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西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/12/13(木)

[]嬉しい 22:17 嬉しい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 嬉しい - 西川純のメモ 嬉しい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校の『学び合い』実践者のsnsを読みながら、思います。

 うらやましい。

 私が初任の時に『学び合い』にでったならば、私は高校教師を辞めなかった。だって、高校教師の方が、楽しいから。

154sんs4706076*[大事なこと]高校教育2 22:17 154sんs4706076*[大事なこと]高校教育2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 154sんs4706076*[大事なこと]高校教育2 - 西川純のメモ 154sんs4706076*[大事なこと]高校教育2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校教育の闇の深さを義務教育の方々に分かってほしい。

暴走族は今はいない。いるのは「おじさま暴走族OB」です。暴走族としてつるむだけのコミュニケーション能力が無いのです。

たばこを生徒がいない。無意味な反抗もないし、それを促す人間関係もない。

 今の高校教育の闇は深いです。

 私の高校教師の経験上、つっぱているやつはある意味扱いやすい。自分(教師)を認めてくれると、積極的に味方になってくれる。

 大変ですね。

 だから、つっぱって反抗するだけの子どもを育てなければ。つまり、多くの子どもの意見を代弁する子ども。

[]高校教育 21:46 高校教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校教育 - 西川純のメモ 高校教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 幸いなことに、『学び合い』が高校教育で広がっています。

 上越では学力的には高くない学校で広がっています。理由は、今までの授業では授業として成り立たないからです。本日は、そのうちの一つの学校の公開授業を参観しました。「よかった」です。子どもたちの動き、表情を見ていると、宝石の原石のようです。可能性がいっぱいです。この子たちが中学校でこの姿を見せていたら、地区のトップの高校に進学できると思いました。

 私は学力的に最底辺の高校に勤めました。おかげで学べました。どんな子どもも、同じ子ども、皮一枚を剥がせば同じ。本日も再確認しました。

 そこに集う先生方もです。『学び合い』に興味を持ち、トライする先生方がこれほどいるのか、と思いました。守らねばとも思いました。

 今の授業では出口はないことを理解している教師は多い。出口を探す人は少ない。出口を見つける人はもっと少ない。その人を守らねば。

 心豊かに、眠ります。

[]学び合いの仕組みと不思議 09:59 学び合いの仕組みと不思議 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学び合いの仕組みと不思議 - 西川純のメモ 学び合いの仕組みと不思議 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川研究室に所属する学部生、大学院生は、必ず、今回再版する本を読みます。それは「なぜ、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2RZ2OwY)、「学び合う教室」(https://amzn.to/2LbsTqa)、「学び合いの仕組みと不思議」(https://amzn.to/2L9zr8V)、「静かに!を言わない授業」(https://amzn.to/2rvYtWA)、「座りなさい!を言わない授業」、「忙しい!を誰も言わない学校」(https://amzn.to/2LbmivP)、「勉強しなさい!を言わない授業」(https://amzn.to/2GdUGrn)、「気になる子の指導に悩むあなたへ」(https://amzn.to/2LahAi6)の8冊です。ここに書いた順序で読みます。これによって認知心理学的研究の結果として一斉指導の限界を明らかになってから、どんどん進化する『学び合い』の形成過程を追体験することが出来るのです。

 今日は「学び合いの仕組みと不思議」(https://amzn.to/2L9zr8V)のさわりを紹介します。

 この本は「学び合う教室」(https://amzn.to/2LbsTqa)に続く、『学び合い』に関する本の第2弾です。

 そうしなければならないこと、それを知っているのにしていないことがあります。例えば、分別ゴミをしなければならないことは知っていても、いい加減に分別している人はいます。このような理解と行動が何故一致していないのかを第2章に書きました。そして、行動に結びつけるには集団作りが必要であることを書きました。

 これを理解出来れば、何故、今までの指導でイジメを根絶できないのかが分かります。イジメがダメなことを知らない子どもがいると思いますか?みんな知っています。ところが根絶できません。でも、イジメがダメなことを書いている副読本を読んで変わると思いますか?イジメがダメなことを描いた劇を演じれば変わると思いますか?子ども達はそんなこと百も承知、二百も合点なのです。では、どうするか?・・・・お読み下さい。

 授業で真面目に取り組む子どもがいる一方、不真面目な子がいます。どうしたらみんなが真面目に授業を受けるようになるでしょう。

 キツい指導をすれば静かになります。しかし、頭の中は何も考えておらず、聞いたふりの子どもが生まれますよね。

 面白い授業をやればいいですか?面白話をすれば聞きます。しかし、本題の授業に戻れば元の木阿弥です。

 分かりやすい授業をすればいいですか?クラスには東京大学に進学しそうな子どもがいる一方、知的な障害が疑われる子どももいます。その子達全員が分かる教え方があると思いますか?あり得ません。では、一部の子を無視した授業をしますか?

