西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

19/10/16(水)

[]苦渋の選択 21:58 苦渋の選択 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 苦渋の選択 - 西川純のメモ 苦渋の選択 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、長野フォーラムの事務局より、中止の連絡が来ました。苦渋の選択なのでしょう。今までの事務局のご苦労を察するにあまりあります。しかし、周りの人のことを考えての判断だと思います。

[]ファン 19:39 ファン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ファン - 西川純のメモ ファン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はスポーツに関してほとんど関心はありません。ですので、どのチームが勝っても、どの国が勝っても、あまり関心はないのです。今回のラグビーワールドカップもほとんど関心はありません。しかし、ラグビーファンに関心があります。

 私の近くの人が「サッカーや野球のファンがラグビーに流れるのではないか」と言っていました。繰り返しますが、私は何も知りませんが、その私も、そうかもしれないと思いました。

 ファンに、ファンになる。これもありかと思います。

19/10/15(火)

[]準備 21:08 準備 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 準備 - 西川純のメモ 準備 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 還暦になると、退職後のことを考えています。

 仕事を終わって家に帰ってくれば、風呂に入って、家内と晩酌、そして眠る。朝起きて、朝食、仕事に出発。までは、完全にハッピーです。本当にハッピーです。これが何百万回繰り返してもいい。ようは、8時から19時間までの時間の過ごし方だな。

 でも、この幸せは、家内の健康、幸せがあるから。守らねばならない。

 ゼミ生、教え子のみなさん。大事なものは何かを間違わないでね。

[]我がこととして 06:28 我がこととして - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 我がこととして - 西川純のメモ 我がこととして - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校教師の時に、事務の方と仲良くなることはとても大事なこととで、お得だということを学びました。それから35年、それを守っています。ただ、例外として1回だけ大げんかをしたことがあります。

 今から十年以上前に教職大学院の人事に関しての制度設計をしているときです。教職大学院に異動予定の人の一人一人の顔を思いながら、その人たちが教授に昇任できるように制度設計をしました。しかし、ある方に関して事務の方が難色を示したのです。私は一歩も引きません。そこで硬直状態になりました。何日も議論をしているとき、ある事務の方が「いいじゃないですか、それはそのうちなるようになります」と一言言ったのです。その瞬間に頭に血がカッっと集まり「ふざけんな、俺は一人一人の人生を背負ってここにいる。そんないい加減な気持ちで人の人生を考えていない。そんなことで決めるならば、俺は手を引く」と怒鳴って席を蹴りました。

 組織人としては誤ったことをしたと思います。しかし、後悔はしていません。その後、管理職が間に入ってことを納めました。事務の方も、私がどんなスタンスで物事を考えるかを理解していただき、その後はスムーズに進めました。事務の方も、管下の人を守ろうとする頑固な人は面倒だとは思うかもしれませんが、好ましい人であると思います。思った通りに、教授になるべき人はなって教職大学院を出発できることになりました。

 官僚制度はだれも責任を負わない仕組みです。

 文部行政は、委員会が方向性を定め、文部科学省が制度を定め、都道府県教育委員会が運用を定めます。そして、結果責任を負うのは、それらの決定に関係しない校長と本人なのです。私は決定に関わる人は、人として生身の関係者を思うべきと思います。そうでなければ、人は動かない。

19/10/14(月)

[]責任 21:32 責任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 責任 - 西川純のメモ 責任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 影響力がある行動には責任が伴います。とても恐ろしいことです。だから、私は最大限、その危険性を避けています。そのためにありとあらゆる本を出し、SNSで発信しています。『学び合い』にフィットしない子ども、保護者に対して様々なフォローをしています。

 私は心配しています。変形労働時間制が実施され、そのために過労死になる人が生まれたら。変形労働時間制の導入は都道府県教育委員会の責任です。しかし、それを可能にしたのは文部科学省であり、委員の人たちです。恐ろしいでしょうね。

http://203.180.246.129/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/11/13/1411051_4.pdf

 委員の方々は、言いたいことがいっぱいあると思います。

[]宮古島の会 17:00 宮古島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宮古島の会 - 西川純のメモ 宮古島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月21日に沖縄宮古島で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/582553/?fbclid=IwAR37w2NeJRMJuyrcr_VepR7G56M3_cwHXmbb08aZCSw-9FUW2k71WiRGxA8

