『学び合い』の文化を教室に このページをアンテナに追加 RSSフィード

私立の中高一貫校で国語を教えています。

2009-02-22

「星の歌を聞きながら」ティム・ボウラー作 伊勢 英子訳 16:10 「星の歌を聞きながら」ティム・ボウラー作 伊勢 英子訳 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 「星の歌を聞きながら」ティム・ボウラー作 伊勢 英子訳 - 『学び合い』の文化を教室に 「星の歌を聞きながら」ティム・ボウラー作 伊勢 英子訳 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

星の歌を聞きながら (ハリネズミの本箱)
星の歌を聞きながら (ハリネズミの本箱)伊勢 英子 入江 真佐子

早川書房 2005-03-17
売り上げランキング : 608696

おすすめ平均 star
star子供時代って実際苦しいもんさ
starルークの奏でるピアノが聞きたい!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ティム・ボウラー、いいですね。2冊目ですっかりファンになってしまいました。

主人公のルークは14歳。2年前にピアニストの父を亡くし、自暴自棄の生活を送っている。

母に恋人ができたことも、ルークの素行が乱れる原因になっている。

しかし、自分を強く見せようと接近した不良仲間とは、しっくりいかないものを感じてもいる。

そんなある日、ミス・リトルの屋敷に忍び込むことを不良グループのリーダーのスキンに命じられる。一人暮らしのはずのミス・リトルの屋敷の中で、ルークは女の子の鳴き声を聞く。屋根裏部屋に10歳くらいの女の子が閉じ込められていたのだ…。

自分で自分をどうしたらいいかわからなくなってしまうなんてことが、昔は確かにありました。

そんないらいらを抱えて、ルークは鬱々とした日を過ごしています。

ただ、彼にはピアニストの父から受け継いだたぐいまれな音楽の才能があったのでした。

様々な謎、スキンの暴力、母さんの再婚話、そうしたもつれた糸が最後のコンサートの場面に向かって収束していき、最後は爽やかな読後感が残ります。

ちょっとダイアナ・ウィン・ジョーンズを思わせるような、見事な伏線の張りかたです。

お気に入りに追加