 しかし、考えてみて下さい。面白い授業、分かりやすい授業をすれば真面目に取り組むと思っている人は、暗黙の内に、つまらないから、分からないから不真面目になると思っていますよね?でも、本当ですか?我々が調査した結果、原因は違うのです。え?っと驚かれました?でしょうね。原因が分かれば手立てが変わります。実は、ごく普通のことをやれば全員が真面目になるのです。ただ、本気でそれをやれば、ということです。じゃあ、どうしたらいいか?・・・お読み下さい。

 学年によって子ども達の話し合いは発達しますか?

 おそらく、多くの教師は発達すると思っています。その考え方はもの凄く古い考えです。多くの教師が持っている発達の考え方はピアジェの発達論に遡ることが出来ます。ところがそれは1960年代に徹底的に否定され、1970年代以降は常識となっています。では、子ども達に見られる「発達らしき」ものは何でしょうか?これが分かれば、小学校1年でもしっかりとした話し合いが出来ます。知りたいでしょ?・・・・お読み下さい。

 世の中には、話し合いは4人組でやる、と堅く信じてられる先生がおられます。しかし、それが確かであるという実証的学術研究を知りません。逆に、最適人数は4人でないことを明らかにする実証的学術研究を我々はしました。では、何人が最適人数なの?と思われるでしょう。しかし、そもそも「何人が最適人数なの?」という問いかけが間違っているのです。『学び合い』では班やグループを設けません。何故でしょうか?お読みになれば分かると思います。分かってみれば、当たり前のことなのです。

 本書は、多くの先生が持っている誤解を解消する本です。眼からウロコだと思います。

18/12/12(水)

[]学び合う教室 07:03 学び合う教室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学び合う教室 - 西川純のメモ 学び合う教室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川研究室に所属する学部生、大学院生は、必ず、今回再版する本を読みます。それは「なぜ、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2RZ2OwY)、「学び合う教室」(https://amzn.to/2LbsTqa)、「学び合いの仕組みと不思議」(https://amzn.to/2L9zr8V)、「静かに!を言わない授業」(https://amzn.to/2rvYtWA)、「座りなさい!を言わない授業」、「忙しい!を誰も言わない学校」(https://amzn.to/2LbmivP)、「勉強しなさい!を言わない授業」(https://amzn.to/2GdUGrn)、「気になる子の指導に悩むあなたへ」(https://amzn.to/2LahAi6)の8冊です。ここに書いた順序で読みます。これによって認知心理学的研究の結果として一斉指導の限界を明らかになってから、どんどん進化する『学び合い』の形成過程を追体験することが出来るのです。

 今日は「学び合う教室」(https://amzn.to/2LbsTqa)のさわりを紹介します。

 この本は『学び合い』に関する最初の本です。だから、今の先生方がグループ学習や班学習で知りたいと思っていることに近いものを明らかにしています。

 さて、私に最も影響を与えてくれた論文・本を一つ選べと言えば、私は石田の論文をあげます。

 私は大学院の頃から、何故、理科を学ぶのかを知りたかった。私が理科教師を目指していたから理科ですが、これは他の教科も同じです。もちろん、すべてのことは学んだ方がいい。しかし、万人すべからく学ぶべきだとは思えないのです。このことは高校教師の時に強く思いました。彼らは「純ちゃんなんで物理を学ぶの?」と聞きます。私が学部、大学院で学んだことで説明しますが、非常に単純な論理で論破されるのです。その業界で了解していることなんて、その業界以外の人にはせせら笑われるレベルです。大学に異動してからも調べ続けましたが、納得するものはありませんでした。そんな私が石田の研究に出会いました。石田の研究は文献研究ではありません。実証的研究です。その実証的研究によって、何のために学ぶのかが分かりました。これは、現在の『学び合い』の学校観の基礎となっています。これを本の最初に書きました。

