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私立の中高一貫校で国語を教えています。

2009-04-08

『風の中のマリア』百田尚樹著 23:11 『風の中のマリア』百田尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 『風の中のマリア』百田尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に 『風の中のマリア』百田尚樹著 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

日曜日の読売新聞に紹介されていて、面白そうだったので買って読んだ。

ビンゴ!

いい!すごくいい!

産卵することなく、ただただ女王蜂が産む妹たちを育てるために、狩りに生きるオオスズメバチのワーカー。

そんな彼女の名前が聖母マリアと一緒というのもなんだか皮肉だな、と思った。

しかし、読後の感想は、「なるほど、確かに彼女はマリアだ」

だった。

スズメバチといえば、「刺されたらヤバい」という認識で、とにかく出会わないように出会わないようにと念じながらよく林の中に出かけたものだった。

冬場に倒木の中にじっとしているスズメバチを見つけたこともあったが、今思うと、あれは若い女王蜂だったのなねえ。

この本を読んだことで、恐ろしいオオスズメバチに親近感を持ってしまった。

自分の後から産まれてくるものへ、未来を託し、ひたすら戦い続けて死んでいく彼女たち。

その姿がなんだか人間にオーバーラップして見える。

脇役として登場してくる昆虫たちも生きている。

セイヨウスズメバチを大虐殺して、その巣の幼虫をすべて食べ尽くすオオスズメバチなのに、ニホンスズメバチはそんな彼女たちをある方法で撃退してしまう。ところがそのニホンスズメバチにも過酷な運命が待っている…。

生存競争を戦い続ける昆虫たちの物語に、胸が熱くなる。

それにしても、情景描写の美しさ、つい登場人物に感情移入してしまう語り口、百田さんの本は初めて読んだけれど、これはなかなかの書き手と見た。

あと2冊、一緒に買ったので、これから読んでみよう。

あ、明日からオリエンテーションで11日まで出かけます。

通信環境はありませんので、しばらく連絡が取れませんが、あしからず。



『レッドツリー 希望まで360秒』 12:33 『レッドツリー 希望まで360秒』 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 『レッドツリー 希望まで360秒』 - 『学び合い』の文化を教室に 『レッドツリー 希望まで360秒』 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

アマゾンのカートにずーっと入れていて、なんで入れたのかも忘れてしまったのですが。

昨日ストックしていた本を一気に買って、今日届いた中に入っていました。

たぶん、このshaun tanという画家のことが海外のサイトで紹介されていたのをどこかで見たんだと思うのですが、はっきりしません。

深い。

レッドツリー―希望まで360秒
レッドツリー―希望まで360秒Shaun Tan 早見 優

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starなんで邦訳ってこういうことするのだろうか?
star360秒後、あなたは?
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最初、パラパラッと読んだ時には、最後のシーンの意味がよくわかりませんでした。

ところが、あることに気がついて、もう一度読み直すと、…ん?あ、なるほど…、とだんだんわかってきました。

「レッドツリー」が象徴するものを、みんなで話し合ったらけっこう面白いかも。

それにしてもこの絵はすごいなあ。

日本語訳は申し訳ないですが、いらないんじゃないでしょうか。

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