『学び合い』の文化を教室に このページをアンテナに追加 RSSフィード

私立の中高一貫校で国語を教えています。

2008-01-19

一週間の振り返り 13:29 一週間の振り返り - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 一週間の振り返り - 『学び合い』の文化を教室に 一週間の振り返り - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

中一の授業で「潮風の町」を「学び合い」で行う。

最初の3時間が終わった。

生徒が「学び合い」を行うための条件整備がまだ不十分だった。

パソコンについては、コンピュータ委員会にお願いして、iBookをもう2台準備し、生徒用の無線LANも急遽設定していただけることになった。

これで来週の授業では少なくとも3台のパソコンが使えるようになる。

どう使うかは、金曜日の振り返りをもとにして生徒たちで決めてもらうことにしよう。

2組の授業の振り返りの中で、次のような疑問を書いてきた生徒がいた。

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「およねさん」について

(P1、L2)河口から〜ほとんどが年寄っている(魚売りの女)

       ↓

リヤカーをもってまちまちを押して商う人達

       ↓

☆「およねさん」も年寄っているのではないか?

-----------------------

この疑問はスゴいと思う。

他の生徒たちが中学生の息子がいるということで、30代から40代と常識をもとにして判断しているのに、この生徒は文章中の表現に注目している。

この疑問を可視化してみんなにも考えてほしいと思う。

A〜Dの課題について、紙芝居を選んだグループが多い中、5組では劇づくりを選んだグループが出た。

さっそくロング記念ホールを押さえる。

ここまでの進み具合は、果たして順調なのだろうか。たかだか3時間だから、まだ結論を出すのは早いし、なにがしかの形が見えてくるのはまだ先なのかもしれないが。

今まで自分がやってきた授業とはまったく違う展開になっている。

ある意味非常に気持ちが悪い。

教えることではなく、見守るのはきつい。

新校舎の効果 12:03 新校舎の効果 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 新校舎の効果 - 『学び合い』の文化を教室に 新校舎の効果 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

新校舎での生活も一週間が過ぎ、落ち着きだしている。

校庭側からみた校舎

さて、そんな新校舎の保健室に用事があって出向いた。

養護の先生としばらく話をしていたのだが、4台あるベッドが空いている。

授業の途中で誰も顔を出さない。

「新校舎に移ってからの保健室の利用状況はどうですか?」

と聞くと、

「開店休業中です」というお答え。

見方によっては教会かホテルのようにも見える。

教室の居心地がいいんだねえ。

叶うことなら、新しき革袋には、新しいぶどう酒を。

新校舎に、新たしい、生徒主体の学びの場を。

「校長先生という仕事」を読む。 09:02 「校長先生という仕事」を読む。 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 「校長先生という仕事」を読む。 - 『学び合い』の文化を教室に 「校長先生という仕事」を読む。 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

たぶん、僕は教師としては珍しい方だと思う。

今までに上司として知っている校長は3人しかいない。

教師1年目にご指導いただいた菅野尚明先生。

徹底的に攻撃した「かがわっちょ」ことK先生。

そして女子聖学院に勤めて、以来19年間お世話になっている小倉義明先生。

私学では校長が長いとはいえ、小倉先生の校長歴は僕が勤める以前からだから、20年を超えている。

四半世紀になっているのではないだろうか。

そういう訳で、僕の「校長先生」に対する印象はこのお3人によって作られている。

吉田さんは校長先生を取材するのに、それぞれの一日に密着するという方法をとっている。

これってなかなかできないことだと思う。

この方法によって、日本と外国の校長先生の違いが明確になっている。

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「質の高い授業の提供こそが校長の最重要の役割であり、責任と言える。」(140ページ)

こう言い切れるのも、多くの観察と考察の結果だと思う。

菅野先生には教師としての心構えを教えていただいた。ただ、授業に関しては、一年目の途中でお辞めになるという話になってしまったので、見ていただくことはできなかった。

少人数教育を推進され、「1クラスの人数は多くとも25名まで」という信念を貫かれた方だった。

K先生は、管理職としての経験もなく、啓明学園に対する予備知識もないまま「敵地にパラシュート降下した」ような感じで3年半校長をされたけれど、いたずらに現場を混乱させるだけで終ってしまった。