 次には、実際の授業中の子どもたちの実態を明らかにしています。我々の研究手法は画期的な方法をしています。その方法は、子どもたちの会話をすべて記録するのです。それも3ヶ月以上。このような研究をする人はいません。だって、ものすごく手間がかかりますから。1校時の会話を聞くだけでも1校時かかります。分析するとしたら、その3倍はかかります。30人いれば、そのすべてを分析します。つまり、1校時の分析に100時間かかるのです。これを3ヶ月以上分析するのです。その大変さが分かりますよね。我々はそれをやっています。だから、1回、2回の記録を分析する研究、抽出児童に着目する研究では分からない子どもたちの実態を知っているのです。

 結論から言えば、子どもたちはよい関係を結んでいないのです。その実態を明らかにしています。同時に、子どもたちがよい関係を結んでいるときに彼らがする行動を詳細に説明しています。読めば、「なるほどね~」と思うでしょう。

 我々は「真面目な子」、「不真面目な子」という言葉を使います。つまり、その子の特性だと考えます。ところが違います。子どもたちは子ども集団という関係の中で「真面目な役」、「不真面目な役」を演じているのです。だから、本当に当たり前のことをちゃんとすれば全員が真面目に取り組みます。新規なことをしなくてもいい、当たり前のことをすればいい。ただし、「本当」に当たり前のことをすることが大事だということを書きました。

 私の研究者人生で天啓を受けたことはそう多くはありません。でも、確実に天啓を得たと思えるのは『学び合い』の原型になった先生の授業を分析したときです。まさに「我、発見せり!」と思いました。驚きと、感動で、泣きました。それも学生の前で。その先生は普通の先生です。何もしていないようにしか思えません。ところが子どもたちが学び合っているのです。私は理解できませんでした。なぜなら、教師が何らかのことをしていないのに、子どもが学び合っているからです。私のそれまでの考え方では、何らかの手立てをするから、子どもたちは学び合うのです。事実、世にある本では、様々な手立てが書いています。私は、学び合うことはホモサピエンスの本性であることを発見した過程を書きました。

 このことを理解すると手立てが全く違います。教師が注入するのではなく、子どもたちの中にあるものを引き出すという手立てになります。それが自己モニターという手法です。この自己モニターという手法は簡単です。だって15分間しかかかりません。ところが、それだけで子どもたちの行動が劇的に変わるのです。その手法と、子どもたちの変化を述べました。

 最後に、今後の研究の方向性を述べました。今から20年近く前に私が書いたことですが、その方向性は間違っていませんでした。

 ね、面白いでしょ!「学び合う教室」(https://amzn.to/2LbsTqa)という本は、『学び合い』の黎明期を知るための本です。そして、どのような過程で『学び合い』が生まれたかを知ることが出来ます。

[]補足 05:56 補足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 補足 - 西川純のメモ 補足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の件ですが、誤解が無いように補足します。

 本の執筆は基本兼業では無いと思います。なぜなら、本務に差し障ると合理的に説明することは困難ですから。しかし、それを判断するためにも、「とりあえず兼業届を出してください」と言われるかもしれません。

 でも、「駄目だ」とは言われないと言うことを書きたかったのです。だから、基本、兼業届を出した方がいいと言うことです。胸を張って。

 まあ、小役人が自分の思いつきで「収入が発生したら駄目」と言ったら、条項をお見せくださいと言えばいいと思います。勤務時間外の兼業を禁止することは出来ますが、本務に支障があることを合理的に説明できなければ、それは違法です。とういことは、条例を作る人はよく知っていますから、そんな条項はありません。

18/12/11(火)

[]お節介 21:33 お節介 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お節介 - 西川純のメモ お節介 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある分野に飛び抜けた才能を持つ子どもはいます。その子に対して、基礎的学力の保証すると言って、一律の教育を課すことに意味があるのでしょうか?そもそも基礎的学力なんて実証的な学術的で示されてことの無い、幻想なのに。

 この子のにとって、何を学ぶべきかを凡人が指図しているのは不合理だと思いませんか?

https://dot.asahi.com/aera/2017101100074.html?page=1

[]キンドル本 20:55 キンドル本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キンドル本 - 西川純のメモ キンドル本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の実践者の方々に申します。

