西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/07/22(日)

[]提案 09:47 提案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提案 - 西川純のメモ 提案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月に校外学習の後に小学校1年生が亡くなる事件がありました。日本の猛暑日は増えています。これは子どもの生死の問題です。文部科学省の統計によれば、保健体育の教師ではなく、かつ、現在担当している部活動の競技経験がない人が部活の顧問になっているケースは、中学校で45.9%、高校で40.9%です。つまり素人が危険性の高い運動部の顧問を担当しているのです。

 環境省熱中症予防情報サイトの「運動に関する指針」によれば、気温が31度から35度は厳重警戒で熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避けることを求めています。(なお、35度以上で運動は原則中止となっています。)運動部は体温が上昇します。従って、気象庁の最高温度予測が31度以上である場合、夏休み中の日中の部活動を禁止することを校長判断で徹底してはいかがでしょうか?そうなると、夏休みの練習が全く出来ない地域は少なくないと思います。そもそも甲子園野球を存続させるべきなのかを問うべきなのかもしれません。当然、反対する子どもや保護者もいるでしょう。しかし、生死の問題ではないでしょうか?昔の日本の平均気温とは異なっていることを理解すべきです。

 小学校への連絡会で中学校の先生は、保健体育の教師ではなく、かつ、現在担当している部活動の競技経験がない人が部活の顧問になっている部活は何部であることをつたえてはいかがでしょうか?そして、三年後をめどに、死亡・重度の障害事故の頻度が高い運動部の場合は、保健体育の教師か部活動の競技経験のある教師を確保できない場合、廃部にすることを伝えるのです。具体的には死亡・重度の障害事故が20万人あたり一人以上の部活である自転車、ボクシング、ラグビー、柔道、器械体操等、水泳、ハンドボール、剣道、野球、サッカー、陸業競技、バスケットボールです(学校における体育活動中の事故防止について(報告)体育活動中の事故防止に関する調査研究協力者会議 平成24年7月)。つまり、今の学校のマンパワーでは、子どもの命を守ることは出来ないことを率直に子どもと保護者に語るべきです。専門家でない教師が部活担当をしないことは働き方改革であると同時に、子どもの命を守ることなのです。

 当然、反対する保護者や子どもはいるでしょう。しかし、我が身、我が子の命を心配する保護者や子どもはいます。その時、子どもの命のため毅然するべきだと思います。

 ある学校で専門家を揃えられなくとも、広域ならば確保できるでしょう。従って、複数の学校が合同する部活である、合同部活動を提案することも出来ます。(ただし、送り迎えは保護者であることも伝えましょう)しかし、社会体育への移行が最も自然です。その意識改革を子どもの生死の次元で話し合う時期が来ていると思います。痛ましい事故を知る保護者は理解してくれると思います。

18/07/21(土)

[]全員達成 08:11 全員達成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 全員達成 - 西川純のメモ 全員達成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』では全員達成を求めます。本当は、全員達成を諦めないことを求めます。しかし、この全員達成を求めることに疑問を持たれる方がいます。

 簡単な説明から始めます。

 我々、教師は教科の深い学びを成立させる以前に、学習指導要領に定められていること、即ち、国民全てが学び取らなければならないこと、即ち、ものすごく基本的なことを国民全員が獲得することを求められています。だから、教師は全員達成を求められています。これを実現することを教師だけで出来るでしょうか?無理です。だから、子ども達と一緒にやるしかありません。ならば、全員達成を求めることは当然です。

 ただし、ここで教師がその責任があることは分かるが、それを子どもに押しつけるのは責任放棄ではないか、という疑問が生じます。

 これは、『学び合い』で全員達成を命じているという誤解があるからです。違います。『学び合い』では全員達成は自分にとって得(徳ではありません)だということを語るのです。従って、全員達成に参加しなかったとしても、ペナルティを与えることはしません。参加しないこと自体がペナルティなのですから。その事が分かるので、徐々に参加するようになるのです。

