『学び合い』の文化を教室に このページをアンテナに追加 RSSフィード

私立の中高一貫校で国語を教えています。

2009-04-06

『作家の時間』はすごい! 18:55 『作家の時間』はすごい! - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 『作家の時間』はすごい! - 『学び合い』の文化を教室に 『作家の時間』はすごい! - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

去年読んだ時に、「いったい何を読んでいたのだろう」としみじみと感じております。

こんなに計算されて、ライティング・ワークショップについて書かれている本だったなんて、僕は全然気がつきませんでした。ライティング・ワークショップをやってみようという先生方は、ぜひぜひ読まれることを勧めます。いえ、読まなきゃダメです!

作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)プロジェクトワークショップ

新評論 2008-04
売り上げランキング : 78784

おすすめ平均 star
star追試してみたくなります!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


今年も昨年に引き続き、「作家の時間」を実施します。

中高版のライティング・ワークショップの本を作ろうという企画も進めています。

しかし、去年の僕の実践では「まだまだ」の10乗くらい不十分だということがこの本を読んで、よくわかりました。

まず、根本的な所で読み間違えていました。

僕はライティング・ワークショップを、「それぞれの生徒が、自分が好きなことを、好きな形式(ジャンル)で好きなように書くこと」と捉えていました。

しかし、これはライティング・ワークショップを行う際の方法のレベルでの把握でした。

ライティング・ワークショップの目的は、「自立した書き手を育てる」ことです。

つまり、生徒たちにとっては「より良い書き手になる」ことが目的となります。

なぜより良い書き手になる必要があるのか。それは、『学び合い』的に言えば、自分の課題を多様な人達と折り合いをつけながら達成するために、書くことが強力な武器となるからです。

寺子屋の昔から「読み、書き、算」は世渡りのために必要とされてきましたが、これも人間関係を円滑に進めるために必要だったからでしょう。

この「より良い書き手になること」を外してしまっていたために、「活発に活動した」レベルで自分の活動をきちんとふりかえらないままで終わってしまった生徒がいたのだと思います。

そして、方法レベルで捉えてしまっていたために、西川先生から言われるように「あれこれいじりすぎ」の授業になってしまったのだと思います。

今年はもっとシンプルに行きます。

『作家の時間』を読めば、教師がやることがいかにシンプルなのかがわかるはずなんですが、それを僕は「教師が関わりすぎて、教師依存を招くのでは」と誤読していました。

カンファランスが全体を見えなくさせると考えていたのです。

しかし、生徒観、学校観のレベルできちんとブレないものをもっていれば、大丈夫なはずなんです。

むしろ、自分の中の「古い自分」を切って捨てるために、カンファランスというのは発想の転換を迫る仕掛けです。

こうしたことを、ここ2週間あまり、『作家の時間』の読書会をメールを使って行って気づかされました。

いやー、密度の濃い読書会でした。

おかげで今年の授業への覚悟も固まりました。

いよいよ明日は入学式。気持ちも新たに生徒たちと新たな一歩を踏み出します。

いや、わかりやすい。 15:17 いや、わかりやすい。 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - いや、わかりやすい。 - 『学び合い』の文化を教室に いや、わかりやすい。 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

あべたかさんが、僕がエントリーに書いたことなんかを、上手にまとめて下さっている。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/abematu/20090406/1238962443

これはわかりやすい。

そして、見逃していたNHKの「プロに学べ!脳活用法スペシャル これが”育て”の極意だ!」

のダイジェストがネット上にアップされていた。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090331/index.html

なんだかなあ。

自分が学生時代にあれだけ打ち込んでいた「子どもの村」の活動そのものじゃないの。

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」

「全力を尽くして待つ」

「逸脱有理」

以上『子どもが主人公』『子どもの村へ』(徳村彰・杜紀子著 経書房)より。

1982年だから、27年前か。あの時、ひまわり文庫へ飛び込んで、子どもたちのすばらしさを毎日目にしていたじゃないか。いつからか、「あれと学校は別」といった意識が生まれてしまっていたのだろうか。

そうだよね。やりたいことを安心してできる環境づくり。

子どもが安心して自分を試すことができる人間関係。

それなくして、教育なんて、ありえない。いや、「教育」よりもっと広い範囲で考えないといけないんじゃないか。

maya-1maya-12009/04/06 17:58ikutosuさんの最後の文章
 そうだよね。やりたいことを安心してできる環境づくり。
 子どもが安心して自分を試すことができる人間関係。
 それなくして、教育なんて、ありえない。いや、「教育」 よりもっと広い範囲で考えないといけないんじゃないか。
全く同感です。この文章どこかで使わせていただきます。

janglejapjanglejap2009/04/07 20:50私も今「作家の時間」を引っ張り出しています。ikutosuさんのようにしっかりと読みこんでいかねば!

ikutosuikutosu2009/04/08 08:08>maya-1さん
コメントありがとうございます。
温かい人間関係を作っていきたいですね。

>janglejapさん
「作家の時間」は繰り返し繰り返し熟読玩味する価値がある本です。…ということに遅ればせながら気がつきました。
本当に、求めていることが過不足なく書かれています。
実践された皆さんの「熱意」と「腕」が伝わってきます。

お気に入りに追加