 今は大変かも知れませんが、今のチョークと黒板でやる授業が定年まで続くと思っていないでしょ?いつかは分からないけど、最終的には「主体的で対話的な授業」にシフトすることは確かですよね。そして、現実問題として、それを名人教師以外の普通の教師が、定常的に実践するとしたら『学び合い』以外の選択肢はないこともご存じだと思います。

 もう一つ、紙の出版はポケベルやテレホンカードのように衰退することは確かですね。だって、本屋がどんどん潰れていますから。考えてみれば、この1年間、本屋で本を買ったのは殆どありません。大部分はネットです。それだったらキンドル本の方が圧倒的に便利です。最大の障害は、キンドル本を使ったことがないという障害ですね。でも、その障害もかなり低まっています。だって、スマホで読めるのですから。私のような年齢の人には理解不可能ですが、学生さんはスマホで本を読んでいるのです。

 とあいえ、今のところキンドル本の占める割合は小さい。

 だったら、初期占有率を高めて、一気に『学び合い』にシフトさせてみませんか?

 先に述べたように、『学び合い』に関する書籍も充実してきました。ところが抜けがあります。例えば、音楽、美術、体育、技術、家庭科の『学び合い』の単体の本です。また、高校の物理、化学、生物、地学の単体の本です。もちろん、商業、工業、農業のそれぞれの専門科目です。これらは書籍にすることは難しい。おそらく不可能に近い。理由は市場規模が小さいからです。だから商業ベースに乗らないのです。

 もし、以上の領域で『学び合い』の本が充実したら、これから大量採用される若い教師に影響力は大きいと思いませんか?

 紙の本の場合、最先端の企画は通りません。だったらキンドル本を書いてみませんか?イノベーターが食らいつきます。

 世の中には多くの人を引きつけられる文章を書ける人は埋もれています。しかし、それらが世に出る機会が少なくなっているのを憂います。あなたがそうかもしれません。まずはキンドル本でデビューしませんか?紙本の編集者が見つけてくれるかも知れません。

 何書いて良いか分からない、という方。一つアイディアをお教えします。

 皆さんが毎日子ども達に出している課題を課題集としてまとめるのです。それだけでもいいですが、「その課題をどうやって作ったか」、「その課題を子ども達にやらせたときの子ども達の反応、それに基づく改良」などを書いて下さい。

 抜けている教科だったら、それを待っている人は少なくないと思います。

追伸 本の執筆は兼業であるのではないか?と心配する人がいますが、兼業ではありません。

 教育公務員特例法の第17条に「教育公務員は、教育に関する他の職を兼ね、又は教育に関する他の事業若しくは事務に従事することが本務の遂行に支障がないと任命権者(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第三十七条第一項に規定する県費負担教職員については、市町村(特別区を含む。以下同じ。)の教育委員会。第二十三条第二項及び第二十四条第二項において同じ。)において認める場合には、給与を受け、又は受けないで、その職を兼ね、又はその事業若しくは事務に従事することができる。」とあります。

 各都道府県にはそれに準じた兼業規定があります。

 当たり前ですが、勤務時間内の兼業はアウトですが、勤務時間外の兼業は基本OKです。もし勤務時間外の兼業を禁止する場合、勤務時間の本務に影響があることを合理的に説明する義務があります。従って、各都道府県の兼業規定の最初に「この規程において,「兼業」とは,報酬の有無にかかわらず,次の各号に掲げる職を継続的又は定期的に職を兼ねる場合をいう。」に類した文言が入っているはずです。

 本の執筆はこれにあたりません。従って、兼業の手続きを取る必要はないのです。

 まあ、都道府県教育委員会の兼業規定を手に入れて下さい。兼業はもの凄く限定的です。そこに明記されているもの以外は、兼業ではないのです。

 もし、手続きが必要だったら、手続きをすればいい。駄目とは言われないと思いますよ。

[] Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない 19:16  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 千葉の『学び合い』実践者である高瀬さんが「Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない」(https://amzn.to/2LemdI0)というKindle本を書きました。価格は、なんと100円です。是非!読んで、どんどんみんなで出版しましょう。

 なお、私以外の『学び合い』出版の第一号です。

[]キンドル本 12:17 キンドル本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キンドル本 - 西川純のメモ キンドル本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私がキンドル本を出すようなれるまでの過程をお教えします。

