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越後屋の『学び合い』帳

東京の高校教員(国語科)です。
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20130625200505

2016年10月14日(金)

短歌の授業

| 12:13

高2現代文B、考査直前の単元は短歌。指導事項は「表現を味わう」。「味わう」とは「良さを感じ取る」という意味らしい(大辞林)ので、短歌とそれを散文に書き換えた(つまり台無しにした)ものとを比較して、短歌の表現にフォーカスすることにした。

栗木京子の

鶏卵を割りて五月の陽のもとへ死をひとつづつ流し出したり

という短歌について、「卵を割った、というだけのことを、こんなふうに表現できるなんてすごい!」と言っていた生徒がいた。

さて、この歌にも対比の技法が用いられているが、読解する側にとっても「対比」は文章の種類を問わず有効なツールだ。今回は「対比(ちがうね)」あるいは「類似(同じだね)」の観点で短歌の理解を深めることにした。

【課題3】次の説明は教科書のどの短歌を説明したものか。

《危篤になった母の「静」と、臨終に間に合うよう急いで帰郷する自分が対比されている。》

→●みちのくの母の命を一目見ん一目みんとぞいそぐなりけれ(斎藤茂吉)

この課題は完全に準備運動で、次の課題の解答の型を示すことが目的になっている。

【課題4】次の短歌を〈対比〉もしくは〈類似〉の観点で説明しなさい。

●こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり

●サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい

他2首

「説明しなさい」という課題なので、授業の最後に実際に説明してもらった(評価)。画像はその説明。