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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
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2016-11-15

A君連続満点は珍プレー? 06:13

細かな所に注意をはらうのがやや苦手なA君。

それは、テストの時も表れていて、理解はしているけれど、いつも何か所かケアレスミスで満点を逃していた。

一応その時は悔しがるが、まあ、それが次からの実際の行動にはつながってこない。

その彼が連続満点。


大喜びで私の所へ来て、

「これって、先生のおかげでー。先生がこの前、珍プレーの話、してくれたやろ。あれで、テストの時もちゃんと見直ししようって思うてよー。」

とのこと。


「はぁ?そんな話、したっけ?第一、珍プレーと、テストの見直しがどう関係しているの?」

と、私の頭の中が?????というような状態になっているところに、


「ほらー。自分が一生懸命やりよっても、チームの他の誰かがいい加減にやってミスしたら、試合に勝てんて言いよったやん。珍プレーが大事やって。そのつもりでやろうって。」


「?????…ああ!チームプレーのことか(笑)!」


確かに、「みんな」で、本当にわかろう、できるようになろうっていうのは授業の時も、テストの時も同じですと言った。

A君がとても熱心にやっている放課後のクラブにつなげて、確かに上のようなことを言った。

それが彼の中でヒットしたようだ。

やはり、人によってどの説明がはまるかはそれぞれなんだなぁ、と納得。

言葉は正しく伝わっていなかったが、とにかく行動の変容は起こったので思いは伝わっていたようだ(笑)。


彼らに話しているのは、テストの点そのものが大事なのではないということ。

もちろん、その学習内容を理解したり、興味を持って探求できるようになったりできればそれはいいこと。

でも、それ以上に、テストも、どうせ受けるなら自分のよりよい生き方に結び付けてほしいという願いがある。

同じ活動をするにしても、同じ目標を掲げるにしても、その目的、意味付けが大事だと思う。


A君の日常生活を見ていると、自分のしたことが、他の人にどのように影響するのかということについての意識がまだまだうすいようだ。

そして、自分に任された役割についての責任感についても。

しばしば、いくつかの事が抜けていて、他の人にしりぬぐいをしてもらっていることがある。


だからこそ、テストも、彼の中でそんな意味付けができたら彼に生かされるのではないかと思っている。

その意識が、日常の多方面のことに生かされるようになれば、と。


A君のその後のテストやプリントに、私が指示したわけでもないのに、蛍光ペンで「見直した」のチェックが入っている。

さらにうれしいことに、他のことにも気を配っている場面が見られるように。


いやいや、これは数日で無くなることかもしれない。

良くも悪くも、そういうところも含めて愛すべきA君。


でも、一度でもうまくできた経験があれば、それは、彼にとって本当に必要な場面になればその力が使えるという証と、彼の自信になると思う。


繰り返していく中で本当に自分のものにしていってほしい。