 『学び合い』に関する書籍も充実してきました。ところが抜けがあります。例えば、音楽、美術、体育、技術、家庭科の『学び合い』の単体の本です。また、高校の物理、化学、生物、地学の単体の本です。もちろん、商業、工業、農業のそれぞれの専門科目です。これらは書籍にすることは難しい。おそらく不可能に近い。理由は市場規模が小さいからです。だから商業ベースに乗らないのです。

 また、5教科であっても、最先端の企画は通りません。

 さらに、世の中には多くの人を引きつけられる文章を書ける人は埋もれています。しかし、それらが世に出る機会が少なくなっているのを憂います。

 どうしたらいいか、ずっと悩んでいました。

 ところが転機が来ました。10月21日、22日に小学館の企画でフリーランスティーチャーの田中さんと話す機会をいただきました。その22日の午後に、ふと、そのことを口走ったのです。そうしたら、田中さんからキンドルダイレクトパブリシュングを教えてもらいました。ビックリしました。15年ぐらい前から色々な出版社に提案した仕掛けが世の中にあることを知りました。

 とにもかくにも本を読みました。そうすると、ワードでも出来そうかもということが分かりました。しかし、米国への税務処理が必要となることが分かったのです。そこで税務処理をし始めたのですが、相手(アメリカ税務当局)からのリスポンスがないのです。

そこで手元にある絶版本の原稿に手を入れ始めました。

 Kindle previewer という無料のソフトをインストールすれば、実際にどのように読めるのかが分かります。テキストは問題なく写ります。手を加えたのは以下の点です。

 キンドル本は目次を作らなければなりません。「ホーム」の「スタイル」で章は「見出し1」、節は「見出し2」にすればいいのです。後は「参考資料」の目次で作成します。注意があります。キンドル本は読む機械によってページ数が変わります。だから、ページ数が意味を持たないのです。だから、目次の「ユーザー設定の目次」でページ数を表示しないにします。なお、本文に手を入れたならば、「目次の更新」をして下さい。

 ワードの「挿入」の図形を組み合わせて図をつくる場合があります。これはキンドル本になるとき、思わぬ図形になってしまいます。だから、ウインドウズのアクセサリーの中にあるSnipping Toolで切り取ります。

 画像は128kb以下にするため縮小専用というソフトを使いました。それの「ファイルサイズを指定」で縮小しました。

 キンドル本は読む機械によってレイアウトが大きく変わります。だから、改行や改ページを多用することを薦めます。

表紙は業者に任せることを勧めます。

 こんなことを「ちまちま」と1ヶ月ぐらいしていました。最後の最後まで残ったのは米国の税務処理です。これがなんと米国とのやりとりは不要で、マイナンバーを入れればいいことが分かりました。

 ということで12月5日にアップしたのです。初めて耳にしてから1ヶ月半です。

 私としては以下の4つを薦めます。全部買っても912円です。何よりも、一度、キンドル本の便利さを実感して下さい。

「さるでもできるKindle電子出版」(https://amzn.to/2L79gzs)、「WordPowerPointKindleキンドル本が簡単にできる!」(https://amzn.to/2L7Sa4A)、「Wordで作れた!Kindle電子出版」(https://amzn.to/2Lbv2Cf)、「副業?!キンドル出版だろ!」(https://amzn.to/2QqCrU4

 キンドル本の使い方は以下をご覧下さい。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20181205/1543994960

以上を読んだ『学び合い』実践者が『学び合い』の本を出すのであれば、個別にサポートしますよ。

 何度も繰り返しますが。本当に簡単なのです。

[]何故、理科は難しいと言われるのか? 06:34 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)に書いたことの「さわり」を書きます。

 私は物理の授業で計算問題を解かせると、子どもたちは難しいと言います。ところが、数学では物理で解かせる計算より遙かに難しい計算を解いているのです。それが不思議でした。調査の結果、物理が現実をイメージして計算するから難しいのです。数学は抽象的だから簡単なのです。

 イジメは駄目なことは子どもは知っています。でも根絶できません。何故でしょうか?子どもたちに、さらにイジメはいけないことであること、イジメを受ける子どもがどのような気持ちになるかを教えても変わりません。そんなことは子どもたちは知っています。イジメをなくすために教えるべきことは別にあるのです。それはホモサピエンスが群れる生物であることに理由があります。