個人的には善人だとは思ったが、プロテスタントの学校に、カソリック信者を持ってきた理事会の考え方も?だった。

退学にした生徒がなぜか復帰したり、生徒指導で面接した親にすごまれて学校側の決定を翻そうとしたり。

もう20年以上経っているから時効だと思うけれど、ご自分の授業でのテスト中、クラスの半数以上がカンニングをしているのに全く気付かなかったということもあった。

その後で女子聖にきたものだから、小倉先生と話をした時には、「話が通じる!」と新鮮に感動したものだった。

授業に関しては、まったく好きにやらせていただいているので、感謝しているけれど、(以下自粛)。

最近は法人の院長も兼務されているので、学校の中で会うことが難しくなっている。

パート1、パート2の具体的な話より、パート3の「学校改革の担い手としての校長先生の仕事」の部分は、管理職以外の教師にとっても、大いに参考になる。

一度やると決めたことについての実施の段階の能力に関しては、日本の教師や学校は飛び抜けたものがあると思う。その意味では、日本にとっての課題はその前後、つまり何をどのように導入するのかという判断と、一応の実施が終わった後にそれを定着させるためにどうしたらいいのかということである。

もし、信頼・協力関係が構築されておらず、チームとしても機能していない場合は、みんながノルマをこなすだけで精一杯なことを意味する。いくら表面的な協力関係を装ったところで、本来やるべきことに焦点が当てられていなかったり、目標に向かっての努力という形になっていないので、ひたすら各自が忙しいだけという状態が続くことになる。

耳が痛い。と同時に、授業もこんなふうになっていないか、見直す必要がある。

目標を明示しない授業では、グループ学習を形だけ取り入れても、それぞれが忙しいだけできちんとした学びにはならないということだろう。

信頼・協力関係は、何も教職員が一丸となって築く必要はないのである。信頼・協力関係に不可欠な「自分の言いたいことが言える」ことや「自分をさらけ出す」ことを可能にしてくれる二名から数名のチームで、いろいろなプロジェクトや活動に取り組む方がいい。プロジェクトや活動に打ち込めるためには、信頼・協力関係とは若干次元を異にするコミットメント(それを心底大切だと思えること)やオーナーシップ(自分がやっている/自分が動かしていると思えること)なども要素としては重要である。

学び合い』で生徒に語る時のヒントがここにあると思う。

こうしたチームを機能させる際に大切なことは、お互いを大切にし合う文化というか習慣を学校に根づかせることで、これこそが校長のもっとも大切な役割の一つといえる。その要素としては、①互いに信頼し合う、②相手の立場に立つ、③助けが得られる、④批判に対する寛大さ、⑤新しいことを積極的に取り入れる勇気、などが含まれる。

学び合い』はここに示されたような文化を根づかせていく活動だと思う。

だから、『学び合い』を進めるためには、教師は単に知識を生徒に「教える」という次元ではなく、校長先生レベルでの「学校文化を創造する」次元での意識が要求される訳だ。

[]冬来たりなば、春遠からじ。 07:50 冬来たりなば、春遠からじ。 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 冬来たりなば、春遠からじ。 - 『学び合い』の文化を教室に 冬来たりなば、春遠からじ。 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

昨日、クラスの黒板にそう書きました。

「健闘を祈る」とも。

今朝、教室に行ってみると、その横に

「ありがとう」

「ありがとう、ちっくん。みんながんばろうね!」

と書いてありました。

いよいよセンター試験です。

中1の授業が入りましたが、その間も毎日センター試験へ向けての補講を入れてました。

中1の授業の前に問題を配布して、授業が終った後で行って、答え合わせをし、間違えた所を解説する。

昨日は下校時間を過ぎてまで最後の確認をしていきました。

人によってばらつきはありますが、7割〜9割5分程度のあたりで行ったり来たりしてます。

設問を読点で分けて、それぞれの部分が本文と整合しているかを確認して行けば、センターの国語はほぼ正答にたどり着けます。

今までやってきたことを信じて。

祈ってます。

iwaseniwasen2008/01/19 18:10職員室の文化と、教室の文化はお互い影響し合うのでしょうね。
良くも悪くも・・・
だからこそボク達は、職員室を変えることも考えて行かなくてはなあと思っています。壁は高いですが・・・

ikutosuikutosu2008/01/19 19:25>iwasenさん
コメントありがとうございます。
そうなんですよね。自分のやっていることに興味を持ってくれる同僚、面白そうな取り組みをしている同僚と、少しずつ少しずつ、壁を乗り越えられるように相互に働きかけ合えるようにしていきたいと思います。

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