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私立の中高一貫校で国語を教えています。

2011-02-27

『ギヴァー 記憶を注ぐ者』ブッククラブ終了 20:01 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』ブッククラブ終了 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』ブッククラブ終了 - 『学び合い』の文化を教室に 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』ブッククラブ終了 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

今回は1時間予習と1時間ブッククラブというユニットを作って、8時間で読みました。

ブッククラブの45分間の中身は、ミニレッスン5分、話し合い30分、クラス全体での共有の時間10分としました。

この共有の時間が毎回盛り上がって楽しかった。

私も読んだつもりで読めていなかったことをいろいろ発見できました。

今回発見したのは、「彼方を見ること」と「彼方を聴くこと」の2つを重ねて読むということ。

あるグループが話し合いの中で、「彼方を見る力と彼方を聴く力の他にも、レシーヴァーになった人には何か力を持ってたのかな」ということを話題にしていました。

それを聞いていて、私は「彼方を見る=色を見ることができる」と単純に考えていたことに気づかされました。

しかし、ギヴァーの「彼方を聴く」について、この単純な考えでは説明できないことに気づきます。

コミュニティでは、どうやら「愛郷の歌」などの歌は歌っているようですが、楽器を使った本格的な音楽はないようです。

そうすると、ギヴァーはどうやって音楽を聴くことができたのでしょう。

「彼方」で実際に音楽が奏でられているのを聞いたと解釈するしかありません。

となると、ジョナスの「彼方を見る」という力も、単に色を見るだけではなく、彼方を見ることができるということになります。

そこで、最後のシーンで橇が出てくることと整合します。ジョナスは「彼方を見る力」によって、橇を見ていたんです。

そして、橇に乗って走っていく先で音楽が聞こえてきます。

ジョナスはギヴァーから音楽の記憶は受け取っていません。

ということは…?

などなど、生徒達と最後のシーンで盛り上がりました。

読む度に新しい発見があって、やっぱりギヴァーはおすすめです。

ギヴァー 記憶を注ぐ者
ギヴァー 記憶を注ぐ者ロイス ローリー 島津 やよい

新評論 2010-01-08
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