 一目瞭然、という言葉があります。ところが、そうとも違います。人はものの見方に関して、ある傾向を持っています。だから、同じものを見ても全く違うものを見ているのです。

 子どもには誤解があります。おしえても、おしえても、その誤解が解消しません。多くの教育研究では、誤解を解消するための手立てを立てました。しかし、誤解が解消しないのは、強固な誤解があるからためではなく、誤解が無いからなのです。だから、誤解を強めることによって誤解解消するべきなのです。この文章の意味分からないだろうと思います。それだけ画期的な発見なのです。

 花を観察するとき、メモをするべきですか?スケッチをするべきですか?メモおよびスケッチをするべきですか?おそらく皆さんが考えた答えは間違っています。これを理解するためには我々が映像を頭の中で処理する仕方を理解しなければならないのです。

 その教科が得意な子どもと、不得意な子どもを比べると、どちらの方が授業に関してより多くのことを覚えていると思いますか?びっくりすると思いますが、不得意な子どもなんです。例えば、授業後に「先生、ネクタイが昨日と同じ」と指摘する子は不得意な子どもばかりです。これを理解するには得意な子が、どのように情報を処理するかを理解しなければなりません。

 以上のような研究の積み重ねによって、教科が得意な人と不得意な人は全く異なった情報処理をしていることが明らかになりました。これを認知心理学では自動化と言います。これはホモサピエンスが獲得した情報処理の仕組みに由来します。従って、両者は本質的にわかり合えないのです。教室の中で一番得意な人は教師です。従って、教師は不得意な子どもを教えることは不可能なのです。それ故、子ども同士が学び合う授業が必要であることを述べました。

 以上のように、「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)は「理科」と銘打っていますが、実はすべての教科に関わることを書いています。

 面白そうでしょ?

 一生懸命、教材研究したら、みんなが分かる授業が出来ると思っている人は多いと思います。しかし、それは無理なのです。我々が空中に10秒浮遊できないと同じぐらい不可能なことなのです。私はこれを学術的に確認した上で、従来型授業と決別したのです。

 『学び合い』は徹頭徹尾、実証的な学術研究に裏打ちされています。そこが他の教育実践と決定的に違うところです。だから、本の通りにやれば本の通りになります。

追伸 電子図書の使い方は以下をご覧ください。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20181205/1543994960

18/12/10(月)

[]何故、理科は難しいと言われるのか? 17:41 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、電子図書として再版した本の紹介をしたいと思います。これらの特徴は、『学び合い』のテクニック・ノウハウがどのように誕生したのかを、学術研究のエビデンスで示している点です。もちろん、本当の学術論文のように書いてありません。子ども達の姿を丁寧に描いている点が特徴です。読んでいると、「へ~」と目から鱗が落ちることは確実です。

 まずは「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)です。

 私の研究者人生の前半は、徹底的な実証研究をしていました。特に、認知心理学を用いて、子ども達が何故分からないのかを明らかにしました。それを1冊にコンパクトにまとめたものです。

 教師をやっていれば、「なんで、こんな間違え方するの?」と思うような不思議な間違え方をする子もいますよね?その謎を解明しています。

 その謎を解明した結果、一人の教師は絶対に全員を教えることは出来ない、という『学び合い』の大前提が明らかになります。

[]批判 08:37 批判 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 批判 - 西川純のメモ 批判 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 批判するならば、批判する対象に関して「少し」は調べて欲しい。伝聞レベルで批判するべきではないです。せめて、学び合いや「学び合い」と表記するのではなく『学び合い』と表記して欲しい。そのレベルも知らないのですから。

 もし、「『学び合い』ステップアップ」(https://amzn.to/2Gb25HL)の1冊でも読めば、『学び合い』には合理的な仕掛けがいくつも組み込まれていることが分かる。さらに、最近、電子書籍化された初期の『学び合い』の本(https://amzn.to/2rippck)を読めば、その仕掛けが徹頭徹尾、学術研究の基礎に基づいていることが分かる。

 といっても、多くの人は伝聞レベルの知識で、トンチンカンな批判をするのだろうな。自分の現状を合理化するために。でも、その合理化で子ども達がどれほどの被害に遭うかは知らない。その人達の視野は、せいぜい2、3年先。そして、面白い授業、分かりやすい授業をしてればいいと思っている。

 ふ~。理解出来る人を増やすにはどうしたらいいのだろうか?