 さて、上記のような誤解が生じるのは、多くの教師の方は、学習指導要領で定められたこと、特に、教科編で書かれたことを教えることが教師の仕事と思われています。しかし、違います。教師の仕事とは、教育基本法第1条に書かれている「第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」なのです。学校で学ぶ時間は一分、一秒の例外もなく、この目的のためにあります。では、人格の完成とは何でしょうか?『学び合い』は「多様な人と折り合いを付け、自らの課題を解決すること」だと考えています。であれば、「一人も見捨てない」ということは子どもにとって分かりやすい表現です。もちろん、人格の完成に関して別な考え方を持つのはアリです。しかし、その考えに一致する教育が一分、一秒の例外もなく出来るでしょうか?私はかなり無理があると思います。

 ちなみに、『学び合い』の初心者は全員達成を毎回しなければならないと思いがちです。違います。そんなことしたら子ども達がダレてしまいます。だから、学習指導要領で定められた最低限の課題の他に、かなり嚙み応えのある課題を含ませなければなりません。その中でも一人も見捨てないことを諦めない集団に育てるのです。(このことは本に書いているのですが、多くの人が読み飛ばしてしまいます)

 さて、多くの教師は比較的短期のことしか考えません。小学校の先生は1年単位、中高の先生は3年単位で物事を考えます。『学び合い』では最低限で1年から数年をかけて集団を創りあげ、一回一回の授業で一喜一憂しません。さらに言えば、自らの教育が30年後、40年後、50年後の子ども達の人生に大きく影響することを知っています。

 子ども達の生きる時代は長期不景気の時代です。AI・ロボット・外国人が活躍する時代です。子ども達の多くは非正規雇用になるでしょう。終身雇用は崩壊し、正規採用された人も何度も解雇されるでしょう。生活保護を受ける子どもはいるでしょう。その子達が言葉通りに生き残るには仲間が必要です。我々の時代は勤め先が一生涯を守ってくれました。しかし、今後は守ってくれません。守ってくれるとしたら、学校を核にした地域コミュニティだと『学び合い』は考えています。

 『学び合い』の初期の段階で集団になじめない子どもはいます。さて、その子の顔を思い浮かべて下さい。これからの厳しい社会で生き残れますか?断言します。生き残れません。それは、その子だけではないのです。だから、一人も見捨てずは得であることを理解した子ども集団を育てなければなりません。

18/07/20(金)

[]部活 06:58 部活 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 部活 - 西川純のメモ 部活 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年の夏の部活指導。どんな対策をしても、熱中症で死んだら「予見できる事態」だろうな。保護者から一筆もらった子どもだけ参加させることが必要だな。もちろん、校長にも一筆。

 一番いいのは、校長判断で、35度以上になることが予想される日の部活は中止にすべきだ。

 私が校長だったら、そうする。

 保護者にも子どもにも「命の問題です」と言える。

[]未来の教室 05:32 未来の教室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来の教室 - 西川純のメモ 未来の教室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 経済産業省の「未来の教室」実証事業の第1次公募の採択事業群が一堂に会して発表する会が開かれます。面白い会だと思います。http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180717004/20180717004.html

18/07/19(木)

[]大阪の会 05:25 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪に新しい『学び合い』の会が生まれました。多種多様な会が生まれることは良いことです。8月19日が第一回です。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/530058/

18/07/18(水)

[]対策 19:14 対策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 対策 - 西川純のメモ 対策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 実は、皆さんも考えていませんか?

 野外ではなく、教室内の授業中に熱中症で倒れ、死亡する子どもがでたらどうなるでしょうか?その危険性は、その暑さならありえると思います。でも、対策のしようがない。

[]高校教師 19:11 高校教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校教師 - 西川純のメモ 高校教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は地元の高校生に1時間語りました。講演を受けたときは「いいですよ」という軽いのりで受けたのですが、語る内容を考え始めると高校教師モードになってしまいます。思いを込めて語りました。直球勝負です。ですので、笑いのテクニックは一つも使わずにです。1割の子どもの伝わり、その子が広げて欲しい、と念じながら。