思います。その人たちを動かせるのは皆さんです。

そして、保護者や子どもに読むことを勧めてください。読む人は一部でしょう。でも、その人が広げてくれます。

 私はあの本に書いてあることを当然知っています。その私が息子に話しても本当に納得してもらえないのです。息子は理屈だけで理解するイノベータでは無いのです。その息子が理解するには、周りの友達が理解し、その友達が息子に語る時です。

 意識改革はみんなでするしかありません。

 今、アクティブ・ラーニングを単なる授業方法として形骸化させる動きがあります。圧倒的大多数の人はそうしています。私はそれをとどめたい。もし形骸化したならば、十数年間の子どもたちの未来は暗い。

 この本を読んで暗い気持ちになっているかもしれません。教師の方に申します。その閉塞感を破るにはキャリア教育を根本的に変えなければなりません。「アクティブ・ラーニングによるキャリア教育」(東洋館)を読んでください。職場体験のキャリア教育ではダメです。そもそも幸せを子どもが設計できるようにならねばなりません。それが無ければ、ローカルで生きるという大多数の子どもの幸せを誇り高く選択できません。