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宮城県仙南に勤務する中学理科教員 五嶋 理(ごとうわたる)と申します。「一人も見捨てない」学校教育に共感しグループに参加。24年度4月から実践スタート。普段はFacebookを中心に発信しています。メールはpsrfb387とoutlook.jpを@で結びます。どうぞよろしくお願いします!!
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2016-03-25

【これからも多面的に】

23:14 | はてなブックマーク - 【これからも多面的に】 - 仙南Gotoのページ 【これからも多面的に】 - 仙南Gotoのページ のブックマークコメント

このたびの人事異動で、七ヶ宿町立七ヶ宿中学校への転勤が決まりました。全町人口1500人余り、子どもの数は小中あわせても50名強の町。4月から本格的にコミュニティースクールとしてスタートすることが決定していますが、すでに町の行事に児童生徒が参加し、学校の行事を地域とともに進めるということが、日常的に行われているということです。まずは、信用第一に仕事を進め、しっかりどっぷりとその中に身をゆだねてみたいと思います。これまでのような甘えは繰り返せない。

現在校での勤務6年間。その中で『学び合い』と出会い、3年間の実践・試行錯誤を行ってきました。

子どもたちの姿を観ながら、一番多くの時間を費やしたのは、「教育ってなにか」「大人が子どもの学びに介入するってどんな意味があるか」「教育の成果ってなにであらわれるか」云々と、自分と繰り返し繰り返し対話することだったように思います。そして結論が出たかというとそんなことはなく、4月からのスタートにも迷いに迷っています。

ただ、「1つのことのために、多面的に取り組んでいくこと」は、これまで同様に心がけていきたいと思います。

日々の授業づくりとともに、自分の多様な学びづくりも、

学校の職員室とともに、FB等を通した大きな職員室についても、

日々のクラス・学校を考えながら、地域や国際社会のこれからについても、

身近な地域に働きかけるとともに、全国への発信も。

そして、結局それぞれが、自分の中で宝珠の網のように光を反射し合い、影響し合っていくことは、何となく実感できる気がします。

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2016-03-13

2016 教室『学び合い』フォーラムは,4月1日受付開始!!

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【第12回教室『学び合い』フォーラム開催のお知らせ】

今年の夏の『学び合い』フォーラムは宮城石巻で開催します。

子どもたちの一生涯の幸せを願うとき、子どもたちが生涯を生きていく地域と学校時代の学びとをどのように接続させていくかは、避けて通れない重要なテーマです。

今年のフォーラムは、多くの地域行政、地方議員、PTA保護者、子ども支援団体、NPО、まちづくり有志の方々との多様な交流を通して、授業・教室・学校・地域の未来を一体的に考え合いたいと考えています。

申し込み開始は,4月1日から!!

ぜひ今から予定に入れててください。

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【開催概要】

第12回教室『学び合い』フォーラム2016 in 宮城

~『学び合い』から描こう,これからの学校~

・期 日  平成28年8月20日(土)~平成28年8月21日(日)

・会 場  東松島市コミュニティーセンター

宮城県東松島市矢本字大溜1 − 1

℡ 0225-82-6969

 ※2日間とも全館借用。 仙台駅から電車50分間 + 徒歩20分程度

・主 催  子どもに学ぶ教師の会

・後 援  石巻市教育委員会,東松島市教育委員会,女川町教育委員会,名取市教育委員会

      石巻日日新聞、石巻かほく、宮城県教育委員会、河北新報社

・目 的

「一人も見捨てない」教育を目指した『学び合い』の考え方を軸に,多様な参加者同士が以下の点について考えを交流し深め合うことで,これからの日本における教育活動の発展に寄与する。

(1)すべての子どもが安心して楽しく学び続けられる教室・学校の在り方

(2)地域の中の学校の在り方

(3)地域創生(まちづくり)につながる学校教育の在り方

・対 象

全国の幼保・小・中・高等学校教職員,大学関係者,教育行政担当者,

教師を志す学生,保護者,児童生徒、

子ども支援団体,まちづくり関係者,地方創生行政担当者など

・参加費  決定し次第連絡します。

・日程

【8月20日(土)】

12:00 開場 エントランスで分科会の紹介①

13:00 開会行事

13:20 基調講演「20年後,30年後の社会と学校」(仮)

上越教育大学教職大学院 教授  西川 純 氏

14:25 シンポジウム

 「地域創生に果たす学校の役割」(仮)

シンポジスト・コーディネーターは交渉中

      

16;00 フリートーク&分科会(並行実施)

18:00 散会

19:00 懇親会

【8月21日(日)】

9:00 開場 エントランスで分科会の紹介②

9:30 講演 「みんなの学校」(仮)

