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いのっちの落書き帳 by hideki55

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山梨の公立中学校につとめているいのっちです。気ままに「落書き帳」のような形で、書き込みたいと思います。
国語の学び合いについて情報交換できればと思っています。

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学び合いに関係する授業案や資料などを、やり取りできる 「manabiaifilebank1  学び合い共有ファイル保管箱1」 というサイトを試みに作成しました。ヤフーグループの無料サービスを利用しています。

下記の説明をお読みいただき、多くの方に参加いただければありがたいです。

グループの説明:西川純氏の「学び合い」に関係する資料や授業案などを、誰でもやりもらいできるスペースとして活用します。主にファイル共有のためのグループです。参加希望者は、管理人まで、次の内容をメールでお知らせください。

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ブログ開設 2009/12/14 (月)

2010/09/08 (水)

[国語]ビーバーの大工事 東京書籍・小学校2年 を授業で教えた方はいらっしゃいますか。

| 07:02

ひょんなことから、この教材の教材研究をしているのですが、読んでいてこの説明文の不自然なところが気になりました。

みなさんからのご意見などを、いただければ、ありがたいです。

まずは、教材を提示します。

   ビーバーの大工事   (なかがわ しろう)

[1] ①ここは、北アメリカ。②大きな森の中の川のほとりです。

[2] ビーバーが、木のみきをかじっています。

[3] ガリガリ、ガリガリ。

[4] ①すごいはやさです。②木のねもとには、たちまち木のかわや木くずがとびちり、みきのまわりが五十センチメートルいじょうもある木が、ドシーンと地ひびきを立ててたおれます。

[5] ①近よってみますと、上あごのはを木のみきに当てて、ささえにし、下あごのするどいはで、ぐいぐいとかじっているのです。②するどくておおきいはは、まるで、大工さんのつかうのみのようです。

[6]ドシーン、ドシーン。

[7] あちらでもこちらでも、ポプラややなぎの木がつぎつぎにたおされていきます。

[8] ①ビーバーは、切りたおした木を、さらにみじかくかみ切り、ずるずると川の方に引きずっていきます。②そして、木をしっかりとくわえたまま、上手におよいでいきます。

[9] ①ビーバーは、ゆびとゆびの間にじょうぶな水かきがある後ろ足で、ぐいぐいと体をおしすすめます。②おは、オールのような形をしていて、上手にかじをとります。

[10] ①ビーバーは、木をくわえたまま、水の中へもぐっていきます。②そうして、木のとがった方を川のそこにさしこんで、ながれないようにします。③その上に小えだをつみ上げていき、上から石でおもしをして、どろでしっかりかためていきます。

[11] 家族のビーバーたちも、はこんできた木をつぎつぎにならべ、石とどろでしっかりとかためていきます。 

[12] 一どもぐったビーバーは、ふつうで五分間、長いときには十五分間も水の中にいます。

[13] ビーバーは、夕方から夜中まで、家族そう出でしごとをつづけます。 

[14] こうして、つみ上げられた木と石とどろは、一方の川ぎしからはんたいがわの川ぎしまで、少しずつのびていき、やがて川の水をせき止めるりっぱなダムができあがります。

[15] 今までに見つかったビーバーのダムの中には、高さ二メートル、長さ四百五十メートルもある大きなものもあったということです。

[16] ダムができあがって、水がせき止められると、その内がわにみずうみができます。

[17] ビーバーは、そのみずうみのまん中に、すを作ります。

[18] ①すは、ダムとおなじように、木と石とどろをつみ上げて作ります。②それは、まるで、水の上にうかんだしまのようです。

[19] すの入り口は、水の中にあり、ビーバーのように、およぎの上手などうぶつでないと、けっしてすの中に入ることはできません。

[20] ビーバーがダムを作るのは、それで川の水をせき止めてずうみを作り、そのみずうみの中に、てきにおそわれないあんぜんなすを作るためなのです。

[その1]時間の流れが、不自然なところ

[4]段落で、木がドシーンと地ひびきを立ててたおれます。と、木が倒れた記述があります。

続く[5]段落で、近寄ってみると、ビーバーが上あごのはを支えにして、下あごのはでかじっています。と、ビーバーが木をかじっている記述になります。

私の違和感は、木が倒れた後、近寄ってみると、ビーバーがかじっているという状況にすぐにはならないと思うのです。

例えば、[5]段落の始めに、次のような文がおかれている場合は問題にはなりませんが。

木が倒れると、ビーバーはまた倒れた木をかじり始めました。近寄ってみますと… 以下教科書の記述どおり。

あるいは、[5]段落の記述は、実は[2]段落に続く記述のようにも感じます。もしそうなら、[2]段落の直後に、[5]段落を置いたほうが時間の流れがスムーズにつながると思います。

[その2]教科書の写真と教材との対応が不自然なところ

次に、ビーバーが木を削って木を倒す活動をするのは、一日のうちのどの時間帯なのか。

[13]段落に、ビーバーは、夕方から夜中まで、家族そう出でしごとをつづけます。という記述が出てきます。この記述を信じると、[1]段落から始まるビーバーの活動もその時間帯の中に含まれると思われます。ところが、教科書の写真などを見ますと、明るい時間帯に木をかじったり、木を運んだり、木をくわえて泳いだりしている様子が写されています。このあたりは、どうなっているのでしょうか。

[その3]とつぜん木がこっちでもあっちでもなぜ倒されるのか

[6]ドシーン、ドシーン。

[7]あちらでもこちらでも、ポプラややなぎの木がつぎつぎにたおされていきます。

[2][3]段落で、ビーバーが木の幹をかじっていることはわかるのだが、どうして「あちらでもこちらでも、ポプラややなぎの木がつぎつぎにたおされていきます。」という事態になるのか、何の説明もなく提示されます。後を読めば、家族そうでで木を倒して川に運ぶ作業をしていることはわかるのですが、不自然です。