『学び合い』の文化を教室に このページをアンテナに追加 RSSフィード

私立の中高一貫校で国語を教えています。

2009-04-11

『永遠の0 (ゼロ)』百田 尚樹著 20:09 『永遠の0 (ゼロ)』百田 尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 『永遠の0 (ゼロ)』百田 尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に 『永遠の0 (ゼロ)』百田 尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

高1のオリエンンテーションに持っていって、時間があったら読もうと思ったんだけれど、止まらなくなった。

永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (ゼロ)百田 尚樹

太田出版 2006-08-24
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おすすめ平均 star
starまさに、永遠の0
star戦争モノが苦手でも読みやすく感動できます
star戦争を考える上での必読書

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フィクションは、時にノンフィクションよりも事実を克明に描き出す。

「絶対に妻の下に帰る」

そういい続けたゼロ戦乗りがいたという。

史実してはありえないだろう。しかし、卑怯者とののしられ続けた男は、誰よりも腕の立つ歴戦の侍でもあった。

相矛盾する二つの姿。60年後に、その姿を求めて、孫は祖父を知る人々を訪ね歩く。

祖父を卑怯者と心からののしり続ける男、祖父に命を救われたと涙ながらに語る男。

絶対に死なずに家族の下へ帰るといっていた男は、しかし、終戦直前に特攻隊員として死んでいた。

臆病者といわれ続けながらも、生きることに固執し続けた男に何があったのか。

克明な史実の調査の上に物語りは展開する。

そして、最後の最後のあっと驚く事実。

そこまでのストーリーの持っていき方が実に見事だ。

「家族がいるから死ねない」

絶対にありえない言葉、しかし、それは誰もが心に抱いていた真実でもある。

読み終えて、しばし呆然となる。

これは、すごい。

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