前大阪市立大空小学校校長 木村 泰子 氏

※地域とともに歩む学校の姿についてお話いただきます。

10:35 トークセッション「みんなのきょうしつ」

東京学芸大学教職大学院 准教授 岩瀬 直樹 氏

株式会社アソビジ 代表取締役 プロジェクト結(ゆい) 理事 中川 綾 氏

※コミュニティーとはどのようなつながりかについてお話いただきます。

11:45 鼎談 「みんなの学校」と「みんなのきょうしつ」

木村先生、岩瀬さん、中川さんに、それぞれの講演内容について鼎談いただきます。

12:15 フリートーク&ミニ分科会&映画『みんなの学校』上映会

※昼食休憩は各自のペースでお取りください。

15:40 振返り&閉会行事

ファシリテーター&全体総括

福島大学教授 松下 行則 氏

16:00 解散

・分科会について

事前に発表希望があった方で希望される方には,小会議室・時間を割り振ります。また,主な内容が来場者に分かるように,受付時間にミニプレゼン&資料提示等の場(実践市場)を設ける予定です。

カテゴリーは現在のところ3種類と考えています。

① 『学び合い』って何? 『学び合い』の理解のための分科会

② 『学び合い』を深める。 すでに長く実践されている方の分科会

③ 地域創生と『学び合い』 地域住民やまちづくりの方との対話を中心とした分科会

・宿 泊  

 会場近くにホテルあり。(徒歩5分)

 他,石巻市内,仙台市内各ホテルを予約ください

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2016-01-02

【教員の職能】

13:01 | はてなブックマーク - 【教員の職能】 - 仙南Gotoのページ 【教員の職能】 - 仙南Gotoのページ のブックマークコメント

年末にお会いした方々から聞いたことば。

年末には,それこそ全国の『学び合い』のなかまや初任層の先生方から,じっくりお話をうかがう機会を得た。

その中で得た言葉から考えたことを,つらつらと。

或る人曰く。

教員の職能とは何か。

①「学ぶこと」のすばらしさとすごさを体験している,あるいは、体験的に学んでいること。

②世の中の仕組みや未来予測について知っている,あるいは,学んでいること。

③お金の仕組みついて知っている,あるいは,学んでいること。

これらの伝え方はそれぞれの持ち味を生かせばいいと思う。

教員が語ることばが,学校・受験への適応を視野にしているのか,それともその子が一生涯幸せに暮らせる将来を視野に入れているかは,雲泥の差があると思う。前者で求めているのは既存のシステムに沿った生き方(大野さんの言うCanの世界)であり,その外にある現実社会にはあまり効果を及ぼさない。(強いて言えば,意にそぐわないことにおいてもそれなりに求められた結果を出す忍耐力など,限定的なものにとどまる) 一方,後者の対象が「幸せ」という個人的なものであるだけに,そこに行き着く道も多種多様なシステムにかかわる。そこではどのように人生を生きたいか(大野さんの言うWaontの世界)であり,その効果は教科学習を越えて生き方に敷衍していく。

その上で,②③について教員が学ぶことには,子どもたちが抱いた「~が好き」「~してみたい」という感情を,「生きる」現実につなげる実質的な意味があると感じる。

①について,主に教科指導に関して。

「教科書を教えるか」・「教科書で教えるか」という文脈や,「子どもたちとの良好なコミュニケーションが学びの土台である」という視点から,「何を伝えるか」よりも「どう伝えるか」が教員の職能にとって大切なのだという言われ方をよく耳にする。しかし,さらにその本質を詰めていけば,「どう伝えるか」と言ったときに子どもたちに伝わることが,教科の内容的なものであるよりも,子どもたちにとっての他者として「学ぶこと」そのものをどのように教員がとらえいるかの方が、むしろ重要なのだとと考える。その点においては,経験年数はあまり意味もたず,教員自身がどのような本を読み,どのような人とつながり,どのような関係を大切に感じているかが大きく影響するものと思う。「伝え方」が未熟であっても,未熟であることそのものは子どもたちとの信頼関係を直接失わせるものではなく,「何を目指して道半ば」であるかを明確にもって臨んでいないことの方が大きく影響する。ビジョンは,未来がますます予測できないある現代においては,統一されたメッセージであるより多様であることの方により価値がある。一人ひとりがもつ「やり方」や「好き嫌い」といった持ち味を生かした学びを進めることが強い力をもつと考える。

そういう視点にたてば,教科の内容は,子どもたちの人生にどうかかわっていくかについて教員が知見をもって取り上げていくのが教材研究でもあり,もしそれが現行の内容から見出せない場合には,教室に集まって学ぶことそのものに内在している協働性自体を学ぶ意義にのぼらせていけばいい。(その点に着目したのが,昨今のアクティブ・ラーニングであるということもできる。)