[]久留米の会 16:55 久留米の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 久留米の会 - 西川純のメモ 久留米の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月20日に福岡県久留米市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/580231/?fbclid=IwAR1fqDYWTFKWqsUEwJLGGzHwMjwoa1nsQLE62oeQOQcQXsFBidZe0wSk5PI

19/10/13(日)

[]NCIS 21:41 NCIS - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - NCIS - 西川純のメモ NCIS - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から38年前、大学院1年の4月、一念発起してマシーンになりました。

 それまで自分の楽しみとしたものを封印しました。小説を読まなくなりました。クラシック音楽に浸ることを封印しました。そして、自らの仕事に資することをしました。例外は、通勤時間の落語です。テレビも朝の朝食と晩酌以外は観ません。映画は出張の途上だけは自らに許しました。あとは、日常の隙間の時間にアマゾンプライムを許しています。

 で、ものすごい時間を費やして「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」を16シーズンを観ました。300作品弱です。素晴らしい。これを無料で視聴できるアマゾンプライムに感謝します。これは「ザ・ホワイトハウス」と同じぐらい感激しました。

追伸 私の一番の楽しみは家内の作った朝食を食べ、家内の作った弁当を食べ、家内と一緒に晩酌をする。それに尽きますよ。

 ということで、金を使いません。

追伸 私は日常生活でお金を使いません。ゼミ生に「西川先生は何にお金を使いますか?」と聞かれました。私はそのゼミ生をじっと見てニヤニヤしていると、「我々の飲み会のご芳志ですね」と正解を言いました。

[]心 19:41 心 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心 - 西川純のメモ 心 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 台風のため予定された越後の会が中止しました。しかし、予定された公開授業、飲み会はゼミ生だけで行いました。公開授業ではゼミ生が『学び合い』の授業をしました。

 飲み会でニコニコしながら盛り上がっているゼミ生たちを見ていると授業者だったゼミ生が私の横に座り、「今日の授業で直すべきところはどこでしょうか?」と聞きました。どの次元のアドバイスをしたらいいかしばらく考えました。ゼミ生はテクニックレベルのことを聞こうとしていることが感じられたので、一番高次のアドバイスをしました。

 私は「心がこもっていない」と短く言いました。ゼミ生は私の顔をじっと見ていました。いろいろなことを考えたのでしょう。でも、直感で、その場はそれ以上を語りませんでした。かなり厳しいアドバイスですが、それが受け取れるゼミ生だと思ったからです。しばらく考えさせようと思ったのです。

 本日の夕方、その学生のところに行きました。そして、以下のような話をしました。

 私は高校教師の頃からずっとやっていることがあります。それは落語を聞くことです。これは私の恩師の中で最も「凄い授業」をした宮沢先生のアドバイスからです。

 名人上手の技など素人がまねることは出来ません。しかし、それでも学ぶものがあります。それは「声」です。若手・中堅の声は不自然なのです。ところが、名人の声は自然なのです。だから、その人の話に自然に寄りかかれる。でも、名人だけのことではありません。我々は友人の雑談に自然に寄りかかれて、笑えます。何故、名人でない素人の話に寄りかかれるのでしょうか?それは、その人の語っていることはその人の素の話だからです。だから、自然なのです。落語の名人は、数百年前の他人の話を自分の素の話で語れるところが名人が名人たる所以です。

 だから、自分の語る言葉が素になるようにならなければならないのです。『学び合い』は心がもろに出る授業です。素の勝負なのです。そのゼミ生の素は素晴らしいことを知っています。だから、それをそのまま出すべきことを語りました。ゼミ生には以下のように語りました。

 教師は好かれるから、従ってもらえるから語るのではない、言わねばならないことを語り、強いなければならないことを強いなければならない。語った言葉が通じない子どもはいるだろう、露骨にいやな顔をする子どもはいるだろう、でも、必ずわかってくれる子どもはいる。言うべきこと、やるべきことをやりなさい。と。

 次回の授業が楽しみです。

追伸 このレベルのことを精神論ではなく、実証的データで示せるのが、我がゼミの強みです。

19/10/12(土)

[]責任 21:56 責任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 責任 - 西川純のメモ 責任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員のイジメ問題より、校長の人事権を制限する方針だそうです(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191011-00000014-kobenext-soci&fbclid=IwAR0NzL8g1BXKIPfv0Dx5ny0YYT1UD7sMI4W4OU0QGGO4hSTeHQYSUxw7BF4)。

 制限した後に、同様な問題が起こったとき、教育長は辞任しませんよね?義務教育課長は辞任しますか?しませんよね。きっと地元の大校長になりますよね。で、人事権のないその学校の校長が責任を負う。

 今回の事例の場合、校長、前校長は逃げられませんよね。まだいいとおもいませんか?

