西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/06/23(土)

[]憲法 09:23 憲法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 憲法 - 西川純のメモ 憲法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日本国憲法第二十六条第二項には「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」とあります。

 つまり、国の責任は義務教育を無償にすることです。普通教育を受けさせる義務があるのは国民つまり保護者です。学校に登下校させる義務は保護者にあって国、学校にはないのです。

[]モデル 08:23 モデル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - モデル - 西川純のメモ モデル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師のブラック残業について書いた記事に対して「人は、のぞんでいることがあり、そののぞみが行動にうつり、のぞみが叶って行くと最近つくづく思います。ということは、そもそも日本人は、働きすぎをのぞんでるんですかね?」という書き込みがありました。これに関して詳しく説明します。

 結論から言えば、望んでいる人がいる、です。

 第一は、保護者です。そして、教師もです。

 もちろん、教師が過労死レベルの残業をすることを保護者は望んでいません。しかし、教師が親兄弟のように我が子を守って欲しいと望んでいます。そして、親兄弟のように子ども達に接するべきだと思っている教師が大部分です。だから、保護者は勤務時間外に電話をかけて相談することを当然と思い、それを受けて延々と相談にのることを当然とする教師がいます。土日の部活は教師の仕事だと思う保護者がいて、そうだと思う教師がいるのです。親兄弟の関係は時間制限が無く、エンドレスです。もし、親が「はい、夕方の5時だから親子関係は無しね」と言ったら、それは違うと言われるでしょう。それと同じです。だから勤務外の仕事を何の良心の呵責無く保護者は求めます。そして教師も同僚の教師に求めるのです。

 しかし、教師は子どもの親兄弟ではありません。親兄弟になれるわけありません。三十人の親兄弟にはなれません。中学校・高校だったら数百人の子どもの教科担任になります。数百人の親兄弟になれません。これは努力してなれるものではありません。そもそもホモサピエンスは数十人の子ども育てる生物ではないのですから、努力してもDNAが受け付けません。

 昨日のゼミで「西川先生は、子どもと教師の関係はどのようなものであるべきだと思っていますか?」と聞かれました。私は迷い無く、部下と上司と応えました。ただし、上司と言っても主任・係長レベルの下位の上司ではなく、取締役・社長レベルの上位の上司なのです。そのレベルの上司となれば、数百人の部下をまとめ上げ、健全な集団にすることは可能です。

 保護者・教師が親兄弟モデルから上司・部下モデルに移行すべきだと思います。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20120206/1328484110

18/06/22(金)

[]システム 21:41 システム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - システム - 西川純のメモ システム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回、「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」を書く際、『学び合い』の仲間に色々取材しました。その中で「子どもを泣かしたくない」と言って勤務時間外・土日の部活をやっている仲間がいました。一人も見捨てたくない、という願いは同じです。

 高校教師の時、闇をいっぱい見ました。犬畜生のような親はいます。子ども達を知れば知るほど、子ども達は凄いと思います。このような状況の中で、それもかなり前からの状況の中で、なんであんなに屈託のない笑顔で私と話せるのだろうと思います。尊敬する先輩に相談すれば、私の見える闇より、もっと深い闇を見ています。それをさりげなく私に語ります。腰を抜かすほどです。それも五十代でその学校に十年以上いる先輩教師の場合、その子ばかりではなく、その兄弟、いや保護者も知っている人もいるのです。

 どうしたらいいかを聞きました。先輩達は、子どもを救うことがどれほど大変かを教えてくれました。一人の子どもを救うことも大変で、私の人生を賭けるほどのことであることを教えてくれました。その一歩を踏み出してしまった教師の末路をリアルに教えてくれます。ところが私の目の前には数十人の子どもがいます。先輩教師は授業で出来ることに押しとどめることを教えてくれました。

 その事を知って、でも、全員を救いたくてもがいた結果が『学び合い』です。

 自分が何とかして救うというのは無理があります。だって、救うべき子どもが多すぎます。だから、救うべきシステムが必要なのです。

 勤務外・土日の部活は自分で何とかしようとするレベルではなく、子ども全体が救われるシステムを構築すべきなのです。だから、善意の教師の気持ちを逆なでします。でも、もっと逆なでする一言を申します。子どもの闇はもっと深いのです。あなた一人で何とか出来るレベルではない。甘い。と。部活をやればいいというレベルではない。