或る人曰く。

「子どもは20年後,30年後の世界からの留学生。」

留学先の現在の世の教員が,未来の子どもたちが何を学べるようにするのが仕事なのか。そこには,教員を離れた個人としての未来ビジョンが必要となる。

今年のカレンダーは正月明けの授業再開がはやい。

最初の学級活動や授業開きには,学校から少し離れた,子どもたち(あるいは先生方自身)が生きる未来の姿について語ることから始めてはいかがだろうか。

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2015-12-27

【テルマエにて】

13:33 | はてなブックマーク - 【テルマエにて】 - 仙南Gotoのページ 【テルマエにて】 - 仙南Gotoのページ のブックマークコメント

少し古い話を書きます。今年の秋口のころの話です。

飯坂温泉のお気に入りの公衆浴場での話。

おそらく70代と60代といった二人の地元民の先客が,おそらくそれぞれの孫の通う学校・授業について話題にしていました。しばらくは髪などを洗いながら聞いていましたが,「今の学校の授業はいろんな子どもを切り捨てている。」という話に至ったとき,ついに我慢しきれず二人の会話に参戦。これからの社会状況の変化,それに伴う教育改革,自分の取り組もうとしている『学び合い』の授業等々について,一連の話をすることができました。

先輩方は,真剣に私の聴いてくださいました。

その上で70代の方が言ってくださったことは,こんな感じのこと。

「前も,共通一次で知識ばっかり詰め込み過ぎた,だから,ゆとり教育だって打ち出した。でも,学力が下がってしまったから,また詰め込みだ学力テストだって言っていた。そして今度は教えない授業。ふり子みたいにあっちいったりこっちいったり。どうせ今回もうまくいかなきゃ,また詰め込みに戻るんだと思う。」

「いくらいいことを国が考えたって,現場の先生方が本気でやろうとしなきゃ風評だけでコロリと翻る。」

「あんたら教員は,今度の改革は本気なのかい?」

かなり鋭く突き付けられた言葉でした。

もちろん公衆浴場ですので,3人とも素っ裸。名刺交換もなければ,作業着の人か背広の人かなんてわからないでの対話です。

その頃の,教育改革の流れを他よりいち早く知っているような気になって,その知っていること自体が,何か自分を偉くしてくれているように感じていた自分の姿勢を,ぴしゃりと指摘していただいたような,教員全体が叱咤激励を受けたような言葉でした。


一見,揺り返しのような状況は,確かに戦後の教育にはあったかもしれません。

しかしそれをもって,今回の改革を達観してしまってはいけない。

今回の教育改革を「明治以来の大改革」というフレーズを耳にしますが,それが実際に我が国が抱える問題と児童生徒が抱える問題の解決にどうつながり,どう実施されなければならないかは,銭湯での言葉通り,まさに個々の教員の学びと「覚悟」にかかっていると感じます。


循環史観はポエニ戦争のころから存在し,今でもそういう世の中や政策への見方は根強く残っています。

それは,そういう見方が第三者的・傍観者的で気楽だからだと考えます。

でも,20年後,30年後の社会変化の実情を知る時,問題が自分事でない人は一人もいないのだと思います。

ヒトラーの予言を現実のものにしないためには,循環を断ち切る一人ひとりの現状認識が必要。

そんなことを考えさせられるテルマエでの対話でした。

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2015-12-26

【日々に新たに】

02:42 | はてなブックマーク - 【日々に新たに】 - 仙南Gotoのページ 【日々に新たに】 - 仙南Gotoのページ のブックマークコメント

中国の四書の一つ『大学』の伝二章冒頭

「苟日新、日日新、又日新」

(苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり)


学び合い』関係の会に出て,すごいなと思うことは,

常に話題が「新しい」ことです。

決して過去の成功談を栄光の日々のように振返り合ったり、仲間のかつての失敗などを取り上げて笑い合ったりするようなお決りの話題がなく,常に初めて聞く話が次から次へと打ち出されていく。


以前、保護者で、京都の庭師の職人に弟子入りされた経験のある方からこんな話を聞きました。

職人頭(おやじ)は厳しい方で、庭の技能を磨くと同じくらい,庭以外のことを各自が学ぶことをとても大事にせよと言いつけられたそうです。ですから、週に2回開かれる飲み会の際に,以前と同じ話題を話している弟子たちがいると、強く叱られたそうです。そうやって日本庭園づくりに必要な理論と感性を自ら磨いていったのだと話してくださいました。

学び合い』の会に参加している人は,決して誰かに強いられて学んでいるわけではないと思いますが,自分にない発想と知識を人との対話の中に求めて,多くの人と学び合うことを大事にされているのだと感じます。

学び合い』の方々とのつながりは、とても魅力的です。

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