[]動的平衡 19:08 動的平衡 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 動的平衡 - 西川純のメモ 動的平衡 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は今の授業の方法も考え方も劇的に違います。多くの方から、何故、そのことに気づいたのかを聞かれます。私の応えは、子どもたちに教えてもらった、です。解説が必要ですね。

 実証的研究の場合、実験群(つまり、意図的に仕組んだ取り組み)と統制群(従来の取り組み)を設け、両者を比較し、実験群の方が勝っていることをデータで示す方法をとります。ところが西川ゼミでは『学び合い』にシフトする前から、その方法を捨てました。理由は、統制群の子どもたちに申し訳ないからです。だって、実験者である我々は統制群の方が劣った結果になると十分な根拠から予想しているのです。そんなことを子どもに出来なかった。その代わりに、取り組みの当初から時系列で分析し、その変化によって証明する方法論を採りました。つまり、時間を追うごとに子どもたちがよくなっている姿をデータで示すのです。そうすれば全員が実験群になるからです。

 もう一つの特徴があります。我々は「子どもたちは有能である」という子供観によってたっています。従って、こちらで仕組みません。子どもたちには全員達成が大事なことを語り、求めます。方法は彼らに任せたいのです。子どもたちは一人一人多様な方法を採用してトライします。よい結果をもたらしたものは周りの子どもに伝搬します。その中で自ずと、その状況における解決策が生み出されるのです。それは今までの授業とは全く異なっていますが、冷静に考えれば至極当然なことをやっていたのです。

 それが『学び合い』のコアな部分なのです。

 我々は自分たちの限界を知っていた。だから、子どもたちを信じたのです。少なくとも自分たちが考えるより、「まし」なことを生み出すことを信じられた。これが西川ゼミのオリジナリティなのです。

 振り返って、日本の文部行政を考えましょう。文部科学省、都道府県教育委員会、各種委員会の方々は正解を持っているのでしょうか?失礼を承知に申します。残念ながら実証的データによって、その有効性を示したものを寡聞にして知りません。多くは、ナイーブ(素人的)な常識論に基づくものです。典型的なのは少人数学習です。教師対子どもの比率によって成果が変わるという考え方です。残念ながら、その効果を示す学術データを知りません。少なくともかなり一般性の高いデータを知りません。むしろ、それは有効でないというデータは存在しています。

 だったら、解決方法に関して各学校、各教師に任せてはいかがでしょうか?その代わりに結果を評価すればいい。

 今の文部行政では、お上からの指令に従うか否かは厳しく評価しますが、その結果の評価はほとんどなされません。だって、その結果を評価したら、お上の指令が有効でないことがあらわになるからです。ということで、誰も責任を負わない指令が学校、教師に降りてくるのです。一方、改善しようと思わない学校、教師にとってはありがたいです。だって、結果責任を問われないのですから。

 ということで、今までの試みは、ことごとく失敗しています。いや、失敗したこと(逆に言えば成功したこと)は実証的に明らかにされずにいるのです。

[]人事 07:00 人事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人事 - 西川純のメモ 人事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員のイジメ問題より、校長の人事権を制限する方針だそうです(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191011-00000014-kobenext-soci&fbclid=IwAR0NzL8g1BXKIPfv0Dx5ny0YYT1UD7sMI4W4OU0QGGO4hSTeHQYSUxw7BF4)。しかし私は、校長から人事権を取り上げる決定には反対です。もちろん、教諭の希望が尊重されることが前提ですが。今回の問題は、人事制度の問題とは思いません。司法が関わることを嫌がる文化の問題だと思います。保護者との関係も同じですが、司法で黒白を定める文化に移行すべきです。なんで、傷害事件が「いじめ」に矮小化するのか?ニュースでも「いじめ」ではなく傷害とすべきだと思います。

 私は校長に大幅な権限を与えるべきと考えます。そして、それに見合った評価を受けるのです。今から8年前に書いたことです。(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20111230/1325229840

 なんども書きましたが、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」が脱工業化社会のコードであり、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」なのです。地方分権化に移行すべきです。

追伸 工業化社会の人は、上記を書くと「質保証」と言い出します。公的な広域通信制を設ければいいだけのことです。子どもと保護者に選択権を与えるのです。