 数学、自然科学はいいな、論理と自然が審判者になってくれる。社会科学は審判者は人で、多くは変わりたくない人だから。

18/12/09(日)

[]心配 21:45 心配 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心配 - 西川純のメモ 心配 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書きましたが、私は文部科学省で働いている人のファンなんです。もともとは、尊敬して、敬愛してやまない、指導教官の小林先生の影響です。

 文部科学省のやっていることは、持続的イノベーションにもいかない、現状維持、です。

 文部科学省の管下の都道府県教委には、膨大なリソースがあります。その最たるものは「人」です。その人たちを、今の延長上で使いしてしているのでは維持できない。その人たちがいなくなるのです。これが分かっていない。

 どうしたらいいか。

 Aをやる人を100から101にしてください、ではなく、Aをやるひとを100から90にしてください、その代わりBをやるひとを11ください。という知恵は無いのか?その11が生産性があれば財務相は乗ります。

 例えば、外国人研修制度にたよるのではなく、我が国の若者をデュアルシステムで活用してほしい。

 厚生労働省の所轄に打って出て、子どもたちが異学年集団で老人介護をしてほしい。

 ICT、Edtechなんかいらない。ようはネットワークのノードになりえる人がオフ会に参加できるようにしてほしい。

 そして、今の教育を激変させるアイディアを彼らに出させてほしい。

 と、思っています。が、無理なのかな。一度潰れないと。

[]誠実 17:46 誠実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誠実 - 西川純のメモ 誠実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 厳しい批判に対しても誠実に対応する、これって凄いな~っと思います。https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20181209-00107131/?fbclid=IwAR3cR6yCNl6EJPDJz2n2V4dlIHdmEnMK_glCTWvjozU51v4XUeWIoc-x_mE

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 昨日は、某テレビ局の某番組の収録のため東京に行っていました。

 ことの発端は、テレビ局の方から取材を受けたのです。Zoomで繋がりました。とても人の良さそうな、誠実そうな人だったので、人見知りの私ですが、直ぐにペラペラと話しました。その後、出演のオファーが来たのですが、よく考えずにOKをだしました。理由はテレビ局の人が良い人なので、信じられたので。が、その番組を見てどん引きしました。私にはとてもダメです。でも、一度、OKを出したのですからご迷惑をおかけできません。テレビ局の方も色々と丁寧にアドバイスしていただきました。

 当日までは、とにかくそれを考えないようにしていました。考えると不安になるからです。

 当日、テレビ局に入りました。遠方なので時間調整が出来ません。かなり早めに入りました。そうしたらお世話になったテレビ局の方がおられ、なにくれとなくお世話いただきました。そして、「最初は、こうやりますので、先生はこうやって下さい」と教えてくれます。実際に話してみての時間を計って、話しの組み立てをアドバイスしてくれました。トイレに行って、一緒に出演するに不安を訴えると、「大丈夫です。うまく編集してくれますよ。プロですから」と言っていただけました。

 時間が来ました。スタジオに入ります。テレビで見た人と一緒の空間を占めることに違和感を持ちました。

 収録開始です。今までただただ楽しむ側から見ていましたので気づきませんでしたが、芸人さん達の頭の回転の凄さにビビりました。「あの言葉に対して、この言葉を、このスピードで生み出せるの~!!!」です。何度も出演されている方も慣れた対応です。モジモジしていたら、隣の方が優しく「もうそろそろですよ」と声をかけていただきました。それがきっかけでなんとか「仕事」をしました。

 あの頭の回転の凄い芸人さん達から質問を受けて、へろへろになって応えました。へろへろ過ぎて、番組中は思わず不正確なことも口走ってしまいます。それに関しては、カットしていただくようにお願いしました。

 収録が終わって、直ぐにテレビ局を出て、家に帰って晩酌をしてホッとしました。

 以上の理由から、私としては赤面しかない状態です。そもそも、私がダメダメすぎて全カットになっているかも。とうことで、いつ、どんな番組で放映されるか教えません。聞かれても絶対に教えません。これに関してはコメントしないで下さい。知っている人は、それを人に伝えてはダメです。伝えたら、私は本当に怒りますよ。

 ダメダメの経験で赤面しかありませんが、関わったテレビ局の人がいい人だった、その人と仕事は出来たことは「良かった」と思います。それが唯一の救いです。