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私立の中高一貫校で国語を教えています。

2008-01-03

「夢をかなえる洗脳力」苫米地英人著を読む 18:39 「夢をかなえる洗脳力」苫米地英人著を読む - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 「夢をかなえる洗脳力」苫米地英人著を読む - 『学び合い』の文化を教室に 「夢をかなえる洗脳力」苫米地英人著を読む - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

新年最初の読書はこの本から。

題名がもう一つだけれど、中身は真っ当なことが書いてある。

競争の無意味さを子どもたちに語るのには非常に示唆に富んだことが盛りだくさん紹介されている。

苫米地さんと言うと、ディベート界でもけっこう有名な人。この本の中でもほんの少しだけディベートに関わる記述が出て来るけれど、それよりも脳機能学者としてオウム幹部を洗脳から解き放ったことの方が有名だし、本の中でもそうした手法と言うか、脳の機能に沿った夢実現のための方法が紹介されている。

夢をかなえる洗脳力
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star苫米地さんの思いつきエッセイ
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特に「止観」と「抽象度を上げる」という二つの方法はすぐに試してみたくなる方法。

その前提として、100人の人間がいて、100人それぞれが「私」の幸せだけを願って行動するのと、一人一人が残りの99人の幸せを願って行動するのと、どちらの方がより幸せを感じることができるようになるかという問いかけが印象的だった。

結局、ノウハウとして夢や幸福をどう実現するかではなく、自分の生き方をとことん見つめ直すことが大切なんだなということがわかる。

「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んだ時の違和感も、この本を読んで「なるほど!」とすっきりとわかった。

結局親の代の強迫観念に洗脳されて自分が本当に目指すべきものではないようなものを「夢」として追い求めていることがおおいわけだ。

「お金で買えるものは夢ではない」というのが具体例を示しつつ紹介されている。

この方法でいけば、僕でもフェラーリのオーナーにはなれるなあ、と納得してしまう。なろうと思わないけれど。

トレーニングとして「共感覚」を養う方法だとか、IQを飛躍的に高めるための抽象思考法が紹介されているのだが、これが楽しい。

たとえば後者のトレーニングで、「木」という丸い概念を作って、そこに自分が過去に体験した木の記憶をぺたぺた貼付けて行くというのがあるのだけれど、やってみると、すっかり忘れていた記憶が甦ってきた。そしてそれを同じようにして作った他の「植物」だとか「水」といった概念と頭の中で置き換えてみたりする。これはなかなかうまくいかないのだけれど、すごく面白い。

こうやって抽象度を上げて思考操作をしていくと、「私」に囚われていることがいかにつまらないことかが見えてきそう。

janglejapjanglejap2008/01/04 08:17おもしろそうですね!ikutosuさんのブログからまたamazonへいってしまいました。

jun24kawajun24kawa2008/01/04 08:45私も読んで、「抽象度を高める」というのは納得できます。
『学び合い』における「みんな」の理解とにているな、と思いました。

ikutosuikutosu2008/01/04 09:15>janglejapさん
苫米地さんの本はクセがあるので、好き嫌いがかなり別れるかなあとも思いますが、僕はけっこう楽しく読みました。
自分を見つめ直す方法として、以前から「内観」に興味をもっているのですが、それを相対化する視点が示されているのが参考になりました。

>西川先生
ご指摘の通り「あ、この部分は「みんな」の説明に使えるぞ」と思いつつ、抜き書きをしたりしてます。

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