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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
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2016-12-16

想像以上に 22:49

先日、校長先生が全校児童対象に人権の授業をしてくださった。

本校の校内研修は、校長先生も研究授業をすることになっている。


メインの活動として扱ったのは、先の記事でもふれた災害時の避難所運営のシュミレーションゲームだ(HUGの簡易版)。


全校でするのは、低学年には少し難しいかも…でも、上級生のサポートでなんとか理解できる範囲で参加できればいいだろうということで実施された。


実際にやってみると、私の想像よりずっときちんと話し合いがなされていた。


「この人、妊婦さんやけん、動きにくいやろし、トイレの近くにしちゃろうよ。」等、外国人、親とはぐれた幼い子、高齢者、…災害時にはますます困難を感じるであろう様々な立場の人のことを考えながら、どうすればよいのか、とても前向きにあれこれ意見を出している。


少し前に、4年生が耳の不自由な人のための工夫について調査したことを集会で発表したことや、全校で車いす体験もしていたこともあったからだろう、そんな方たちに配慮する言葉も多く聞かれる。


カードにある読めない漢字も人に聞きながらなんとか考えようとしている。

いつもやんちゃな子が、あれこれ柔軟な意見を出している。

それらをしっかり聞きとり、書いていく子がいる。

カードを並べるのに上級生が忙しそうにしていたら、中学年の子が「じゃ、ぼくが書いてええ?」と、進んで役をひきうけようとしている。


状況を見て自分のできることをそれぞれが考え動いている。

まさに、「1人も見捨てないために」なんとかしようと考えている。


それを見ていると、この子たちが大人になったときに、この地域に築いているコミュニティーの姿ってこんなのかもなー、と、未来像が重なるような気がした。


「校長先生。この子たち、思った以上に動けますね。今まで以上にいろんな可能性を感じて…びっくりです。」

と話しかけると(すでに普段の全校『学び合い』のような状態なので、気軽に「授業者」とも話せる:笑)、

「うん、でもこれは、普段から全校『学び合い』しよるおかげで。そうやなかったら、いきなり1年から6年まで集めてこの活動しよう思うても、こんなにしっかりやりとりするようなことはできんと思う。」

とおっしゃった。


授業終了後、各クラスに帰って、その授業の評価票を子ども達に提出してもらった。


A先生が、

「うちのクラスの子、ええこと書いちょるで。これなんか、先生(私のこと)が見たら喜ぶやろね。」

と言いながら1人の子の感想を見せてくださった。

そう言っているその先生も、とてもうれしそうだった。

見ると、一言感想の欄に、


災害から人を守るためには、みんなで協力しないといけない。

だから、これから、全校『学び合い』などでも目標達成するために協力したい。


と、書いてあった。


学び合い』のねらっていることが、他の様々なことにもつながっているのだということを感じ取ってくれていると思えて、A先生の予想通り、私は嬉しくなった。