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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
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2016-11-26

「あとちょっと」が実は大きい 07:24

実践報告を聞く機会があるとき、

「こういう問題を持って来て、子ども達に与えたら、こんないい意見が出た。」

というのを聞く。

「自ら発見できた喜びがあった。」

というのも。

でも、それはクラスの中のどれくらいの子ども達のものなのだろう。

その「いい意見」が空中で飛び交う中、わけがわからなくなって困ったり、諦めて思考停止している子ども達の姿が頭に浮かんでくる。


案の定、「今後の課題」として、

「残念ながら、数名ついて来られない子ども達もいたので、その子達をどうするかです。」

ということで、具体的な代替案は出されないまま協議が終わる。



でも、その「今後の課題」って、今までずーーーっと言われ続けてきたこと。


それに対して、さらに教材の研究を深め、「万人に、よりよく通じる説明のし方」や「よい問題作り」を求め続けることによって解決しようとしてきた。


実際、多くの方達の貴重な努力により、かなりの子ども達が救われる確率は上がってきた。

だから、その残された何%かの子ども達を救うのも、

「さらにその方向の努力を重ね続けていくことだ。」

ということなのだろう(「だろう」と他人事のように言っているが、私自身の場合は、『学び合い』に出会うまではずっとそう思ってきた)。

でも、それは1つの学習内容だけでも極めて困難であり、まして、それを全教科で毎時間、授業の初めから終わりまで続けることは至難の技だ。


その方向の努力は、相当な才能のある一握りの方にはあるいは実現可能なのかもしれないが、一般の教師にはもう限界にきているように思う。


「あとちょっとだから、何とかなるはず」

…とはならないことが世の中にはある。

その「ちょっと」が、それまでの考え方では、実は永遠に埋まらないことが。


そして、その「ちょっと」をいつしか心の底では諦めるようになり、そして気が付けば「ちょっと」どころでなくなってしまっていることも。


えらそうに言えない。

正直、『学び合い』に出会う前は、私自身明確に認めたくはなかったが、そんなあきらめがどこかになかったとは言えないから。


まあ、実際は居残りなどで個別指導をするんだろうな、と思う(残念ながら、そのままあきらめられている場合もあるように思う)。



同じ方向性の努力は、重ねると少しは良くなることもあるが、やがては限界が来る。

ブレイクスルーを起こすには、根っこの部分の発想から変える必要がある。

kanjii4dakanjii4da2016/11/29 06:23そなんですよね、これなんですよね。私も抱いている部分です。見えない人には見えないのだろうかと思うことも。

daitouirukadaitouiruka2016/12/04 13:32ありがとうございます。
子ども達のその姿に価値を置いていないから意識にとどまらない方もおられるでしょうし、むしろその姿を否定的にとらえているから意識的にスルーしている方もおられるでしょう。
あるいは、価値は認めるがもっと良いと思って実践しているものがあったり、自分にはできないと思っていたり…。
様々なのだろうと思います。
まあ、これは私自身もそうなってしまっていることがあると思います。

できるだけ結論ありきにはなりたくないと思っているけれど、気が付けば自分の考えに近い情報の方を多く集めてしまっています。

ネットの場合、関連情報が勝手にくっついてくるのでよけいにそうなってしまいますね。

「なにをよしとするか」というところからすれ違っていると、建設的な議論はできませんね。
それから、すでに「変える気のない結論」がある場合も。
立場上そう言わざるをえないと思って言っている場合も。


相手の方の様々な状態を想定して、折り合いもつけながら、決定的にできなくなってしまう状況だけには陥らないようにしていきたいです。

…あ、すでに「やめない」って結論ありきになっていますね(笑)。
以前から言っているように、『学び合い』よりも子ども達にとって良いと本気で思えるものがあればそちらを選ぶと思います。