[]誤解 18:38 誤解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誤解 - 西川純のメモ 誤解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師が誤解していますが、学校の教師が子どもに責任があるのは勤務時間内です。そして、学校の校地内の範囲です。

 ところが勤務時間外、土日も教師の責任だと誤解しています。そして、学校の校地外も教師の責任だと思います。これは法的には全くの誤りです。

 勤務時間外、土日、学校校地外での子どもの責任を負っているのは、第一義的には保護者です。そして、警察等の学校以外の行政機関や地域社会がそれに準じます。

 嘘だと思うならば、「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」をお読み下さい。だから、社会体育が子どもの部活を担当しないと判断したら、その地域の子どもは部活を経験出来ないのです。これは良い悪いではなく、法的にそうなっています。

 だから、時間外の部活を大事にする方は、学校にやるべきだと思うのではなく、社会体育を支える地域社会を構築することに目を向けるべきです。

 ちなみに、日本は昔から部活をべったりと学校で支えたわけではありません。すくなくとも給特法が制定される直前の昭和41年は違います。好景気続きの日本が、豊富な予算に裏付けられた教員集団のマンパワーによって、教師の仕事が拡大解釈されたのです。そもそも当時は、夏休みはもっと自由でした。拡大解釈されたものが五十年以上も続くと、あたかも教員の本務だと思い込む人が大部分になってしまいました。

[]社会体育 07:09 社会体育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 社会体育 - 西川純のメモ 社会体育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には、土日も部活指導をしたい人がいます。そして土日も部活をしたい子どももいます。どうしたらいいか?

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)に書きましたが、社会体育に移行するのです。指導したい教師は勤務校の指導者ではなく、住んでいる地域の指導者になるのです。日本以外の先進国はそうしています。

[]千葉の会 07:05 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月23日に千葉で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/519108/

18/06/21(木)

[]加害者・被害者 19:56 加害者・被害者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 加害者・被害者 - 西川純のメモ 加害者・被害者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 みなさんのところに「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)が届きましたか?

 そこに書きましたが、ブラック残業は法的にはあり得ないことです。法的には決着しています。あと残るのは慣習的なものです。だから、止めればいいのです。具体的には勤務時間が終われば帰る、土日に出勤しない。その中で出来る仕事をこなす。その時間で出来ない仕事は出来ませんと断ればいいのです。

 至極簡単です。

 でも、出来ない。何故かと言えば、周りの教師が慣習的に「やるべきだ」と思って、勤務時間外・土日も働いているからです。でも、あなたが断れなければ、周りの人に強いていることになります。つまり、被害者であり加害者なのです。だから、止める程度を上げ、止める人を増やすのです。

 もし、私の本に共感したならば情報発信してください。それが増やす方法です。ムーアの理論によれば16%の人が「止める」と行動したら、一気に状況が変わります。過半数を変える必要はありません。16%なのです。勤務校の職員室の人数を数えてください。その16%でいいのです。あなたの情報発信が他校の職員室を変えるかもしれません。他校の教師の情報発信があなたの職員室を変えるかもしれません。

 あなたの大学時代の仲間がいて、SNSで繋がっているかもしれません。逆もまた真なのです。

 時間的余裕はありません。

追伸 止める方法も書きましたよね。その一つは、本書を管理職に読ませることです。そして、「法的に問題になるかもしれませんよ」と穏やかに語るのです。チェックメイトです。

18/06/20(水)

[]秘訣 06:03 秘訣 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 秘訣 - 西川純のメモ 秘訣 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な人から、「西川先生はどうやってビックリするような本を色々書けるのですか?」と聞かれます。でも、私は当然の一つのことを書いているつもりです。私の頭は脱工業化社会の論理で動いています。そして、脱工業化社会に対応できる『学び合い』を知っているので、工業化社会の鎖につながれていない。だから当然の一つのことを書けるのです。

[]校長の皆様へ 05:46 校長の皆様へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 校長の皆様へ - 西川純のメモ 校長の皆様へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の発信を受け取る方には、校長の方は少なくないと思います。さらに、しばらくしたら校長になる教頭や行政の方もおられるでしょう。

「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)が発売になりました。この本は皆様に都合の悪いネタばらしの本かもしれません。この本は発売前に重版になるほど売れています。ということは、皆さんの学校の先生の中にこの本を読んだ職員がいる可能性は少なくありません。たった一人でもいれば、その先生がこの本に書いてあることを周りの教師に伝えるでしょう。読まないという選択肢は無いと思います。

 働き方に関して、日本は新たなフェイズに入っているのです。皆さんこそ、学ばなければならない。管下の職員に指摘されて知るのではなく、皆さんが主導すべきなのです。この本には校長として出来ること、すべきことも書いています。

 急流の中で船をコントロールするには、急流より速い速度で船を進ませる必要があります。働き方改革を実行するには5年ぐらい必要です。今から始めなければなりません。

 保護者対策も『学び合い』のセオリーに従ってやればいいのです。つまり、大反対する保護者を何とかしようとするのではなく、理解してくれる2割の保護者を動かすのです。その保護者が6割の保護者を動かします。合わせて8割の保護者が大反対する2割の保護者を動かすのです。

18/06/19(火)

[] 教師がブラック残業から賢く身を守る方法 21:34  教師がブラック残業から賢く身を守る方法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  教師がブラック残業から賢く身を守る方法 - 西川純のメモ  教師がブラック残業から賢く身を守る方法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)が発売になりました。改めて読んでみると、我ながらいい本だと思います。

 さて、皆さんはもっともらしい理屈を上げて時間外労働を正当化している校長にお仕えしたことがあるのではないでしょうか?でも、それは嘘です。詳しくは本に書いてありますが、教員に定常化した時間外労働を認めることは法律的にありえません。ですので、私の本を校長にお見せ下さい。

 それでも抗弁したならば、本の最後に編集協力に松丸弁護士の名前があることを示して下さい。松丸弁護士は労働問題の権威です。その校長は専門の弁護士より正しい知識があると主張できるでしょうか?

 それに「県教育委員会に確認していいですか?」と言ってください。いや確認してもいいです。驚くなかれ、県教育委員会はあなたの味方をしてくれるはずです。何故なら、時間外労働を拒否したとき、保護者等からクレームを受け、説明をしなければならないのは校長であって、県教育委員会なのです。市町村レベルの教育委員会は法規をしっかり知っていませんが、都道府県レベルの教育委員会は法規を知っています。そして、校長のために法律的に誤っている「嘘」をつくわけがありません。

 つまり、この本はお守りなのです。

 この本には大分大学附属小学校の大胆な改革を紹介しています。読むと腰を抜かすようなことが書いてあります。例えば、毎年の研究発表を止めたんです。ビックリするでしょ?しかし、これは当然なのです。民間の会社ならばサービス残業が常態化したならば労働基準監督局が入って、指導をします。ところが公務員は労働基準監督局が入らないのです。だから、サービス残業が常態化しているのです。ところが、国立大学は独立行政法人になったので公務員ではありません。従って、労働基準監督局が入れるのです。事実、信州大学附属学校に入って、時間外労働にみあった手当を出すように指導をしました。ところが、国立大学の予算は今は火の車です。つまり、大分大学附属小学校の改革は大胆な改革ではなく、極当然の改革とも言えます。しなければならない改革をちゃんとやった、というのが大分大学附属小学校の凄さです。

 私の発信を受け取る方の中には附属学校の方もおられるでしょう。労働基準局が入って恥さらしになるのは避けたいですよね。

[]地震 10:42 地震 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 地震 - 西川純のメモ 地震 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 阪神の方々に心からお見舞い申し上げます。朝6時45分に出発してから仕事に集中していました。被災された方々は情報発信の暇さえ無かったと思います。それ故、ことの重大さを理解したのは遅かった。お亡くなりになった方々、とりわけ登校中の子どもに関しては胸が苦しくなる。